大阪大学西洋史学研究室

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研究会・学術・学習情報info

上方研活動・研究報告


  「上方研て、落語の研究会か、サークル?」と思われる方もいるかもしれませんので、 一応別名の大阪イギリス史研究会もあるということはお伝えしておきますが、参加者はみな上方研と呼んでいます。 川北稔先生の教え子を中心に、イギリスとイギリス帝国、イギリス文化の影響の及んだ地域を研究する研究会です。 川北先生は、上方研の発足直後から、大学の行政にあまりに深く係わられたために、出席されることが少なかったこともあり、 川北先生の弟子の第1世代を中心に研究会を運営し、多くの実績を残してきました。 人数と期間と比べて、これほど多くの研究を出してきた研究会は少ないと思います。

  関西の出版社やこれまで係わりのあった、コネのきく出版社ではなく、 全く新しい相手と商業ベースに乗る出版活動をしようということで、刀水書房との交渉に入り、 最初の本『イギリスであること』の刊行にこぎつけました。以下は下に示したような書物を研究会の成果として出しています。 現在も次の出版物、仮題『ホスピタリティ』を準備中です。出版の状況を知らない方のために申し上げておきますと、 1つの大学の研究会の論文集が商業ベースで出版され続けていくというのは、とても珍しいことなんですよ。 そういう意味では、上方研は大成功の研究会です。

  『ホスピタリティ』以後のテーマをどうするか。現在、模索中です。いいテーマ、新しい研究会のやり方を教えていただけませんか。 そういう提案を積極的にできる大学院生に阪大に来てもらいたいと願っています。大胆な若者に研究会は開かれています。 また、学部生でも興味のある方は参加してください。歴史研究は実力がすべてです。気楽に参加してください。 研究会の活動状況も示しておきますので、興味のあるかたは、ご覧になってください。

  最後に、『空間のイギリス史』買ってください。藤川研究室で入手できます。