地名はタンボ川からとったものである。白人の入植以前は先住民Bidjaraの居住地であった。1863年に町の開発が開始された。当初は、運搬業者のためのキャンプ地として、鍛冶屋などが作られていた。1865年に最初のホテルが建てられ、チャールヴィルとロングリーチ間の郵便用荷馬車の休憩地となった。1876年には郵便局、その後、裁判所や病院が建てられた。古い郵便局の建物は、現在使われていないが、内部を見学することは可能である。小さな町は、1940年代をそのままにしたような雰囲気であり、日が暮れると数軒のパブを除けば、静けさの中に眠る町になる。町の端にある、大きな揚水用の風車を目印とするモーテルの設備は整っており、宿泊地として悪くはない。早朝に出発すれば、カンガルーやエミューの見送りを受ける可能性は高い。

　藤岡真樹・藤川隆男1202