225 01 へいけくゎんだいし 225 02 だいいち よりとも きそが 225 03 あくぎゃぅを きぃて それを しづむる ために, だいくゎん 225 04 として をととの のりよりと, よしつねを のぼいて 225 05 それを しづめおぅと せらるるを きぃて, 225 06 きそ へいけと いちみを しょぅと つかいを 225 07 たてたれども, へいけ どぅしん 225 08 せられなんだ こと. 225 09 うまのじょぅ. よりともわ きそが このやぅな らぅぜき 225 10 を きぃて しづめおぅとも せられなんだか ? 225 11 き. な かなか よりともも この らぅぜきを きぃて 225 12 しづめおぅずる ために, をとうとの のりよりと, 225 13 よしつねを さしのぼせられたが, すでに ほぅぢゅぅじどのをも 225 14 やきはらひまらして, てんかを くらやみに 225 15 ないたと きこえたれば, さぅなぅ のぼって いくさを しょぅやぅも 225 16 ない: まづ これから くゎんとぅえ しさいを まぅさぅずると 225 17 ゆぅて, をわりの くにの あつたに いらるる うちに 225 18 この ことを うったよぅうずると ゆぅて, きゃぅから きんとも, 225 19 ときなりと ゆぅ ものが はせくだって, よしつねえ 225 20 この よしを つげたれば, すなわち きんともを 225 21 くゎんとぅえ くだされた: しさいを しらぬ つかい 225 22 わ かえり とわれおぅ ときに, ふしんが のこらぅずと ゆぅて, 226 01 きんとも かまくらえ はしり くだって, こんど きそ 226 02 が らぅぜきの やぅたい, こと こんげん いちいち しだいに 226 03 に まぅしたれば: よりともも きもを けして, まづ 226 04 つづみはんぐゎんが ふしぎな ことを しだいて 226 05 ごしょをも やかせ, れきれきの ひとをも ころさせた 226 06 ことが いこんな. はんぐゎんに をいてわ ちょっかん なさせられいで, 226 07 かなわぬ: なを めしつかわるる ならば, かさねて 226 08 だいじが しゅツらい つかまつらぅずと, はやうま をもって 226 09 まぅし のぼせられたれば, つづみはんぐゎん これ 226 10 を ちんじょぅずる ために, よるを ひるに して くわそとぅえ 226 11 はせくだったれども, よりとも きゃつに めな みせそ, 226 12 えしゃくな しそと いわれられども, ひごとに よりともの 226 13 たちえ むかぅたが, ついに めんぼくなぅ かえり 226 14 のぼって, のち にわ かたいなかえ ひっこぅで いのち ばかりを 226 15 いきて いまらした. 226 16 さぅして きそわ このぶんでわ なるまいと をもぅたに 226 17 よって, へいけの かたえ ししゃを たてて, みやこえ 226 18 のぼらせられい, ひとつに くんで くゎんとぅえ せめ くだって, 226 19 よりともを うたぅずると, まぅしたれば: へいけの 226 20 たいしゃぅ むねもりわ をぅきに よろこばれたれども, 226 21 ときただきゃぅぢゃわ, とももりぢゃわ, などとゆぅ いちもんの 226 22 しゅぅわ いっかぅ これを うけつけられなんだ. しさい 226 23 わ よわすえに なったと いえども, きそづれに かたらわれて 226 24 ご じゅらく あらぅ ことわ: しかるべおぅも ない. 227 01 ていわぅの ござる ことぢゃ ほどに, ただ かぶとを 227 02 ぬぎ, ゆづるを はづいて かぅにんに なって, これえ 227 03 まいれとわ をぅせつかわされいと, いわれたに よって, 227 04 そのぶんに いい やられたれども, これをば きそも 227 05 また きょよぅ せなんだ. さぅある ところで まつどの 227 06 と まぅす くげが ござったが, きそを よぅで, へいけ 227 07 の きよもりにゅぅどぅわ さばかりの あくぎゃぅの ひと 227 08 で あったれども, それに うめあわする ぜんごんを せらるれば, 227 09 また よをも をだやかに にじゅぅ よねん をさめられた. 227 10 あくぎゃぅ ばかりで よを もつ ことわ たいたぅ 227 11 にも, にっぽんにも その れいが ない. させる ことも 227 12 ないに, あまたの くげたちの くゎん, くをいを やめた 227 13 こと などわ さたの かぎり ぢゃ ほどに, これらを みな 227 14 ぜんぜんの ごとくに したらば よからぅずると, いわれたれば, 227 15 まことの あらえびす なれども, まつどの 227 16 に みちびかれて, をいこめた ひとびとの くゎん ども 227 17 をも みな ゆるいて, もともとのやぅに なしまらし, 227 18 ほぅわぅも ごぢょぅの だいりを でさせられて, だいぜんの 227 19 だいぶとゆぅ ものが しゅくしょに ごじゆぅに ござって, をもいをもいに 227 20 ひとをも くらいに あげさせられ, まづ 227 21 はや をぼしめす ままに なる こころで あった. その 227 22 とき てんかの ていわ をぅかた みつに わかれた やぅな 227 23 もの でござった. へいけわ さいこくにいられ, よりとも 227 24 わ くゎんとぅに あれば, きそわ きゃぅに いて いろいろの こと 228 01 を する: それによって しょこくの みち が みな みだれて 228 02 めんめんの ちぎゃぅ なども たしかにも こず, 228 03 きゃぅぢゅぅの ひとも ただ しょぅすいの うをに ことならぬ 228 04 もので ござった. 228 05 だいに. のりより, よしつ 228 06 ね きそが うってに のぼらるる こと: をなじく 228 07 かぢわらにわ するすみ, ささきにわ いけづきとゆぅ 228 08 うまを くだされた こと: 228 09 ならびに かれら うぢがわの せぢんを 228 10 あらそぅた こと. 228 11 うま. をくたびれあらぅずれども, こよいも なを 228 12 さきを をかたりゃれ. 228 13 き. かしこまった. いうえいさんねん しゃぅぐゎち ひとい 228 14 の ことで ござるに: いんのごしょわ だいぜんの だいぶ 228 15 が しゅくしょ にしのとぅいんで あったれば, ごしょのていも 228 16 しかるべからん ところで, れいぎを をこなわれおぅずる 228 17 ことで なければ, よろづ まつりごとも なぅ, もの 228 18 さびしい ていで ござった. へいけわ さぬきの くに やしまの 228 19 いそに をくり むかえて, としの はじめ なれども, 228 20 ぐゎんじツ ぐゎんざんの ぎも こと よろしからず: 228 21 せんていの ござれば, しゅしゃぅと あをぎ たてまつれども, 228 22 よろづの れいぎ, せちえも をこなわれず, 229 01 よわ みだれたれども, さすが みやこでわ これほど 229 02 までわ なかった ものをと あわれな ていで ござった. 229 03 はるも き, うら ふく かぜも うららに, ひかげも 229 04 のどかに なりゆけども, へいけわ ただ いつとなぅ 229 05 こぅりに とぢられた ここち して, かんく とりに ことならぬ 229 06 やぅだい どもで, いにしえ みやこに をいて つきはなをみ, 229 07 しいか くゎんげんを ないて, いろいろ さまざまに あそびたわむれられた 229 08 ことどもを をもいだいて, かたり など 229 09 して ながい ひを くらしかねられた ありさまわ まことに 229 10 あわれに ござったと, きこえて ござる. 229 11 しゃぅぐゎちじゅぅ しちにちに いんのごしょ から きそを 229 12 めして, へいけ ついばツの ために, さいこくえ はっかぅ 229 13 つかまつれと をぅせくだされたれば, きそ かしこまって 229 14 うけたまわり まかりぃで, やがて そのひ さいこくえの 229 15 かどでを すると きこえた ほどに, とぅごくから 229 16 すでに すまんぎの うってが のぼると きこえたれば, 229 17 きそ さいこくえわ むかわいで, うぢ, せたりゃぅばぅえ 229 18 つわものどもを わけて やる ほどに, きそ はじめわ 229 19 ごまんよきと きこえたが, みな ほっこくえ 229 20 をちくだって, わづかに のこった つわものども 229 21 をぢの ゆきぃえが かわちの ながののじゃぅに こもったを 229 22 うたぅとて, ひぐちの じらぅ ろっぴゃくよきで けさ 229 23 かわちえ くだり, のこる せい かねひら しちひゃく 229 24 よきで せたえ むかぅ: にしな たかなし やまだのじらぅ 230 01 ごひゃく よきで うぢはしえ むかぅ: しだの 230 02 さぶらぅわ さんびゃくよきで いもあらいを ふせいだと, まぅす. 230 03 そのころ かまくらどのに いけづき, するすみと 230 04 まぅして, きこえた めいばが ござった. いけづきを のりより 230 05 いげの ひとびと まいって まぅされたれども, かなわず: 230 06 かぢわらへいざぅ かげとき まいって いけづきを 230 07 くだされて こんど こにて ござる げんだに うぢがわを 230 08 わたさせまらしょぅずると, まぅしたれば: かまくらどの 230 09 いけづきわ しぜんのこと あらぅずる とき, よりとも 230 10 もののぐ して のらぅずる うま ぢや: するすみを とらするぞと 230 11 をぅせられて くだされた. そののち ささきの 230 12 しらぅが まいって, しゃぅらく つかまつらぅずる よしを 230 13 まぅす ところで, かまくらどの いであわせられ, ごたいめん 230 14 あって, わとのの ちち ひでよしわ こさまの 230 15 かみどのに つきたてまつって, ほぅげん へいぢ りゃぅどの 230 16 かっせんに ちゅぅせツを つくいた: なかにも へいぢの 230 17 かっせんの とき, ろくぢょぅがわらで いのちを をしまず, 230 18 ふるまぅた その ほぅこぅを をもえば, わとの までも 230 19 をろそかに をもわぬ: まぅす ものどもが 230 20 あったれ ども, とらせぬぞ: これにのって うぢがわの さきを 230 21 せいと あって, いけづきを ささきに くだされた. 230 22 ささきのしらぅ この をんうまを たまわって ごぜんを 230 23 まかりたつ とて, あまりの うれしさに うちなみだぐんで 230 24 まぅしたわ: みな をんの ために つかえ, めいわ 231 01 ぎに よって かろしと まぅす ことが ござる. この をん 231 02 うまを たまわり ながら, うぢがわの さきを ひとびとに 231 03 せられてござる もの ならば, いくさに わぅことも 231 04 ござるまい, ふたたび かまくらえ むかっても まいるまじい: 231 05 いくさにわ しさいなぅ わぅたと きこしめされた ならば, 231 06 うぢがわの さきに をいてわ つかまつりツすらぅと 231 07 をぼしめされいと, まぅして でた ところで, まいりゃわれた 231 08 だいみゃぅ, しょぅみゃぅ これを きいて, くゎぅりゃぅの まぅしやぅかなと 231 09 ささやき あわれたと まぅす. 231 10 さて をのをの かまくらを たって, みやこえ のぼるに, 231 11 するがの くにの うきしまが はらで かぢわらげんだ 231 12 たかい ところに うちのぼって, しばし ひかえて 231 13 ををくの うまを みるに, いくせんばんと ゆぅかずを 231 14 しらず, をもいをもいの くら をき, いろいろの 231 15 しりがい かけて, あるいわ もろくちに ひかせ, あるいわ のりくちに 231 16 ひかせ, ひきとをし ひきとをし した なかにも 231 17 かぢわらげんだが するすみに すぐれた うま こそ 231 18 なけれと, うれしゅぅ をもぅて, しづかに あよませ ゆく 231 19 ところに, いけづきと をぼしい うまが きた. きんぶくりんの 231 20 くら をいて, こぶさの しりがい かけ, しらあわ かませて, 231 21 さばかり ひろい うきしまが はらを せばしと をどらせ 231 22 ひいて くるに よって, いけづきかと をもい うちよって 231 23 みれば, まことに いけづきで ある ほどに, とねりに 231 24 わぅて, それわ たが をん うまぞと とえば, ささきどのの 232 01 をうまで ござると まぅす. ささきわ さぶらぅどのか ? 232 02 しらぅどのか ? しらぅどのと まぅす. しらぅどのわ 232 03 をとをりゃったか ? さがって をぢゃるか ? さがらせられて 232 04 ござると こたゆる. そのとき かぢわら くちを 232 05 しゅぅも かまくらどのわ をなじやぅに めしつかわれた 232 06 すぶらいを ささきに かぢわらを をぼしめし かえられた 232 07 ものかな: ひごろわ きそどのに きこゆる かねひら, 232 08 ひぐちと かやに くんで しぬるか ? さなくわ, 232 09 へいけに くんで しなぅと こそ をもぅたれども, それも 232 10 いまわ せんない: ここで ささきを まちかけ ひっくんで 232 11 をち, さしちがえ, かまくらどのに そん とらせ 232 12 たてまつらぅずる ものをと をもいきって, まつところに, 232 13 ささきのしらぅ なにごころも なぅ あゆませくる: 232 14 をしならべて くまぅか, むかぅさまに あて をとさぅか 232 15 などと をもい わづらぅが, さりとも いちげん 232 16 とぅて くまぅと をもい, いかに ささきどの, ごへんわいけづきを 232 17 たまわられた なぅと ことばを かくる ところで, 232 18 ささき まことや この ひとも しょもぅ つかまつられた 232 19 よし ないない きいた ものをと きっと をもいだいて 232 20 ちっとも さわがず, うちわらぅて: や< との, たまわらぬぞよ, 232 21 まわらぬぞよ, うぢがわ わたさぅずる うまわ もたず, 232 22 ごひさぅの をんうま なれば, まぅすとも よも くだされじ, 232 23 なにか くるしからぅぞ ? ぬすまぅと をもぅて 232 24 うかがぅた ほどに, すでに あかつき たたぅとての よ びんぎやぅて 233 01 ぎやぅて ぬすみすまいて のぼるぞよと ゆぅたれば, かぢわら 233 02 この ことばに はらがいて, ねったぅ さらば かぢわらも 233 03 ぬすまぅ ことで あった ものをと どっと わらぅて 233 04 のいたと まぅす. 233 05 いけづきわ くろくりげな うまの うまをも ひとをも 233 06 あまり くらぅたれば, いけづきと つけられた, 233 07 はっすんの うまと きこえて ござる. するすみも をぅきに 233 08 たくましいが, まことに くろかったれば, するすみと 233 09 まぅした. いづれも をとらぬ めいばで ござった. 233 10 233 11 さて をわりのくに から をぅて かをめての ぐんびゃぅを 233 12 ふたてに わけて, かをめてわ いせの くにえ まわる: 233 13 をぅてわ みのの くにに かかる: をぅての たいしゃぅぐんにわ 233 14 のりより, あいしたが< ひとびと たけたの たらぅ, 233 15 かがみのじらぅ, そのほか つがぅ そのせい さんまん 233 16 ごせん あまりで わぅみの くにの のじ, しのわら 233 17 に つく: からめての たいしゃぅにわ よしつね いであい, したがぅ 233 18 ひとびとにわ, はたけやまのしゃぅじ かぢわら 233 19 げんだ, ささきの しらぅ, そのほか つがぅ その せい 233 20 にまん ごせん あまりで いがの くにを へて たわらぢを 233 21 うちこえて, うぢがわの はた むすぶのみゃぅじんの 233 22 をまえを うちすぎて やまぶきぜえ むかぅた: 233 23 うぢも せたも ともに はしを ひいて うぢがわの 233 24 むかいの きしにわ かいだてを かいて, みづの そこにわ 234 01 をぅづなを はり, さかもぎを つないで ながしかけた: 234 02 ころわ しゃぅぐゎち はつか あまりの こと なれば, 234 03 やまやまの ゆきも きえ, たにだにの こぅりも とけやぅて, 234 04 みづかさ はるかに まさって, しらなみ をびたたしゅぅ, 234 05 せまくら をぅきに たきなって, さかまく 234 06 みづも はやかった . 234 07 よわ すでにほのぼのと あけゆけども, かわぎ 234 08 りふかぅ たちこめて, うまの けも, よろいの けも 234 09 さだかに みえず: つわものども かわに うちむかぅて, 234 10 いかが しょぅずるぞと ひかえた ところえ: はたけや 234 11 まのしゃぅじ すすみでて まぅされたわ: この かわの をもてを 234 12 みるに, うまの あしの をよぶまい ところ 234 13 さんだん にわ すぎまい: わぅみの みづうみ から ながれづる 234 14 かわ なれば, まつとも まつとも みづわ 234 15 ひまい; この かわの さだめわ かねて かまくらどのの 234 16 をまえで さしも ごさた の あった ことぞ: 234 17 いま はじめた こと ならばこそ, じしょぅの かっせんの とき, 234 18 あしかがの またたらぅが わたいたわ かみか, ほとけか 234 19 ものがましい; はたけやまが せぶみ つかまつらぅ: 234 20 むさしの くにの とのばら つづけやと ゆぅて, 234 21 たんのたぅを はじめとして ごひゃくよき くつばみを 234 22 ならぶる ところに, びゃぅどぅいんの うしとら, たちばなが 234 23 こじまから むしゃが にき ひっかけ ひっかけ でてくるを 234 24 みれば, かぢわらげんだと, ささきの しらぅぢゃ. 235 01 ひとめにわ みえねども, ないない さきを あらそぅ ともがら 235 02 なれば, まっさきに にき つれて でた. ささきに かぢわらわ 235 03 いったん ばかり はせすすむが, ささき かわの さきを 235 04 せられまいとてか; かぢわらどの この かわわ 235 05 かみえも, しもえも はやぅて, うまの あしぎき すくない: 235 06 はるびの のびて みゆるわ, しめさせられいと, いわれて, 235 07 かぢわら まことと をもぅたか, つったちあがって 235 08 さぅの あぶみふみすかいて, たづなを うまの かぅがみにすてて, 235 09 はるびを といて しむる あいだに, ささき つっと 235 10 はせぬけて かわえ ざっと うちいれたれば; かぢわら これを 235 11 みて, たばかれまい ものをとゆぅて, やがて をなじ 235 12 やぅに うちいれた. みづの そこにわ をぅづなを はらぅぞ, 235 13 うま のりかけて をしながされて ふかく すな ささきどのと, 235 14 ゆぅて わたいたが, かわの なか までわ いづれも 235 15 をとらなだれども, なんとしたか かぢわらが 235 16 うまわ のためがたに をしながされ; ささきわ かわの 235 17 あんないしゃ, そのうえ いけづきとゆぅ よいちの うまにわ 235 18 のっつ, をぅづなどもの うまの あしに かかるをば 235 19 はいた をもかげとゆぅ たちを ぬいて, ふつふつと 235 20 うちきり うちきり うぢがわわ はやいと いえども, いちもんじに 235 21 ざっと わたいて, をもぅ ところえ, うちのぼって, あぶみを 235 22 ふんばり つったちあがって, ささきの しらぅ うぢがわの 235 23 せんぢん ぞと なのって, をめいて かくれば: かぢわらわ 235 24 はるかの しもより うちあぐる. はたけやま ごひゃくよきで 236 01 うちいれて わたす: むかいの きしから にしな, 236 02 たかなし など さしとり, ひきつめ, さんざんに いるに; 236 03 はたけやま うまの ひたいを のぶかに いさせて うまをば 236 04 かわの なかより ながいて, ゆんづえ ついて をりたつに, 236 05 いわなみ をびたたしゅ かぶとの てさきに をしかかれども, 236 06 こととも せず, むかいの きしに 236 07 わたりついて, のぼらぅとする ところに, うしろに ものが 236 08 ひかえた: ふりかえって みたれば, よろいむしゃが とりついたが, 236 09 はたけやまの えぼしごに をぅくしの じらぅとゆぅ 236 10 もので あった: たそと とえば, をぅくしと なのる: 236 11 かかる こと こそ ござれ, うまわ よわっつ, をしながされ 236 12 せんかたなさに とりつきまらすると まぅせば, 236 13 いつも わとのばらわ それがしに こそ たすけられおぅずれ: 236 14 あやまち すなと いいさまに さしこえて むずと 236 15 つかぅで, きしの うええ なげあげたれば, なげられながら 236 16 をきなをって むさしの くにの ぢゅぅにんに 236 17 をぅくしのじらぅ うぢがわ かちだちの せんぢんと なのったれば, 236 18 てきも みかたも いちどに どっと わらぅたと 236 19 まぅす. 236 20 よしつねを はじめたてまつって, にまん ごせんよき 236 21 うちいれ うちいれ わたいたれば, うま ひとに せかれて 236 22 さばかりはやい うぢがわの しもわ せききって あさぅ なって, 236 23 ざぅにんども うまの したてに とりつき とりつき わたいた. 236 24 ささきの さぶらぅ, かぢわら へいじ, しぶや これ さんにんわ 237 01 うまを すてて, げげを はき, ゆんづえ ついて 237 02 はしの ゆきげたを わたれば, はたけやまわ のりがえり 237 03 のって うちのぼる: ぎょりゃぅの ひたたれに ひをどしの 237 04 よろい きて, れんぜん あしげな うまに きんぶくりんの 237 05 くら をいて のった てきが まっさきに すすんで, きそどのの 237 06 いえのこに ながせの はんぐゎんと なのったを, 237 07 はたけやま まづ いくさがみに ちまつり しょぅとゆぅて, 237 08 かけならべ むずと とって ひきをとし, くびねぢきって 237 09 ほんだが くらの しをでに つけさせた: これを 237 10 ほじめとして きそどのの かたから うぢはしを かためた 237 11 せいども しばし ささえて ふせげども, とぅごくの 237 12 をぅぜいが みな わたいて せむれば, さんざんに かけなされ, 237 13 こわたやま ふしみを さいて をちゆく; 237 14 せたをば いなげのさぶらぅが はかりことで ぐごのせを 237 15 わたいて, いくさが やぶれたれば, かまくらどのえ 237 16 ひきゃく をもって かっせんの しだいを ちゅぅしん 237 17 まぅされたに, かまくらどの まづ をつかいに 237 18 ささきわ なんとと たづねさせられたれば, うぢがわの 237 19 まっさきと まぅす: にっきを ひらいて ごらんぜらるるにも 237 20 うぢがわの せんぢん ささきの しらぅ, にぢん かぢわらげんだと 237 21 かかれて ござった. 238 01 だいさん. よしつね つわものどもに 238 02 てきをば ふせがせて, そのみわ 238 03 いんのごしょえ まいって, ごしょを しゅご せられた 238 04 こと. 238 05 うま. なを すえをも つづけて をかたりゃれ. 238 06 き. さぅいたいて きそわ うぢ, せたも やぶれたと 238 07 きけば, さいごの いとま まぅさぅずる とて, ひゃっき ばかりで 238 08 いんのごしょえ はせまいる: あわや きそが まいるぞ なんたる 238 09 あくぎゃぅをか つかまつらぅずらぅと あって, きみも, 238 10 しんも をそれ をののかせらるる ところに, とぅごくの 238 11 つわものども しちぢょぅがわら まで うちいったよし 238 12 つげたれば: きそ もんの まえ から とって かえ 238 13 せば, ごしょにわ やがて もんを たてた. きそわ さいあいの 238 14 をんなに なごりを をしまぅとて, ある いえに うちいって, 238 15 しばしわ でも やらなんだを, いえみつとゆぅ もの 238 16 これを みて, あれほどに てきの せめ ちかづいて ござるに, 238 17 ここでわ いぬじにを させられおぅず: いそいで でさせられいと, 238 18 まぅしたれども: なをも であらなんだれば, 238 19 いえみつ この よわ いまわ かぅぢゃ: さござらば いえみつわ 238 20 まづ さきだちまらすると, いいさまに, 238 21 かたなを ぬいて, よろいの うわをびを きって をしのけ, 238 22 はらを きって しんだ. 239 01 きそどのわ これを みて, これわ われを すすむる 239 02 じがいに こそと あって, やがて うちでられたに, ひろずみ 239 03 などとゆぅ ものを はじめとして, ひゃく ごじっきにわ 239 04 すぎなんだ. ろくぢょぅかわらえ うちでたれば, とぅごくの 239 05 ぶしと をぼしゅぅて さんじっき ばかり くる: その 239 06 なかに にき すすんで みえた. いっきわ えんや, いっきわ 239 07 ちょくしがわらとゆぅ ものであった. えんやが まぅしたわ: 239 08 ごぢんの せいを またぅか ? ちょくしがわらが 239 09 まぅすわ: いちぢん やぶれぬれば, ざんたぅ まったからず: 239 10 ただ よせいと ゆぅて, をめいて かけ, われ さきにと 239 11 みだれいれば, あとからわ ごぢんが つづいて あった. きそ 239 12 これを みて いまを さいごの ことで あれば, ひゃくしごじっき, 239 13 くつばみを ならべて, をぅぜいの なかに かけ 239 14 いらるれば, とぅごくの つわものども きそどのを 239 15 うちとれと, めんめんに はやりやぅて りゃぅばぅ ひのづる 239 16 ほど たたかぅた. 239 17 よしつねわ つわものどもに やをもてを ふせがせ, 239 18 よしつねわ いんのごしょの をぼつかないに 239 19 しゅご し たてまつらぅずる とて: ろくぢょぅどのえ はせまいらるれば, 239 20 だいぜんのだいぶ ろくぢょぅどのの 239 21 ひがしの ついかきに のぼって, わななく わななく 239 22 せけんを うかがいみる ところに, ひがしの かたから 239 23 むしゃが ごろっき のけかぶとに たたかい なって, いむけの 239 24 そで ふきなびかせ, しらはた ざっと さしあげ, はせ 240 01 まいるに よって, あわや きそが まいるわ, このたびぞ 240 02 よわ うせをわらぅと まぅしたれば: ほぅわぅを はじめ 240 03 たてまツすって, くぎゃぅ てんじゃぅびとも ことに さわがせられた. 240 04 だいぜんのだいぶ よくよく みて まぅしたわ: 240 05 かさじるしが かわって みえまらする, きそでわ ござない, 240 06 こんにち うちいった とぅごくの ぶしと をぼしいと 240 07 まぅしも をわらねば, よしつね もんの まえに 240 08 はせよせて, うま より とんで くだり, かまくら さひゃぅえのすけ 240 09 よりともが しゃてい よしつねが まいって 240 10 ござると, そぅもん させられいと まぅしたれば: だいぜんのだいぶ 240 11 あまりの うれしさに ついかき から いそぎ とんで 240 12 くだる ほどに, をちて こしを つきそこなぅたれども, 240 13 うれしさに まぎれて をぼえず, はぅはぅ まいって 240 14 そぅしたれば: やがて もんを ひらいて いれられた. 240 15 たいしゃぅぐんと ともに ぶしわ ろくにんで あった. よしつねわ 240 16 あかぢの にしきの ひたたれに むらさきすさごの 240 17 よろいを き, ぬりご めどぅの ゆみの とりゅちを 240 18 かみの ひろさ いっすん ばかりに きって, ひだりまきに まかれた. 240 19 これが こんにちの たいしゃぅぐんの しるしと みえた. 240 20 のこる ごにんわ よろいわ いろいろに みえたれども, 240 21 つらだましい, こツがら いづれも をとらなんだ. 240 22 ほぅわぅ ちゅぅもんの れんじから えいらん あって, ゆゆしげな 240 23 ぶしどもかな ! みな なのれと をぅせられたれば; 240 24 まづ たいしゃぅぐん よしつねを はじめとして, しだいしだいに 241 01 みな なのって, ていしゃぅに かしこまって いられたに, 241 02 だいぜんのだいぶわ をぅゆかに あって かっせんの しだいを 241 03 たづねらるる ところで, よしつね まぅされたわ: きそが 241 04 あくぎゃぅの ことを よりとも うけたまわって, をぅきに 241 05 をどろいて, のりより, よしつね ににんの しゃていを 241 06 まいらせて ござる. あに にて ござる のりよりわ 241 07 せたから まいるが, まだ みえまらせぬ: よしツすねわ 241 08 うぢの てを をいをといて, まづ ごしょの をぼつかなさに 241 09 はせまいって ござる. きそわ かわらを 241 10 のぼりに をちゆいて ござるを つわものどもに 241 11 をいかけさせて ござる. いまわ さだめて うちとりまらしょぅずると, 241 12 こともなげに まぅされたれば: ほぅわぅなのめならず 241 13 ぎょかん あって, きそが あくたぅ なんどなを 241 14 まいって, らぅぜきを つかまつらぅず: よしつねわ 241 15 いて この ごしょを よくよく しゅご したてまつれと, 241 16 をぅせくだされたれば, かしこまって うけたまわり, もんもんを 241 17 かため たてまつる ところに, ほどもなぅ 241 18 いち にせんぎ まいって, いんのごしょを しめんに うちかこぅで 241 19 しゅご したてまつれば, ひとびとも こころしづかに, 241 20 きみも ごあんどの をんここちを させられた. 