西オーストラリアの最高裁長官アレクサンダー・オンズロウにちなんで名づけられた。白人による入植以前は、Nhuwalaのアボリジナルの居住地であった。最初の牧羊場ができた3年後、最初の町が1883年に建てられた。1890年代にはアシュバートン川Ashburtonの上流で金が見つかった。最初の町は現在の町より南西のアシュバートン川沿いにあったが、1926年サイクロンの被害を受け放棄された。新しい町はビードン川Beadon Riverに移動した。第2次世界大戦中はアメリカの潜水艦基地となり、1942年には日本軍の攻撃を受けた。1952年から56年にかけては、モンティーベロウ諸島Montebello Islandsでイギリスの原爆実験が行われ、その補給基地になった。1960年代には銅鉱石輸出のための港となった。1981年からはウラニウムの試験採掘も行われている。バロウ・アイランドBarrow Islandの石油基地への物資の輸送でも栄えている。

　山崎雅子・藤川隆男0503