『続ソフトボール実録長篇』


自序

 昔者、田島氏『ソフトボール実録』あり。我は之に続かんと欲するも、浅学非才にしてなすあたわず。乃ちここに長篇を記し、以て、後人の『続ソフトボール実録』をつくるに備う。


 

〜文学部ソフトボール大会〜

とき :2000年5月1日

ところ:猪名川河川敷グランド

 

 第一試合(対西洋史戦)

東洋史

10

西洋史

 西洋史の藤川先生登場で一時騒然(西洋史>東洋史?)となるも、三回の連打と六回の打者 一巡の猛攻とで大差の勝利!!

 

 

 第二試合(対日本史戦)* 「+」得点は女性点

日本史

3+1

東洋史

-

 いきなり日本史の2ラン=ランニングホームランで波乱含みのスタート。しかし、要所で三振を奪う中村のピッチングと堅い守りで追加点を1点に押さえ、同じく大差で勝利!!

 

 

 第三試合:決勝戦(対日本学・人文地理学戦)* 「+」得点は女性点

日・人

7+1*

東洋史

 悲願の優勝をかけた試合であったが、相手の隙のない守り、「そりゃアンタ詐欺だよ」と言いたくなる女性選手、相手ピッチャーの好投に阻まれて打線がふるわず準優勝に終わった。ただし、クロスプレーにイイ子ぶらずにいちゃもんをつけるバイタリティーと最後まであきらめない試合運びとは評価できるものであった。来期の活躍に期待したい。

 

 


 

 <打撃志> 配列は最終試合の打順

打率 

出塁率

得点圏打率

宮田

5割0分0厘

5割8分3厘

0割0分0厘

大坪

1割6分7厘

3割3分3厘

3割3分3厘

中村

5割0分0厘

5割8分3厘

5割0分0厘

長田

2割3分1厘

2割3分1厘

2割0分0厘

糸山

3割5分4厘

3割5分4厘

 2割5分0厘

福林

4割4分4厘

5割0分0厘

 5割0分0厘

鈴木

5割5分6厘

6割3分7厘

 10割0分0厘

清家

 0割0分0厘

 1割4分3厘

 0割0分0厘

田村

 2割0分0厘

 2割0分0厘

 0割0分0厘

山本

 1割6分7厘

 4割4分4厘

 2割5分0厘

 


 <選手伝>

宮田(4 )

広島県の人。一塁手・投手。カープをこよなく愛す。要領のいいプレーが印象的。メリルリンチよ、逃がした魚は大きいぞ。

大坪(M 1)

滋賀県の人。中堅手。意外性のあるプレーが信条。しばしば目を見張って曰く「あっれぇぇ〜」と。

中村(M 2)

静岡県の人。投手。堅実なピッチングなるも最後の試合は少々バテ気味。キャプテンとしてもチームをよくまとめる。ここで一言「その調子でゼミにも遅刻すんなよ〜」

長田(M 2)

兵庫県の人。三塁手。エラーゼロの信頼性抜群の守り。気は優しくて力持ちだが、麻雀では鬼。

糸山(D 2)

長崎県の人。二塁手。第一試合、何度もセンター方向の強打にさらされ苦労するも以後尻上がりに調子をあげる。一見浪人風のスロースターター。

福林(4 )

奈良県の人。左翼手・遊撃手。まだまだ青いが憎めないヤツ。要所々々に好捕を見せるが、決勝戦での謎の二塁送球はまあご愛敬。

鈴木(M 1)

愛知県の人。捕手。もと陸上選手だけあって足が速く、捕球も合格点。しばしば見せる「宇宙打ち」は見る人の目を驚かせる。果敢なスライディングも見せる熱血プレーヤーだがギャグは南極並み。

清家(2)

愛媛県の人。右翼手。サッカーボールより小さいボールは苦手のもよう。よし明日からはソフトボールでドリブルだ。

田村(4 )

左翼手・右翼手。「ソフトは嫌い」と公言して憚らないが、結局やってしまうあたりがカワイイところか。

山本(OB)

香川県の人。遊撃手。野球を愛する未来の甲子園出場校監督? そつのない守りと豪快な打撃は折り紙付き。試合後「阪大野球部の練習に付き合ってきます」と、こともなげに愛車(バイク)にまたがり去ってゆくタフなやつ。

 

 <応援伝>

打越(2)

茨城県の人。今回の紅一点。選手を和ませること大なるも、やたらとベンチの屋根に上りたがる困りもの。ソコカラナニカ見エマスカ?

梶原(M 1)

文院協役員として大会運営に奔走。次回もよろしく。

坂尻(D 3)

徳島県の人。スコアラー。終始ベンチから選手のプレーをあたたかく見守る。


 

うりゃ〜!! 山本 驚異のハイジャンプ打法

 

ベンチにて

 

これぞ 鈴木式「宇宙打ち」

 

恐怖 !? 妖怪下がり首

 

闘い終えて日は暮れて…