白人による入植以前は、ウィラージューリーのアボリジナルの居住地であった。1840年代に、ヤンコウ牧場Yankoが作られ、1882年に鉄道が開通した。町は牧場の回りに発達した。サミュエル・マカキーSamuel McCaugheyによる、ノース・ヤンコウ牧場における16,000ヘクタールの潅漑の成功は、町の発展の推進力になった。1908年に実験農場がオープンし、翌年学校が開校した。1912年からマランビジー潅漑計画によってこの地域の潅漑は進められた。発電所は1912年から1958年まで運営された。1915年にベーコン工場、食肉処理場が建設され、農業高校が1922年に開校した。1980年には新しい穀物サイロが作られている。現在、灌漑による米及び混合農業地帯のサーヴィス・センターとなっている。1880年代末にYankoの綴りはYancoに変わった。

　藤川隆男0403