241 21 242 01 だいし. きそ かねひらに ゆ. 242 02 きやぅて, さんびゃくよきに なって, また かっせんをし, 242 03 ついに きそも, かねひらも うちじに 242 04 せられた こと. 242 05 うま. して きそわ なんと なったぞ ? 242 06 き. きそわ もしもの ことが あらば, いんを とりたてまつって, 242 07 さいこ くの かたえ ごかぅを なしたてまつって, 242 08 へいけと ひとつに ならぅ とて, りきしゃを にじゅぅにん 242 09 あまり よぅい して をいたれども, いんのごしょにわ よしつねの 242 10 まいって, しゅご したてまつらるると きいたれば, 242 11 ちからに をよばぬと ゆぅて, すまんぎの をぅぜいの なかえ 242 12 かけいり, かけいり すでに うたれおぅと する ことが, どどに 242 13 をよぅだれば, かけやぶり, かけやぶり とをったが, 242 14 このやぅに あらぅと しったらば, かねひらを せたえ 242 15 やるまじい ものを, よぅしょぅから しなば, いっしょで なんとも 242 16 ならぅと ちぎったに, しょしょで しなぅことが ほいない: 242 17 かねひらが ゆくえを みょぅずる とて, かわらを のぼりに 242 18 かけて ゆくに, をぅぜい をいかくれば: とってかえし, 242 19 とってかえし ろくぢょぅかわらと, さんぢょぅがわらの あいだで 242 20 ぶせい なれども, たせいを ごろくど まで をいかえいて, 242 21 かもがわを ざっと うちわたいて, あわたぐち 242 22 まつざかに かかった. 243 01 きょねん しなのを でた ときにわ, ごまん よきと 243 02 きこえたれども, こんにち しのみやがわらを すぐるにわ, 243 03 しゅぅじゅぅ しちきに なったれば, まして ちゅぅうの 243 04 たびの そら をもいやられて あわれな. しちきの うちに 243 05 ともえとゆぅ をんなむしゃが あったが, そのころ よわいわ 243 06 にじゅぅ にさんで, たちにわ つよぅ, ゆみの せいびゃぅ 243 07 くっきゃぅの あらうまのりの あくしょをとしで, いくさと いえば, 243 08 さねの よい よろいを きて, をぅだちに つよゆみ 243 09 をもって いっぱぅの たいしゃぅに さしむけられたに, どどの 243 10 かぅみゃぅ かたを ならぶる ものも なかった. きそわ 243 11 ながさかを へて, たんばぢえ をもむくとゆぅ ひとも 243 12 あり, またわ ほっこくえ とも きこえたれども, 243 13 かねひらが ゆくえの をぼつかなさに, せたの かたえ 243 14 をちゆかるれば, かねひらも しゅぅの ゆくえの 243 15 ゆかしさに, はた ひんまいて ごじっき ばかりで みやこえ 243 16 とって かえすほどに, をぅつ うちでのはまで きそどのに 243 17 あいたてまつるが, いっちゃぅ ばかり から たがいに それと 243 18 めを かけて, うまを はやめて よせあわせ, きそどの 243 19 かねひらが うまに うちならべて, かねひらが てをとって 243 20 いかに かねひら, きそわ こんにち ろくぢょぅかわらで 243 21 いかにも ならぅずる ことで あったれども, よぅしょぅから 243 22 いっしょで いかにも ならぅと ちぎった ことが をもわれて, 243 23 かいない いのちを のがれ, これまで きたぞと 243 24 あれば: まことに そのぶんで ござる: かねひらも せたで 244 01 いかにも なりまらしょぅずるを きみの をゆくえの 244 02 をぼつかなさに, てきの なかに とりこめられて ござったを 244 03 うちやぶって, これまで まいって ござると, まぅした 244 04 ところで, きそどの ちぎりわ まだ つきせぬぞ: 244 05 きそが せいわ この へんに こそ あるらぅ, はたが あるか さしあげて 244 06 みよと あったれば, かねひらが もたせた はたを 244 07 ざっと さしあげたれば, あんのごとく これを みて, 244 08 きゃぅから をつる せいともなぅ, せたから をつる せいともなぅ, 244 09 さんびゃく あまり はせあつまった ところで: きそどの 244 10 をぅきに よろこぅで この せいが あらば, なぜに 244 11 さいごの いくさを せいで あらぅぞ ? この さきに しぐらぅて 244 12 みゆるわ たが てとか きいた ? かいの いちぢょぅどのと 244 13 こそ うけたまわってござれ: せいわ いかほど あるぞ ? ろくせんよきと 244 14 きいてござる: さらば よい てきぞ, をなじゅぅわ 244 15 をぅぜいの なかで こそ うちじに しょぅずれ とて, まっさきに 244 16 すすまれた. 244 17 きそわ あかぢの にしきの ひたたれに, うすがねとゆぅ 244 18 よろいを きて, をとに きこえた きその をにゃしげとゆぅ 244 19 うまにのって, だいをんを あげて なのられた: むかしわ 244 20 きいた ことも あらぅず, きそのくゎんじゃ, いまわ みるか ? 244 21 さまのかみ あさひの しゃぅぐんぞ: いちぢょぅの 244 22 じらぅとこそ きけ: うちとって, くゎんじゃぅ かぅむれ: なんぢが 244 23 ためにわ よい てきぞと ゆぅて, わっていらるれば, いちぢょぅの 244 24 じらぅ, ただいま なのるわ たいしゃぅぐんぞ: もらすな 245 01 うちとれと ゆぅて, をぅぜいの なかに ひともみ もぅで たたかぅに, 245 02 きそわ さんびゃく よきで, たてさま よこさま 245 03 くもで じゅぅもんじに かけやぶって, ろくせん よきが あなたえ 245 04 ざっと かけでられたれば, ひゃっき ばかりに なられた 245 05 ときのじらぅが いっせんよきで ささえた: そこを かけやぶって 245 06 でられたれば, ごじっき ばかりに なられた: さぅさぅ して 245 07 あまたの にんじゅの なかを かけやぶり かけやぶりして 245 08 とをらるる ほどに, ついにわ しゅぅじゅぅ ごきに なられた. ごきが 245 09 うちまでも ともえわ うたれなんだところで, きそどのの 245 10 いわれたわ; われわ ただいま うちじにを するに 245 11 きわまったに, そちわ をんな なれば, ひとところで 245 12 しなぅことも あしからぅず: きそこそ さいごの いくさに 245 13 をんなを つれて うちじに した などと いわれおぅことが 245 14 くちをしい: これから いづかたえも をちゆいて きそが 245 15 ごしゃぅをも とむらえかしと いわれたれども, をちなうだが, 245 16 あまり いさめらるれば, あっぱれ よからぅ 245 17 てきもがな: さいごの いくさ して をめに かけおぅと みまわす 245 18 ところに, むさしの くにの ぢゅぅにん ともしげ 245 19 をとに きこえた だいりきの かぅのものが さんじっき 245 20 ばかりで くるに, ともえ その なかえ かけいって, 245 21 ともしげに をしならび むずと とって, ひきをといて, 245 22 くらの まえわに をしつけて, くび かききって すて, そのまま 245 23 もののぐを ぬぎすてて, なくなく いとまを 245 24 まぅして, とぅごくの かたえ をちて ゆいた. 246 01 てづかのべったぅわ じがい しつ, てづかのたらぅわ 246 02 うちじに する: いまわ かねひらと しゅぅじゅぅ にきに なられた. 246 03 きそどのの いわれたわ: いかに かねひら, ひごろわ なんとも 246 04 をぼえぬ うすがねが けおぅわ をもぅ をぼゆるぞ. 246 05 かねひら まぅしたわ: べツの やぅや ござる ? きみの 246 06 ぶせいに ならせられたに よって, をくさせられた ゆえでござる: 246 07 をんうまわ つかれず, をんみも よわらせられず, 246 08 ひごろ めされた をよろいが なにによって ただいま 246 09 をもぅわ なりまらしょぅぞ ? かねひら いちにん なりとも 246 10 よのもの せんぎと をぼしめされ, えびらに 246 11 いま やななつ やつを いのこいてござれば, この やの 246 12 あらぅ かぎりわ, ふせぎや つかまつらぅず: あれに みえたわ 246 13 あわづの まつばらと まぅす: さんぢゃぅにわ 246 14 すぎまらするまい: あれで ごじがいを なされいと, ゆぅて, にき 246 15 うちならぅで ゆく ほどに: また せたの かたから あらての 246 16 むしゃが ひゃっき ばかり くるに よって, かねひらが まぅしたわ: 246 17 さござらば, きみわ あの まつばらで しづかに 246 18 ごじがい なされい, かねひらわ このてきを ふせぎまらしょぅと 246 19 まぅせば: きそどの よぅしょぅ から いっしょでにと ちぎったわ, 246 20 ここぢゃ: しなば をなじ まくらに こそと あって, うまの 246 21 はなを ならべ, かけおぅと せられたれば, かねひら うまから 246 22 とんで をり, うまの はなに むずと とりついて, いかなる 246 23 をことで ござるぞ ? ゆみとりわ ひごろ かぅみゃぅを 246 24 つかまつれども, さいごに ふかくを つかまつれば, 247 01 ながい きずで ござる ものを: ゆいかい ない くゎじゃばらに 247 02 くみをとされ うたれさせられば, にっぽんごくえ きこえさせられた 247 03 きそどのをば それがしが いえのこ, なにがしと 247 04 まぅす らぅどぅ こそ うちとりたてまつった などと 247 05 まぅさぅ こと, あまりに くちをしゅぅ ぞんずる: ただ まつの 247 06 なかえ いらせられて, ごじがい なされいと まぅせば, きそどの 247 07 ちから をよばいで まつばらえ をいりゃれば, 247 08 かねひら ただ いっき をぅぜいに, かけむかい だいをんを あげて, 247 09 ひごろわ をとにも きけ, いまわ めにも みよ: 247 10 きそどのの をめのとに かねひら さんじゅぅさんに まかりなる: 247 11 かまくらどの までも さるものの あるとわ 247 12 しろしめされつらぅ, うちとって くゎんじゃぅ かぅむれと ゆぅて, 247 13 のこった やすぢの やを さしつめ, ひきつめ さんざんに 247 14 いる: しゃぅじわ しらず, やにわに はちき ゆおといて やだねが 247 15 つくれば, ゆみを かしこに なげすて, うちものの 247 16 さやを はづし, きって まわるに, をもてを 247 17 あわする ものわ なぅて, ただ いとれ いとれと ゆぅて, なかに 247 18 とりこめ, とをだち ながら あめの ふるやぅに, いたれども, 247 19 よろいが よければ, うらも かかず, あきまを 247 20 ゆえば, ても をわず, きそどのわ まつの なかえ 247 21 をいりゃるに, ころわ しゃぅぐゎち はつかの くれがた なれば, 247 22 よかん なを はげしゅぅて, うすごをりの はったにふかだが 247 23 あるとも をしりゃらいで うちいれられたれば, きこゆる 247 24 きその をにゃしげも いちにち かけあいの 248 01 かっせんに つかれたか, あをれども あをれども, うてども 248 02 うてども うごがず, いまわ かぅと をもわれたか, 248 03 うしろえ ふりゃをのかるる ところを さがみの 248 04 くにの ぢゅぅにん ためひさ をいかけて よっぴいて いるに, 248 05 うちかぶとを あなたえ つっと いとをされて いたで なれば, 248 06 かぶとの まっかぅを うまの くびに あてて うつぶしに 248 07 ふさらるを ためひさが らぅどぅ ににん をちやぅて 248 08 ついに きそどのの くびを とって, たちの さきに 248 09 つらぬいて, たかぅ さしあげて, かねひらが ゆぅたに たがわず, 248 10 にっぽんごくに きこえさせられた きそどのを 248 11 ためひさかぅ こそ うちたてまつれと ゆぅて, たからかに 248 12 なのったれば: かねひら これを みて, いまわ たれを かこまぅ 248 13 とて いくさを しょぅぞ ? これ みよ かぅのものの 248 14 じがい するやぅ, てほんに せい とぅごくの とのばらと ゆぅて, 248 15 たちを ぬき, くちに ふくんで うまから さかさまに をちかかって 248 16 つらぬかれて うせた. かねひらが うたれて, 248 17 そののち こそ あわづの いくさわ やぅでござれ. 248 18 だいご. ひぐちのじろ, こさん 248 19 して のちに きらるる こと: をなじく ちのが 248 20 うちじにの こと. 248 21 うま. して かねひらが あにの ひぐちのじらぅわ 248 22 なんと なったぞ ? 249 01 き. それわ いうぅらぅ くらんどを うたぅずると ゆぅて, かわちの 249 02 ながのの じゃぅえ こえたが, そこでわ うちもらいて, 249 03 きのくにの なぐさに いらるると きいたれば, 249 04 やがて をっかけ いたが, みやこに いくさが あると きいて, 249 05 はせのぼるが, よどで かねひらが らぅどぅに ゆきやぅた: 249 06 きみわ はや うたれさせられ, かねひらさまわ ごじがい 249 07 なされたと, まぅせば, ひぐち なみだを ながし, 249 08 これ をききゃれ をのをの: よわ すでに かぅぢゃ: いのちの 249 09 をしからぅ ひとびとわ いづかたえも をちさせられい, 249 10 きみに こころざしを をもいたてまつられおぅ ともがら 249 11 ひぐちを さきとして, みやこえ いって うちじに 249 12 めされいと, まぅしたれば: これを きいて かしこでわ 249 13 うまの はるびを かたむる, ここでわ かぶとの 249 14 をを しむる, などと ゆぅて, にさんじっき しごじっき ひかえ 249 15 ひかえ をちて ゆく ほどに, ひぐちが せい ろっぴゃくよき, 249 16 いまわ にじっき あまりに なった. ひぐち けおぅ すでに 249 17 みやこえ いると, きこえたれば, たぅも かぅけも しちごぅ, 249 18 しゅしゃか, よつづかえ われも われもと 249 19 はせむかぅた. しなのの くにの ぢゅぅにんに ちののたらぅとゆぅ 249 20 ものが あったが, これも ひぐちに つれて 249 21 かわちえ くだって, をなじく こんにち きゃぅえ いるが, 249 22 ちののたらぅ なんと をもぅたか: とばから ひぐちが 249 23 さきに たって, うまの あしを はやめ, よつづかで 249 24 をぅぜいに うちむかぅて, この うちに いちぢょぅの 250 01 じらぅどのの ての ひとが ござるかと よばわったれば, 250 02 てき いちどに どっと わらぅて, いちぢょぅの じらぅどののてで 250 03 ばかり いくさを する こと かと ゆぅたれば, ちののたらぅ 250 04 もっとも さいわれた, をのをの かの てを たづぬる 250 05 ことわ それがしが をとをと ちのの しちらぅ 250 06 そのてに あると きいた, しなのに それがしが こども 250 07 ににん いまらする: かれらが あっぱれ わが ちちわ 250 08 よぅて しんだか, あしゅぅて しんだか などと をもわぅずる 250 09 ところが ふびん なれば, をとをとの しちらぅが みる 250 10 まえで, かれらに かたらしょぅずる ため ぢゃと ゆぅて, くに 250 11 ところ, をやの な までを なのって てきわ きらぅまいぞと 250 12 ゆいさまに, あれに はせわせ, これに さしあわせ, たたかぅて 250 13 てき さにん うちとって よったりに あたる てきに ひっくんで 250 14 をち, たがいに さしちがえて しんだ: これを みて をしまぬ 250 15 ひとわ なかった. ひぐちのじらぅわ こだまたぅが, 250 16 むこで あったが, かの たぅが まぅしたわ: ゆみとりの ひろいえんに 250 17 いる ことわ このやぅな ときの ためぢゃ: ひぐちが 250 18 わが たぅに むすぼぅれたも さこそ をもぅらぅ: いざ こんどの 250 19 くんこぅに ひぐちを まぅして, たまわらぅと ゆぅて, ひぐちが 250 20 もとえ つかいを たてて, このやぅ いいやったれば, 250 21 ひぐち きこゆる もの なれども, いのちが をしかったか, 250 22 こだまたぅが なかえ かぅにんに なって でたを 250 23 うちつれて みやこえ のぼって, このよしを まぅすによって, 250 24 よしつね いんに そぅもん せられたれば, くるしかるまじいと 251 01 あって, なだめられたを ごしょにょぅばぅたちが きょねん 251 02 きそが ほぅぢゅぅじどのに ひを かけて, せめたてまつった 251 03 ときわ, かねひら, ひぐちとゆぅ ものどもこそ 251 04 かしこにも ここにも じゅぅまん したやぅに きこえたが, 251 05 これらを なだめられば, くちをしからぅず などと 251 06 うったえられたれば: ひぐちの じらぅ また しざいに さだまった. 251 07 をなじ にじゅぅ よっかに きそどのと, たかなし, 251 08 かねひら などが くび こぅぢを わたさるれば, ひぐちのじらぅも 251 09 すでに きられおぅずると きこえたれば, きそどのの 251 10 をくびの をともを いたさぅずると しょまぅするに 251 11 よって, あいずりの すいかん くづの はかまにたて 251 12 えぼしを きて わたされて, をなじく にじゅぅごにちに ひぐちの 251 13 じらぅわ ろくぢょぅかわらで ついに きられたと, 251 14 まぅす. 251 15 だいろく. げんぺいをて, かからめて 251 16 の たいしゃぅを わけられて, よしつねわ 251 17 みくさの かっせんに うちかって, また ひよどりごええ 251 18 かかられた こと. 251 19 うま. きそわ はや ほろびたが, へいけわ なんと なられたぞ ? 251 20 251 21 き. へいけわ しゃぅぐわち ちゅぅじゅんの ころ さぬきの 251 22 やしまから つのくにの なにわえ つたぅて, ひがしわ 252 01 いくたのもりを をぅての きどぐちと さだめ; 252 02 にしわ いちのたにを じゃぅくゎくに こしらえられて 252 03 ござった. そのうち ふくわら, ひゃぅご, いたやど, すまに 252 04 こもる せい ひたかぶと はちまん よきで ござったと, 252 05 まぅす. これわ びっちゅぅの くに みづしま, 252 06 はりまの むろやま りゃぅどの かっせんに うちかって, 252 07 ここ かしこの くにぐに つがぅ じゅぅしごかこくを うちなびけて 252 08 したがぅ ところの ぐんびゃぅ ぢゃと, きこえて 252 09 ござる. いちのたにわ くちわ せばぅて をくわ ひろぅ, 252 10 きたわ やま, みなみわ うみ, きしも たかぅ, びゃぅぶを 252 11 たてた ごとく ぢゃに, きたの やまぎわ から みなみの 252 12 いそぎわ まで たいせきを かさね, うえにわ たいぼくを 252 13 きって, さかもぎにひき, たいせんを とって かいだてに かき, 252 14 うしろにわ くらをきゅま とえ はたえに ひきたて, をもてにわ 252 15 やぐらを かき, やぐらの うえにわ つわものども 252 16 かぶとの をを しめ, つねに たいこを 252 17 うって, らんせい し, ゆみや, もののぐの ひかりわ をびたたしゅぅ: 252 18 たかい ところにわ あかはた その かずを しらず 252 19 たてならべたれば, はるかぜに ふかれて てんに ひるがえれば, 252 20 ひとえに くゎえんの もゆるに ことならず: まことに 252 21 をびたたしい ていで ござったと, まぅす. あわ, さぬきの 252 22 ざいちゃぅども げんじに こころざしが あったが, きのぅまで 252 23 へいけに したがぅた もの なれば, こんにち まいるとも, 252 24 もちいられまじい: へいけに や ひとつ いかけて 253 01 それを をもてに して まいらぅと, こぶね ひゃくそぅ ばかりに 253 02 とりのって, のりもりの しそく ひきぐして びぜんの くにの 253 03 しもづいに をぢゃったを うたぅずる とて, しもづいに 253 04 をしよせて あれば: のとどの これを きいて, きのぅ まで 253 05 われらが うまの くさを かぅた やつが, けおぅ ちぎりを 253 06 へんずるか ? そのぎ ならば, いちにんも のこさず, 253 07 いころせと あって, ごひゃく よきで をめいて かけられたれば, 253 08 これらわ ひとめ ばかりに や ひとつ いかけ ひきしり 253 09 ぞかぅと をもぅた ところに, のとどのに せめられて 253 10 われさきにと ふせに のって, みやこの かたえ にげのぼるが, 253 11 あわぢの ふくらに ついて, この くにに かものくゎじあ, 253 12 あわぢの くゎじゃとゆぅて, げんじの たいしゃぅが 253 13 ににん あったを たいしゃぅに して, じゃぅくゎくを かまえて まつところに; 253 14 のとどの にせんよきで あわぢの ふくらに 253 15 よせて, せめらるるに, いちにち いちや たたかい, 253 16 かものくゎじゃわ うちじに せられ, あわぢのくゎじゃわ 253 17 いたでを をぅて じがい せらるれば; これわ ひゃく あまりが 253 18 くびを とって, ふくわらえ をくられたれば: のりもりわ 253 19 それから ふくわらえ のぼられ, しそくたちわ 253 20 いよの かわのがげんじに こころざしが あると 253 21 きいて, それを うたぅずる とて, いよのくにえ わたられた. 253 22 かわの これを きいて, かなぅまじいと をもぅたか, 253 23 あきの くにえ をちゆいたを のとどの をっかけて, そこでも 253 24 さんざんに かっせん して をいちらし, そのほか はぅばぅで 254 01 てがらどもを して せめおぅずる てきも なければ, 254 02 ふくわらえ かえられた. 254 03 さて げんじわ よっかの ひに いちのたにえ よせられおぅずるで 254 04 あったれども, こだいじゃぅ にゅぅだぅの きにち 254 05 ときいて ぶつじを をこなわしょぅが ために, そのひわ よせられず, 254 06 いつか むゆかわ ひが わるいわ なんの かの 254 07 とゆぅて, なぬかの うのこくに つのくに いちのたにで 254 08 げんぺい やあわせと さだめられた. なぬかの 254 09 うのこくに をぅて, からめての つわもの ふたてに わけられた: 254 10 をぅての たいしゃぅにわ のりより, あいしたがぅ ひとびとわ 254 11 たけたのたらぅ, そのほか れきれきのしゅぅ つがぅ 254 12 そのせい ごまん よきで みやこを たって, つのくに まで 254 13 はっかぅ せられた. からめての たいしゃぅぐん よしつねに 254 14 あいしたがぅ にんじゅわ をぅちのたらぅ, やすだのさぶらぅ, 254 15 むさしばぅべんけいを さきとして, つがぅ そのせい 254 16 いちまん よきで をなじ ひ, をなじ ときに みやこを たって, 254 17 たんばぢに かかって, ふつかぢを いちにちに うって 254 18 その ひわ, はりまと, たんばとの さかいの みくさやまの 254 19 ひがしの やまぐち, をのばらに つかるれば, 254 20 よしつね といのじらぅを めして, へいけわ こまつの 254 21 しんざんみ, をなじく しょぅしゃぅ など さんぜんよきで 254 22 これから さんり へだてて, にしの やまぐちを 254 23 かためたとゆぅ, こよい よしょぅか, あすの かっせん かと 254 24 あったれば, たぢろの くゎんじゃ すすみでて まぅされたわ: 255 01 へいけわ さやぅに, さんぜんよきで ござる: みかたわ いちまんよき, 255 02 はるかの りで ござる ものを: みゃぅにちの 255 03 かっせんに のべられた ならば, へいけわ せいがつきまらしょぅず: 255 04 ようちに よぅ ござらぅと ぞんずるが, 255 05 ときどのわ なんとと まぅせば: ときのじらぅ いしゅぅも 255 06 まぅさせられた たじろどのかな ! それがしも かぅこそ 255 07 まぅしたぅ ござったれと, まぅした: ふつかぢを いちにち 255 08 うって, うま ひと みな つかれたれども, さらば よせいと 255 09 あって, うったたれた. つわものども くらさわ くらし, 255 10 しらぬ やまぢに かかって, たいまつが なぅてわ, 255 11 なんと しょぅぞと くちぐちに まぅしたれば: よしつね 255 12 ときのじらぅを めして, れいの をぅだいまつわ ないかと, 255 13 いわれたれば; ときのじらぅ こそ ござれと ゆぅて, をのばらの 255 14 ざいけに ひを つけ, そのほか のにも, やまにも, 255 15 くさにも, きにも ひを つけたれば, ひるにわ 255 16 すこしも をとらなんだ. へいけわ さんぜん よきで 255 17 にしの やまぐちを かためたが, さきぢんわ をのづから 255 18 よぅじん する ものも あり: ごぢんの ものどもわ 255 19 さだめて みゃぅにちの かっせんで こそ あらぅずれ, 255 20 いくさも ねむたいわ, だいじの ものぞ, よぅ ねて みゃぅにち 255 21 いくさを せいとゆぅて, あるいわ かぶとを まくらにし, 255 22 あるいわ よろいの そで, えびら などを まくらに して, 255 23 ぜんごも しらず ねた: をもいも かけぬ とらの こく 255 24 ばかりに げんじ いちまんよき さんりの やまを うちこえて, 256 01 にしの やまぐちえ をしよせ, ときを 256 02 どっとつくれば, へいけ あわて さわいで, ゆみよ, やよ, 256 03 たちよ, かたなよと ゆぅ ほどに, げんじ なかを ざっと 256 04 かけやぶって とをる ほどに, われ さきにと をちゆくを 256 05 をいかけ, をいかけ さんざんに いる: へいけの せい 256 06 そこで ごひゃくよきわ うたれ, こまつの しんざんみを 256 07 はじめて, たいしゃぅを して いられた ひとびと めんぼくなぅ 256 08 をもわれたか, はりまの たかさごから ふねに 256 09 のって さぬきの やしまえ わたられたと, きこえて 256 10 ござる. 256 11 びっちゅぅのぜんじ, そのほか にさんにんわ いちのたにえ 256 12 まいって かっせんの しだいを まぅせば, をぅいとの 256 13 をぅきに をどろいて, いちもんの ひとびとの かたえ 256 14 みくさの て すでに やぶれたと きこえたれば, ひとびと 256 15 をむかいあれと あったれども, やまの てわ だいじぢゃと 256 16 まぅして, みな じたい まぅされたに よって, そののち 256 17 のとどのの もとえ ししゃを たてられて, みくさの てすでに 256 18 やぶれたと まぅす: ひとびと をむかいあれと まぅせども, 256 19 やまのてわ すでに だいじぢゃと あって, みな 256 20 じたいせらるる: もりとしに むかえと まぅせば, たいしゃぅぐん 256 21 いちにん ましまさいでわ かなぅまじい よしを まぅす. 256 22 どどの こと なれども, ごへん また をむかいあらぅかと 256 23 あれば, のとどの をへんじに いくさと まぅす ものわ 256 24 ひとごとに われ いちにんが だいじと をもいきって こそ よぅござれ, 257 01 さやぅに かり すなどり などの やぅに あしだちの 257 02 よからぅ かたえわ われ むかわぅ, あしい かたえわ むかぅまい 257 03 などと まぅせば, いつも いくさに かつ ことわ ござるまい: 257 04 いくたび なりとも それがしが いのちのあらぅ 257 05 かぎりわ いかに つよぅ ござるとも, いっぱぅわ うけたまわって 257 06 うちやぶりまらしょぅずると, まぅされた. をぅいとの 257 07 をぅきに よろこぅで もりとしを さきとして, のとどのに 257 08 いちまん よきを つけられ, あにの えちぜんの 257 09 さんみ みちもりと うちつれて ひよどりごえの 257 10 ふもとに ぢんを とられた: へいけも よっかに をぅて, からめてに 257 11 わけて やられた. をぅての たいしゃぅぐん にわ しんぢゅぅなごん 257 12 とものり, しげひら そのせい しまんよきで 257 13 をぅて いくたのもりに むかわれた. からめての 257 14 たいしゃぅぐんにわ ゆきもり, ただのり さんまん 257 15 よきで いちのたにの にしの てえ まわられた: いつかの 257 16 よに いって, いくたのもりの かたから すずめのまつばら 257 17 みかげの もり, こやのの かたを みわたせば, 257 18 げんじの てんでに ぢんを とって, とをびを 257 19 たく こと はれた てんの ほしの ごとくに ござった. へいけも 257 20 むかいび たけと ゆぅて, いくたのもりにも たいた. 257 21 ふけゆく ままに みわたせば, さわべの ほたるに ことならぬ 257 22 ていで あったと きこえて ござる. みちもりわ 257 23 をとをとの のとどのの やかたに いかにも ゆぅゆぅと 257 24 をりに にやわぬ ていで ふされたに よって, のとどの 258 01 をぅきに いかって さらぬだに この てをば だいじの てと あって, 258 02 それがしを むけられた: まことにつよからぅずる 258 03 ことが かんよぅぢゃ. ただいまも うえの やまから てきが 258 04 ざっと をとしまらしょぅ ときわ, ゆみわ もったりとも, 258 05 やを はげずわ かなぅまじい: やわ はげたりとも, 258 06 をそぅ ひかば, なをも あしからぅずる ところぢゃ: 258 07 まして さやぅに うちとけさせられてわ, なんの せんにか 258 08 たたせられおぅぞと いさめられて, みちもり もののぐを 258 09 して でられたと まぅす. 258 10 げんじわ なぬかの うのこく やあわせと さだまったれば, 258 11 かしこに ぢんとり, うまを やすめ, ここに 258 12 ぢんとり, うまを かいなんど して いそがぬに, へいけわ 258 13 これを しらいで, いまや よする, いまや よすると やすい 258 14 こころも なかった. むゆかに よしつねわ いちまんよきを 258 15 ふたてに わけて, ときぃいらぅを たいしゃぅと して 258 16 しちせんよきをば いちのたにの にしの てえ さしむけられ, 258 17 わがみわ さんぜんよきで いちのたにの うしろ 258 18 つのくにと, はりまの さかいな ひよどりごえの 258 19 からめてえ むかわれた. つわものども これわ 258 20 きこゆる あくしょ ぢゃ: てきに わぅて こそ しにたけれ, あくしょに 258 21 をちて, しなぅずるわ, むげな ことかな: 258 22 あわれ あんないを しった ものが あるかと くちぐちに 258 23 まぅす ところで; ひらやま すすみでて まぅしたわ: この 258 24 やまの あんないわ わたくし こそ しって ござれと, まぅせば: 259 01 よしつね さもあれ ばんどぅ そだちの ひとの 259 02 こんにち はじめて みる さいこくの やまの あんないわ 259 03 しかるべからぬと あったれば: ひらやまが まぅしたわ: 259 04 ごぢゃぅ とも をぼえぬ ものかな ! よしの, はつせの 259 05 はなの ころわ かじんが これを しる, てきの 259 06 こもった しろの うしろの あんないをば かぅのものが 259 07 しりまらすると, まぅしたれば: よしつね これ また 259 08 ばぅじゃくぶじんなと あって わらわれた. また むさしの くにの 259 09 ぢゅぅにに きよしげとゆぅて, じゅぅはっさいに なる ひと 259 10 をまえに すすみでて まぅしたわ: をやにて ござる 259 11 にゅぅだぅの をしえまらしたわ, てきにも とりこめられ, 259 12 やまごえの かりをも して, みやまに まよ 259 13 わぅずる ときわ, らぅばに たづなを むすんで うちかけ, 259 14 さきに をいたて ゆけ, かならず この うまわ みちに 259 15 いでおぅずると をしえて ござると, まぅしたれば: よしつね 259 16 いしゅぅも まぅした ものかな ! ゆきわ のばらを 259 17 うづめども, をいたる うまぞ みちわ しるとゆぅ 259 18 こころぢゃ: さらばと あって, しらあしげな うまに しろぶくりんの 259 19 くら をいて, たづなを むすんで うちかけ 259 20 さきに をいたて, いちども しらぬ しんざんに わけいられた. 