オーストラリア辞典
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Weipa

ウィーパ、ウィパ


クィーンズランド北端部、ケアンズの北838キロ、ヨーク岬半島の西海岸に位置する。
人口:2,200(1996)、2,512(1991)、2,406(1986)、2,433(1981)、2,876(1976)。


 1606年にオランダ人探検家ウィレム・ジャンスWillem Janszが海岸の測量を行い、彼の船にちなんでダウフケン・ポイントDuyflen Pointと命名された。この地域はAwngthimのアボリジナルの土地で、ウィーパという名前はおそらく起源はアボリジナルのものであろうと言われている。ここのアボリジナルの共同体は、1898年にプレスビテリアン教会のミッションとして始まった。他方、ボーキサイト鉱山のサーヴィス・センターとして、1960年代にコマルコComalcoが、ウィーパの町を建設した。町は特別立法により会社の管理下にある。この鉱山は今日では世界最大級のボーキサイト鉱山であり、埋蔵量は25億トンもあると言われている。気候は熱帯性で、年降水量は1,985mmである。

 田中穣・藤川隆男1202