名前は、アボリジナルの言葉で、「宿営地で」を意味するuralaに由来すると言われている。ヨーロッパ人の入植以前は、Nganyaywanaのアボリジナルが居住していた。1832年、エドワード・コリーEdward Coryによって、最初のヨーロッパ人による入植がなされた。1849年に町の土地が確保された。1850年代の金鉱発見によって町は発展し、一時は北ニューサウスウェールズの主要な金鉱となる。1855年に村として公示され、鉄道が開通した。1882年に自治体となった。砂金の採掘のために50年代後半から多数の中国人が流入し、一時はヨーロッパ人の人口を上回るほどであった。70年代には中国人は他の金産地に移動した。第1次世界大戦後には、町の南のケンタキーKentuckyで、復員軍人による入植が行われ、果樹栽培が始まった。1948年に郡に統合された。ブッシュレンジャー、キャプテン・サンダーボルトことフレデリック・ウォードFrederick Wardが、1870年にユーララにおいて射殺され、埋葬されている。町の博物館には、サンダーボルトに関連する展示や中国寺院の展示が見られる。

　現在、羊毛がこの地域の主要な生産品である。

　藤井秀明・藤川隆男0403