地名はアボリジナルに由来し、「多くのトカゲの場所」、「蜂蜜を運ぶ男」の意味といわれる。白人の入植以前は、ウィラージューリーの居住地であった。マクウォリー川に隣接し、1818年にオクスリーによる探検が行われた。「ナラマイン」と呼ばれる牧場は、1835年に設置され、まずトマス・レインによって、ついでウィリアム・チャールズ・ウェントワースによって所有されていた。1882年の鉄道開通によって町は生まれ、1883年に公示された。1896年に町の名は変更されたのは、この年に設立された新聞の編集者が、町の名の綴りを誤って書いたからだといわれる。この翌年に町は自治体となった。第1次世界大戦直後、オーストラリア最古の飛行クラブが作られた。第2次世界大戦時には空軍訓練場があり、1946年には復員兵士の入植地となった。バランドング・ダムによる灌漑によって様々な農作物が栽培されている。最も有名なのはかんきつ類で、オーストラリア最大のライム園がある。

　藤川隆男0303