259 21 これわ きさらぎ はじめの こと なれば, みねの 259 22 ゆき むらぎえて, はな かと みゆる ところも あり, 259 23 たにの うぐいす をとづれて, かすみに まよぅ ところも 259 24 あり, のぼれば しらくもが かぅかぅと して そびえ, 260 01 くだれば, せいざん ががとして きし たかぅ, まつの 260 02 ゆき さえ きえやらず: こけの ほそみちわ かすかで, 260 03 あらしの さそぅ をりをりわ, うめの はな かと をぼえ, やまぢに 260 04 ひが くるれば, けおぅわ いかにも かなぅまいとて, 260 05 つわものども みな うまから をりて, ぢんを とった 260 06 ところで, むさしばぅべんけい ある らぅをぅを いちにん ぐして, 260 07 よしつねの をまえに まいった: これわ なにものぞと 260 08 とわるれば, この やまの れおぅしで ござると 260 09 まぅす: さてわ あんないわ しっつらぅ: これから へいけの 260 10 しろえ をとさぅずると をもぅが, なんとと あったれば, をもいも 260 11 よらぬ ことで ござる: さんじゅぅぢゃぅの いわさき, じゅぅごぢゃぅの 260 12 きし などと まぅせば; ひとの とをらぅずる やぅも 260 13 ござらず: まして をんうまわ なんとして かないまらしょぅずと 260 14 まぅせば: しかの かよぅことわ ないかと たづねらるれば, 260 15 しかわ をのづから かよいまらする: せじゃぅさえ 260 16 あたたかに なれば, くさの ふかいに ふさぅずる とて, 260 17 たんばの しかわ はりまの みなみのえ とをりまらするが, 260 18 ときどき この たにを かよいまらすると 260 19 まぅす. さてわ しかの かよわぅ ところを うまの とほらぬ 260 20 ことが あらぅか ? なんぢ やがて しるべ せいと あったれば, 260 21 このみわ としをいて かなぅまじい よしを まぅす; 260 22 こわ ないか ? ござる, くまわぅと まぅして しゃぅねん じゅぅろくに 260 23 なるを たてまつったれば, やがて もののぐを 260 24 させ, うまに のせて あんないしゃにぐせられた: これを 261 01 げんぶく さして よしつね の よしを くだされて, よ 261 02 しひさと なのった. よしつね かまくらどのと なかを 261 03 ううらがいあって, わぅしゅぅで うたれさせられた とき, よしひさと 261 04 まぅして, うちじに した もので ござる. 261 05 だしち. くまがえと, ひ- 261 06 らやまと いちのたにえ をしよせ, いくさ して 261 07 いちにの かけを あらそぅた こと. 261 08 うま. ちっとも そなたに ただくちわ をかせまいぞ 261 09 なを さきえ をかたりゃれ. 261 10 き. さてさて いかい へいけじゃぅごで ござる. よしつ 261 11 ねわ また その やまに をぢゃる うちに, くまがえ 261 12 わ そのとき まで からめてに あったが, そのよに やさん 261 13 ばかりに ちゃくしの こじらぅを よぅで まぅしたわ : いか 261 14 に こじらぅ, をもえば この てわ あくしょを をとさぅず 261 15 る とき, うちごみの いくさで, すべて たれさきと ゆぅこと 261 16 あるまいぞ : いざ これから はりまぢに でて, いちのたに 261 17 の さきを かけおぅと いえば, こじらぅ よぅ ござらぅず: いそいで 261 18 むかわせられいと まぅす. まことや ひやまも 261 19 うちごみの いくさを このまぬぞ: みて まいれと ゆぅて, 261 20 らぅどぅを やったれば, あんのごとく, ひらやまわ はや も 261 21 ののぐ して たれに わぅて ゆともなぅ こんどの いくさ 261 22 に ひとわ しらず, ひらやまに をいてわ, ひとあしも ひくまい 262 01 ものをと ひとりごとを した. らぅどぅが うまを 262 02 かぅとて, にくい うまの ながぐいかな とて うったれば, ひ 262 03 らやま さぅな しそ : ひらやま みゃぅにツわ しなぅぞ : その 262 04 うまの なごりも こよひ ばかり ぢゃと ゆぅたを きぃて, らぅ 262 05 どぅ はしりか えって かぅかぅといえば: くまがえ されば 262 06 こそと ゆぅて うったって, しゅぅじゅぅさんぎ うちつれて, いちのた 262 07 にをば ゆんでに みなし, めてえ あゆませ ゆく ほどに 262 08 ねんらい ひとも かよわぬ ふるみちを とをって 262 09 はりまぢの なみゅちぎわえ うちでたれば: と 262 10 きのじらぅわ うのこくの やあわせと さだめられたれば, 262 11 まだ よせず : しちせんよきで ひかえて いた ところを 262 12 くまがえわ をぜいに うちまぎれて, つっとぅ ちと 262 13 もって, いちのたにえ よせた. まだ うしのこく ばかりの 262 14 こと なれば, てきの かたにも をとも せず, みかたに 262 15 せい いきも みえず, しづまり かえって あった ところに 262 16 くまがえ ゆぅたわ : かぅのものわ かならず 262 17 われ ばかりと をもぅな : このへんに ひかえて よの あく 262 18 るを まつ ひとも あらぅぞ : いざ ひとの なのらぬ さき 262 19 に なのらぅ こじらぅと ゆぅて, きどの くちに あゆませ 262 20 よせて, だいをんを あげて なのったわ : つたえて 262 21 も きつらぅ, むさしの くにの ぢゅぅにん くまがえ, 262 22 その こ こじらぅ いちのたにの せんぢんぞと なのった . 262 23 てきの かたにわ これを きき, をとな しそ : ただ てき 262 24 が うまの あし つからかさせい やだねを いつくさせいと 263 01 ゆぅて, をとする ものも なかった. 263 02 さぅする ほどに むしゃご うしろに つづいた : たそと 263 03 とえば, ひらやまとゆぅ. ひらやまどのか ? くまがえぢゃ: 263 04 なぅ くまがえどのか ? いつからぞと とえば, 263 05 くまがえわ よいからと こたえた: そのとき ひらや 263 06 もうちよせて まぅしたわ: さればこそ それがしも 263 07 とぅ よしょぅずるを なりだに すかされて, いままで ち 263 08 ちした: しなば ひらやまどのと いっしょで しなぅと ち 263 09 ぎる ほどに, うちつれたが: なりだが こよい ゆぅ やぅわ: 263 10 いたぅ ひらやまおの さきがけばやりな めされそ: いくさ 263 11 の さきを かくると ゆぅわ, みかたの をぜいを うしろ 263 12 に をいて, かけたればこそ, かぅみゃぅ ふかくの ほども 263 13 あらわれて をもしろけれ: みかたの せいわ いっきも みえいで 263 14 うんかの ごとくの わぅぜいの なかに かけいって, 263 15 うたれてわ, されば なんの せんぞと せいする ほどに, げ 263 16 にもと をもぅて つれて うつほどに, こざかの ある 263 17 ところを つっと うちのぼせ, うまを くだりがしら 263 18 に ないて, みかたの せいを まつ ところに, なりだも 263 19 をなじゃぅに うちのぼせて, ものを いい あわぅずる 263 20 かと をもぅたれば; ひらやまを すげなさぅに みないて, 263 21 そこを つっと うちのびて, やがて ただのびに さき 263 22 に ゆく ほどに, あわれ きゃつわ ひらやまを たばかって 263 23 さきを かけおぅと するよと こころえて, ごろくたん さ 263 24 きだったを ひともみ もぅで をいつけて, ひらやま ほ 264 01 どの ものをば どこを たばかるぞ ? わとのわ 264 02 とゆぅて, うちすぎて よせたれば ひらやまが うま 264 03 そるか まして, その ひとにわ うしろかげも みえまじと 264 04 かたった. 264 05 よわ すでに ほの ぼのと あけゆく: くまがえ 264 06 さきに なのったれども, ひらやまが なのらぬ さきに 264 07 なを なのらぅと をもぅて, また きどの きわえ あゆませ 264 08 よせて, まえの ごとく なのり, へいけの さむらいの 264 09 なかに われと をもわぅ ともがらわ かけだせ, 264 10 げんざん しょぅと いえば, へいけの さむらいども これを 264 11 きぃて, よもすがら ののしる くまがえ をやこ ひっさげて 264 12 こぅと ゆぅて, すすむ ものどもわ えっちゅぅの じ 264 13 らぅびゃぅえ, かづさの ごらぅびゃぅえ, あくしちびゃぅえ 264 14 かげきよを さきとして, くっきゃぅの ものども に 264 15 じゅぅさんぎ, きどを ひらいて かけでた. ひらやま くまがいえが 264 16 うしろに ひかえたに, じゃぅの うちの ものどもわ 264 17 くまがえ より ほかわ てきが あるとも しらなんだに, 264 18 ひらやまわ てきの きどを ひをいて づるの 264 19 みて, めかすげとゆぅ うまに のって くまがえが さきを 264 20 かけすぎて, にじゅぅさんぎが なかえ をめいて かけいれば, 264 21 しろの ものども くまがえ ばかりかと 264 22 をもぅたれば, これわ なんとしてうちとらぅぞと ののしった 264 23 くまがえ これを みて, ひらやまを うたすまい 264 24 とて つづいて かくる. ひらやまが かくれば, くまがえ 265 01 つづく: くまがえが かくれば, ひらやま 265 02 つづく, にじゅぅさんぎの ものどもを なかにとりこめて 265 03 ひの づる ほど たたかえば, にじゅぅさんぎ 265 05 の ものどもわ ていたぅ かけられて, しろの うちえ 265 06 ざっと ひき, てきを ほかさまに ないて たたかぅた. 265 07 くまがえわ うまの さらを いさせて しきりに さねたれば, 265 08 ゆんづえ ついて をりたった. ちゃくしの 265 09 こじらぅわ しゃぅねんじゅぅろくと なのって たたかぅたが, ゆんでの 265 10 かいなを いさせて ひきしりぞき, うまから をり, 265 11 ちちと ならぅでたったれば, くまがえ これを みて 265 12 なんぢわ てを わぅたか ? わぅ, ゆんでの かひなを いさせて 265 13 ござる: や ぬいて くだされいと まぅせば, くまがえ 265 14 しばし まて ひまも ないぞ. つねに よろいづき せい, 265 15 やにゅら かかすな などと をしえて たたかぅた: くまがえ 265 16 よろいに たった やどもを うちかけて, しろの 265 17 うちを にらぅで, ののしったわ: きょねんの ふゆ かまくらを 265 18 でた よりして, いのちをば かまくらどのに 265 19 たてまつる: かばねわ かっせんの ばに さらさぅと をもいきった 265 20 くまがえぞ: むろやま, みづしま 265 21 にかどの かっせんに かぅみゃぅ したと なのる: えっちゅぅ 265 22 の じらぅびゃぅえわ ないか ? のとどのわ ござらぬか ? かぅみゃぅも 265 23 てきに よって こそ すれ: ひとごとに わぅてわ, えせぬ 265 24 ものぞ. くまがえにをちあえ, をちあえと, ののしるに 265 25 よって, えっちゅぅの じらぅびゃぅえわ これを きぃて, 266 01 くまがえに くまぅずる とて, しづかに あゆませて 266 02 むかぅが, くまがえ これを みて, なかを わられま 266 03 じいと をやこ まも すかさず たちならぅで, かたを 266 04 ならべ, たちを ひたひに あて, うしろえわ ひとひきも ひこず 266 05 いよいよ さきえ すすんだれば: じらぅびゃぅえ これを 266 06 みて, かなぅまじいと をもぅたか, とって かえす. くまがえ 266 07 えっちゅぅの じらぅびゃぅえと こそ みれ, てきに うしろを 266 08 ば みせぬ ものを くまがえに をちあえと ことばを 266 09 かくれども, をこのものと ゆぅて, ひきしりぞく 266 10 あくしちびゃぅえ これを みて, きたない とのばら 266 11 の しゃぅ かなと ゆぅて, すでに をちやぅて, くまぅとて づるを 266 12 きみの ごだいじ これに かぎるまい, あるべおぅも ない 266 13 とゆぅて, とりとどめたれば: ちからに をよばいで 266 14 でなんだ. 266 15 そののち さんにんの ものども なを てづよぅ 266 16 たたかぅを, やぐらの うえの ものども やさきを そらえて 266 17 さんざんに いる: されども みかたわ ををし, てきわ 266 18 すくなし, やにも あたらず, かけまわるを ただ 266 19 をしならべて くめ くめと やぐらの うえから げぢ 266 20 したれども, へいけの うまわ のる ことわ しげおぅ, 266 21 かぅ ことわ まれで, ふねに つきひを をくり たったれば, 266 22 みな すくんで よりついた やぅ なれば, くまがえ 266 23 ひらやまが うまに ひとあて あてられてわ, けたをさ 266 24 れさぅ なれば, をしならべても くまず: ひらやま 267 01 わ らぅどぅを うたせて, てきの なかえ わって いり, やがて 267 02 その てきを うって で, くまがえも ぶんどりを した. 267 03 くまがえわ さきに よせたれども, きどを ひらかねば, 267 04 かけいらず. ひらやまわ のちに よせたれども 267 05 きどを ひをいたれば, かけいるによって, くまがえ 267 06 ひらやま いちにの かけらば あらそぅた. さぅする ほど 267 07 に なりだの ごらぅも くる, ときのじらぅも しち 267 08 せんよきで をしよせて, ときを どっと つくれば, 267 09 くまがえ, ひらやまも ひきしりぞいて, うまの いきを 267 10 やすめたと, きこえまらした. 267 11 だいはち. をていぐたのも 267 12 りの かっせんの こと: をなじく ひよどりごえを 267 13 をとされ, えっちゅぅの ぜんじが うちじにの 267 14 こと. 267 15 うま. して いくたのもりの かたにわ なんと あったぞ ? 267 16 267 17 き. をて いくたのもり にわ のりより その せい 267 18 ごまん よきで うのこくの やあわせと さだめられたれば 267 19 まだ よせられなんだ. その てに むさしの くにの 267 20 ぢゅぅにん かわら たらぅ, かわらじらぅと ゆぅて, 267 21 をとといあったが, かわら たろ をとをとの じらぅを やぅで 267 22 まぅしたわ: いかに じらぅどの, うのこくの やあわせと 268 01 さだまったれども, あまり まつが こころもと なぅ 268 02 をぼゆるぞ: てきを めの まえに をきながら, なにを 268 03 ごしょぅぞ ? ゆみや とるはぅわ かぅわ ないものを: 268 04 みが かまくらどのの をまえで うぅちじにつま 268 05 つらぅずと まぅした ことが ある: さあれば しろの うち 268 06 を いって みょぅと をもぅ: わとのわ いきて しょぅにんに たて 268 07 といえば, じらぅ まぅしたわ: くちらしい ことを のたまぅ 268 08 もの かな ! ただ をととい あらぅずる ものが, あにを 268 09 うたせて しょぅこに たたぅ とまぅさぅずるに, ゆみや とるはぅ 268 10 に よいと まぅさぅずるか ? それがしも とても うちじに 268 11 しょぅずるに, をなじゅぅわ いっしょで こそ いかにも ならぅずれと 268 12 ゆぅに よって, ちから をよばいで かわら たらぅ 268 13 さらばと ゆぅて げにんども らよびよせ, こきゃぅ 268 14 に とどめをく さいしの もとえ この やぅどもを 268 15 いひつかわし, うまどもをば なんぢらに とらする: 268 16 しゃぅ ある もの ならば, いのちの あらぅ ほどわ かたみに 268 17 せいと ゆぅて, うまにも のをず, げにんらも つれず, 268 18 ただ ににん げげを さき, さかもぎを のりえお 268 19 えて, しろの うちに いったれども, まだ くらかった れば, 268 20 よろいの けも さだかに みわけぬに, かわら たらぅ 268 21 をととい たちならぅで, けみゃぅ じつみょを なのり, 268 22 わぅての せんぢん ぞと よばわれば, へいけの かたにわ 268 23 これを きき, どっと わらぅて まぅしたわ: とぅごくの もの 268 24 ほど すべて をそろしい ものわ ない: これほどの 269 01 をぜいの なかに ただ ににん いったらば, なにほどの こと 269 02 が あらぅぞ ? その ものどもを しばし をいて あいせよと 269 03 まぅす ところに, かわら をととい たちならぅで, さし 269 04 つめ ひきつめ さんざんに いる: くきゃぅの てたれ なれば, 269 05 やごろに まわる ほどの ものわ さづる ことを 269 06 なかった ところで, この ものども あいしすごいた: 269 07 いまわ いとれ わかい ともがらと ゆぅたれば, びっちゅぅ 269 08 のぢゅぅにん まなべの しらぅ, ごらぅと ゆぅて, つよゆ 269 09 みの せいびゃぅ きゃぅだい あったが, ごらぅわ いちのたにに 269 10 をかれ, しらぅわ いくたのもりに いたが, これを みて 269 11 よっぴいて いれば, かわを たらぅが ひだりの わきら 269 12 みぎの わきえ つっと いだされて, ゆんづえに すがって 269 13 たつ ところに, をとをの じらぅ これを みて, 269 14 てきに くびを とらすまいと をもたか, つっと よって 269 15 あにを かたに ひっかけ, さかもぎを のりこゆるを 269 16 ななべの しらぅ にの やを つがぅて わなせば, か 269 17 わらじらぅが みぎの ひざくちに あたって, あにと をなじ 269 18 まくらに たふれたを まなべが らぅどぅ ににん うち 269 19 ものの さやを さづいて, かわら をとといが くびを 269 20 とって いった. 269 21 かわらが げにんども かわらどのわ はや しろ 269 22 の うちえ いって うたれさせられたと よばわったれば, か 269 23 ぢわらえいざぅ これを きいて, あら むざんや これわ しの 269 24 たぅの とのがらが ふかくで こそ この をとといをば うたせられ: 270 01 あたら ものどもをと ゆぅて, きどの きわに 270 02 をしよせ, あしがるども よせて, さかもぎ ひきしりぞかせ, 270 03 ごひゃくよき くつばみを ならべ, をめいて 270 04 かけいる; げんだが じなん かげたか あまりに 270 05 すすんで かくれば, たいしゃぅぐん ししゃを たてられ, ごぢんの 270 06 せいも つづかぬに, さきがけ したらぅ ものをば, 270 07 くんかぅ あるまじと, いわるれば: かげたか ひかえて, 270 08 をへんじに: 270 09 もののふの とりつらえたる あづさゆみ 270 10 ひぃてわ ひとの かえる ものかわ. 270 11 とわぅせられいと, いいすてて, かけいって たたかえば, みな 270 12 つづいて たたかぅて, りゃぅぼ うをめき さけぶ こえ や 270 13 まを ひびかし, うまの はせちがぅ ををとわ らいの ごとくで, 270 14 げそぺい いづれも ひまも ない ていと みえて 270 15 あったと まぅす. 270 16 げんじ わぅて ばかりでわ しょぅぶ ありさぅにも みえなんだれば, 270 17 なぬかの うのこくに よしつね さそぜん 270 18 よきで, いちのたにの うしろ ひよどりごえに うちのぼって, 270 19 ここを をとさぅと せらるるに, この せいに をどろいたか, 270 20 わぅじか ふたつ いちのたにの じゃぅの うちえ 270 21 をちたれば, これわ なにごとぞ ? さと ちかからぅ しか 270 22 さえも われらに をそれて, やま ふかぅ こそ いらぅずるに, 270 23 ただいまの しかの をちやぅこそ をそろしけれ 270 24 と さわぐ ところに, いよの くにの ぢゅぅにん たかいちなんでも 271 01 あれ, てきの かたから こぅ ものを あまさぅ 271 02 やぅわ ないと ゆぅて, うまに うちのり, ゆんでに あひつけて, 271 03 さきな わぅじかの まんなか いて とどめ, やがて にの 271 04 やを とって つぎの しかをも いとめて, をもいも 271 05 よらぬ かんを したと まぅしたれば, えっちゅぅの いえんじ 271 06 せんない とのばらの ただいまの ししの いやぅかな ! 271 07 つみ つくりにと せいした. 271 08 よしつね くらをきゅまを にひき をいをとされたれば, 271 09 いっぴきわ あし うちをって ころびをち, いっぴきわ さぅいの 271 10 へいけの じゃぅの うしろに をちつき, えっちゅぅの 271 11 ぜんじが やかたの まえに みぶるい して たった. くらをき 271 12 うま にひき まで をちたれば, あわや てきが むかぅわ 271 13 と さぅどぅする ところに, よしつね うまども ぬしぬし 271 14 が のって, こころえて をとさぅずるにわ そんずまじい: よしつねわ 271 15 かぅ をとすぞと あって, まっさきに をとされたれば, 271 16 しらわた さんじゅぅながれ ばかり さしあげて さんぜんぎ ばかり 271 17 つづいて をとす: ごぢんに をとす ひとびとの よろい 271 18 の さな せんぢんに をとす ひとの よろい かぶとに あたる 271 19 ほどで えいえいご えを しのび しのびに ちからを つけ 271 20 いわまじりに さざれで あれば, ながれをとしに にちょ 271 21 ばかり ざっとをといて だんのあるところに ひかえて, それ 271 22 から したを みくだせば, だいばんじゃくが こけむいて つるべだちに 271 23 じゅぅしごぢゃぅ みくだいた ところで, つわも 271 24 のども いまわ これから ひきかえさぅずる やぅも なし, 272 01 ここを さいごと ゆぅ ところに, みゅらの いうぅを きたな 272 02 し との, みゅらの かたでわ とり ひとつ たっても ちょぅせき 272 03 かかる ところを こそ わせあるけ, これわ ばばか 272 04 と ゆぅて まっさきに をといたれば, これを みて, をぅぜい 272 05 やがて つづいて をとすが, あまりの いぶせさに め 272 06 のふさいで をといた. をぅかた ひとの しわざとわ をぼえず: 272 07 ただ てんまの しょいと みえたと まぅす. 272 08 をとしも あえず, ときを どっと つくる: さんぜん 272 09 よきの こえ なれども, やまびこに こたえて すまん 272 10 ぎと きこえた: をとしも あえず, しなのの げんじ 272 11 よしくにが てから へいけの やかたに ひを かけたれば, 272 12 をりふし かぜがさげしゅぅ ふいて くろけむりわ 272 13 をしかかる: つわものども けむりに むせて, ゆおとし, 272 14 ひきをとさねども, うまから をちふためき, 272 15 あまり あわてて まえの うみえ むかぅて させいった. 272 16 たすけぶねわ ををけれども, もののぐし 272 17 た ものどもが ふね いっそぅに しごひゃくにん, ごろっぴゃくにん 272 18 われ さきにと こみのらぅに, なじかわ よからぅ ? 272 19 なぎさから ごろくちゃぅ をしだすに, ひと いちにんも 272 20 たすからず, たいせん さんぞぅ ながれたれば, そののち 272 21 わ しかるべい ひとたちらば のするとも, ざぅにんども 272 22 をば のするなと ゆぅて, さるべい ひとを ひきのせ, つぎさまの 272 23 ものどもをば たち なぎなたで ふな 272 24 ばたを ながせた. かぅ あるとわ しりながら, ときに わぅてわ 273 01 しないで, のせまじいと する ふねに とりっき, つかみつき, 273 02 あるいわ かういあ うちきられ, あるひわ ひぢを 273 03 うちをとされて なぎさに たをれして, をめき さけぶ 273 04 こえ をびたたしかったと まぅす. のとどのわ いちども 273 05 かくを せぬ ひと ぢゃが, こんどわ いかにも かなぅ 273 06 まいと をもわれたか, うすずみとゆぅ うまに のって, 273 07 はりまの あかしえ をちられ, あにの みちもりわ 273 08 をみの くにの ぢゅぅにん きむらの げんざぅ とゆぅ 273 09 ものに しちきの なかに とりこめられて, つひに 273 10 うたれられ, えっちゅぅの いえんじも をちゆくが, いづくえ 273 11 ゆかば, のがれおぅかと をもぅたれば, ひかえて てきを 273 12 まつ ところに, いのまた よいてきと めを かけて, 273 13 むちを あげ はせよせ, をしならべて くんで 273 14 をちた. 273 15 えっちゅぅのいえんじ へいけの かたにわ しちじゅぅにんの 273 16 ちからを あらわいたとゆぅ だいぢから なり: いのまたわ 273 17 とぅ さっかこくに きこえた したたかもの なれども, 273 18 えっちゅぅのいえんじが したに なる: あまり つよぅ をさえ 273 19 られて, ものを ゆあぅと すれども, こえも でず, 273 20 かたなを ぬかぅと つかに てを かくれども, うごきえず: 273 21 これほど いのまたを てごめに しょぅずる ものこほ 273 22 をぼえぬ: あわれ これわ へいけの かたに きこゆる 273 23 えっちゅぅのいえんじ かと をもい, ちからわ をとったれど 273 24 も, かぅのもので あったに よって, すこしも さわがぬ 274 01 ていで, そもそも ごえんわ へいけの かたでわ さだめて 274 02 な ある ひとで こそ あるらぅ: てきを うつと ゆぅわ, 274 03 われも ひとも なのって きかせ, てきにも なのらせ 274 04 て, うったればこそ をもしろけれと ゆぅたれば, いえっちゅぅ 274 05 の いえんじ やすらかに をもぅて, これわ えっちゅぅの いえんじと 274 06 ゆぅ ものぢゃが: わがきみわ たそ ? なのれ きかぅと ゆぅたれ 274 07 ば, むさしの くにの ぢゅぅにん いのまたと まぅす もの 274 08 ぢゃ: たすけさせられい, へいけ すでに まけいくさとこそ みえて 274 09 ござれ: もし げんじの よに なったらば, ごえの えか 274 10 したしい ひとびと なんじゅぅにんも あれ, それがしが くんこぅ 274 11 の しゃぅに まぅしかえて たてまつらぅと まぅしたれば: にくい 274 12 きみが まぅしやぅや ! われ みこそ ふしょぅ なれども, 274 13 なましいに へいけの いちもん なれば, いまさら げんじを 274 14 たのまぅとわ をもわぬ ものをと ゆぅて, やがて 274 15 とって をさえ, くびを かかぅと するほどに, いのまた 274 16 かなぅまいと をもぅたか, まさなや かぅにんの くびきる 274 17 やぅや あると いわれて, さらばと ゆぅて とって ひきをこし, 274 18 たのくろの ある ところに, こし うちかけて いた: うしろわ 274 19 やまだの どろが ふかぅ, まえわ ひゃがって, 274 20 さたけの やぅな ところに あし さしをろいて ににん ものがたり 274 21 して, いきを ついで いた ところに, むしゃが いっき 274 22 あゆませて くるを えっちゅぅの いえんじ みて, あれわ 274 23 たれぞと とえば; くるしゅぅも ござるまい, それがしが 274 24 したしいものに ひとみの しらぅと まぅす もので ざるが, 275 01 それがしを たづねて まいったと ぞんずると いえども, 275 02 そばな いのまたを うちすてて, いまの てきを 275 03 いぶせさぅに をもぅて, めも はなさず まぶる ところに, 275 04 あわれ あれらが ちかぅ なる ほど ならば, まいちど 275 05 くまぅずる ものを: くむ ほど ならば, ひとみが 275 06 をちあわせて ちからを あわせぬ ことわ あるまいと 275 07 をもぅて まつところに, ひとみが しだいに ちかづくに 275 08 よって, いのまた つっと たち あがって ちからあし 275 09 を ふんで, こぶしを にぎって, いえっちゅぅの いえんじが むないたを 275 10 ちゃぅど つく: をもいも かけぬ こと なれば, 275 11 うしろの みづたえ あふのけに つきぃれられ, をきゃがらぅ 275 12 と する ところに, いのまた うえに むずと のりかかり やがて 275 13 てきの かたなを ぬいて, くさずりを ひきゃげ つかも 275 14 こぶしも とをれ とをれと みかたな さいて くびを 275 15 とって, ひとみが をちやぅて ろんずる ことも 275 16 あらぅかと をもぅて, いえんじが くび たちの さきに つらぬいて 275 17 さしあげて, へいけがたに きこゆる えっちゅぅの- 275 18 いえんじをば いのまた かぅ こそ うてと, たからかに なのって, その 275 19 ひの かぅみゃぅの いちの ふでに つけられたと, まぅす. 275 20 だいく. へいけ のいちもんの 275 21 ひとびと ををぅ うたれられた その なか に, あつもり 275 22 くまがえに わぅて うちじにの こと. 275 23 うま. をくたびれあらずわ, まっと をかたりゃれ. 