研究室だより(2008.4.〜)

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■南京調査(08.8.26-9.12)

 新しくなった南京図書館
新しくなった南京図書館
 片山剛教授が南京において学術調査を行った。これは科学研究費補助金(基盤研究A)「1930年代広東省土地調査冊の整理・分析と活用」によるもので、本研究室からは大坪慶之(特任研究員)が参加した。

 今回の調査では、2006年12月の南京調査ならびに昨年度の台湾調査の成果を受けて、1920〜30年代の南京市における土地調査事業に関する資料を、南京図書館や档案館で収集した。とりわけ南京市档案館や南京市房産档案館では、当時の公文書や地籍図・地籍冊等の新資料を発掘した。また、南京市郊外にある江心洲での農村実地調査においても多くの知見を得た。

 本調査の成果は、11月下旬に開催予定の第三回ワークショップ「近代東アジア土地調査事業研究」にて報告される予定である。(O.Y.)



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■山西省・内蒙古自治区学術調査(08.8.21-9.4)


 去る8月21日から9月4日まで、荒川正晴教授、高橋照彦准教授(阪大文学研究科:考古学)、坂尻彰宏助教、鈴木宏節(早稲田大学:日本学術振興会特別研究員、本研究室OB)ならびに博士後期課程所属の山本明志・白玉冬・齊藤茂雄の7名は中国の山西省および内蒙古自治区にて学術調査を行った。調査対象は、オロンスム遺跡をはじめとする内蒙古自治区の古城遺跡、雲崗石窟などの山西省の史蹟、山西省・内蒙古自治区の博物館所蔵文物であった。また、調査中は各地の景観を観察し、歴史の現場を肌で感じることができた。なお、調査中は山西省考古研究所の張慶捷所長をはじめとする研究機関各位から歓迎をうけ、とりわけ内蒙古大学の呼格吉勒図(ホグジルト)副学長からは多大なご助力をいただいた。(S.A. & B.Y.)

 山西省大同市雲崗石窟にて、山西省考古研究所書記・研究員の張慶捷氏を中心にして撮影 (2008年8月25日)
山西省大同市雲崗石窟にて、山西省考古研究所書記・研究員の
張慶捷氏を中心にして撮影 (2008年8月25日)


 チンギス・カン陵にほど近いゲル内でホグジルト先生を囲んで (2008年8月28日)
チンギス・カン陵にほど近いゲル内でホグジルト先生を囲んで (2008年8月28日)


 滞在先の内蒙古大学桃李湖賓館ロビーにて、ホグジルト副学長(左)より記念品の贈呈を受ける荒川教授(右) (2008年9月2日)
滞在先の内蒙古大学桃李湖賓館ロビーにて、
ホグジルト副学長(左)より記念品の贈呈を受ける荒川教授(右) (2008年9月2日)


追記:内蒙古大学新聞網に当調査団が同大学を訪問した際の記事が掲載されている。
【内蒙古大学新聞網 2008.09.02付記事】


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■青木准教授ら東洋文庫にて研究報告(08.8.21)

 報告を行う青木准教授
報告を行う青木准教授
 8月21日、本研究室の青木敦准教授が主催した科研費特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」法文化班の2008年度研究報告会が東洋文庫(於東京都文京区)にて開催され、青木准教授の他、本研究室の伊藤一馬(M2)、田由甲(M1)、横山博俊(M1)が以下の研究報告を行った。

・青木敦「南宋の民事的法規概観」

・伊藤一馬、田由甲、横山博俊「近年における宋代史の回顧と展望」

 以上のものも含め多岐に亘る内容の報告が行われ、海外から参加した研究者も交えて活発な議論が交わされた。
 なお、本報告会に先立ち、8月18日から8月20日にかけて湧水 千石の郷(福岡県福岡市)で開催された第34回宋代史研究会にてM1の田由甲が、「宋孝宗”臧否”試述」との題で研究発表を行った包偉民氏(浙江大学)の通訳として活躍したことも付記しておく。(Y.H.)

