科研「北欧ケアの実地調査に基づく理論的基礎と哲学的背景の研究」の研究目的


科研「北欧ケアの実地調査に基づく理論的基礎と哲学的背景の研究」(代表:浜渦。共同研究者9名)が、3年計画で2010年4月から始まった。
北欧諸国は福祉先進国として知られ、わが国からもたびたび施設や制度の調査が行われ、福祉やケアに従事する研究者の報告によって紹介されてきたが、その理論的基礎や哲学的背景については必ずしもよく知られてはいない。北欧では、英語が共通語として使われ、英語圏の哲学文献が多く読まれていながら、大陸系の哲学の影響も強く、英米の哲学とは距離を置いた北欧に特徴的な哲学が展開され、そこでは福祉やケアの哲学的考察への関心も強い。
こうした北欧ケアの理論的基礎と哲学的背景を、単なる文献研究ではなく、実地の現場のなかでそれがどう生かされているかを学際的な観点から調査し、それに基づいた学際的な研究を展開することは、わが国でもこれからの超高齢社会のなかで福祉・ケアの理論的基盤作りが急務となっているなかで大いに貢献することが期待される。


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