276 01 き. くころえまらした: いちのたにの いくさ やぶれて 276 02 のち, みちもり ただのりらを じめ, れきれきの 276 03 いちもんの ひとびと うたれられ, しげひらわ いけ 276 04 どられた. その うちに あつもりをば くまがえが 276 05 うって ござる. くまがえわ よからぅ てきがな いちにん 276 06 と をもぅて, まつ ところに むしゃ いっき をきな ふねに 276 07 めを かけて ごたんばかり をよがせて くる. くまがえ 276 08 これを みて, わぅぎを あげ, かえせ かえせ 276 09 と まねけば; とって かえし, なぎさえ うちあぐると 276 10 ころを くまがえ ねがぅ ところ なれば, こまの 276 11 かしらも あえず, をしならべて くんで をち, さぅの 276 12 ひざで てきが よろいの そでを むずと をさえ, くび 276 13 を かかぅと かぶとを とって をしのけて みれば, まだ 276 14 だ じゅぅろくしちと みえた ひとの まことに きよげなが 276 15 うすげしゃぅ して かね っけられた: くまがえ 276 16 これわ へいけの きんぐちで こそ をわすらぅ: さむらい 276 17 でわ よも あらじ: くまがえが こじらぅを をもぅやぅ 276 18 にこそ この ひとの ちちも をもわせられおぅ: いとぅ 276 19 しや ! たすけまらしょぅずると をもぅ こころが ついて, かたなを 276 20 しばし ひかえて, いかなる ひとの きんだちで ござるぞ ? 276 21 なのらせられい, たすけ まらしょぅずると まぅせば; 276 22 なんぢわ なんたる ものぞと とわるれば, そのものにてわ 276 23 ござなけれども, くまがえと まぅす 276 24 もので ござると まぅせば; さてわ なんぢが ために 277 01 わよい てきぞ: なんぢに わぅてわ なのるまい, ただいま 277 02 なのれば とて, かくれ あらぅ ものか ? くび じっけんの 277 03 とき やすぅ しれおぅぞ, いそいで くびを とれと あったれば; くまがえ 277 04 をもぅやぅわ: ただいま この ひと うたねばとて, 277 05 げんじ かたぅずる いくさに まけおぅでも なし: うったれば 277 06 とて, それにわ よるまじいと をもぅたれば, たすけたて 277 07 まつらばやと うしろを かえりみる ところに, みかたの 277 08 との せい ごじっき ばかり くる あひだ, くまがえ たすけ 277 09 たりとも, ついに この ひと のがれさせられまじければ, 277 10 のちの ごけおぅやぅを こそ つかまつらぅずれとて, 277 11 をんくびを かいて のちに きけば, しゅりのだいぶの 277 12 すえのこ あつもりと まぅして, しゃぅねん じゅぅしちで 277 13 あった: をん くび を つつまぅずると よろい ひたたれを 277 14 といて みれば, にしきの ふくろに いった ふえを ひき 277 15 あわせに さされた. これわ ちち しゅりのだいぶ よぅしょぅ 277 16 の とき, とばのいんから くだされた こえだと ゆぅ ふえ 277 17 でござる. くまがえ これを みて いとぅしや ! けさ しろ 277 18 の うちに くゎんげん させられたわ この きみで こそ 277 19 ござるらぅ: たぅじ みかたに とぅごく から のぼった つわも 277 20 のいくせそばんかあらぅずれ ども , かっせんのばにふえ 277 21 を もった ひとわ よも あらじ; なにと しても じゃぅらぅわ, 277 22 ゆぅに やさしいもの ぢゃと ゆぅて, これを よしつねの 277 23 げんざんに いれたれば; みる ひと きくもの なみだわ 277 24 ながさぬわ なかったと, まぅす. それかをして くまが 278 01 えが ほっしんの をもいわ すすんだと きこえまらした. 278 02 さぅ あって あつもりの をかたみを をきなふねに をくり 278 03 たてまつらぅ とて, さいごの とき めされた ごしゃぅぞく 278 04 いげ ひとつも のこさず, とりそえて じゃぅを かいて 278 05 しゅりのだいぶどのえ たてまつったれば, へんじゃぅも 278 06 ござった. 278 07 だいいう. みちもりの きた 278 08 のかた, こざいしゃぅの つぼね みちもりに をくれ, 278 09 みを なげられた こと. 278 10 うま. その いくさが やぶれて からわ なっと あったぞ ? 278 11 き. へいけわ いくさ やぶるれば, せんていを さじめた 278 12 てまつり ひとびと ふねに とりのって, うみに うかび, 278 13 あるいわ あしやの をきに こぎ いだいて, なみに ただよぅ 278 14 ふねも あり; あるいわ あわぢの せとを をしわたって 278 15 しまがくれ ゆく ふねも あり; いまだ いちのたにの 278 16 をきに ただよぅ ふねも あり; うらうら, しまじまが 278 17 をほければ, たがいに しゃぅじも しりがたかったと, きこえまらした. 278 18 へいけ くにを なびかす ことも じゅぅしかこく, 278 19 せいの したが< ことも じゅぅまんよき, みやこえ 278 20 ちかづく ことも をもえば, わづかに いちにちの 278 21 みちで あったれば, こんどわ さりともと をも 278 22 われた. いちのたにらも をとされて こころぼそぅ なられた: 279 01 うまいに しづんで しするわ しらず, くがに かけた 279 02 けた くびの かず にせん よにんと しるされた: いちのたにの 279 03 をざさわら みどりの いろも ひきかえて うすぐ 279 04 れないに なった. こんどの かっせんに うたれたれた いちもんの 279 05 ひとびと みちもりら はじめ, じゅぅにの くび 279 06 みやこにぃり, しげひらわ いけどりに せられて わたされられた. 279 07 にぃどの これを きかせられて, ゆみや 279 08 とりの うちじに する ことわ よのつね ぢゃが, しげ 279 09 ひらわ こんど いけどりに せられて いかばかりの ことを 279 10 をもぅらぅ とて, をなきゃれば; きたのかたも さまを 279 11 かよぅずると あったを, せんていの をめのとで あったに 279 12 よって, なんとして きみをば, ふてまらせられおぅぞと にい 279 13 どの せいし させられたれば, ちからに をよばず あかし 279 14 くらされた. みちもりの さむらひに たきぐちと 279 15 ゆぅもの きたのかたえ まいって, なくなく まぅしたわ: 279 16 とのわ はや てき しちきが なかに とりこめられて, 279 17 ついに うちじに させられた. 279 18 たきぐちも やがて そこで をともに うちじにをも 279 19 つかまつらぅずるが, かねがね をそこと 279 20 を のみ わぅほせられ, われわ ひまも なぅ いくさの ばに 279 21 むかぅ: われ いかにも ならぅ ところで ごせの をとも 279 22 つかまつらぅと, あいかまえて をもぅな: ただ いのち 279 23 いきて をゆくえを みつぎまらせいと, さしも 279 24 をぅせられた によって, かいなぅ いのち いきて これ まで 280 01 まいってござると まぅしもあえず ないた. 280 02 きたのかた きこしめしもあえず, をもひぃらせられた 280 03 きしょくで, ふし しづんで なげかれ, いちぢゃぅ うた 280 04 れれられさせられたとわ ききながら, もしや いきても 280 05 をかえりゃり, ひがことでも あるかと にさんにちわ ただ 280 06 かりそめに でた ひとを まつ やぅに まった こと こそ 280 07 かなしけれ; むなしゅぅ ひかずも すぎ ゆけわ, 280 08 もしやの たのみも かきたえて, こころぼそぅ をもい 280 09 あり, めのとの にょぅばぅ ただ いちにん あったも をなじ 280 10 まくらに ふし しづんで ないた: にぐゎちの じゅぅさんにち 280 11 よも ふけゆく ほどに, きたのかた めのとの 280 12 にょぅばぅに かきくどいて いわるるわ: あわれや あす うちでおぅとての 280 13 よ さしも いくさの にわに わらわを よぅで, 280 14 さても みちもりが はかない なさけに みやこの 280 15 うち を さそわれ いで, ならわぬ たびの そらに ただよぅて, 280 16 すでに にねんを をくられたに, いささかも をもいこめた 280 17 いろの ををりの なかった こそ いつの よにも わすれがたけれ: 280 18 われわ ひまもなぅいくさの にわに むかえば, 280 19 われ いかにも なって のち, いかなる ありさまで 280 20 をぢゃらぅずるかと をもえば, それも こころぐるしい 280 21 などと あったが あわれさに, われも ただならず 280 22 なった ことを ゆぅたれば, なのめならず よろこぅで, 280 23 みちもり すでに さそじゅぅに なるまで, こと ゆぅことも 280 24 なかったに, うれしい こと ぢゃ: うきよの わすれがたみ 281 01 わ あらぅず: ただしいつと ない なみの うえ, ふねの 281 02 うちの すまい なれば, みみと ならぅも こころぐるしい 281 03 などと いゆおいたも さかない かねことで あった. ありし 281 04 むゆかの あかつきを かぎりと だにも をもぅた ならば, 281 05 なぜに のちの よと ちぎらいでわ あらぅぞ ? たいらかに 281 06 をもいすぎたりとも, いとけない ものを そだてて 281 07 みょぅずる をりをりにわ, むかしの ひと のみ こいしゅぅて, 281 08 をもいの かずわ まさるとも, なぐさむ ことわ いかでか 281 09 あらぅぞ ? ながらえたらば, また をもわぬ ふしも 281 10 ありも しょぅず: もし をもわぬ ふし あらば, くさの 281 11 かげで みょぅずるも うたてい: いまわ なかなか みそめ, 281 12 みえそめた ちぎり さえ うをめしければ, いきていて 281 13 ひまなぅ ものを をもわ<よりわ, ただ ひの なかえも, 281 14 みづの そこえも いらぅずると をもい さだめて 281 15 あるぞ. さても さても それに つけても これまで をくだりゃった 281 16 こころざしこそ ありがたい こと ぢゃ. かきをい 281 17 たふみどもを みやこえ をのぼせあれ, これわ のちの 281 18 よの ことを まぅし をく などと こしかた ゆく 281 19 すえの ことどもを かたりつづけて さめざめと 281 20 なかれたれば, めのとの にょぅばぅ ひごろわ なんたる 281 21 ことが あれども, をなきゃる ばかりで わかばかしゅぅ 281 22 ものをも をぅせられぬ ひとの, れいならず かやぅに をぅせらるる 281 23 ことの あやしさよ: まことに ちいろ の そこのも 281 24 しづませられおぅずるかと あさましゅぅ をぼえて, 282 01 こんど うたれさせられた ひとぴとの きたのかた いづれか 282 02 をろそかな ことが ござらぅぞ ? かならず をんみ 282 03 ごいちにんの ことでわ ない: みみと ならせられて, 282 04 いとけない ひとらも そだてさられ, なき ひとの をかたみにも 282 05 ごらそぜられいかし, それにも をこころの 282 06 ゆかざらぅ とき こそ, をさまを かえさせられて, のちの 282 07 よをも とむらい まいらせるる ならば, よぅござらぅ. 282 08 282 09 されば, みみづの そこに しづませられたれば とて, 282 10 ない ひとを ごらんぜられおぅ ことわ かたからぅず: げにも 282 11 さやぅに ござらば, わらわをも いづく までも 282 12 めしこそ ぐせられおぅずれと, まぅしたれば, きたのかた 282 13 をもいの あまりに こそ ゆぅたれ: いかに をもぅとも みづの 282 14 そこに しづまぅ とわ をもわぬ: こよいわ 282 15 わるかに ふけゆくらぅ, いざ ねおぅとあって, よりふさるれば, 282 16 めのとの にょぅばぅ たのもしゅぅ をもぅて, ちっと うちふしすこし 282 17 ねたれば; きたのかた をきて ふなばたえ 282 18 でて まんまんたる かいし<で あれば, いづちを にしとわ 282 19 しらねども, つきの いるさの やまの わを そなたかとふし 282 20 をがぅで, しづかに ねんぶツ めさるれば, 282 21 をきの しらすに なく ちどり とも まよわすかと 282 22 をぼゆるに, あまのと わたる かぢの こえ かすかに 282 23 きこゆる えいやごえ いとど あわれや まさりつらぅ: 282 24 なむ sいほ ごくらく せかいの みだ にょらい あかで わかれた 283 01 いもせの なか ふたたび かならず をなじ さちすに 283 02 むかえさせられいと, かきくどき, なむと となゆる 283 03 こえ ともに うみに しづまれたれども, やしまえ 283 04 こぎわたる よわの ことであれば, ひと これを 283 05 しらなんだ. 283 06 かんどりが いちにん ねなんだが これを みて, あら あさましや ! 283 07 にょぅばぅの うみえいらせられたぞやと, まぅせば: 283 08 そのとき めのとの にょぅばぅ この こえに をどろいて, 283 09 そばを さぐれども, てにも さわらず, ひとも 283 10 なし: あきれた こえで ふなばたに とりつき とかく 283 11 ゆいやる かたわ なぅて, あれ あれと のみ まぅした. そのとき 283 12 ひと あまた をりて, とりゃげ たてまつらぅと したれども, 283 13 そるの よの ならいに かすむ もの なれば, 283 14 よもの むらくもご うかぅで かづけども, かづけども 283 15 つきが をぼろで みえなんだ. やや あって 283 16 かづき あげたれども, はや このよに ない ひとと をなりゃって, 283 17 しろばかまに ねりすき ふたえ ひきまいて よりゃったが, 283 18 かみも さかまも しをたれて, ひきゃげたれども, 283 19 かいも なかった. めのとの にょぅばぅ をてに 283 20 とりつきたてまつって, うらめしや をいた をやにも 283 21 わかれ, いとけない みどりこをも ふりすて, これまで 283 22 つきまらして くだった かいもなぅ, いかに かく うき 283 23 めをば みせたまぅ ぞと, なきくどいたれども, はやかよぅた 283 24 いきも たえて, いまわ こと きれをわって みえたれば, 284 01 いづくを さいて をちつかぅとも をぼえねば, 284 02 いつまで かぅ してわ をきたてまつらぅぞと あって, 284 03 みちもりの よろいの いちりゃぅ のこったに ひきまいて, 284 04 また うみに しづめ たてまつった. めのとの にょぅばぅ 284 05 このたび をくれ たてまつる まじいと ゆぅて, つづいて 284 06 うみえ いらぅと するを ひと あまた とりと どむれば, 284 07 ふなそこに たをれふし, をめき さけぶ こと 284 08 なのめならなんだ, あまりの せんかたなさに, はくさツを 284 09 ささみ をろすを みちもりの をとをと ちゅぅなごん 284 10 なくなく かみを そって, かいを さづけられたと 284 11 まぅす. むかしから をっとに をくるる たぐい ををいと 284 12 まぅせども, さまを かゆるわ よのつねの ならい 284 13 なれども, まの まえに みを なぐる ことわ 284 14 ありがたい ためし ぢゃ. されば ちゅぅしん じくんに つかえず, 284 15 ていぢょ りゃぅふに まみえずと ゆぅことも をもいしられて 284 16 あわれに ござる. 284 17 だいいう. みやこで へいけの 284 18 いちもんの くびを わたいた ことと, さんみの 284 19 ちゅぅじょ ふぅふの さた. 284 20 うま. この ちゃを のぅで いきを ついで, まちっと 284 21 をかたりゃれ. 284 22 き. hあ, これわ かたじけない: みゃぅがも ない をちゃで 285 01 こそ ござれ: ごくと みえまをして ござる. いうえい 285 02 さんねん にぐわツ じゅぅににち さんぬる なぬかに いちの 285 03 たにで うたれた へいけの くびども きゃぅえ いれば へいけ 285 04 に えんの むすぼほぅれた ひとびと わがかたさまに なにごとをか 285 05 きき, なんたる うきめをか みょぅと ゆぅて, なげく 285 06 ひとぴとが をほかった: その なかに だいがくじ 285 07 に をぢゃった こまつの さんみ ちゅぅじゃぅの きたのかたわ 285 08 さいこくえ うっての むかぅと きく たびに, こんどの いくさ 285 09 に ちゅぅじゃぅの いかなる めにか あいたまわぅずらぅと しづ 285 10 こころなぅ をもわるる ところに, へいけわ いちのたにで 285 11 のこりずくなぅ ほろび, さんみの ちゅぅじゃぅとゆぅ くぎゃぅ 285 12 いちにん いけどられて のぼらるると きこえたれば, 285 13 きたのかた この ひとに わなれまじい ものをと 285 14 なかるるに, ある にょぅばぅが きて まぅしたわ: さんみの 285 15 ちゅぅじゃぅと まぅすわ ほんざんみの ちゅぅじゃぅの をことで 285 16 ござると まぅしたれば, さてわ くびどもの なかに 285 17 こそ あるらぅ とて, なを こころ やすぅまお をもいやらなんだ. 285 18 をなじ じゅぅさんにちに なかより いげの けんぴぃしら 285 19 へいけの くびども うけとって, をぅみちを わたし, 285 20 ごくもんに かけおぅずる よしを そぅしたれば ほぅわぅ をぼしめし 285 21 わづらわせられて, だいじゃぅ だいじん そのほかの 285 22 くぎゃぅ ごにん をせあわせらるれば, この ひとびとわ 285 23 せんちょぅの をとき せきりの しんで, ひさしゅぅ きみに 285 24 つかえられた: なかにも かやぅの ひとびとの くび をぅみちを 286 01 わたさるる こと せんれい ない ぎぢゃ. のりより, 286 02 よしつねらが まぅしじゃぅ あながちに ごきょよぅ 286 03 あらぅずる ことで ないと, まぅされたれば: さてわ わたされまじいで 286 04 あったを, ちち よしともが くび をぅほみちを 286 05 わたし ごくもんに かけられて ござる: ちちの 286 06 さぢを すすがぅ ため, きみの をいきどをりを やすめ 286 07 たてまつらぅと ぞんじたれば, ちゅぅを をもんじ, いのちを 286 08 かろそじて ござる. まぅし こぅ ところ ごゆるされ 286 09 なくわ, じごにいご なんの いさめ あってか ちょぅてきを ほろぼしまらしょぅぞと, 286 10 よしつね ことに いかりまぅされたれば, 286 11 さらばと あって ついに わたされた: みる ひと かわらに 286 12 いちを ないてござる. 286 13 だいかくじに かくれて をぢゃった さんみの ちゅぅじゃぅの 286 14 わかぎみ ろくだいごぜに つきたてまつった さいとぅご, 286 15 さいとぅろくわ むくゎんな うえわ, いたぅ ひとにも 286 16 みしられまじいと をもひ, この いちにねんわ かくれ 286 17 いたれども, あまり をぼつかなさに, さまを やついて 286 18 みたれば, さんみのちゅぅじゃぅどのの をくびわ 286 19 みえなんだれども, みな みしった くびども で ある 286 20 によって, めも あてられず, なみだも さらに せきゃえず, 286 21 よその ひとめも あやしげ なれば, そら をそろしゅぅ 286 22 をもぅて, いそぎ だいかくじえ たちかえった. きたのかた 286 23 まづ いかにと とわせらるれば, こまつ 286 24 どのの きんだちの なかにわ びっちゅぅのかみの 287 01 をくび ばかり こそ わたされさせられたれ: そのほか その 287 02 をくび その をくびと まぅせば, いづれとても ひとの 287 03 うえで ないと あって, なかれた. さいとぅご, さいとぅろく 287 04 かさねて まぅしたわ: こそにち よぅ あんないを しった ものが 287 05 ござったが まぅしたわ: こまつどのの きんだちわ 287 06 みくさの てを かためさせられて ござったが, げんじどもに 287 07 やぶられて, やしまえ わたらせられたと 287 08 まぅす. さて さんみのちゅぅじゃぅどのわ なんとと, といまらしたれば, 287 09 その ひの いくさ いぜんに, だいじの をいたわりで 287 10 やしまえ わたらせられた によって, こんどの 287 11 をことわ いくさにわ あわせられぬと こそ まぅしてござれと 287 12 まぅせば: きたのかた いとぅしや それも ただ 287 13 をもい なげきの つもって, やまいと こそ なっつらぅ: 287 14 なにたる わづらひぞ ? さても をぼつかなやと 287 15 を. せらるれば, わかぎみも, ひめぎみも 287 16 なんの をいたわりぞとわ とわなんだかと あったれば, さいとぅご 287 17 み ばかり さえも しのびかねて ござる ものが, 287 18 なんの をいたわりぞ などと までわ なんと して 287 19 とい まらしょぅぞと まぅせば, きたのかた まことにと ゆぅて, 287 20 なかれた. 287 21 さんみの ちゅぅじゃぅも かよぅ こころ なれば, みやこに 287 22 さこそ われらを をぼつかなぅ をもぅらぅ: くぴども 287 23 の なかにわ みえねども, みづの そこにもや 287 24 しづみつらぅと なげき など しょぅ ほどに, まだ この 288 01 よに ながらえたと しらせたぅわ をもわれたれども, 288 02 しのびの すみかを ひとに みしょぅも さすが なればと 288 03 ゆぅて, なくなく あかしくらされた. よるよるに 288 04 なれば, しげかげ ぢゃわ, いしどぅまる などと ゆぅもの 288 05 などを かたわらに めし, みやこ にわ ただいま 288 06 わが ことを こそ をもいだすらぅ: いとけない もの 288 07 どもわ わするるとも, ひとわ よも わする ひまわ 288 08 あるまじい: とかく ただ ひとりぃっとの あかしくらすわ 288 09 なぐさむ かたも なけれども, みちもりの うえを 288 10 みれば, かしこぅ こそ をさない ものどもを みやこに 288 11 とどめをいたれと あって, なくなく よろこばれた. 288 12 288 13 きたのかた あきびとの たよりに ふみ などの をのづから 288 14 かよぅにも, なにとて いままで むかい とらせられぬぞ ? 288 15 とぅ して むかえさせられい, わさない もの 288 16 ども なのめならず こいしがりたてまつる: われも 288 17 つきせぬ ものをもいに ながらえつべおぅも 288 18 ないと, こまごまと かきつけられたれば: さそみの 288 19 ちゅぅじゃぅ この えんじを みて, いまさら また なにごとを 288 20 をもひぃってやら, ふししづんで なげかれた. をぅいとのも, 288 21 にいどのも これを きかせられて, さらば 288 22 きたのかた をさない ひとをも むかい をとりゃって, 288 23 いっしょでいかにも をなりゃれと あれども, わがみこそ 288 24 あらぅずれ, ひとの ためにわ いかがと ゆぅて, なくなく 289 01 つきひを をくられたに こそ, せめて こころざしの 289 02 ふかい ほども あらわれた. さて あらぅずる ことでも 289 03 なければ, ちかぅ めしつかわれた さむらい いちにん 289 04 したてて みやこに のぼせられたに, みつの ふみを 289 05 かかれた. きたのかたえの をんふみ にわ いちじせんしの 289 06 たえまを さえも わりなぅ をもぅたに, むなしい 289 07 ひかずも えだたって, みやこにわ てきが じゅぅまんしえ, 289 08 わがみ ひとつの をきどころさえも ないに, いとけない 289 09 ものども ひきぐして, さこそ こころぐるしゅぅ 289 10 をわすらぅ: とぅして むかえとりたてまつり, いっしょで 289 11 いかにも ならばや などとわ をもえども, をために 289 12 こころぐるしゅぅ あれば などと こまごまと 289 13 かいて, をくに いっしゅの うたを かかれた. 289 14 いづくとも しらぬ をぅせの もしをぐさ, 289 15 かきをく あとの かたみとも みよ. 289 16 をさない ひとえの をふみ にわ, つれづれ をば 289 17 なんとして なぐさむぞ ? とぅして むかえ とらぅぞ: さこそ 289 18 あらぅずれ などと かいて, をく にわ ろくだいどの 289 19 えと かいて ひづけ せられた. これとば われ いかにも 289 20 なって のち かたみにも みよかし とて, さんみの 289 21 ちゅぅじゃぅどの かぅわ かかれたと きこえた. 289 22 をつかい みやこえ のぼって, この ふみどもを 289 23 たてまつれば, きたのかたわ みさせられて, をもい 289 24 いって なげかれた. をっかい いそいで くだらぅずる よしを 290 01 まぅせば, さりとても しばし をんへんじの あらぅずるぞと 290 02 あって, なくなく をきゃがり こまごまと へんじ あほば 290 03 されて わたされた. わかぎみ ひめぎみも ふでを そめて, 290 04 さて をへんじわ なんと かかぅぞと をぅせらるれば, 290 05 きたのかた ただ とも かぅも わごぜ たちの をもわぅずる 290 06 やぅに かけと をぅせられたれば: なにとて いままでわ 290 07 むかえ とらせられぬぞ ? とぅして むかえ とらせられい: 290 08 あら をんこいしや, をんこいしやと ことばも 290 09 かわらず, ににん ともに をなじ ことばに かかれた. 290 10 をっかい やしまえ くだって この へんじを まいらせたれば, 290 11 さんみのちゅぅじゃぅ きたのかたの をふみ よりも, 290 12 わかぎみ, ひめぎみの こいし こいしと かかれたを 290 13 みて, いま ひときわ せんかたなぅわ をもわれた. さんみの 290 14 ちゅぅじゃぅ いまわ いぶせかった こきゃぅの ことも つたえ 290 15 きかれたれども, さいしわ もとより こころを わづらをする 290 16 もの なれば, ものをもいも いやましに 290 17 なり, いまわ えどを いとぅに たよりがある: えんぶ 290 18 あいしゅぅの きづなが つよければ, じゃぅどを ねがぅじい 290 19 うみ, こんじゃぅでわ さいしに こころを くだき, たぅらいでわ 290 20 ぢごくに をちゅぅことが こころうい. さあれば これから 290 21 みやこえ のぼって さいしを みて のち, まぅねんを 290 22 さなれて じがい しょぅにわ しくまじいと さだめられた 290 23 と, きこえまらした. 291 01 だいいう いち. しげひら みや 291 02 こを わたされて のち, さんじゅの じんぎを やしまえ 291 03 しょまぅ せられた こと: をなじく その 291 04 きたのかたの こと. 291 05 うま. しげひらわ なんと をなりゃったぞ ? 