 発表中の伊藤  発表中の横山
発表中の伊藤(左)、横山(右)


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■『内陸アジア言語の研究』23号(08.8.12)


 8月12日、学術誌『内陸アジア言語の研究』23号の森安孝夫教授への献呈式が行われた。森安教授は、吉田豊京都大学教授、ドイツのP.ツィーメ教授とともに第8号(1993年)から本誌の責任編集者を務め、発行母体となる「中央ユーラシア学研究会」の運営を行ってきた。

 献呈式では、当研究室のOBや学生・院生が見守るなか、吉田豊教授から「森安孝夫教授還暦記念特集号」と題された本号が手渡された。本号には森安教授の弟子筋にあたる研究室OBをはじめとして、内外の一線級の研究者が寄稿し、「森安孝夫教授業績目録」も掲載されている。また、式の後には式につどった面々で森安教授をかこみ、和やかに祝杯を酌み交わした。

 なお『内陸アジア言語の研究』の詳細は本誌HPならびに「中央ユーラシア学研究会」のHPを参照。(S寄稿)

 吉田教授(左)より、自身の還暦特集号の献呈を受ける森安教授(右)
吉田教授(左)より、自身の還暦特集号の献呈を受ける森安教授(右)


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■非公式卒論相談会(2008.8.7)

 非公式卒論相談会
 恒例となった非公式の卒論相談会が、今年も開催された。
 本年は3名の4回生が、めいめい作業状況や今後の展望について発表し、これに対し院生を中心とした有志の参加者からは、細かい語句の使い方から史料の読み方、課題点やこの先の見通しなど、忌憚のない意見が寄せられた。厳しい指摘も多かったが、その分論文内容は充実したものとなるのではなかろうか。

 暦の上では早くも立秋であるが、夏季休業はまだ始まったばかりである。
 4回生は、卒論執筆という初めての大仕事に向け、この長期休業を有意義に過ごして欲しい。(I.Y.)


 それぞれ卒論の構想を発表する4回生たち  それぞれ卒論の構想を発表する4回生たち  それぞれ卒論の構想を発表する4回生たち
それぞれ卒論の構想を発表する4回生たち
 参加者からは、厳しい意見が容赦なく降りそそぐ。  参加者からは、厳しい意見が容赦なく降りそそぐ。 参加者からは、厳しい意見が
容赦なく降りそそぐ。まけるな!

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■高大連携研究会(08.8.4-5)


 8月4〜5日、神奈川県の栄光学園にて、神奈川高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会主催の高校教員研修を目的とした研究会「社会科部会歴史分科会高大連携の試み〜『近代アジア世界をどう教えるか』」が行われた。本年度のテーマは「グローバルヒストリーの中のアジアと日本」で、本研究室からは桃木至朗(教授)・大坪慶之(特任研究員)が参加した。また研究会には、神奈川県内のみならず、全国から高校教員が参集した。

 大坪は4日午前に、本学日本史研究室所属の後藤敦史氏と共同で、「日中双方からみた政治・外交史」と題する模擬授業を行った。両名は、東アジアの伝統的国際秩序の再編と日本の開国を中心に、19世紀の東アジア世界に関する授業を実践した。両名は、午後の研究会でも、高校教員からの質問を受け、活発な議論を交わした。

 桃木は5日午前に、本学の秋田茂教授とともに、「グローバル経済の中の東アジア」と題する模擬授業を行った。授業は、19世紀後半から20世紀半ばまでのアジア、とりわけ東南アジア・インドを、経済・社会の視点から説明するものであった。また、午後の研究会では、高校教員からの質疑に回答した。

 本研究会における高校教員の熱意は、日本の歴史教育における高校・大学連携の重要性、高校側の大学に対する期待の高さを感じさせるものだった。このような貴重な場を設けてくださった神奈川高等学校教科研究会社会科部会の先生方に、感謝する次第である。(O.Y.)


