地名はロンドンの出版業者ジョージ・ニューンズに由来する。白人の入植以前はウィラージューリーのアボリジナルの居住地であった。1903年ジョージ・アンダーソンによって、オイルシェールの開発が始められた。1905年、連邦石油コーポレーションが利権を買い取られた。1907年に鉄道が建設され、商店や学校もある町が生まれた。オイルシェール捻出のための工場も建設された。会社の財務内容が悪化し、工場は1913年に閉鎖された。1914年から1927年に再び稼動したが、再度閉鎖されることになった。オイルシェールの採掘と処理は、1939年に今度はグレン・デイヴィスGlen Davisで始められ、第2次世界大戦時には、オーストラリアの原油の3パーセントを生産した。しかし、ここも1953年に閉鎖された。現在、ニューンズはゴーストタウンである。

　藤川隆男0303