291 06 き. しげひらわ ろくぢょぅを ひがしえ わたされて 291 07 ござった. にゅぅだぅ きよもりこぅにも, にぃどのにも 291 08 をもいごで ござったれば, いちもんの ひとびとにも 291 09 もてなされて, いんうちえ まいらせらるれば, たぅけも, 291 10 たけも ところを をいて うやまわれたが, いまわ 291 11 うんつきて, ろくぢょぅを ひがしの かわら まで 291 12 わたされて から, こなかの みかどの つくられた 291 13 ほりかわの だぅえ いれられたてまつった. ときのじらぅわ 291 14 もくらんじの ひたたれに, ひをどしの よろい きて, 291 15 しげひらに どぅしゃ したてまつり, つわものども 291 16 ろくじゅぅにん あまり ぐして しゅご した. いんから をつかいに 291 17 くらんどと ゆぅ ものが まいったれば: しげひら 291 18 たいめん あるに, むかしわ なんとも をもわれなんだ 291 19 くらんどを いまわ をそろしげに をもわれた. くらんど 291 20 まぅしたわ: ちょくぢゃぅ にわ しょせん さんじゅの じんぎを 291 21 さえ みやこえ いれられた ならば, さいこくえ つかわされおぅと 291 22 ある; この をもむきらを をぅせられいと まぅしたれば, 292 01 しげひら いまわ かかる みに なって ござれば, 292 02 いちもんに をもてを あわしょぅずるとも ぞんぜぬ. 292 03 にょしゃぅで あれば, にいの あま などわ いま いちど みょぅツいも 292 04 をもわれおぅか, そのほかにわ あわれを かけおぅずる 292 05 もの あらぅずる とも ぞんぜぬ: されども いんぜん 292 06 さえ くだされば, まぅして みょぅずと あれば, くらんど 292 07 この よを そぅもん いたせば, そぅわぅ やがて いんぜんを 292 08 くだされた. その をもむきわ, さんじゅの じんぎをさえ 292 09 みやこえ かえし いれらるるならば, しげひらの しざいを 292 10 なだめて, かえされおぅずると かかれた. をつかいにわ 292 11 をつぼの めしつぎの はながたを くだされた: 292 12 された: さんみのちゅぅじゃぅの をつかいにわ めしつかわれた 292 13 しげくにを っかわされた. をぅいとの 292 14 ときただきゃぅえ ちょくぢゃぅの をもむきを ぢょぅぢょぅ 292 15 まぅしくだされ, はわの にいどのにも ゆまかに をふみを 292 16 もって まいちど ごらんぜられおぅと をぼしめされば, 292 17 ないしどころの をこと よくよく をぅせられいと, 292 18 かかれた. きたのかたえも をふみを つかわされおぅと 292 19 をもわれたれども, わたくしの ふみわ ゆるされねば, 292 20 ことばで いくさわ つねの ことなれども, さんぬる 292 21 なすかを かぎりとも しらいで わかれ たてまつった 292 22 こと こころぅ ぞんじた などと いいふくめられた. 292 23 292 24 をつかい やしまえ くだって, この いんぜんを たてまつれば, 293 01 まつれば, にいどのわ しげひらのふみを ごらぅ 293 02 ぜられて, この ふみ をしまいて, をぅいとのの をまえにたをれふし, 293 03 をぅせらるるわ: なんの やぅか あらぅ ? はや 293 04 ないしどころ かえしいれたてまつって, しげひら たすけて 293 05 をみせあれ: よに あらぅと をもぅも こどもの 293 06 ためぢゃ: われを たすけおぅと をもいある ならば, しげ 293 07 ひらを まいちど をみせあれと なかれた. また ひとびと 293 08 まぅしたわ: ていわぅの をくらいを もたせらると まぅす 293 09 わ, ひとえに ないしどころの ゆえぢゃ: これを みや 293 10 こえ かえし いれられば, きみわ なんの をたのもしで 293 11 よにも ござらぅぞ ? いかでか きみを すてまらせられ, 293 12 をほくの いちもんをばほろぼさぅとわ をぼしめす 293 13 ぞとめんめんに うらみまぅされたれば, にいどのも 293 14 ちから をよばせられなんだ. 293 15 ときただ いんぜんの をつかい はながたを めし 293 16 よせて なんぢわ はながたか ? ををくの なみぢを 293 17 しのいで, これまで をつかい したに, いちごが あいだの 293 18 をもいで ひとつ さしょぅと ゆぅて, はながたが かをに な 293 19 みがたとゆぅ やきじるしを をされた. かえり まいったれば, 293 20 ほぅわぅ これを えいらん あって, よしよし さらば な 293 21 みがた とも めせかしと, をせられた. 293 22 さるほどに へいけの ひとびと いんぜんの をへんじを 293 23 まぅさるる その をもむきわ: たぅけの すさい いちのたにで 293 24 うたれて ござれば, なんぞ しげひら いちにんを 294 01 たすけらるるとても, よろこびまらしょぅぞ ? さんじゅの 294 02 じんぎの ことわ をもいも よらぬ こと ぢゃと こともなぎに 294 03 かいて かえされた. しげひら これを をききゃって 294 04 さこそ あらぅずれ: いかに いちもんの ひとびとの 294 05 われを にくぅ をもわるるらぅと こぅくゎい めさるれども 294 06 かいも なかったと まぅす. さぅして のち しげひら 294 07 ときのじらぅを めして, しゅっけの のぞみ, こころざしが 294 08 あるをば, なんと しょぅぞと, をぅせらるれば: ときのじらぅ 294 09 この やぅを よしつねに まぅす: よしつね 294 10 いんえ そぅもん せられたれば: あるべおぅも ない: よりとも 294 11 にみせて のち こそ, ほぅしにも なさぅずれと あって, ごゆ 294 12 るされ なかったれば, ちからに をよばれず, わが ざい 294 13 せの とき げざぅした ひじりに ごせの ことを まぅし 294 14 あわしょぅと をもぅわ, なんとと あれば; ときのじらぅ それわ 294 15 たれで ござるぞ ? くろだにの ほぅねんばぅと わぅせられた. 294 16 さらばと ゆぅて ほぅねんしゃぅにんを しゃぅずれば; しげひら 294 17 でむかい まぅされたわ: さても なんとを ほろ 294 18 ぼいた こと, よにわ みな しげひら いちにんが しょぎょぅ 294 19 と まぅせば, しゃぅにんも さぞ をぼしめすらぅ: まったく 294 20 しげひらが げぢでわ をりない: あくたぅが ををぅ こもって 294 21 いたれば, なにたる ものの しわざか ぞんぜぬ など 294 22 と しゅじゅ さまざまの ことを かたられた. そのほか 294 23 しゅっけわ ゆるされねば, ちからに をよばぬ: もとどり 294 24 きって, たちまち じゅかい させられいかしと まぅされ 295 01 たれば: しゃぅにん なくなく いたぐき ばかり そって, かいを 295 02 さづけ, そのよわ しゃぅのんも そこに とどまられた. 295 03 しげひら さても こころよい ぜんちしき かなと よろこぅで, 295 04 ねんらい つねに ござって あそばせられた さむらい 295 05 の もとに あづけをかれた をすずりの あったを めし 295 06 よせられて, これわ きよもりの たいたぅから わたいて, ひ 295 07 さぅして もたれたを しげひらに くれられた. なをば 295 08 まつかげと まぅして, めいよの すずりぢゃ: これを 295 09 をめの かよわぅ ところに をかせられて ごらんぜられおぅ 295 10 たびに, しげひらが ゆかりと をぼしめしいだいて, ごせ 295 11 とむらぅて たまわれと あって, たてまつらるれば: しゃぅ 295 12 にん これを うけとって, ふところに いれ なみだを をさえ 295 13 でられた. 295 14 はちぢょぅに まさときと ゆぅ さむらいが あったが, くれがたに 295 15 ときのじらぅが もとに きて まぅしたわ: これわ 295 16 もと めしつかわれた まさときと まぅす もの 295 17 ぢゃ: この いちもん みやこをち の ころわ まだ 295 18 よぅしょぅに ござった によって, ゆみの もとすえをも ぞん 295 19 ぜなんだれば, ただ なんぢわ とどまれと をぅせられて, 295 20 さいこくえわ をとも つかまつらなんだ: なじかわ 295 21 くるしゅぅ ござらぅ: ごゆるされ あれかし, ゆぅはり まいって, 295 22 なにとない ことども まぅして, なぐさめまらしょぅと 295 23 まぅせば: ときじらぅ かたなを さえも さされずわ, くるしかるまじと, 295 24 まぅす によって, たちと かたなをば 296 01 あづけて, まさとき まいったれば: しげひら これを 296 02 ごらんぜられて, いかに まさとき かとあれば, その をことで 296 03 ござると まぅして, そのよわ とどまって むかし 296 04 いまの ことども かたりつづけて, なぐさめ 296 05 たてまつる. よも すでに あくれば, いとま まぅして 296 06 かえらぅと する とき, しげひら きたのかたえの を 296 07 ふみを あそばされて, これを とどけいと をぅせらるれば, 296 08 まさとき まいって うかがえば, いとぅしや ここにも 296 09 をなじ こころで しげひらの こと をぅせいださるれわ, 296 10 をつぼねの をろしを ほとほとと たたけば, うちから 296 11 たそと とわるる: いにしえ しげひらの をつかい 296 12 に まいりなれた まさときが まいったと まぅしも あえず, 296 13 をふみが ござると まぅせば, しげひらの ふみと 296 14 ゆぅが うれしさに, ひとしても とられず, みづか 296 15 ら でて とりひらいて みらるれば, こまごまと かいて, 296 16 をくにわ いっしゅの うたを かかれた. 296 17 なみだがわ うきなを ながす み なれども, 296 18 いま ひとしをの をぅせ ともがな. 296 19 きたのかたの をん へんじにわ. 296 20 なみだがわ われも うきなを ながすとも, 296 21 そこの もくづと ともに なりなん. 296 22 と, かいて わたされたを まさときとって はしり かえって, しげひらえ 296 23 たてまつったれば, しげひら ときのじらぅ 296 24 を めして このほどに くゎんとぅに くだらぅと きく, くだ 297 01 らぬ さきに, きたのかたを いまいちど みょぅと をもぅわ 297 02 いかにと をぅせらるれば: ときのじらぅ にょぅばぅにて ござ 297 03 れば, なにか くるしゅぅ ござらぅと まぅすによって, まさとき 297 04 を だいりえ をむかいにつかわさるれば, きたのかた やがて 297 05 いでさせらるれば, かたえの にょぅばぅたち ぶしどもの 297 06 いくらもある なかえ なんと みぐるしゅぅと まぅし 297 07 あわれたれども , これ ならでわ いつの よにかわ みょぅ 297 08 ずと あって, いそいで くるまに のり, ときじらぅが もと 297 09 え ござって, むかし いまの ことども かたり かえらるれば, 297 10 しげひら: 297 11 をんことも つゆの いのちも もろともに, 297 12 こよい ばかりや かぎり なるらん. 297 13 をんへんじに. 297 14 をんことも かぎりと きけば, つゆの みの 297 15 きみより さきに きえぬべき かな. 297 16 そののちわ たがいに あわるる ことも かなわず, しげひら 297 17 なんとえ わたされ, をきられあったと きこ 297 18 えたれば, さまを かえ, かたのごとく ぶツじを 297 19 いとなみ, ごしゃぅを ともらわれたと 297 20 まぅす. 298 01 だいいうに. しげひら の あづまくだりの 298 02 こと, をなじく せんじゅのまえが 298 03 さた. 298 04 298 05 うま. ととてものことに しげひらの あづま 298 06 くだりの ことをも をかたりゃれ. 298 07 き. ここわ とっと をもしろい ところで ござる 298 08 ほどに, ほんぼんに ふしを つけて かたり まらしょぅ. か 298 09 まくらの さきの うひゃぅえのすけ よりとも しきりに 298 10 まぅされければ, さんみのちゅぅじゃぅ しげひら をば さんぐゎツ 298 11 じゅぅさんにちに くゎんとぅえ こそ くだされけれ: か 298 12 ぢわらへいざぅ ときのじらぅが てより うけとって, ぐし たてまつってぞ 298 13 くだりける. さいこく より いけどられて 298 14 こきゃぅえ かえるだに かなしきに, なじか また あづまぢ 298 15 はるかに をもむき たまひけん こころの うち 298 16 こそ あわれ なれ. あわたぐちを うちすぎて, しの 298 17 みやがわらにも なりければ, ここわ むかし えんぎだいしの 298 18 わぅじ せみまるの せきの あらしに こころを 298 19 すまし, びわを たんじ たまいしに, はくがの 298 20 さみ よもすがら あめの ふるよも, ふらぬよも さん 298 21 ねんが あいだ, びわの ひきょくを つたえけん: わらやの 298 22 とこの きゅぅせきも をもいやられて あわれ なり. 298 23 をぅさかやまを うちこえて, せたの ながはし こまも 298 24 とどろと ふみ ならし, しがの うらなみ はるかけて, 299 01 かすみに くもる かがみやま, ひらの た 299 02 かねを きたに して, いぶきがだけも ちかづきぬ. 299 03 こころ とまるとわ なけれども, あれて なかなか やさしきわ, 299 04 ふわの せきやの いたびさし, いかに なるみの 299 05 しをひがた, なみだに そでわ しぼりつつ, か 299 06 の ありわらの なりひらが からころも きつつ ななれにしと 299 07 えいじけん, みかわのくに やつはしにも 299 08 なりしかば, くもでに ものをと あわれなり: はまな 299 09 の はしをも すぎければ, いけだのしゅくにぞ つき 299 10 たまぅ: かの しゅくの ゆぅくん ゆやが もとにぞ しゅ 299 11 くし たまぅ. ゆやわ さんみちゅぅじゃぅを みたてまつって, 299 12 いとをしや いにしえわ この をんさま にて あづまが 299 13 たえ くだりたまぅべしとわ, ゆめにも をもわざりし 299 14 ことをと まぅして, いっしゅの うたをぞ たてまつる. 299 15 たびの そら はにふの こやの いぶせさに, 299 16 いかに ふるさと こいしかるらん. 299 17 さんみの ちゅぅじゃぅの をんぺんじに, 299 18 ふるさとも こいしくも なし たびのそら, 299 19 みやこも ついの すみか ならねば. 299 20 うま. hあ> ふしでも をもしろいが, ところに よって 299 21 きこえツいぬる: ただ ものがたりに めされい. 299 22 き. とも かぅも ぎょいに したがえ ほととぎすと 299 23 まぅす, ことが ござる, こころえまらした. さぅさぅして 299 24 ひかずが かさなれば, やぅやぅ やよいも なかば すぎ, 300 01 えんざんの はなわ のこる ゆきかと みえて うらうら しまじまも 300 02 かすみ わたり, こしかた ゆくすえを をもいつづけて 300 03 なにたる しゅくごぅ かと かなしま 300 04 れども, かいも なかった . くづ かいで きぎの さ しげって 300 05 こころぼそぅ うつのや てごしを すぎゆかるれば, 300 06 きたに とをざかって, ゆきの しろぅ ふりつもった 300 07 やまが あったを あれわ いづくぞと をたづね あれ 300 08 ば, かいの しらねと まぅした. そのとき しげひら; 300 09 をしからぬ いのち なれ ども けおぅ までわ, 300 10 つれなき かいの しらねをも みつ. 300 11 きよみがせきも すぐれば, ふじの すそに なった. 300 12 きたにわ せいざんが ががと して, まつ ふく かぜも 300 13 さっさっと し, みなみわ さぅかいが まんまんと し 300 14 て; きしを うつ なみも ばぅばぅと あった : あしからやま 300 15 をも うちすぎ, いそがぬ たびとわ をもえども, 300 16 ひかずも やぅやぅ かさなれば, かまくらえ をいりゃって. 300 17 よりとも しげひらに たいめん あって, くゎいけいの 300 18 はぢを すすいで, きみの をいきどをりを やすめたてまつらぅと 300 19 ぞんじたれば, へいけを ほろぼし たてまつらぅこと 300 20 あんの うちで ござった. さるほどに まの まえに 300 21 かやぅに げんざんに いらぅとわ をもいも よらなんだれども, 300 22 さだめて いまわ やしまの をぅいとのの 300 23 げんざんにも いりつべしいと ぞんずる. そもそも なら 300 24 を をほろぼしあった こと, きよもり にゅぅだぅの をはからいか, 301 01 またわ りんじの をことかと あったれば, しげひら 301 02 いちもん うん つきて, みやこを すでに をちまらした 301 03 うえわ, かばねをば さんやにも さらし, がぅかい 301 04 にも しづみょぅ: おこそ ぞんじたれ: これまで くだらぅ 301 05 とわ をもいも よらず, いんわぅわ よぅたいに とらわれ, 301 06 ぶんわぅわ よぅりに とらわれたと きこえたれば, ゆみや 301 07 とるみの てきの てに とらわれて ほろぼさるる 301 08 こと, むかしから みな ある ことで しげひら いちにんに 301 09 かぎらねば, いまさら はぢょぅず ことでなけれ ども, 301 10 ぜんぜの しゅくごぅが くちをしゅぅ ござる: ただ はぅをんに 301 11 わ とぅとぅ くびを はねられいと あって, そののちわ ものをも 301 12 をぅせられず, さぅして いづのくにの ぢゅぅにん 301 13 むねもちに あづけられた: その てい まことに あわれに 301 14 ござった. 301 15 むねみちわ なさけの あるもので, さまざま 301 16 に いたわり なぐさめたてまつり, ゆどのを かまえ, 301 17 をゆを ひかせ たてまつり など した. あるとき ゆど 301 18 の に をくだりゃれば, よりとも から かいしゃくの ため 301 19 に ににんの にょぅばぅを つかわせれたが, かえらぅずると 301 20 て, いとまごい して まぅしたわ: なにごとでも ござれ, 301 21 をぼしめさぅずる ことを うけたまわって まぅせとこそ 301 22 よりとも より をぅせられて ござれと, まぅせば: しげひら 301 23 わらぅて ただいま なにごとをか まぅさぅ ? ちかぅ きたるる 301 24 こともや あらぅと をもえば, かみこそ そりたけれと 302 01 あれば, この にょぅばぅ かえりまいって, この やぅを 302 02 まぅせば: よりともが わたくしの てきで ありながら, 302 03 すでに ちょぅてきと なる ひと なれば, しゅっけわ あるびょぅ 302 04 も ないと いわれた. しげひら しゅごの ぶしに むかぅて, 302 05 さても この をんなわ いたいけな もの ぢゃ: なをば 302 06 なんと ゆぅぞと をぅせらるれば: むねもち かしこまって 302 07 まぅしたわ: あれわ てごしの ちゃぅじゃが むすめで 302 08 ござるが, こころざまが ゆぅなと あって, よりとも 302 09 この さぅしねん めしつかわるるが, なをば せんじゅのまえ 302 10 と まぅすと, かたった . よりとも しげひら 302 11 の かぅ をぅせらるる よしを つたえ きかせられて, 302 12 この にょぅばぅを くゎしょく したてて, しげひらの もと 302 13 に つかわされた. ある くれがたに あめ ふり, せけん 302 14 うちしづまって ものすさまじかった をりふし, くだん 302 15 の にょぅばぅ びわ ことを もたせて まいった . むねもち 302 16 も いえのこ らぅどぅ じゅぅにん あまり ぐして をまええ 302 17 まいり, しゅを すすめ たてまつらぅとて, かしこまって 302 18 まぅしたわ: よりとも より よくよく みやづかい 302 19 まぅせ: けだいに して よりとも うらむなと, うけたまわって 302 20 ござれば, むねもちが こころの をよびまらしょぅ 302 21 ほどわ, みやづかえ まぅさぅずると ゆぅて, 302 22 ごしゅを すすめた. せんじゅのまえ しゃくを とって まいったれども, 302 23 しげひら いと けおぅもなげに ござったれば, 302 24 むねもち そこで なにごとでも あれ, ひとこえ 303 01 まぅして, ごしゅ をまぅしあれかしと まぅせば: せんじゅ 303 02 しゃくを さしをいて, いまやぅを うたえば, しげひら その 303 03 とき さかづきを かたむけられて せんじゅに くださるる. 303 04 せんじゅ のぅで むねもちに さす. むねもちが 303 05 のむ とき, せんじゅ ことを ひきすませば, しげひら 303 06 わらぅて, この がくわ ふつぅにわ ごじゃぅらくと こそ 303 07 まぅせども, しげひらが ためにわ ごしゃぅらくと こそ 303 08 くゎんじょぅずれと をぅせられ, しげひらも びわを とって, てんじゅ 303 09 を ねぢて びわを たんぜられた. さよも やぅやぅ ふけ 303 10 ゆけば, せけんも うちしづまって, いと ものあわれなに, 303 11 しげひら こころを すまいて をぢゃる をりふし, 303 12 と もし びが きえたれば, これを ごらぅぜられて, しげひら: 303 13 ともしび くらぅ, してわ すかぅ ぐしが なmだ, 303 14 よ ふけて しめんに そかの こえ. 303 15 と ゆぅ らぅえいを なくなく くちずさまれた. 303 16 この しの こころわ: むかし, かんのかぅそと, その 303 17 かぅうと かっせんを することが しちじゅぅ よどに を 303 18 よぅだに, いくさごとに かぅそわ まけられた. されども 303 19 ついにわ かぅう まけて をちゆく とき, ぐしとゆぅ 303 20 さいあいの きさきに なごりを をしまるるに, をりふし 303 21 ともしび さえ きえて, たがいに すがたを あいみらるる 303 22 ことも なぅて, なくなく わかれられたと きこえた. しげひら 303 23 こころを すまいて, や< ごぜ, あまり をもしろい 303 24 に, なんぞ まいちどと あったれば: せんじゅ こころを 304 01 すまいて いちじゅの かげに やどり, いちがの ながれを 304 02 くむも これ ぜんぜの しゅくえん ぢゃ と ゆぅ ひゃぅしを かえ 304 03 すまいたれば, しげひら よにも をもしろさぅに をぅせられ, 304 04 よも すでに あくれば, せんじゅ いとまを まぅして 304 05 かえれば: しげひらも まくらを にしえ かたむけられた. 304 06 その あさ よりとも ぢぶツだぅに をきゃぅ どくじゅ 304 07 して ござる ところに せんじゅが かえり まいったを ご 304 08 らぅぜられて, よりともわ せんじゅに をもしろい なかぅど 304 09 を した ものかなと をぅせられたれば: ちかよし と 304 10 ゆぅ ものが あなたに ものを かいて いたが, なにごと 304 11 で ござるぞと まぅせば: ひごろわ へいけの ひと ども 304 12 をば ゆみやの しょぅぶの ほかにわ たじ あるまいと こそ 304 13 をもぅたに: この しげひらわ びわの ばちをとと, 304 14 くちずさみの やぅ よもすがら たちぎき したに, これほど 304 15 ゆぅな ひと で あったか ? いとぅしやと をぅせられたれば: 304 16 ちかよし ふでを さしをいて たれも あきらかに うけたまわったれば, 304 17 たちぎき つかまつらぅ ものを, なにと 304 18 ごぢゃぅ なさるるぞ ? へいけわ だいだい ぶんじん, かんじん 304 19 たちで ござる ものを: ひととせ へいけの いちもんを 304 20 はなに たとえまらした ときわ, この ひと を 304 21 ば ぼたんの はなに たとえて ござると, まぅしたれば: それから 304 22 こそ せんじゅの まえわ いとど をもいが ふかぅ なって, 304 23 しげひら なんと え わたされて きらるると, きこえたれば, 304 24 さまを かえ しなのの ぜんくゎぅじに をこない 305 01 すまいて, この ごせ ぼだいを とむらぅたと, きこえまらした. 305 02 305 03 だいいうさん. こまつの さんみのちゅ<いお< 305 04 やしまを でて かぅやえ のぼらるる 305 05 こと: をなじく たきぐち, 305 06 よこぶえが こと. 305 07 うま. さても しげひらわ いとぅおしい ことで あった なぅ; また 305 08 こまつの さんみの ちゅぅじゃぅの ことをも をかたり 305 09 あれ. 305 10 き. こまつの さんみのちゅぅじゃぅわ わがみわ やしまに 305 11 ありながら, こころわ みやこに かよい, こきゃぅ 305 12 に のこし をかせられた きたのかた, をさない ひとびと 305 13 の ことを あけても, くれても をもわれたれば, ある 305 14 に かいない わがみ ぢゃと をもい わびて, じゅえい さんねん 305 15 さんぐゎち じゅぅごにちの あかつき しのぅで やしまの 305 16 たちを まぎれ をであって, めのとの しげかげ, 305 17 いしどぅまる とゆぅ わらぅわ げらぅにわ ふねも よぅ こ, 305 18 ころえた もの ぢゃと あって, たけさとと ゆぅ とねり これら 305 19 さんにん ばかり めしつれて, あわのくに ゆきのうら 305 20 から あまの をぶねに のらせられ, なるとの をき 305 21 を こぎわたり, ここわ みちもりの きたのかた 305 22 の たえぬ をもいに みを なげられた ところと をもわれたれば, 305 23 ねんぶツ ひゃっぺん ばかり まぅし, きのぢえ 306 01 をもむかせられた. わかふきゃげのさま 306 02 にちぜんごんげんの まえの をきを すぎ, くろいの 306 03 みなとに つかせられ, それから うらづたい, 306 04 やまづたいに みやこえ のぼって, こいしい ものどもを 306 05 まいちど みもし, みえ>と をもわれたれども, 306 06 しげひらの いけどりに せられて きゃぅ, かまくら 306 07 を ひかれて はぢを さらされた さえ こころういに, また 306 08 とられて うきなを ながさば, ちちの かばねに ちを 306 09 あやさぅも さすが ぢゃと あって, ちたび こころわ すすめども, 306 10 こころに こころを からかぅて, ひっかえ かぅやえ 306 11 のぼらせられた. 