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■2008年明清史夏合宿にて山本一(D3)が研究報告(08.8.1-3)


 8月1日から3日にかけて、島根県出雲市で明清史夏合宿が開催され、本研究室の山本一が研究報告を行った。明清史だけにとどまらず、宋代史から近代史までの研究者がのべ100人以上が参加し、本研究室からも多くの院生・学生が参加した。

 山本は「清末の幕府・幕僚よりみる地方政治 ――張之洞の幕府・幕僚を中心に――」との題で報告を行い、多岐に亘る活発な質疑応答がなされた。

 今年の明清史夏合宿では3日目に世界遺産である石見銀山の巡見が行われ、2日目の「“銀の世紀”の中国と東アジア」シンポジウムとあわせて、参加者一同貴重な経験をすることができた。(Y.H.)

 発表に臨む山本
発表に臨む山本(撮影:田 由甲)


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■第45回野尻湖クリルタイ(日本アルタイ学会)(08.7.19-21)


 斉藤  坂尻助教
発表中の斉藤(左)と坂尻助教(右)
 7月19日から21日にかけて、本年も長野県・野尻湖畔でクリルタイが開催された。例年より一日短い二泊三日の日程の中で10人が口頭報告を行うという過密日程であった。本年も全国各地より40名以上の研究者が集った。本研究室からは、坂尻彰宏(助教)、齊藤茂雄(博士後期課程)、伊藤一馬(同前期課程)の三名が参加し、坂尻・齊藤が研究発表を行った。

 坂尻は20日午前に、「オアシス―水系―山地:敦煌文献からみた草原とオアシス」と題して、齊藤は20日午後に、「6世紀末〜7世紀初頭の突厥第一可汗国――啓民可汗と漠北諸可汗との対立――」と題して、発表を行った。それぞれ設けられた質疑応答の時間では議論が尽きず、食事や宴会の席で意見を交わすシーンも見られた。

 報告の概要および参加者全員のコンフェッションについては、近々『東洋学報』の彙報欄に掲載予定[鈴木宏節氏(本研究室OB・早稲田大学学振PD)執筆予定]である。(I.K.)


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■中国文化コロキアム・中国文化フォーラム(08.7.19-20)


 大阪大学の現代中国研究に関する部局横断的ネットワーク「中国文化フォーラム」主催で、中国文化コロキアム(19日)・中国文化フォーラム(20日)が開かれた。

 中国文化コロキアムは、現代中国に関心を持つ大学院生や若手研究者が、研究成果を発表し、分野をこえた議論をすることで互いに啓発し合う場である。コロキアムは、1997年に旧大阪外国語大学ではじまったもので、大阪大学と合併した今年度からは、装いを新たに一般に公開された。本研究室からは、大坪慶之(特任研究員)が「垂簾聴政下の清朝中央における政策決定のあり方」と題して研究報告するとともに、コメンテーターを務めた。

 20日に行われた中国文化フォーラムは、大阪大学において「中国文化」を専攻する学部生・大学院生と、教員および卒業後他大学や研究機関で研究活動に従事している方々との有機的連携を実現することによって、地域研究の一環としての「中国文化」研究の活性化とその深化を図ることを目的とするものである。本研究室からは、片山剛教授が「20世紀中国大陸における土地調査事業と農村社会」と題する報告を行った。

 両日とも、歴史学のみならず、政治学・経済学・文学・哲学など様々な分野からの参加者を得て活発な議論が行われ、報告した両名にとっても、またとない有意義な機会となった。 (O.Y.)


