名前はアボリジナルに由来し、「流れる水」という意味だとされる。白人の入植以前は、Gundunguraのアボリジナルの居住地であった。この地域はハミルトン・ヒュームによって1821年に探検された。彼は1839年に、1835年に建てられた近くのクーマ・コテジに定着する。1820年代に入植が進み、1834年町の測量が行われ、1835年に郵便局が開業した。現在のハミルトン・ヒューム博物館の建物は1836年に建築された。1837年に町は官報で公示され、羊毛生産地の中心となる。1838年からカトリック教会が建築され、1847年最初のカトリックの学校が開校した。1840年代の初め、羊の生産が過剰になり、羊毛価格が暴落した時に、ヘンリー・オブライエンは、羊を獣脂に変える方法を創始した。1854年にはマランビジー川の支流にであるヤス川に最初の橋が架けられた。1873年自治体になり、1876年に鉄道が開通した。1880年裁判所が建築され、1882年ころ郵便局が造られた。キャンベラ、シドニー、メルボルンを結ぶ、交通の要衝に位置していたので、ヒューム・ハイウェイが町の中心を通り、大型トラックで騒然としていたが、数年前にハイウェイが町を迂回するようになってからは、町に静けさが戻った。町の主要な通りでは、19世紀の建築物の多くが修復されている。1847年築のアングリカン教会は新ゴシック様式の建物であり、1880年築の裁判所は新古典様式の建物である。

　藤川隆男0403