306 12 かぅやに ねんらい しられた ひじりが ある: はじめの なわ 306 13 たきぐちと まぅして, もとわ こまつどのの 306 14 さむらいで あったが, よこぶえ とゆぅ をんなを をもぅ 306 15 て, さいあい したを その をや さえもんのたゆぅ これを 306 16 きぃて, なんぢを よに あらぅずる ものの むこにも ないて, 306 17 よい ありさまを み きかぅと こそ をもぅたに: いつとなぅしゅっし 306 18 なども けだいがちな ものかなと, あながち 306 19 に これを せいしたれば, たきぐち まぅしたわ: せいわぅぼと 306 20 ゆぅ ものも むかしわ あって, いまわ なし. とぅばぅさくが 306 21 くせんざいも なを のみ きぃて, めにわ みず. 306 22 らぅしょぅ ふぢゃぅの よの なかわ せきくわの ひかりに こと 306 23 ならぬ: たとえば ひとの いのちわ ながいと いえども, しち 306 24 はちじゅぅ をば すぎぬ: その うちに みの さかんな 307 01 ことわ わづかに にじゅぅねん あまりを かぎる: ゆめ 307 02 まぼろしの よの なかに みにくい ものを へんしも 307 03 みてわ なにに しょぅぞ ? をもわしい ものを みょぅと すれば, 307 04 ちちの めいを そむくに に, ちちの めいを 307 05 そむくまじいと すれば, ふかぅ ちぎった をんなの こころを 307 06 やぶらぅず: とにかくに ちちの ため, をんなの 307 07 ため, これが すなわち ぜんちしきの もとい ぢゃ: うきよを 307 08 いとぅて, まことの みちに いらぅずる にわ しくまじいと 307 09 ゆぅて, たきぐちじゅぅくで ぼだいしんを をこし, 307 10 もとどりを きって, さがの をく わぅじゃぅいんとゆぅ ところに 307 11 をこない すまいて いたに: よこぶえ これを つたえ 307 12 きぃて, われを こそ すちょぅずれ, また さまを まで 307 13 かえた ことの むざんさよ: たとい よをこそ いとぅ とも, 307 14 なぜに かくて しらせなんだぞ ? ひと こそ こころづよくとも, 307 15 たづねて いまわ うらみよぅと をもい, 307 16 ひと いちにんを めしぐして, ある くれがたに だいりを でて, 307 17 さがの かたえ あこがれ ゆく. ころわ きさらぎ ろぅか 307 18 あまりの こと なれば, うめづの さとの はるかぜに 307 19 つづきの さとも にをい, ををいがわの つきかげも 307 20 かすみに こもって をぼろ なれば, ひとかた ならぬ 307 21 あわれさも たれゆえかと をもわれ, わぅじゃぅいんと 307 22 わ きぃたれども, さだかに ところを しらなんだれば, 307 23 ここに たたずみ, かしこに たたずみ, たづねかねた ことわ 307 24 まことに むざんな ことぢゃ. 308 01 とぅろの ひかりが ほのかに みえたに, めを かけて, 308 02 はるばると わけいり, すみゃらいた あんじツに たちよって 308 03 きぃたれば, たきぐちと をぼしゅぅて, うちに ねんじゅ 308 04 の こえが したれば, めしぐした をんなを いれて わらわ 308 05 こそ これまで たづねて まいったれと ゆぅて, しば 308 06 の あみどを たたかせたれば, たきぐちにゅぅだぅ わ 308 07 むね うちさわいで, しゃぅじの ひまから のぞいて みれば, 308 08 ねぐたれがみの ひまから ながるる なみだわ ところ 308 09 せいて, こよいも ねあらぬと をぼえて, をもやせた 308 10 ありさまで, たづねかねた けしき まことに いたわしゅぅ 308 11 みえたれば, いかな だぅしんじゃも こころが よわぅ なって, 308 12 たきぐち にゅぅだぅ いまわ でやぅて げんざん しょぅと 308 13 をもぅたが, これほど こころが かいなぅてわ, ぶツだぅが 308 14 ある ものか, ならぬ ものかと こころに こころ を 308 15 はぢしめて, いそいで ひとを だいて, まったく これにわ 308 16 さやぅの ひとわ をりない; かどたがひで こそ あるらぅと ゆぅて, 308 17 こころづよぅ たきぐちわ あわいで かえいた. よこぶえ 308 18 うらめしや ほっしんを さまたげ たてまつらぅと 308 19 ゆぅでわ ない: ともに あかのみづを むすびゃげ, ひとつはちすの 308 20 えんと ならぅと こそ のぞぅだに, をとこ 308 21 の こころわ かわの せの せつなに かわる ならいか, 308 22 をんなの こころわ いけの みづの つもって もの 308 23 を をもぅと あるも いまこそ をもいしられたれ. さま 308 24 を あえた よしを きぃたれば, かえって たきぐち にゅぅだぅの 309 01 もとえ いっしゅの うたを をくった. 309 02 そるまでわ うらみしかども, あづさゆみ, 309 03 まことの みちに いるぞ うれしき. 309 04 たきぐちが へんじにわ: 309 05 そるとても なにか うらみん あづさゆみ, 309 06 ひきとどむべき こころ ならねば. 309 07 と たがいに よぅだと きこえまらした. その をもいの 309 08 つもりに か よこぶえわ ならの ほっけぢに いたが ほどなぅ 309 09 しした. たきぐちにゅぅだぅ この ことを つたえ 309 10 きぃて, あるじの ひじりに むかぅて, まぅしたわ: ここも よ 309 11 に しづかな ところで ねんぶつの しゃぅげわ ござなけれども, 309 12 あかいで わかれまらした をんなも はや ない 309 13 ものと なってござる: てんせい その ゆえに こそ かやぅ 309 14 に ほっしん しても ござれ よしない みやこ ちかい ところわ 309 15 また かく うい こともや ききまらしょぅずらぅ: いとま 309 16 まぅすと ゆぅて, さがを でて かぅやえ のぼって, しゃぅじゃぅ 309 17 しんにんに この しごねん をこない すまいて いたれば, ちちの 309 18 ふかぅも まぬかれ, したしい ものどもわ かぅやの 309 19 ひじりの ごばぅと もてないたと, きこえまらした. 309 20 さて こまつの さんみちゅぅじゃぅわ かぅやえ のぼり, 309 21 ある あんじつに たちょり, たきぐちを たづねさせられたれば, 309 22 うちから ひじりが いちにん でた. すなわち たきぐち 309 23 にゅぅだぅわ これで ござった . ひじりわ ゆめの ここち 309 24 して まぅしたわ: この ほどわ やしまえ ござると 310 01 こそ うけたまわったに, なんとして これまで つたえて 310 02 ござったぞ ? さらに うつつ とも ぞそぜぬと まぅして 310 03 なみだを ながいた. ちゅぅじゃぅ ごらんぜらるるに ほんじょに あった 310 04 ときわ, ほいに たてえぼし, えもん かいつくろい, ひげ 310 05 を なで, ゆぅな をとこで あったが, しゅっけの のちわ, 310 06 いま はじめて ごらんずれば, まだ さんじゅぅに さえ たらぬ 310 07 ものの らぅそぅすがたに やせをとろえ, こいすみぞめに 310 08 をなじ けさ, かぅの けむりに しみ ふすぼり, かしこげに 310 09 をもい いった だぅしんすがた うらやましゅぅ をもわれたか, 310 10 かんの しかぅが のがれた しょぅざん, しんの 310 11 しちけんが こもった ちくりんの すまいも かくやと 310 12 をぼえて あわれな. ちゅぅじゃぅ をぅせられたわ: ひとなみなみに 310 13 みやこを でて, さいこくえわ をちくだったれども, 310 14 ただ をぅかたの うらめしさも さることで, こきゃぅに 310 15 とどめをいた いとけないものどもが ことと 310 16 のみ あけても, くれても をもいいたれば, ものをもぅ 310 17 こころが ほかに しるぅや みえつらぅ: をぅいとのも, 310 18 にいどのも いけの だいなごんの やぅに この ひとも 310 19 ふたごころが あるげなと あって, うちとけられねば, 310 20 いとど こころも とどまらず, やしまの たちを 310 21 しのび, まぎれでて これまで まよいきた: これから 310 22 やまづたいに みやこに のぼって, こいしいものどもを 310 23 みも し, みよぅとわ をもえども, それも 310 24 しげひらが ことが くちをしければ, はや をもい 311 01 きった. をなじゅぅわ これで もとどりを きって, ひの なか, 311 02 みづの そこにも いらぅと をもぅぞ: ただし くまのえ 311 03 まいらぅと をもぅ しゅくぐゎんが あると をぅせられも 311 04 あえず, はらはらと なかれたれば: たきぐち まぅしたわ: 311 05 ゆめ まぼろしの よの なかわ とても かぅでも 311 06 ござらぅず: ただ ながい よの やみこそ こころうぅ ござれと 311 07 まぅして, やがて たきぐち せんだちを して だぅたぅを 311 08 じゅんれいして, をくのいんえ まいった. 311 09 この かぅやと まぅすわ, ていじゃぅを さって にひゃくり, きゃぅりを 311 10 はなれて むにんじゃぅ, せいらん こずえを ならし, 311 11 せきじつの かげ のどかに はちよぅの みね, やつ 311 12 の たに ががとして そびえ, びょぅびょぅ として かぎりもなぅ, 311 13 みねの あらし はげしゅぅて, しんれいの こえに まがい, 311 14 はなの いろわ りんむの そこに ほころび, かねの 311 15 こえわ をのえの くもに ひびき, かわらに まつ をい, 311 16 かきに こけむいて, せいざぅ ひさしゅぅ をぼえた ところで 311 17 ござる. 311 18 だいいうし. さんみのちゅ<いお< の 311 19 じゅかい, しげかげ いしどぅまるが こと, をなじく 311 20 さんみのちゅぅじゃぅ みを なげられた 311 21 こと. 311 22 うま. まちっと をかたりゃれ. 312 01 き. さんみのちゅぅじゃぅわ せっさんに なく とりの やぅに, 312 02 けおぅよ あすよと ものを をもぅ ことよと あって, なみだに 312 03 むせばせらるる てい まことに いとぅしい ことぢゃ. 312 04 しをかぜに やせくらぅで, その ひととわ をみえあらねども, 312 05 なべての ひとにわ まがぅびょぅも なし: そのよわ 312 06 たきぐちが あんじつに かえって, よもすがら むかし 312 07 いまの ことを かたらせられた. ひじりが ぎゃぅぎを ごらん 312 08 あれば, しごく じんじんの ゆかの うえにわ しんりの たまを 312 09 みがくかと みえ, ごや しんちょぅの かねの 312 10 ねわ しゃぅじの ねむりを さますかと をぼえた. よを 312 11 のがれおぅぞ ならば, かぅこそ あらまほしゅぅ をもわれ: 312 12 よも すでに あくれば ちゅぅじゃぅ かいのしを しゃぅじたてまつらぅずると 312 13 あって, とぅぜにんの ちかくしゃぅにんを 312 14 まぅしうけて しゅっけ しょぅと でたたせらるるが, しげかげや, 312 15 いしどぅまるを めして, われこそ みちが せばぅ 312 16 なって, のがれがたい みなれば, いまわ かぅ なるとも, 312 17 なんぢらわ みやこの かたえ のぼって, いかなる ひとに 312 18 も みやづかい し, みを たすけ, さいしを はごくみ, 312 19 また みが ごせをも とむらいなど せい かしと, をぅせらるれば, 312 20 しげかげも, よしどぅまるも はらはらと 312 21 ないて, しばしわ ものをも まぅさず: やや あって 312 22 しげかげ なみだを をしのごぅて まぅしたわ: をやにて 312 23 ござる かげやすわ へいじの かっせんの とき 312 24 しげもりも をとも つかまつったが, にぢょぅほりかわの 313 01 ほとりで あくげん だに をん うまを いさせ, ざいもくの 313 02 うえに はねをとされさせられたを よしとも 313 03 の めのとの かまだびゃぅえ よろこぅで かかるに, 313 04 かげやす なかに へだたり, かまたと くんだに, 313 05 あくげんだ をちやぅて かげやす うたれ, その 313 06 まぎれに しげもりわ をんのりがえに めされ, にぢょぅを 313 07 ひがしに はせのびさせられた. それがし そのときわ 313 08 にさいと やらで ござった: しちさいで はわに をくれ, 313 09 そののちわ あわれまぅずる したしい もの いちにんも 313 10 ござなかったに, しげもりの あれわ わが いのちに 313 11 かわった ものの こ なればと あって, ことに ごふびんの 313 12 くわえられて, ここのつの とし きみの ごげん 313 13 ぶく なされたに, ろくだいが をとこに なれば, まつわぅも 313 14 うらやましからぅと をぅせられて, をなじゅぅ もとどり 313 15 とり あげられまらして, もりの じわ いえの じなれば, 313 16 ろくだいに つくる: しげの じをば まつ 313 17 わぅに くださるると あって, しげかげと なのらさせられた. 313 18 また わたくしが わらんべなを まつわぅと まぅ 313 19 した ことも, うまれて ごじゅぅにちと まぅすに, ちちが 313 20 だいて まいったれば, この いえを こまつと いえば, 313 21 なんぢが こをば いわぅてと をぅせられて, まつわぅと つけ 313 22 させられた. 313 23 ごげんぶくの のちわ, とりわき きみの をかたに 313 24 いまらして, こんねん すでに じゅぅくねんに なると ぞんずる. 314 01 うえ したも なぅ あそび たわむれ まをして, いちじつ 314 02 へんしも たちはなれ たてまつらず, をやの よぅ して 314 03 しんだも わがみの みゃぅがと こそ ぞんじたれ. しげもりの 314 04 ごりんじゅぅの ときわ, この よの なかを みな 314 05 をぼしめし すてさせられ, ひとことも をぅせられなんだれども, 314 06 しげかげを ごぜん ちかぅ めして, なんぢが 314 07 ちちわ しげもりが いのち に かわった ものぢゃ: されば 314 08 なんぢわ しげもりを をやの かたみと をもい, 314 09 しげもりわ なんぢを かげやすが かたみと こそ 314 10 をもぅて すぎたれ. 314 11 こんどの ぢょもくに ゆけいのじょぅに ないて, をのれ 314 12 が ちち かげやすを よぅだ やぅに, めしつかわぅと 314 13 をもぅたに, かぅなる ことわ くちをしい. しょぅしゃぅどの 314 14 の をかたに いて, あいかまいて あいかまいて こころに たがわず, 314 15 みゃづかい まぅせと こそ さいごの をぅせ までをも 314 16 うけたまわったが, きみも ひごろわ をいのち に 314 17 も かわりまらしょぅずる ものと ふかぅ をぼしめしたに, 314 18 いまさら みすて まらせいと をぅせらるる をこころの うちこそ 314 19 はづかしゅぅ ござれ. そのうえ よに ある ひとを 314 20 たのめと をぅせらるるわ: たぅじわ げんじの らぅどぅ 314 21 ども こそ ござれ: たのしみ さかえ よに あるとも, 314 22 せんねんの よわいを のびょぅか ? たとい まんねんを たもつとも, 314 23 ついに をわりが あるまじいか ? せいわぅぼが さん 314 24 ぜんざいも むかしがたりで, いまわ なし. とぅばぅさく 315 01 が くせんざいも な のみ のこって, すがたわ ない: これ 315 02 が ぜんちしきの もといで ござると ゆぅて, てづから 315 03 もとどり きって たきぐちに そらせ, やがて かいを たもった. 315 04 315 05 いしどぅまるも これを みて, たきぐちに かみを 315 06 そらせ, をなじゅぅ かいを たもった. これも はっさ の ときから 315 07 つきたてまつり, さしも ふびんに させられたれば, 315 08 しげかげにも をとらず をもいたてまつった. 315 09 これらが かやぅに さきだつ ありさまを ごらぅぜられて, 315 10 ちゅぅじゃぅ いよいよ こころぼそぅ をぼしめして, をなみだを 315 11 とどめあえさせられなんだ. さて あらぅずることで 315 12 なければ, をんみの かみを そりくださせらるる 315 13 にも, ふるさとに とどめ をかせられた きたのかた, 315 14 をさない ひとの ことが なを こころに かかった. そののち 315 15 とねりの たけさとを めして なんぢわ わが をわらぅを 315 16 みた ならば, やがて みやこえ のぼしょぅと こそ 315 17 をもぅたれども, ついに かくれ あるまじい こと なれば, 315 18 しばらくわ しらすまじいと をもぅ: そのゆえわ 315 19 みやこに いって かぅ よに ない ものと まぅす ならば, さだめて 315 20 さまをも かえ, かたちを やつさぅずるも 315 21 ふびんな: また いとけない ものどもが なげかぅずる 315 22 ことも むざんな: むかえとらぅと すかし をいた ことも 315 23 みな いつわりに ならぅず: やしまに のこり いる 315 24 さむらいどもが をぼつかなぅ をもわぅも こころ 316 01 うければ, ただ やしまえ わたれと をもぅぞ: しんざんみのちゅぅじゃぅに 316 02 あった ありさまを まぅせ, ごらんぜらるる 316 03 やぅに をぅかた よの なかも, ものうい さまに まかりなって, 316 04 たのみ すくない ことも ををぅ なりまらすれば, 316 05 をのをのにも しらせまらせず, うかれでて かやぅに 316 06 まかりなった. さいこくでわ ひだりのちゅぅじゃぅ うせ, 316 07 いちのたにでわ びっちゅぅのかみ うたれ, これもり さえ 316 08 かやぅに まかりなれば, いかに をのをの たよりなぅ 316 09 をぼしめすらぅ: これのみ こころぐるしゅぅ ござる: からかわと 316 10 ゆぅ よろい, ことりと ゆぅ たちわ さだもりから 316 11 たぅけの ちゃくちゃくに さぅでん して, それがし までわ 316 12 くだいに あたる: その よろいと, たちわ さだよしが 316 13 もとから とって, しんざんみのちゅぅじゃぅどのに あづけをきたてまつる: 316 14 ふしぎに へいけの よにも たち 316 15 なをらば, ろくだいに くだされいと まぅせと, をぅせられ: 316 16 やがて たきぐちを ぜんちしきと して めしぐせられ, 316 17 やまぶし しゅぎゃぅじゃの やぅに なって, かぅやを たち, 316 18 まづ こかわの くゎんをんに まいらせられ, いちや 316 19 つや あって, そこを ださ せらるるにも いつ かえらぅ 316 20 とも をぼえねば, こころに なみだわ すすんだ. 316 21 あるところで かりしゃぅぞく した ぶし しちはちきほどに 316 22 わぅて, そのとき すでに からめとらぅか などと 316 23 をもぅて, みな こしの かたなに てを かけ, じがい しょぅと 316 24 をもぅ ところに, これらわ しり たてまつったか, あやしむ 317 01 けしきも なぅて, みな うまから をツい, ふかぅ かしこまって, 317 02 とをしたてまつったれば: これわ いかな こと ? 317 03 たれぞ みしったものどもで こそ あるらぅと をぼしめされたれば: 317 04 いとど あしばやに とをらせられたが, かたきでわ 317 05 なぅて, へいけ ふだいの けにんに むねみつと 317 06 まぅす もので あった: それが らぅどぅども なにたる しゅぎゃぅじゃたちで 317 07 ござるぞと とぅたれば; むねみつ うち 317 08 なみだぐんで, あら ことも かたじけなや1 これこそ だいじょぅにゅぅだぅ 317 09 どのの をまご しげもりの ごちゃくし 317 10 さんみのちゅぅじゃぅどのよ: この ひと こそわ にっぽんご 317 11 くの をなるじ ぢゃ: しげもりの をときわ, ちち むねしげ 317 12 さむらいの べったぅで あったれば, しょたいめいに あをがれた. 317 13 この きみ よに ござれば, われも また さこそ 317 14 あらぅずるに, この やぅに なりはてさせられた いとぅしさよ: 317 15 このほどわ やしまに ござると こそ うけたまわったに, 317 16 これまでわ なんとして つたわらせられたか ? 317 17 はや をさまを かえさせられた: げんざぅ つかまつりたぅわ 317 18 をもえども, はばからせらるると をぼえたれば, 317 19 をもいながらに うちすぎた. さても ゆめの 317 20 やぅな ことども かなと ゆぅて, なみだに むしょぅだれば: 317 21 らぅどぅどもも ともに みな ひたたれの そでを 317 22 しぼったと まぅす. 317 23 いわたがわに つかせられたれば, さめざめと なかせられた 317 24 ところで, たきぐち とに かくに つきせぬ 318 01 をなみだで ござる: さりながら ただいまわ なにごとを 318 02 をぼしめし だされたぞと まぅせば, さんみの 318 03 ちゅぅじゃぅ なんぢわ しらぬか ? さんぬる じしょぅ さんねん ごぐゎツ 318 04 の こと, しげもり くまの さんけいの とき, みを 318 05 はじめと して, きゃぅだい さんにん げかぅの みちに をよぅで, 318 06 そのころ あさぎぞめが めづらしかったれば, あぅじゃぅえの 318 07 したに あさぎの かたびらを き, この かわで 318 08 みづを たわむれたに, われらが きた じゃぅえが みな 318 09 いろの すがたに みえたを さだよしが とがめて まぅしたわ: 318 10 きんだちの ごじゃぅえ いまいましゅぅ みえさせられた, 318 11 かえまらしょぅずると まぅすを しげもり ごらんぜられ 318 12 て, いやいや あらためなと をぅせられて, これから また よろこびの 318 13 ほぅへいを たてまつられ, をなじ ごぐゎつ にじゅぅ 318 14 はちにちから あくさぅを わづらわせられて, をなじ 318 15 はちぐゎちの ついたちに をかくれあったが, ただいまの 318 16 やぅに をぼえて, ふかくの なみだが をさえがたいと 318 17 をぅせられたれば: たきぐち を はじめて をことわりと 318 18 まぅして, かんじたと きこえまらした. 318 19 さて くまのえ まいりつかせられて, ごしゃぅ ぜんしょと 318 20 いのらせらるるにも, なを きたのかた をさない ひとびとの 318 21 ことが こころに かかるを, たきぐち しゅじゅさまざまに 318 22 けおぅけ まぅせば: をもいきって ねんぶつ すひゃっぺん 318 23 となえさせられ, ついに うみに いらせらるれわ, 318 24 しげかげも, いしどぅまるも つづいて とびぃるに 319 01 よって, とねりの たけさとも これを みて, あまり 319 02 の かなしさに こらえかねて, つづいて うみに いらぅと するを 319 03 たきぐち これを みて, いかに なんぢわ されば 319 04 ごゆいごんをば たがえたてまつるぞ: げらぅ こそ 319 05 をもえば, くちをしいと ゆぅて, なくなく とどめたれば: 319 06 ふなそこに たをれふし, なきさけぶ こと なのめ 319 07 ならなんだ. ひじりも あまりの かなしさに, すみぞめの 319 08 そでを しぼり, もしや うかみも あがらせらるる 319 09 かと みたれども, ひも いりゃいに なる まで, ついに 319 10 うきも あがらせられず; かいしゃぅも しだいに くらぅ なれば, 319 11 なごりわ をしけれども, さて あらぅずる ことでも 319 12 なければ, むなしい ふねを なくなく なぎさに をし 319 13 かえすに, かいの しづく, をつる なみだ いづれも 319 14 わくかたが ござなかった. 319 15 たけさとわ やしまえ まいって, しんざんみ ちゅぅじゃぅどの 319 16 などに この よしを まぅせば: しげもりに 319 17 をくれまらして のちわ, たかい やま, ふかい うみ とも 319 18 たのみ たてまつて こそ あったに, さやぅに なりはて 319 19 させられたことの かなしさよと あって, なき かなしませ 319 20 らるれば, をぅいとのも, にいどのも これを きかせられて, 319 21 いけのだいなごんの やぅに, ふたごころが あって, 319 22 みやこの かたえ をのぼりゃったかと をもぅたれば, さわ 319 23 なぅて こそと をぅせられて, なみだを ながし あわせられたと, 319 24 まぅす. 320 01 だいいうご. いけのだいなごん 320 02 くゎんとぅえ くだられた こと: また さんみの 320 03 ちゅぅじゃぅの きたのかたの こと. 320 03 うま. その いけのだいなごんわ なんと をなりゃった 320 04 ぞ ? 320 05 き. そのこと いけのだいなごんどのに くゎんとぅ 320 06 から くだらせられいと あったれば, いけどの くゎんとぅえ 320 07 をくだりゃるが, その さむらいに むねきょ とゆぅ ものが 320 08 あったが, しきりに いとまを こぅて とどまるに よって, 320 09 いけどの なぜに なんぢわ はるかの たびに をもむくに, 320 10 みをくらぅとわ せぬぞと, をぅせらるれば, 320 11 むねきよ まぅしたわ: その をこと ぢゃ: せんぢゃぅえ さえ 320 12 をもむかせられば, まっさきを かけまらしょぅが, 320 13 これわ まいらずとも, くるしかるまじい: きみ こそ 320 14 かぅで ござれども, さいこくに ござる きんだちの 320 15 をことを ぞんずれば, あまり をいとぅしゅぅ ござる. よりともを 320 16 それがしが あづかりまらした とき, ずいぶん 320 17 つねわ なさけを かけ, はぅし したてまつった こと よも 320 18 をわすれなされじ, こいけどのの しざいを まぅし 320 19 なだめさせられて, いづの くにえ ながされさせられた 320 20 とき, をぅせを もって わぅみの しのわら まで 320 21 うちをくり たてまつったことを つねわ をぅせいださるると 320 22 まぅす. くだりまらしたらば, さだめて をびたらしい 321 01 ひきでもの などを せられまらしょぅず: さりながら 321 02 この よわ: いくほども ござないに, さいこくに いまらする 321 03 はぅばい どもが かえり うけたまわらぅことらを はづかしゅぅ 321 04 ぞんずると まぅせば: いけどの なぜに さらば 321 05 みやこに とどまった ときわ; さぅわ まぅさなんだぞと 321 06 をぅせらるれば: きみの かぅで ござるを あしいと 321 07 まぅすでわ ない: よりともも かいないい のちを いきさせられて 321 08 こそ かかる よにも あわせられたれと しきりに 321 09 いとまを まぅして とどまるに よって, いけどの ちからに 321 10 をよばれいで しぐゎつ はつかに くゎんとぅえ くだられた. 321 11 よりとも いけどのに たいめん あって, なぜに むねきよわ 321 12 まいらぬぞと をぅせらるれば, むねきよわ 321 13 こんどわ いたわる ことが ござって, くだりまらせぬ. 321 14 よりとも よにも ほいなささぅで, むかし かれが もと 321 15 に あづけられた とき, なさけ ある ほぅしんを いつ わすれおぅ 321 16 とも をぼえぬ: さだめて をともに くだり まらしょぅと 321 17 こいしゅぅ こころに まって ござるに, あわれ この ものわ 321 18 なを いしゅが ござるげなと をぅせられた, しょち 321 19 くだされおぅずる とて, くだしぶみ ども あまた なし 321 20 をかれ だいみゃぅ, しょぅみゃぅ うまども ひかぅずる とて, よぅい 321 21 せられたれども, くだらなんだれば, みな ひと いらぬ 321 22 けんじんだて と をもわれた. 321 23 いけどの もと ちぎゃぅ めされた しゃぅえん しりゃぅ いっしょも 321 24 さぅい あるまじいと まぅさるる うえに, しょりゃぅども 322 01 あまた たまわられて, ろくぐわつ むゆかに みやこえ 322 02 かえり をのぼりゃるに, だいみゃぅ, しょぅみゃぅ われ をとらじと 322 03 めんめんに もてなし たてまつらるれば, くらをきゅま 322 04 ばかりさえ ごひゃっぴきに をよぅだ: いのち いきて 322 05 をのぼりゃる のみならず, ゆゆしい ことども で 322 06 あった. 322 07 だいかくじに かくれて をぢゃった さんみのちゅぅじゃぅの 322 08 きたのかたわ かぜの たよりの ことづても たえて ひさしかったれば, 322 09 つきに いちどわ かならず をとづれが 322 10 あった ものを: いまわ ひの なかえも いり, みづ 322 11 の そこえも しづんで, この よに ない ひとかと をもわるる 322 12 こころわ ひまも なかった. ある にょぅばぅ 322 13 だいかくじえ まいって まぅしたわ: さんみの ちゅぅじゃぅどの 322 14 こそ たぅじわ やしまに ござらぬと, まぅせば: されば 322 15 こそ あやしかったれと あって, いそいで ひとを くだされたれども, 322 16 それも やがても たちかえらず, なつも 322 17 たけ, しちぐゎつの すえに かえったれば, きたのかた 322 18 まづ いかにと とわせらるれば: そのをこと ぢゃ: すぎにし 322 19 さんぐゎちの じゅぅごにちの あかつき, しのぅで やしまの 322 20 たちを かみわ をにで あって, かぅやで ごしゅっけ 322 21 あり, そののち くまのえ まいらせられ, ごせの 322 22 こと よくよく いのらせられて のち, ついに をそみを 322 23 なげさせられた. たけさとわ わが をわりを 322 24 みた ならば, みやこえ のぼれとわ をもえども, 323 01 ただ やしまえ まいれと をもぅぞ: そのゆえわ この 323 02 よに ない ものと まぅす ならば, やがて をさまを 323 03 も かえさせられおぅが をいたわしければ, ただ やしまに 323 04 まいれと ごゆいごん あったと まぅして, たぅじわ やしまに 323 05 いまらすると, まぅしたれば: ききも あえさせられず, ひきかづいて 323 06 ふさせられた. わかぎみも, ひめぎみも 323 07 ふしたをれて なかせらるれば, わかぎみの めのとの 323 08 にょぅばぅ きたのかたに まぅしたわ: さござれども, 323 09 しげひらの やぅに きゃぅ, かまくらを ひきわたされ 323 10 させられて, うきなを ながさせられおぅ よりわ, かぅやで 323 11 ごしゅっけ あって, くまのえ まいらせられ, ごせの こと 323 12 ごきせい あって, をんみを なげさせられたことこ これわ 323 13 をなげきの なかの よろこび ぢゃ. いまわ いかに 323 14 をぼしめすとも, かなわせられまい: ただ をさま 323 15 を かえさせられて, かの ごせを とむらわせられおぅずるにわ 323 16 しくまじいと, まぅしたれば, きたのかた げにもと 323 17 あって, なくなく さまを かえて, かの ごせを 323 18 とむらわれたと まぅす. 323 19 よりともわ この よしを つたえ きからせられて, 323 20 よりともを こいけの にこぅの まぅしなだめられたをば, 323 21 しげもりこそ わがみ ひとりの だいじと をもぅて 323 22 をなげき あった: その ほぅこぅを をもえば, しそんまでも 323 23 をろそかに をもわぬ: さんみのちゅぅじゃぅも へだて 323 24 ない. よりともを うちたのぅで をぢゃった ならば, 324 01 いのち ばかりわ たすけおぅずる ものをと をぅせられた. 324 02 そのころ へいけ ついばつの ために, あらて にまん こきを 324 03 みやこえ さしのぼせらるる: そのうえ ちんぜい から 324 04 きくち, はらだ まつらとぅ ごひゃくよそぅの ふねに 324 05 のって, やしまえ よすると, きこえたれば: これを 324 06 きき, かれを きくに つけても, こころを まどわし, 324 07 たましいを けすより ほかの ことわ なかった. 324 08 さるほどに しちぐゎち にじゅぅごにちにも なれば, 324 09 きょねんの けおぅ わ みやこを でて, あさましゅぅ あわてさわいで 324 10 ことどもを をもひだいて かたりだし, ないつ わらぅつ 324 11 せられた. さて ふじと とゆぅ ところで また かっせんが 324 12 あって, ささきのさぶらぅ とゆぅ ものが てがらを 324 13 して, そこでの へいけわ うちまけて, みな やしま 324 14 え わたられたと, まぅす. 324 15 だいいうろく. よしつねと 324 16 かぢわら さかろの ろん: をなじく やしまえ 324 17 わたって だいりを やきはらい, いくさ せらるる 324 18 に, つぎのぶ よしつねの みがわりに 324 19 たって しんだ こと. 324 20 うま. やしまわ のちにわ なんと なったぞ ? 