『續ソフトボール實録長編』

二〇一六年春之條

平成廿八年五月三日 於猪名川河川敷

目次

第一試合 東洋史−考古学

 初回、東洋史打線が爆発、一挙15得点。その後も攻撃の手を全く緩めない大人げない猛攻で考古学を圧倒。投げてはY木、S藤のリレーで考古学打線を5点に抑え、27対5で快勝。

1 2 3 4
考古学 0 0 1 45
東洋史 15 7 1 4 27

第二試合 東洋史‐文語連合

 文語連合は女性点2点。すぐに追いつくはずがあれよあれよという間に、4回オモテを終わって3対8。敗色濃厚ムード。残り時間も気になり始めた4回ウラ、東洋史打線は目覚めた。I原、E藤の二者連続ホームランを含む7得点。E藤はこの回から3打席連続アーチ。よく走りました!その後も加点し、終わってみればダブルスコア。3回生T井も4回以降無失点。粘投が逆転を呼び込んだ。

1 2 3 4 5 6
文語連合 3 0 3 0 0 0 8(+2)
東洋史 2 0 1 7 2 4 16

第三試合 東洋史‐日本史

 全勝同士で迎えた最大のライバル日本史戦。このために練習してきたと言っても過言ではない。この試合まで温存したエースT口登場でチームの士気も最高潮。試合は取られては取り返す大接戦。これぞ粘りの東洋史。球速がさらに上がったウインドミルからなんと15得点。最後はあと一歩届かなかったが、秋は勝てそうな予感。

1 2 3 4
日本史 4 1 8 18
東洋史 5 0 5 5 15

第四試合 東洋史‐西洋史

 最近はめっぽう相性のいい西洋史。しかし、連戦の疲れが祟ったのか、精彩を欠く東洋史打線。打球が尽く野手の正面を突く不運も重なり総得点僅か「2」。満身創痍のエースT口の完投に報いることができなかった。

1 2 3 4 5 6
西洋史 3 0 0 0 3 0 6
東洋史 0 1 0 0 1 0 2

総評・結果

 今回の大会は全5チームの総当たりで行われた。東洋史は2勝2敗の成績であった。優勝は日本史、準優勝は同率で東洋史と西洋史、4位タイで考古学・文語連合であった。

 今大会は多くの学部生が参加してくれた。参加選手15人中何と過半数の8人が学部生。特に2回生のルーキーの活躍が目を引いた。新人ながら1番ショートとしてチームの顔となったS本、打撃・守備で非凡さを見せたK藤、代打で打率5割のU生、今後の東洋史を担う若虎たちよ、今後も頼むよ!N谷、T井の3回生コンビも大車輪の活躍。N谷は近年はやりの攻撃的2番打者として打率5割2本塁打。T井は首位打者と最多安打の2冠を達成。投手としてもポストT口争いに名乗りを上げた。院生では、E藤が3打席連続を含む4本塁打15打点で二冠王。田口賞も獲得。不動の4番は今大会も顕在であった。T賀とY川は安定した守備でチームの危機を何度も救ってくれた。卒業生も参戦。S藤はリリーフ登板でゴロの山を築いた。I藤は内野手として全試合出場。現役メンバー顔負けの活躍。我々も負けてはいられない。そして応援団の存在を忘れてはならない。A山、U田、Y内は熱のこもった応援。選手を盛り立てた。次回は彼女らの出場にも期待したい。

 今大会は若い選手主体で優勝を狙ったが、三度日本史の厚い壁に阻まれた。しかし、上述の各メンバーの活躍は秋に向けての大きな収穫である。次こそは、優勝したい。とはいえ、ソフトボールは勝敗がすべてではない。選手、応援団の全員で勝利を目指し戦えたことは研究室にとって大きな収穫である。夜には研究室でコンパ。寿司をつまみつつ秋のリベンジを誓った。またコンパにはY平、U都宮、M本ら懐かしの卒業生も襲来。新天地でも東洋史イズムを遺憾なく発揮してご活躍とのこと。うれしい限りである。

(文責:Y. H)

▲巻首にもどる [大阪大学 東洋史学研究室]