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■笠井幸代女史,ドイツにて博士学位取得(08.7.15)


 2005年10月20日、本研究室OG・笠井幸代女史がベルリン自由大学・歴史文化学部・トルコ学(Freie Universitaet Berlin, Geschichte- und Kulturwissenschaften, Fachrichtung Turkologie)に博士論文を提出し、続く公開試問を突破した快挙は既に本HPにて報告済みであるが、この 2008年7月10日、正式に博士号を授与された。

 これは、ウイグル仏典の識語を集成した博士論文が、Die uigurischen buddhistischen Kolophone (Berliner Turfantexte XXVI). Turnhout (Belgium) として本年5月に出版されたことによる。周知の通り Berliner Turfantexte シリーズは、100年以上の伝統を有すトルコ文献学の最高峰である。この度、同シリーズから博士論文の出版を成し遂げたことは本研究室のみならず斯学の誇りでもある。遥か大阪より祝福を贈りたい。

 なお、笠井女史は Deutsche Forschungsgesellschaft のポスドク奨学研究員に採用され、ベルリンの Turfan Forschung で現在も精力的に研究を続けている。後進の我々も世界水準の研究を生み出すべく、ますますの研鑽に努めたい。(S寄稿)

 6月13日 森安孝夫教授研究室にて著作の贈呈
6月13日 森安孝夫教授研究室にて著作の贈呈


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■「歴史学のフロンティア」実践セミナー(08.7.10)


 7月10日、本年3月大阪大学より博士号を取得し、博士後期課程を修了した鈴木宏節氏(早稲田大学・日本学術振興会特別研究員PD)が、「突厥碑文研究の最前線 ―中央ユーラシア遊牧民の文字史料を読み解く―」と題する講演を、阪大・文学研究科にておこなった。本講演は、院生を対象とした授業「歴史学のフロンティア」のうちの「実践セミナー」の一つとしておこなわれたものである。

 「歴史学のフロンティア」とは、東洋史・日本史・西洋史・日本学・政治史など既存の枠にとらわれない様々な分野の学生が、専門分野を越えた歴史学の動向を知ることを目的とした授業である。本年度前期は「言語・文字・情報」を共通テーマとして、文学研究科をはじめ法学・人間科学・国際公共政策・言語文化など各研究科の教員などがオムニバス形式で授業を展開している。鈴木氏の講演は、博士号取得者との交流を介することで、授業をより実践的なものとするべく、企画されたものである。

 講演では、まず鈴木氏が専門とする突厥可汗国について、古代トルコ語で書かれた突厥碑文を拓本レベルから再検討すると同時に、漢文の墓誌史料などを用いることで、これまで対中華王朝の文脈で語られることが多かった突厥を、中央ユーラシアの歴史に位置付け得るとの展望が述べられた。つぎに、阪大所蔵の拓本や碑文の写真が提示されたほか、受講者とともに突厥文字のローマ字転写作業をするなど、普段馴染みのない「突厥文字」による史料批判の一端を共有することが出来たと思われる。

 最後に、自身が研究者として歩むまでになった道程を、博士論文執筆の苦労や研究資金の問題などを交えて紹介した。これは学問を志す学生の現実と重なるところが多く、質疑応答では、学問的関心からくる質問の他、研究活動に関する質問も寄せられた。(I.Y.)


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■東洋史研究室 春の遠足・新入生歓迎コンパ(08.5.22)


 夏を感じさせるまでに晴れ渡った5月22日、東洋史研究室恒例・春の遠足が開催された。

 本年の目的地は、特別展「深奥的中国 -少数民族の暮らしと工芸-」を開催中の国立民族学博物館(万博公園内)であった。

 チワン族の住居
チワン族の住居を見学
 展示場には、中国南部のチワン族の人々が居住する高床式住居が、階下(牛・豚・鶏など家畜の飼育スペース)への出入り口から、梁から下げられたトウモロコシ、子どもの勉強のための漢字表や学業優秀の賞状にいたるまで細かく再現されていた。もっとも、戸口に貼られた僻邪の札やビール瓶のラベル、子供服に刺繍されたキャラクターなどに並ならぬ興味を示す者が居たのは、我らが東洋史研究室らしいところである。
 大コスプレ大会
大コスプレ大会
 青空の下、バドミントンをたのしむ
青空の下、バドミントンをたのしむ