324 21 き. げんりゃく にねん しゃぅぐゎち とぅかに よしつね 324 22 いんのごしょえ まいって, をぅくらきゃぅをもって まぅされたわ: 325 01 されたわ: へいけわ しゅくほぅが つきて, きみにもすて 325 02 られ まらして, なみの うえに ただよぅ をちゅぅとと なって 325 03 ござる; しかるを この にさんがねん せめをと 325 04 さいで, をのくの くにぐにを ふさがせた こそ ほいなぅ 325 05 ござれ;こんど よしつねに をいてわ, きかい, かぅらい 325 06 てんぢく, しんだん までも へいけの あらぅ かぎり 325 07 わ せめおぅずる よしを まぅされた. いんのごしょを でて, 325 08 くにぐにの つわものどもに むかぅても, 325 09 よりともの ごだいくゎんと して ちょくせんを うけた 325 10 まわって, へいけ ついばツに まかりむかぅ: くがわ こ 325 11 まの あしの かよわぅほど, うみわ ろかいの たたぅかぎ 325 12 りわ せめおぅずるぞ: いのちを をしみ, さいしを かな 325 13 しまぅひとわ これから かまくらえ くだられいと, をぅせ 325 14 られた. 325 15 やしまにわ ひまゆく こまの あしはやぅ して しゃぅ 325 16 ぐゎツも たち, にぐゎツうい なった. はるの くさ くれて 325 17 わ あきの かぜに をどろき, あきの かぜが やぅでわは 325 18 るの くさになり, をくり むかえて さんねんにも はや 325 19 なった. しかるに とぅごくの ぶしどもが せめきたる 325 20 と きこえたれば, なんにょの きんだちさしあつまって, 325 21 なくより ほかの ことわ なかった. をなじ じゅぅよっかに 325 22 のりよりも へいけ ついばツの ために, しちひゃく よ 325 23 そぅのふねに のって, かんざきと ゆぅ ところから さっかぅ せ 325 24 られ, よしつねも にひゃくそぅ あまりのふねに のって, 326 01 わたなべ から なんかいだぅえ をもむかるるが, ひごろ 326 02 そろえた ふねの ともづなを とくに, かぜ こぼ 326 03 くを をって ふく によって, なみ はぅらいの ごとくに 326 04 ふきたって, ふねを だすに をよばなんだ: あまっさえ たい 326 05 せんども たたきわられて, しゅりの ために そのひわ 326 06 とどまる. わたなべにわ, だいみゃぅ しょぅみゃぅよりやぅ 326 07 て, さても ふないくさの やぅわ なにと あらぅぞと, ひゃぅぢゃぅ 326 08 せられた. 326 09 かぢわらが まぅしたわ: ふねに さかろを たてまらしょぅずる 326 10 とまぅせば: よしつね さかろとわ なにたる 326 11 ものぞと をぅせらるれば: かぢわら その をことで 326 12 ござる: うまわ かけおぅと をもえば, かけ, ひかぅと 326 13 をもえば, ゆんでえも めてえも まわしやすいもので 326 14 ござるが, ふねわ きっと をしなをす ことが, 326 15 たやすぅ ないもの でござれば, ともにも へにも かぢをたて, 326 16 さゆぅに ろを たてならべて, ともえも へえも 326 17 をさせまらしょぅと まぅした ところで: よしつね 326 18 いくさの ならいわ, ひとひきも ひくまいと やくそく したさえも, 326 19 あわい あしければ, てきに うしろを みする ならいが 326 20 ある: まして かねてから にげじたくを したらば, なぜに 326 21 よからぅぞ ? ひとの ふねにわ さかろも, かいさまろも 326 22 たてば たてい;よしつねが ふねにわ たてまじい ぞと 326 23 をぅせられた. 326 24 かぢわら あまり たいしゃぅの かけおぅ ところ, ひかぅ ところ を 327 01 しらせられぬわ, いのししむしゃと まぅして, あしいいこと 327 02 でござる ものをと まぅせば: よしよし よしつねわ 327 03 いのしし, かのししわ しらず, てきをばただ ひたぜめに 327 04 せめて かったぞ ここちよぅわ あれと, をほせらるれば: 327 05 かぢわら てんせい この とのについて いくさをば 327 06 せまじいものをと つぶめいた. よに いって よしつね 327 07 ふねどもを しょぅしょぅあらため, もののぐども はこばせ, 327 08 うまども のせて, ふねだせと をぅほせらるれば: 327 09 かんどりも かぜわ やぅでござれども, をきわ 327 10 なほ つよぅ ござらぅ: かなぅまじい よしを まぅせば: よしつね 327 11 いかって, ちょくせんを うけたまわって, よりとも 327 12 の ごだいくゎんと して, へいけ ついばつに むかぅいいしつねが 327 13 げぢを そむく をのれこそ ちょぅてきよ: のやまの 327 14 すえ, うみ かわで しぬるも, みな ぜんごぅの 327 15 しょかんぢゃ. そのぎ ならば, しゃつばら いちいちいころせと 327 16 をぅせらるれば: わぅしゅぅの つぎのぶ ぢゃわ, 327 17 ただのぶ ぢゃわ, べんけい ぢゃわ などと ゆぅ ものども 327 18 かたてやを さげて ごぢゃぅ ぢゃぞ, まことに ふねを 327 19 だすまいかと ゆぅて, むかぅたれば: やに あたって しぬるも 327 20 をなじ こと: かぜが つよくわ させじにに しねと 327 21 ゆぅて, にひゃくそぅ あまりの ふねの うちに ただ ごそぅ ばかりだいた: 327 22 のこりの ふねわ かぜに をそれて でなんだ. 327 23 この かぜにわ みえねども, よの うちに しこくの 327 24 ちに つこぅと をぼゆるぞ: ふねども かがり 328 01 たいて てきに ふなかずを みするな: よしつねが ふねを 328 02 もとぶねに して, かがりを まもれとと とりかぢ 328 03 をもかぢに はせならぅで ゆくほどに, あまりかぜの 328 04 つよいときわ, をぅづなを をろいて ひかせ, じゅぅろくにちの 328 05 うしのこくに わたなべ, ふくしまを でて, 328 06 をすにわ みっかに わたる ところを, ただ みときに 328 07 じゅぅしちにちの うのこくに あわの かつらに ついた. 328 08 よの ほのぼのと あくるに, なぎさの かたの 328 09 みわたされたれば, あかはたを さしあげたを ごらぅぜられて, 328 10 よしつね をせられたわ: あわ われらが まぅけわ した: 328 11 ふねども ひらづけに つけて, てきの まとに なって 328 12 いさすな: いそ ちかぅ ならば, うまども うみえ をいいれて 328 13 ふなばたに ひきつけ ひきつけ をよがせて, うまの 328 14 あしが たつ ほどに ならば, うちのって かけいと あって, 328 15 いそ さんぢゃぅ ばかりに なれば, ふなばた ふみ かたむけて, 328 16 うまども うみえ をいいれ, ふなばたに ひきつけて, 328 17 をよがせ, うまの あし たつ ほどに なれば, 328 18 ひたひたと うちのり うちのり をめいて かくれば, てきも 328 19 ごじっき ばかりゃったが, これを みて ざっと ひくに 328 20 にちゃぅ ばかり しりぞいた. よしつね しばし ひかえて, 328 21 うまの いきを やすめられて, よしもりを めして, 328 22 きゃつばらわ けしかる ものと こそ みれ: あの なかに 328 23 しかるべからぅ ものを よぅで こいと をぅせらるれば: 328 24 よしもり ただ いっき ごじっき ばかり ひかえた てきの なかに 329 01 かけいれて, なんとか えしゃく しつらぅ: しじゅぅ ばかりな 329 02 をとこの よろぅて うまに のったを かぶとを ぬがせ, 329 03 ゆみを はづさせて, のった うまをば げにんに ひかせ 329 04 ぐして まいった. よしつね これわ なにものぞ と, 329 05 とわせらるれば: とぅごくの ぢゅぅにんに ちかいえと 329 06 まぅす もので ござる: なにぃえでも あれ, もの 329 07 のぐな ぬがせそ: やしまえの あんないしゃに つれて ゆけ; 329 08 めばしはなすな: にげて ゆかば, いころせと 329 09 をぅおせられ, この ところわ なんと ゆぅぞと とわせらるれば, 329 10 ここをば かつ まぅす: もんじにわ かつうらと 329 11 かいて ござる: げらぅどもが まぅしやすい ままに 329 12 かつらと まぅす: よしつね これを きかせられ, 329 13 とのばら いくさ しに きた よしつねが まづ かつうらに 329 14 ついた ことの めでたさよ: さて やしまにわ 329 15 せいわ いかほど あるぞ ? せんぎ ばかりござらぅず;なぜに 329 16 すくないぞと をぅせらるれば: あわの みんぶが ちゃくし 329 17 のりよし さんぜんよきで かわの せめに 329 18 いよえ わたって ござる: まことに せいの むかわぬ 329 19 うらうらも ござない: ごじっき ひゃっき あてに さしむけられて 329 20 ござる;. さて これに へいけの かたぅど しょぅずる ものわ 329 21 ないか ? その をことぢゃ, : よしとぅと まぅす ものが 329 22 ござる: さらば よしとぅを うって いくさがみに まつれと 329 23 ゆぅて, よしとぅが しろえ をしよせたれば, よしとぅ 329 24 しばし たたかぅて, くきゃぅの うまを もったれば, わきの 330 01 ぬま から をちた. ところの ものども にじゅぅにん 330 02 ばかり うちとって, よろこびの ときを つくり, 330 03 いくさがみに まつられた. 330 04 よしつね ちかいえを めして, やしまえわ いかほど 330 05 あるぞ ? ふつかぢござる: さらば てきの しらぬ さきに, 330 06 よせいと あって, かけあしに なりて ゆく ほどに, ある 330 07 やまなかで みの かさ せをぅた をとこ いちにん ゆきつれたを 330 08 どこの ものぞと, とわせらるれば, きゃぅの 330 09 もので ござると まぅす: どこえ ゆくぞ ?やしま 330 10 え まいる: やしまえわ どのをかたえ まいるぞ ? 330 11 にょぅばぅの をつかいに みやこ から をぅいとのの をかた 330 12 え まいりまらする: これも あわのくにの ごけにん 330 13 ぢゃが, やしまえ めされて まいる: この みちわ ぶあん 330 14 ないなに, わとの あんないしゃ せいと あれば: これわ あんないわ 330 15 しったと まぅす: なにごとの をつかいぞと とえば, 330 16 げらぅわ をつかい つかまつる ばかりでこそ あれ, 330 17 なにごととわ しりまらせぬと, まぅす: げにもと あって, 330 18 ほしい くわせ なんど して, さぅありとも なにごとの をつかいとか 330 19 きいた ? べツの しさいが ござらぅか ? かわしりに 330 20 げんじどもが ををぅ うかぅで いまらするとやら 330 21 まぅされて ござる: さぅであらぅず, その ふみを とれ, 330 22 しゃつ しばれと あって, しばって みちの ほとりな きに 330 23 くくりつけて とをられた. よしつね このふみを 330 24 ごらぅぜらるれば, げにも にょぅばぅの ふみと をぼしゅぅて 331 01 よしつねわ こころの すすどい をとこで をぅかぜ, 331 02 をぅなみが たつとも きらいまらすまい, せいを ちらさいで 331 03 よぅ ごよぅい あれと かかれた. これわ よしつねに てん の 331 04 あたゆる ふみぢゃ: よりともに みせまらしょぅずると 331 05 あって, ふかぅ をさめて をかせられた. 331 06 ちかいえを めして, さて やしまの しろの やぅだい 331 07 わ なんと あるぞ ? その をことぢゃ: しろしめされねば 331 08 こそ あれ, しろわ むげに あさまに ござる: しをの 331 09 ひまらする ときわ, うまの はらも つからぬと まぅす: 331 10 さらば よせいと あって, しをひの かたから よせたに, ころわ 331 11 にぐゎツ じゅぅはちにちの こと なれば, けあげた し 331 12 をの しだらぅだ なかから うちむらがって よせたれば: 331 13 へいけわ うんが つきたか, をぅぜいと みないた. あわの 331 14 みんぶが ちゃくし のりよし かわの せめに 331 15 いよの くにえ こしたが, かなのをば うちもらいて 331 16 いえのこ らぅどぅ ひゃくにん あまりが くびを とって, 331 17 わがみわ いよに いながら, さきだてて やしまえ たてまつったが, 331 18 をりふし をぅいとのの ごしゅくしょで じっけん 331 19 あれば, つわものども これわ なにごとぞ ? 331 20 じょぅまぅ などかと さわいだが, やぅやぅ みて さでわ ない, 331 21 あわ てきが よせたぞと まぅす, ほど こそ あれ, しらはた 331 22 ざっと さしあげた: すでに げんじぞ, さだめて をぅぜいで 331 23 あらぅず, いそいで をふねに めされいと ゆぅて, いそに あげをいた 331 24 ふねども にわかに をしをろいて, ごしょの 332 01 をふねにわ にょぅいん, きたのまんどころ, にいどの なんどの 332 02 やぅな にょぅばぅたちが めさせられた. をぅいとのの 332 03 ふしわ ひとつ ふねに めさせられ, そのほかの いち 332 04 もんも みな ふねに とりのって, いっちゃぅ ばかり をしだいた. 332 05 よしつねわ そぅもんの まえで なのらせらるれば 332 06 ういきから これを ねらぅてあったれども, ならなんだ. 332 07 さぅさぅ する うちに つぎのぶ, ただのぶ, しぶや 332 08 これ さんにんわ いくさを せいで, やぅやぅと して つくり 332 09 たてた だいりや, ごしょに ひを かけて へんしの けむりとなった. 332 10 332 11 をぅいとの これを ごらぅぜられて, げんじわ をほぅも 332 12 なかったものを, だいりや ごしょを やかせた こそ 332 13 やすからね: のとどのわ をぢゃらぬか ? ひといくさ 332 14 めされいと あったれば: のとどの にひゃくにん ばかりで 332 15 をなじ なぎさえ あがらるれば, えっちゅぅの じらぅびゃぅえが 332 16 すすみでて まぅしたわ: けおぅの げんじの たいしゃぅわ たそ ? 332 17 いせの さぶらぅが まぅしたわ: ことも かくじけなや, 332 18 せいわてんわぅの をすえ ほんがんどのぞ: じらぅびゃぅえ 332 19 あざわらぅて, それわ かねあきゅぅどが しょじゅぅ ぢゃな ? へいぢに 332 20 ちち よしともわ うたれ, はわ ときわの ふところに 332 21 だかれて, ここかしこを まよい あるいたを きよもり 332 22 にゅぅだぅどの たづねださせられたれども, をさなければ, 332 23 ふびんなと あって, すてうっかせられた ほどに, 332 24 くらまの てらに じゅぅしごろく まで いたが, あきゅぅどの 333 01 ともを して をくに くぐった もので こそ あれと 333 02 まぅしたれば: いせの さぶらぅ なんぢわ となみやま 333 03 の いくさに からい いのちを いきて, こツじきの みと なって, 333 04 きゃぅえ のぼったわ なんぞと もす. じらぅびゃぅえ なんぢも 333 05 すずかやまの やまがつ よと まぅしたれば, 333 06 かねこ のじゅぅろ こんごんわ たがいに えき ない: まぅさば いづれか 333 07 をとろ ? きょねんの はる いちのたにで むさし 333 08 さがみの わかとのばらの てなみわ しっついあぅと まぅしも 333 09 をわらねば: をととの よいいち よっぴぃて いる: じ 333 10 らぅびゃぅえが むないた うらかく ほど いさせて, そのおち 333 11 わ ことばだたかいわ せなんだ. 333 12 げんぺいわ みだれやぅて しばし たたかぅが, のとどのわ 333 13 たいしゃぅを ゆおとさぅずる とて, うかがわるるに よって, 333 14 つわものども よしつねの やをもてに ふさがるを 333 15 ごき ゆおとされ, よしつね あらわに ならせらるる 333 16 ところに, いつのまに すすんだか, つぎのぶ 333 17 よしつねの やをもてに むずと へだたる ところを 333 18 やじり うしろえ いだされて, うまから さかさまに をちたを 333 19 のとどのの わっぱ きくわぅと ゆぅもの この くびを 333 20 とらぅずるとて, かかるを をととの ただのぶ 333 21 また これを いすゆれば, のとどの きくわぅが くびを 333 22 てきに とらせまじいと ゆぅて, それを ひっさげて ふねに 333 23 をのりゃったれども, いたでで あったれば しんだ. さしも 333 24 ふびんに をもいあった きくわぅを いさせ. そののちわ 334 01 いくさも せられず, ふねを をきえ をしださるる. 334 02 よしつねも てをぅた つぎのぶを ぢんの うしろえ 334 03 かかせ, てを とって, いかに いかにと をぅおせらるれば: いきの 334 04 したに いまわ かぅと まぅしたれば, よしつね なみだを 334 05 ながさせられ, この よに をもいをく ことが あらば, 334 06 よしつねに いゆおけと をぅせらるれば: よにも くるしさぅで, 334 07 などか をもいをく ことが なぅてわ ござらぅぞ ? 334 08 まづ わぅしゅぅに いまららする らぅぼの こと, さてわ 334 09 きみの みよを みたてまつらいで, さきだち まらする 334 10 こそ よみぢの さわりで ござれと これを さいごの 334 11 ことばで, にじゅぅはちと まぅすに, ついに しんでござる. 334 12 よしつね かなしませられて, この ふねにそぅが ある 334 13 かと とわせらるれば: そぅ いちん たづねだいたれば, 334 14 よしつね この そぅに むかわせられて, ただいま をわる 334 15 もののふの ために, きゃぅ かいて とむらぅて たまぅれと 334 16 あって, ひさぅの うまを ひかれた. この うまをば 334 17 あまり ひさぅ せられたに よって, たゆぐろと まで なづけ 334 18 られた. このやぅな うまを ひかれた こころざしの せツな 334 19 ことを みて, この きみの をために いのちを 334 20 すちょぅこと, たれか をしからぅぞと かんるいを ながし, 334 21 つわものども みな よろいの そでを 334 22 しぼったと まぅす. 334 23 334 24 335 01 だいいうしち. なすのよいち 335 02 が わぅぎを いた こと: また よしつね ゆみ 335 03 を とりかえされた こと. 335 04 335 05 うま. さきをもりゃくしてなり ともをかたりゃれ. 335 06 335 07 き. こころえまらした. その ひわ はや くれがたに 335 08 なれば, しょぅぶわ けっすまじい, みゃぅにちの いくさと 335 09 さだめて, げんじ ひきしりぞかぅと する ところに, 335 10 をきの かたから じんじゃぅに かざった しょぅせん いっそぅ みぎわに 335 11 よするを なにごと ぞと みる ところに, あかい はかまに, 335 12 やなぎの いつえ きた をんなの まことに ゆぅなが, 335 13 せんちゅぅから でて, みなぐれないの わぅぎの 335 14 ひぃだいたを ふなばたにさしはさぅで たて, くがえ むかぅて 335 15 まねいた. よしつね ごとぅびゃぅえを めして, あれわ 335 16 なにごと ぞと, をぅせらるれば: いよと まぅす ことで 335 17 ござらぅず; ただしはかりことでも ござらぅず: たいしゃぅ 335 18 さだめて すすみださせられて; けいせいを ごらんぜられおぅずる, 335 19 そのとき てたれをもって ゆおとさぅずる との 335 20 ぎで ござるか, わぅぎをば いそいで いさせられおぅずる か 335 21 と まぅせば: いさぅな ものわ ないか ? なすのよいち 335 22 わ こひゃぅ なれども, てわ きぃて ござる: しょぅこわ あるか ? 335 23 その ことで ござる: かけとりを みよりに ふたよりわ 335 24 たやすぅ つかまつると まぅす: さらば めせ とて 336 01 めされたに; よいち そのころ じゅぅはっくばかりで あったが, 336 02 をまえに でて かしこまったを よしつね いかに 336 03 よいち, けいせいの たてた わぅぎの まんなか いて, 336 04 ひとに みもの させいと をぅせらるれば: よいち これを 336 05 つかまつらぅずることわ ふぢゃぅな: いそんじて ござらば 336 06 みかたの ながい きずで ござらぅず, じよの ひとに をぅせつけられいかしと 336 07 まぅせば: よしつね いからせられて 336 08 かまくらを でて さいこくえ むかわぅずる ともがらわ 336 09 よしつねが めいを そむくまじい ぎぞ: 336 10 それに しさいを まぅさぅ ひとわ いそいで かまくらえ かえり 336 11 のぼられい: そのうえ わぅぜいの なかから いちにん 336 12 えらばるるわ, こぅたいの みゃぅが ぢゃと よろこばぬ 336 13 さぶらいわ なんの よぅに たたぅかと, わぅせられたれば: よいち 336 14 かさねて まぅしたわ: あしからぅずると をまえの ついたって 336 15 うまに うちのり, いその かたえ あゆませ ゆけば: 336 16 つわものども をっさまに これを みて, ふりかかり 336 17 しづまって いちぢゃぅ この わかい ものわ つかまつらぅと 336 18 をぼゆると, くちぐちに まぅせば: よしつね も 336 19 よに たのもしゅぅ をもわれた. いそから うちのぞぅで 336 20 みれば, とをかった : とをあさ なれば, うまの 336 21 ふとばら ひたる ほどに うちいるれば, いま しちはったんと 336 22 みえた: をりふし かぜが ふいて ふねを ゆりすえ 336 23 ゆりゃげ, わぅぎざせきも さだまらいで ひためいた. 336 24 うをきにわ へいけ いちめんに ふねを ならべて けんぶツする: 337 01 うしろを みれば, みぎわに みかたの げんじ 337 02 ども くつばみを ならべて ひかえたれば, いづれも 337 03 はれで ないと ゆぅことわ なかった. なを かぜも しづ 337 04 まらねば, わぅぎの ざせきも さだまらず: よいち 337 05 なんとも しょぅやぅも なぅて, しばし たったが: かぜが すこし 337 06 しづまり, わぅぎ いよげに みえた. こひゃぅ なれども, 337 07 じゅぅさんぞくの かぶら とって つがひ, しばし たもって 337 08 はなすに, ゆみわ つよし, うらに ひびく ほどに, なりわたって, 337 09 わぅぎの かなめから かみいっすん ばかり をいて 337 10 ひっぷっと いきったれば, わぅぎ こらえいで みつに さけ, 337 11 そらえ あがり, かぜに ひともみ もまれて, うまいえ ざっと 337 12 ちった みなぐれないの わぅぎの ひぃだいたが, せきじツに 337 13 かかやいて しらなみの うえを うきぬ, しづみぬ 337 14 ゆられた: くが かいしゃぅ の てき みかた ふなばたを たたき, 337 15 えびらを たたき, いちどに どっと ほめて, しばしわ 337 16 なりも しづまらなんだ. 337 17 あまりの をもしろさに, しらえの なぎなたを もった 337 18 むしゃが いちにん でて しばし まぅた. いせの さぶらぅ 337 19 よいちが うしろえ あゆませ よって, ごぢゃぅで あるぞ: 337 20 にくい やつが いまの まいやぅ かな ! つかまつれと ゆぅたれば, 337 21 なかざしを とって つがい, よっぴいて いれば, しやくびの 337 22 ほね ひゃぅつっと いとをされ, まいだをれに いたをされた. 337 23 げんじがたわ いよいよ かつに のって, どよみ, 337 24 へいけの かたわ をとも せなんだ. そののち 338 01 かげきよが でて, みをのやが かぶとの しころを 338 02 ひきちぎって こそ, へいけがたにも そっと いろを なをいて 338 03 あった. 338 04 さぅして また かっせんが はじまったに, よしつね 338 05 あまり ふかいりを させられて, くまでで ゆみを かけ 338 06 をとされて, くらつぼの ひたる ほどに うちいれ, ぶちの 338 07 さきで かきよせ かきよせ, とらぅと めさるる を 338 08 しきりに くまでを うちかくれば: くがの ものども 338 09 ただ すてて ひかせられいと まぅせども, よしつね 338 10 ついに ゆみを とらせられた. つわもの ども 338 11 たとい せんきん まんぎんの みたらし なりとゆぅとも, 338 12 いかでか をいのちにわ かえさせられおぅずるぞと, 338 13 くちぐちに まぅせば: よしつね まったく ゆみを 338 14 をしむでわ ないぞ: はくぶ ためともが ゆみ など 338 15 ならば, わざとも うかめて みしょぅずれども, 338 16 わぅじゃくたる ゆみを へいけに とられて, これ こそ げんじ 338 17 の たいしゃぅの ゆみよ, つよいぞ, よわいぞと あざけられおぅが 338 18 くちをしければ, いのちに かえて, とったぞと 338 19 をぅせらるれば, みな この ことばを 338 20 かんじられたと まぅす. 339 01 だいいうはち よしもり の 339 02 りよしを たばかって いけどった こと, よしつね と 339 03 かぢわらと たたかいに をよばるる こと; をなじく 339 04 へいけの いちもん ことごとく 339 05 ほろびられた こと. 339 06 339 07 うま. その あわの みんぶが こ の のりよし 339 08 わ なんと なったぞ ? 339 09 き. その をことぢゃ: よしつね よしもりを めして, 339 10 のりよしわ いよのくにえ こえたが, ここにぃくさが 339 11 あると きぃて, こんにちわ さだめて はせむかわぅず: 339 12 をぅぜい いれたててわ かなぅまい, なんぢ ゆきむかぅて, 339 13 よいやぅに こしらえて まいれと, をぅせらるれば: 339 14 よしもりさらば をはたを くだされて むかわぅずと 339 15 まぅす: もっとも ぢゃと あって, しらさたを くだされた. 339 16 その せい じゅぅろっきで むかふが, みな しらしゃぅぞくで 339 17 あった;つわもの これを みて さんぜんよきの たいしゃぅを 339 18 しらしゃぅぞく じゅぅろっきで むかぅて, いけどりに しょぅことわ 339 19 ありがたからぅずと ゆぅて わらぅた. あんのごとく 339 20 のりよし やしまに いくさが あると きぃて, はせまいる みちで 339 21 よしもりゆきやぅて, しらはたを ざっと さしあぐれば: 339 22 あわや げんじよと ゆぅて, これも あかわたを さしあげた. 339 23 よしもり のりよしが そばに よって まぅしたわ: 339 24 かつわ をききゃらぅず, よりともの をん をとをと 340 01 よしつね さいこくの うっての たいしゃぅに むかわせられたが, 340 02 いっさくじツ ごへんの をぅぢ よしたぅ うたれられ, きのぅ 340 03 やしまに よせて, だいりや ごしょを やきはらい, いちにち 340 04 かっせんの あったに, へいけの ひとびとわ かずを 340 05 つくいて うたれさせられた. そのなかに しんぢゅぅなごん, 340 06 のとどの ばかり こそ よぅわ ござったれ: をぅいとのの 340 07 ふしも いけどりまらした: そのほかの いけどりども 340 08 あまた ござる;ごへんの ちち みんぶのたゆぅも かぅにんに 340 09 まいられたを よしもりが あづかりまらしたが, 340 10 こよい よもすがら をなげきゃって, あわれ のりよし が 340 11 このよの ありさまを しらいで みゃぅにち まいり, 340 12 かっせんを して うたれまらしょぅず: かやぅに あづからせらるるも 340 13 ぜんぜの しゅくえんで こそ あるらぅ: しかるべくわ, 340 14 ごへん ゆきむかわせられて のりよしに この ことを 340 15 しらさせられて いまいちど みせさせられいと なげかるる 340 16 ほどに, まいったと いえば, のりよし うちううなづいて, 340 17 かつ きぃた ことに すこしも たがわぬと ゆぅて, 340 18 やがて かぶとを ぬぎ, ゆみを はづし かぅにんに 340 19 なった. 340 20 これを みて さんぜん あまりの つわものども 340 21 ゆみを はづいて したがぅた. よしもり しらしゃぅぞく じゅぅろっきで 340 22 さんぜん よきの ぐんびゃぅを したがえて ぐして まいる: 340 23 へいけにわ まけたれども, をぅいとのの ふしも 340 24 いけどりに せられさせられず, みんぶのたゆぅも 341 01 かぅにんに まいらず, よしつね いくさに かって うまから 341 02 をりすわって やすませらるる ところに, をめをめと 341 03 めされて まいるを やがて よろいを ぬがせて めしをかれ, 341 04 ひとに あづけられた. さて したがぅ ところの 341 05 ぐんびゃぅどもわ なんとと をぅせらるれば: これわ ふくかぜに 341 06 くさきの なびく ごとく, いづれでも ござれ, 341 07 よの みだれを しづめ, くにを しろしめさぅずるを 341 08 かみと いたさぅずると まぅせば: もっとも さぅ あらぅずると 341 09 あって, みな せいにつれられた. 