 この住居の再現を中心に、1階には春節・中元節・中秋節などの各行事や、歌掛け・あやつり人形劇といった娯楽などチワン族の風俗が、また2階には中国西南の各民族の鮮やかな衣服や精緻な工芸品、独特の文字を使用した書物などが展示されていた。

 会場の一角には各民族の衣装を試着できる「体験コーナー」があり、最初は敬遠していた一行であるが、その内に先生方をも巻き込んでの、大コスプレ大会(女装含む)へと発展した。

 その後は、常設展示を鑑賞する者、館内のレストランで中国粥やナシゴレンなどの各国の料理に舌鼓を打つ者、庭園を散策する者、広場でバドミントンに汗を流す者、四つ葉のクローバーを探す幸せの探求者など、それぞれのどかな午後を過ごした。


 また、当日夜に行われた新入生歓迎コンパでは、先生方や先輩たちの歓迎の言葉が述べられ、新人一人一人が自己紹介し東洋史を志す切っ掛けや趣味などについてスピーチした。時には爆弾発言もとび出し、会場は大いに盛り上がった。

 こうして本年度の春の遠足及び新歓コンパは終了した。新人たちは今後も研究室に慣れ親しむとともに、知見を広げてほしい。(I.Y.)


 集合写真
みんぱく前にて、記念撮影

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■第24回大阪大学歴史教育研究会(08.5.17)


 5月17日(土)、第24回大阪大学歴史教育研究会(研究会の概要については、こちらを参照)において、本研究室の坂尻彰宏(助教)が、「帰ってきた男――敦煌文書からみた草原とオアシスのあいだ――」と題する報告を行った。本報告は、内陸アジアの歴史を動かす原動力になっていた中央ユーラシアの草原遊牧民とオアシス農耕民との共生関係を、敦煌文書に見える、草原とオアシスを行き来した男の例を手がかりに読み解くものであった。また、報告中では、内陸アジア史を読み解く単位として、「山地―オアシス」の組み合わせと、それを貫く交易ルートという新たなモデルも提示された。(I.K.)

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■ソフトボール大会 東洋史チーム3連覇達成!(08.5.1)

試合中のひとこま  5月とは思えない強い日差しの下、恒例の文学研究科院生協議会主催ソフトボール大会が行われた(於猪名川河川敷グラウンド)。

 昨年の春期・秋期と連続優勝を果たし、3連覇を目指した東洋史チーム。そのプレッシャーからか、初戦は守備のほころびが目立ち、苦戦を強いられた。しかし中盤から打線に火がつき、10点差を逆転して初戦を勝利で飾ると、その後の試合も打線が好調を維持。前期までの貧打はどこ吹く風、次々とタイムリーやホームランが飛び出し、3勝1分で3連覇を成し遂げた。

■第一試合 
 対日本文学・国語学&日本語学
 ○17-11

■第二試合 
 対日本史学
 △10-10

■第三試合 
 対英米文学&英語学
 ○17-12

優勝杯とともに ■第四試合(順位決定戦)
   対日本史学
 ○21-7


 我が東洋史チームは黄金期を迎えたといってよいだろう。このまま連覇を続けていってほしい。

 なお、対外試合も継続して受け付けているので、他大学の方も是非連絡をいただきたい。(Y)

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■新年度ガイダンス(08.4.4)

 折からの暖かな陽気に桜の花が咲き誇る4月4日(金)、東洋史研究室のガイダンスが行われた。本年の4月4日は、二十四節気のひとつ清明節(冬至後105日)にあたる。
 新たに学部2回生13名・新マスター7名を迎えた本研究室も、清明のこの日に相応しく、気持ちも新たに新年度をスタートさせた。新年度ガイダンスでは、本研究室の教育・研究方針、各演習・講義の紹介、研究室使用に関しての諸注意がなされ、新年度を迎える心構えを新たにした。

 なお、本年度は原宗子先生(流通経済大学)に後期集中講義をお願いしている。(I)

新たに研究室の一員となった面々
新たに研究室の一員となった面々

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大阪大学大学院・文学研究科・東洋史学研究室