341 10 また くまののべったぅ, たんそぅも げんじの 341 11 みかたに まいらるる. いよの くにの かわのも はせまいって, 341 12 これも ひとつに なる. へいけわ のりよし いけどりに 341 13 せられたと きこえたれば, さぬきの しどをも 341 14 でさせられて, かぜに まかせ, しをに ひかれて, 341 15 いづくともなぅ, ゆられ ゆかせられたわ まことに 341 16 いたわしい ぎが さぅした ところに わたなべに とまりぃた 341 17 にひゃく よそぅの ふねども かぢわらを さきとして, 341 18 やしまの いそに ついたに よって, ひとびと わらいやぅて, 341 19 むゆかの しゃぅぶ えにわ あわぬ, はなの のちの あをいかなどと 341 20 まぅした. 341 21 さて よしつねわ すわぅの ちに をしわたって, 341 22 あにの のりよりと ひとつに なって, ちんぜいえ わたらぅとめされ, 341 23 へいけわ ながとの ひくしまえ つく: げんじわ 341 24 たぅごくの あかまがせきに つくと きこえた. 342 01 げんじの ふねわ さんぜんよそぅ, へいけの ふねわ せんよそぅで, 342 02 さんぐゎツ にじゅぅ よっかの うのこくに ながとの 342 03 くに だんのうら あかまがせきで げんぺい やあわせと 342 04 さだめられた. そのひ すでに よしつねと, かぢわらと 342 05 いくさ めされおぅと することが あった. かぢわら よしつねに 342 06 まぅしたわ: こんにちの せんぢぬをば さむらいの 342 07 うちに くだされいと まぅせば, よしつねが 342 08 なからぅに こそ: まさなや, きみわ たいしゃぅぐんで ござると 342 09 まぅせば: よりとも こそ たいしゃぅよ: よしつね わ 342 10 ぶぎょを うけたまわったれば, ただ をのをのと 342 11 をなじ ことぞと をぅせらるれば: かぢわら さきぢんを 342 12 しょまぅ しかねて, てんせい この とのわ さむらいの しゅぅに 342 13 なりがたいと つぶやいたれば; そぅじて なんぢわ をこのものぞと 342 14 をぅせらるれば; これわ いかなこと: 342 15 よりともの ほかにわ しゅぅをば もちたてまつらぬ も 342 16 のをと まぅす. よしつね にくい やつかなと あって, 342 17 たちに てを かけ, たちあがらぅと させらるれば, かぢわらも 342 18 たちに てを かけて, みづくろい する ところに, 342 19 みゅらのすけ ときじらぅ むずと なかに へだたりたてまつって, 342 20 みゅらのすけ よしつねに まぅしたわ: だいじを 342 21 めの まえに あてさせられた ひとの かやぅに ござるわ 342 22 てきの ちからに なりまらしょぅず: なかんづく 342 23 よりともの かえり きかせられおぅずる ところも をんびん 342 24 ならぬ ぎ ぢゃと まぅせば: よしつね しづまらせらるる 343 01 うえわ, かぢわら すすむに をよばず, これから 343 02 かぢわら よしつねを にくみそめて, ついに ざんげん 343 03 して うしないまらしたと きこえた. 343 04 さぅして かっせんが はじまれば, はじめわ へいけ そっと 343 05 かちいろに あったれども, あわのみんぶ こころがわりを 343 06 して へいけの てだてを げんじえ かえりちゅぅ したによって, 343 07 かけが はづれて, また さんざんに へいけわ 343 08 しまけたれば, しんぢゅぅなごん ごしょの をふねに まいって, 343 09 にょぅばぅたち みぐしい ものども みな うみに 343 10 しづめさせられいと あれば: にょぅばぅたち この よわ 343 11 いかに いかにと をぅせらるれば, しんぢゅぅなごん いと さわがぬていで, 343 12 いくさわ かぅで をぢゃる: けおぅ より のちわ 343 13 めづらしい あづまをのこを こそ ごらぅぜられおぅずれと 343 14 うちわらわせらるれば: なんぞ ただいまの たわむれぞやと 343 15 あって, をめき さけばせられた. 343 16 にいどの まづ せんていを だきたてまつり 343 17 をみにふたところまで くくりつけ, ほぅけんを こしにさいて, 343 18 しんしを わきばさみ, ねりばかまの そばを たかぅさしはさみ, 343 19 どんじきの ころも うちき, すでに ふなばたに 343 20 よせられ, われわ きみの をともに まいるぞ: 343 21 をんな なりとも てきの てにわ かかるまいぞ, 343 22 をめぐみに したがわぅと をもぅ ひとわ, いそいで をともに 343 23 まいらせられいと あれば: こくもを はじめたてまつり, 343 24 にょぅばぅたち いづれも をくれ まいらすまじいと 344 01 もだえられた. せんてい ことしわ はっさい, をとしの 344 02 ほどよりも をとなしゅぅ, をぐし くろぅ, ゆらゆら 344 03 と をかたを すぎさせられた. あきれさせられた をんさまで 344 04 これわ いづちぞやと をぅせらるる をことば 344 05 まだ をわらぬに, これわ さいはぅ いあぅどえと まぅして, うみ に 344 06 しづませられた. あわれや むじゃぅの はるの かぜ, 344 07 はなの すがたを さそいたてまつる: ぶんだんの あらなみに 344 08 りゃぅがんを しづめ たてまつる: てんを ちゃぅせい 344 09 でんと なぞらえ, もんを ふらぅもんに ことよせて じツさいに 344 10 さえも みたせられいで, うんしゃぅの れおぅ くだって かいていの 344 11 みくづと ならせられた. 344 12 こくもも つづいて いらせられたを, わたなべの 344 13 げんごと ゆぅもの くまでを をろいて をぐしに 344 14 かけ, とりゃげたてまつる: にょぅだぅたちの いけどりに 344 15 せられてござるが, あさましや あれわ にょぅいんで ござると 344 16 をぅせらるれば, そのとき げんご よろいがらぅと 344 17 から あたらしい こそで ひとかさね とりだいて しをたれた 344 18 ぎょいに めしかえさせ たてまつる. きたのまんどころ 344 19 らぅのをかた そツの ないしいげの にょぅばぅたち 344 20 も みな とられさせられた. いちもんの ひとびとも 344 21 みな てを てに とりくんで, うみえ しづませられたに, 344 22 をぅいとのわ ひとびと うみに しづませられたれども, 344 23 その けしきも ないを さむらいども あまりの 344 24 にくさに, うみえ つきぃれ たてまつった. 345 01 をこ うえもんのかみ これを みて, つづいて うみえ いらせられた. 345 02 をぅいとのわ うえもんのかみが しづまば, 345 03 われも しづまぅと をもわれ, また うえもんのかみわ 345 04 をぅいとのの しづませられば, しづまぅと 345 05 ににんの ひとびと ややひさしゅぅ なみの うえに うかぅで をぢゃたを 345 06 よしもり すなわち ふねを こぎよせ 345 07 うえもんのかみを とりゃげ たてまつれば, をほいとの 345 08 これを みて, いとど しづみも やらせられず, をなじく 345 09 いけどられさせられた. をぅいとのの めのと かげつね 345 10 わが きみを とりゃげたてまつったわ なにものぞと 345 11 ゆぅて, たちを ぬき, よしもりに うって 345 12 かかる: よしもり あぶなぅ みえた ところに, ならびの 345 13 ふねにたった ほりが よっぴいて いるに, かげつねが 345 14 うちかぶとを いられて ひるむ ところを ゆみ を 345 15 すてて むずと くむ: かげつね てをぅたれども 345 16 ちっとも をくれず, うえに なり, したになり, 345 17 ころびやぅ ところに, ほりが らぅど かげつねが 345 18 くさずりを ひきゃげ ふたかたな させば, うちかぶとも 345 19 いたでなり, ついに うたれた. をぅいとの これを 345 20 ごらぅぜられて さこそ かなしゅぅ をぼしめしつろ. 345 21 のとどのわ やだね いつくいて, いまわ さいごと 345 22 をもわれたれば, げんじの ふねに のりかわり, 345 23 のりかわり, しらえの なぎなた くきみじかに とって, 345 24 ながせらるれば, つわもの ををぅ ほろびた. しんぢゅぅ 346 01 ごん みさせられ てつかいで, せんない しわざかな ! 346 02 あまり つみな つくらせられそ: さればとて しかるべい 346 03 ものでも なしと をぅせらるれば, さてわ このことば 346 04 たいしゃぅぐんに くめと ゆぅことぞと あって, その 346 05 のちわ げんじの ふねを のりゅつり のりゅつり, 346 06 をしわけ をしわけ, よしつねを をらづねあるが, 346 07 をもいの ままに たづねわぅて, よろこぅで うってかからるる: 346 08 よしつね かなぅまいと をもわれたか: なぎなた 346 09 わきに かいはさみ, いちぢゃぅ ばかり ゆらりと とび, 346 10 みかたのふねに のびさせられた: のとどの こころわ 346 11 たけけれども , かるわざが をとられたか, つづいても 346 12 こえさせられず, よしつねを まもって これほど 346 13 うんの つけおぅ うえわと あって, なぎなた うみえ なげいれ, 346 14 かぶとも ぬいでお うみえいれ, よろいの そで かなぐりすて, 346 15 わぅあらわに なってたち, われと をもぅものみを 346 16 いけどり かまくらえ ぐして くだれ, よりともに 346 17 ものを いなぅ, よれよれと をせらるれども, よるものが 346 18 なかった. ここに さねみつと ゆぅて, さんじゅぅにんのち 346 19 から ある ひとその をととの じらぅも をとらぬ 346 20 したたかもの, しゅぅに をとらぬ らぅどぅ いちにん あったが, 346 21 あにの さねみつ よしつねの をまえに すすみでて 346 22 まぅしたわ: のとどのに よりつくものが ないが, 346 23 ほいなぅ ござれば, くみたてまつらぅと ぞんずる. 346 24 さござらば, いきて かえる ことわ ござるまい: とさににさいに 347 01 なる いとけない ものが ござるを ごふびんに 347 02 づかれと まぅせば, よしつね しんびょぅに まぅした. しさいに 347 03 をいてわ うたがい あるまじいと をせらるれば: さねみつ 347 04 しん<じゅぅ さんにん しょぅせんに のり, のとどのの ふねに 347 05 のりゅつり, しころを かたむけ, かたを ならべ, 347 06 うってむかぅ; のとどの まえに すすんだ らぅどぅを 347 07 にくいやつかなと あって, うみえ ざんぶと けいれ, さねみつをば 347 08 ひだりの わきに はさみ, をととをば みぎの 347 09 わきに はさみ, ひとしめ しめて, いざ さらば をのれら 347 10 しでのやまの とも せいと あって, しゃぅねん にじゅぅろくで 347 11 ついに うみに いらせられた. 347 12 しんぢゅぅなごん これを みて, いえながを めして, 347 13 いまわ みべい ほどの ことわ みはてつ, あるとても 347 14 なにかしょぅと をせらるれば; いえなが ひごろの けいやく 347 15 たがいたてまつるまじいと ゆぅて, よって よろい にりゃぅ 347 16 きせまらし, わがみも にりゃぅ き, てを とりくんで うみえ 347 17 いった. へいぜい いっしょでと ちぎった さむらいども にじゅぅ 347 18 よにん みな てを とりくみ うみえ いり, かいしゃぅにわ あかはた, 347 19 あかじるし なげすて かなぐりすてたれば, たつたやまの 347 20 もみぢの あらしに ちるが ごとく, いそに 347 21 よる しらなみも うすぐれないになった: むなしいふねわ 347 22 かぜに まかせて いづくともなぅ ゆられゆく. いけどりの 347 23 ひろびとわ をぅいとのを はじめ, にょぅばぅ たちにわ 347 24 こくも けんれいもんゆを はじめたてまつって 348 01 をよそ しじゃぅさんにんと, きこえて ござる. 348 02 だいいうく.へいけの いけどり 348 03 みやこえ いって わたさるる こと: をなじく 348 04 348 05 けんれいもにんの こと. 348 06 348 07 うま. をなじ しぐゎツ みっか さいこくから はやうま 348 08 いんのごしょえ まいる: つかいわ ひろつなと きこえた. さんぬる 348 09 さんぐゎツ にじゅぅよっかの うのこくに だんのうら 348 10 あかまがせきの あたりで へいけを ついに せめをとし, 348 11 ないしどころ, しんしをも まいらする: をぅいとのいげの 348 12 いけどりども すじゅぅにん あいぐして まいると, そぅもん 348 13 したれば: ほぅわぅ ごふしんの あまりに ほくめんの 348 14 のぶもりを めして, さいこくえ つかわす: をなじじゅぅろくにち 348 15 よしつね をぅいとの いげの いけどりを あいぐして 348 16 あかしに つかせられた. そのよわ つきが 348 17 をもしろぅて, あきの そらにも をとらず, にょぅばぅたち 348 18 つきぬ をもいの なかにも をもいでを めされた: 348 19 むかしわ な のみ きいた あかしの つきを いま みる 348 20 ことの ふしぎさよと あって, うたよみ なんどを して 348 21 なぐさみ あわせられた. その なかに へいだいなごんの きた 348 22 のかた こかを をもひだいて: 348 23 ながむれば, ぬるる たもとに やどりけりょ 348 24 つきよ くもいの ものがたり せよ. 349 01 と なくなく くちずさませられたれば: よしつね 349 02 あづまをとこ なれども, ゆぅに えんな ここち 349 03 して, あわれに をもわれた. 349 04 をなじ にじゅぅ ろくにちに へいけの いけどりわ みやこえ 349 05 いるを みな はちよぅの くるまにのせたてまつり, 349 06 ぜんごの すだれを あげ, さゆぅの ものみを ひらいた. 349 07 いくせんばんとも かずをう しらず, つわものども 349 08 ぜんごに うちかこぅであった . をぅいとのわ しはぅを 349 09 みまわし, いたぅ をもい しづませられた けしきも みえず: 349 10 をこぅ うえもんのかみわ ひたたれの そでを 349 11 かをに をしあて, めも あけさせられず, さしも えん なりし 349 12 ひとびとの さんがねんのあ あいだの しをかぜに やせくろみ, 349 13 その ひととも みえさせられぬわ いたわしい 349 14 こと ぢゃ. いけどりの ひとを みょぅ とて, きゃぅの うちにも 349 15 かぎらず, よごく きんごく の きせん じゃぅげ やまやま 349 16 てらでらから らぅしょぅ き あつまり, とばの みなみの 349 17 もんから よつづか まで みちみちたれば, 349 18 ひとわ かえりみることも ならず, くるまわ ながえを 349 19 まわす ことも ならなんだ. じしょぅ やぅわの ききん 349 20 とぅごく ほっこくの かっせに ひとだねわ みな ほろびたと 349 21 いえども, なを のこって ををいと みえた. 349 22 みやこを でさせられても なか いちね むげに まぢかい 349 23 こと なれば, めでたかった ことども わすれられず, 349 24 をや をぅぢの だいから つたわって ぢゅぅだい めしつかわれた 350 01 ものども みの すてがたなさに, みな 350 02 げそじに ついたれども, むかしの よしみを わすれねうば, 350 03 なみだを ながす ひとが ををかった. そのひ 350 04 をぅいとのの くるまを らった しかいわ もと めしつかわれた 350 05 さぶらぅまるとゆぅ もの ぢゃが, とばで 350 06 よしつねの をまえに すすみでて まぅしたわ: とねり 350 07 うしかいと まぅすわ, げらぅの はてで こころ あらぅずるみでわ 350 08 ござらねども, としごろの よしみを いかでか 350 09 あすれたてまつらぅ ? しかるべくわ, ごめんを 350 10 かぅむり, こんにち をぅいとのの をくるまを つかまつりたいと, 350 11 まぅせば: なさけふかい ひとで, さぅあらぅずと 350 12 あって ゆるされたれば, さぶらぅまるわ なくなく 350 13 をくるまを つかまつったが, みちすがら くるまの 350 14 うちを のみ かえりみて, なみだ せきゃえなかれば, 350 15 みる ひとも そでを しぼった. をぅほみやを のぼりに 350 16 ろくぢょぅを ひがしに わたされさせられたを, ほぅわぅも 350 17 ろくぢょぅ ひがしの とぅいりに をくるまを たて, えいらん 350 18 あるに, くぎゃぅ てんじゃぅびとの くるまもを をなじゅぅ たてならべられた: 350 19 ひとびと これを ごらん あって, あわれ あの 350 20 ひとびとに めをも みかけられ, ひとことばをもきかばやと 350 21 こそ をもぅたに, かぅ みなさぅとわ はからなんだと, 350 22 をのをの をぅせあわれた. 350 23 そのぶんに して ひきわたしまらして のち, 350 24 よしつねの ほりかわの しゅくしょに いれたてまつられた. 351 01 ものを まいらせたれども, ごらんじも いれられず, 351 02 ひまなぅ なみだを ながさせられ, よるに なれども, 351 03 しゃぅぞくを さえも のけさせられず, そでを 351 04 かたしきなき ふさせられた. をんこ うえもんのかみ 351 05 そばに ねさせられたに, をぅいとの ぎょいの そでを 351 06 うちきせさせらるれば, しゅごの ぶし これを みて, をあいとてん 351 07 なにごとぞ, せめての こころざしの いたす 351 08 ところ ぢゃと ゆぅて, たけい ぶしどもも みな そでを 351 09 ぬらしたと, まぅす. 351 10 かの いけどりに なられた へいだいなごん ときただきゃぅ 351 11 よしつねの しゅくしょ ちかぅ ござったが, なを 351 12 いのちが をしかったか, しそくの ちゅぅを よぅで, ちらすまい 351 13 ふみどもを よしつねに とられたぞ: この 351 14 ふみ くゎんとぅに みえば, ひとも うしなわぅず, わがみも 351 15 はちょぅずると あれば, ちゅぅじゃぅ よしつねわ なさけの 351 16 ふかい ひとで にょぅばぅ などの うったゆる ことわ いかな 351 17 だいじをも はなされぬと うけたまわった: ひめぎみ 351 18 をぅぜい ござれば, なにか くるしゅぅ ごさらぅ ? いちにん 351 19 まみえさせられ, したしゅぅ なって この よしを をぅせられおぅずるかと 351 20 まぅされたれば; むざんや われ よに あった 351 21 ときわ, にょぅご, きさきにもと こそ をもぅたれと をぅせらるれば: 351 22 いまわ その こと をぼしめしよらるるなと 351 23 まぅされた ところで, たぅぶくの じゅぅしちに ならせらるる 351 24 をば あまり をしませられ, さきの はらの ひめぎみの 352 01 にじゅぅさんに ならせらるるを よしつねと ひとつに 352 02 ないて, その たよりをもって くだんの ふみの ことを 352 03 をぅせらるれば, さることが あると あって, あまっさえ ふぅじをも 352 04 とかいで ときただきゃぅえ をくられた. ときただきゃぅ 352 05 よろこぅで すなわち やかれたと まぅす. いかなる こと 352 06 か ありつらぅ, をぼつかないと ひと まぅしやぅた. 352 07 けれいもんいんわ ひがしやまの ふもと よしだの 352 08 へんに たちいらせられた. ゆえある ならぼぅしの ばぅで あったが, 352 09 すみゃらいて, にわにわ くさ ふかぅ, のきにわ えもぎ 352 10 し げり, すだれ たえ, ねや あらわで あめかぜ たまるべおぅも 352 11 なかった. はなわ いろいろ にをえども, あるじと 352 12 たのむ ひとも なぅ, つきわ よなよな さしいれども, 352 13 ながめてあかす ともも なし: むかしわ たまの 352 14 うてなを みがき, にしきの ちゃぅに まとわれて, あかしからさせられたが, 352 15 いまわ ありとし あらゆる ひとわ 352 16 わかれはてて, あさましげな をすまい こそ かなしけれ: 352 17 にょぅばぅたちも これより ちりぢりに なり, うをの くがに 352 18 あがった ごとく, とりの すを はなれた さまな なみの 352 19 うえいまさら こいしかった. をなじ ごぐゎツ ひといに にょぅいん 352 20 をんぐしを をろさせらるる をんかいの しにわ ちゃぅらくじの 352 21 あしょぅ しょぅにんであった. をふせわ せんていの ぎょいと 352 22 やらで あったを しゃぅにん なくなく たまわって, とかくの 352 23 ことばをば いだされねども, すみぞめの そでを 352 24 しぼられた. そのご まで めされたれば, をんうつりがも 353 01 いまだ つきず, かたみと してこれまでも 353 02 たさせられたれども, ごぼだいの ため なればと あって, 353 03 なくなく とりだいて くだされた. しゃぅにん これを はたに 353 04 ぬぅて ちゃぅらくじの しゃぅめんに かけられたと まぅす. 353 05 にょぅいん じゅぅごで にょぅいんの せんじを かぅむらせられ, 353 06 じゅぅろくで こぅひの くらいに そなわらせられ, にじゅぅにで わぅじを 353 07 ごたんじゃぅ あり くゎぅたいしに たたせられ, にじゅぅごで いんがぅを 353 08 かぅむらせられて, けんれいもんいんと まぅした. 353 09 にゅぅだぅの をむすめの うえ, てんがの こくもで 353 10 ござれば, とかぅ まぅすにも をよばぬ. こんねん 353 11 にじゅぅく たぅりの よそをい なる こまやかに, ふよぅの 353 12 すがた いまだ をとろえさせられねども, ひすいの 353 13 かんざし きても いまわ なににか しょぅと をぅせられ, なくなく 353 14 をさまを かえさせられた. ひとびとの しづまれた 353 15 ありさま, せんていの をんをもかげ いつのよにか 353 16 わすれさせられおぅ ? さつきの みじかよ なれども, 353 17 あかしかねさせらるれば, むかしを ゆめにも ごらんぜられず, 353 18 かべに そむけた のこりの ともしびの かげも 353 19 かすかに, よもすがら まどを うつ あめも 353 20 しずかで, しゃぅやぅじんが しゃぅやぅきゅぅに とぢこもられた 353 21 さびしさも これにわ すぎまじいと みえた. むかしを 353 22 しのびずまと なれとてか もとの あるじが うつし 353 23 うえたやら, のき ちかぅ はなたちばなの あったが, かぜ 353 24 なつかしゅぅ かをった をりふし, やま ほととぎす ちかぅ 354 01 をとづれて すぎたれば, にょぅいん をすずりの ふたに 354 02 こかを こ あそばされた. 354 03 ほととぎす はなたちばなの かを とめて, 354 04 なくわ むかしの ひとや こひしき. 354 05 にょぅいん にいどのの やぅに みづの そこにも 354 06 しづませられず, ぶしどもに いけどられ, をもいも 354 07 かけぬ いわの はざまに あかしくらさせられた. いにしえ 354 08 すんだ やどわ けむりと のぼり, むなしい あと 354 09 ばかりのこって しげみの のべと なり, みなれた ひとの 354 10 とひくる ことも なければ, せんかから かえって 354 11 しちせの まごに わぅたも かくやと をぼえて あわれに 354 12 ござった. しげひらの きたのかたわ せんていの 354 13 をめのとで ござったが, しげひらわ いけどられさせられたと, 354 14 きこえたれば, さいかいの たびの そら まで, なき 354 15 かなしませられたが, せんていに をくれさせられ, きゅぅとえ 354 16 かえり, ひのとゆぅ ところに ござったが, しげひら 354 17 つゆの いのち きえやらぬと きこえたれば, 354 18 まいちど みも し, みえばやと たがいに をもわれたれども, 354 19 かなわねば, ただ なくばかりで あかしくらさせられた 354 20 とまぅす. 354 21 だいにぃう. をいとのをこ ふ 354 22 くしゃぅに たいめん ある こと: をなじく ふくしゃぅを 354 23 がいする こと. 354 24 うま. さてさて よしつねわ いかいてがらを めされたの ? 355 01 き. そのをこと ぢゃ. へいけ ほろびて のち, 355 02 くにぐにも しづまって, ひとの かよいも わづらい 355 03 なければ, よしつねほどの ひとこそ なけれ: 355 04 よりともわ なにごとをも させられず: かぅみょぅ あれば, 355 05 ただ よしつねの よで あらぅずると ないない まぅすと 355 06 きこえたれば, よりとも これを つたえきかせられて, 355 07 これわ いかなこと ? よりともが いながら はかりことを 355 08 めぐらせば こそ, へいけわ ほろびたれ: よしつね 355 09 ばかりでわ なんとして よをば をさめおぅぞ ? ひとの 355 10 ゆに をごって, いつしか よをば わがままに すれば 355 11 こそ さばかりの ちょぅてき へいだいなごんが むこに なること 355 12 しかるべからぬ. また よにも たばからず, 355 13 ひだいなごんが むこに とるも こころえぬ. さだめて 355 14 こんど くだってわ よしつねわ くゎぶんの ふるまひを 355 15 しょぅかと やすからず をもわれた. 355 16 そのころ よしつね をぅいとの ふしを ぐして 355 17 くゎんとぅえ くだらるると きこえたれば, をぅいとの 355 18 よしつねの もとえ いいやらせらるるわ: このほど 355 19 まことや あづまえ くだらぅと うけたまわる: さてわ 355 20 いけどりの うちにわ はっさいの わらんべと しるされたわ 355 21 まだこのよにぃまらするか ? くゎんとぅえ くだらぬ 355 22 さきに, まいちど みまらしたいと をぅせらるれば: やすいをことで 355 23 ござると いわれた. ににんの にょぅばぅ わかぎみを 355 24 なかに をきたてまつって, いかなる をありさまにか 356 01 みなしまいらしょぅぞと ゆぅて, あさな よな なくよりほ 356 02 かの ことわなかった. よしつね かわごえが もとえ 356 03 やられたれば, かわごえ ひとの うし くるまを かって 356 04 わかぎみにょぅばぅともに のせたてまつって, をぅいとのの 356 05 かたえ いれまらしたれば, わかぎみ はるかに 356 06 をんちちを ごらぅぜられいで, よにも こころよさぅに 356 07 ござった. をぅいとの いかに ふくしゃぅ, これえと をぅせらるれば, 356 08 やがて をそばに よらせらるるを ひざに かきのせ, 356 09 かみ かきなで しゅごの ぶしどもに むかぅて をぅせらるるわ: 356 10 これを みやれ をのをの, これが はわわ 356 11 これを うむとて, なんざんを して しんだ: さんわ たしかに 356 12 したれども, うちふして なやむと みえたが, 356 13 われわ こんど はかなく ならぅと をぼゆる: こののちいかなる 356 14 ひとの はらに わかぎみを まぅけさせらるるとも, 356 15 これを そだてて わらわが かたみに ごらぅぜられい, 356 16 めのと などの もとえ さしはなし つかわさるるなと 356 17 あまり ゆぅたが むざんさに, てんかに こと いできたらぅずる 356 18 ときわ, あのぅ うえもんのかみわ たいしゃぅぐんで 356 19 これをば ふくしゃぅぐんを させおぅずれば, 356 20 これが なを さらば やがて ふくしゃぅと よばぅと ゆぅたれば, 356 21 なのめならず よろこぅで, なを よびなどし, 356 22 あいしたが, なぬかと ゆぅに ついに はかなぅ なった. みる 356 23 たびに その ことが わすれられいでと あって なかせらるれば, 356 24 しゅごの ぶしも なみだを ながす, うえもんの 357 01 かみも なかれた. ににんの にょぅばぅどもも みなそで 357 02 を しぼった. 357 03 すでに ひも やぅやぅ くれゆけば, をぅいとの さらば 357 04 ふくしゃぅ, いまわはや うれしゅぅ みたれば, とぅとぅ かえれと 357 05 をぅせらるれば, をぅいとのに ひしひしと とりついて, いや 357 06 かえるまじい と ゆぅて なかれたれば, うえもんのかみ 357 07 たって こよいわ ここに みぐるしい ことが あらぅぞ: とぅとぅ 357 08 かえって また みゃぅにち まいれと をぅせらるれども, 357 09 なを たたせられぬを ににんの にょぅばぅども よって すすめ 357 10 だきたてまつり, くるまに のせ たてまつった. 357 11 をぅいとの わかぎみの うしろを はるかに みをくらせられて, 357 12 ひごろの をもい なげきわ ことの かずでも 357 13 ないと なかせられた. はわごぜんの ゆいごんの いとぅし 357 14 ければと あって, ついに さしはないて めのとの もとえも 357 15 つかわさず, わが をまえで そだてさせられ, 357 16 さんさいの とし かむり くだされ, ういかむりして なのりをば 357 17 よしむねと まぅした. をいたたせらるる ままに 357 18 みめ かたち うつくしゅぅ, こころざま さえ ゆぅにござったれば, 357 19 をぅいとの なのめならず いとしい ことに させられて, 357 20 さいかいの たびの そらまでも ついに へんしも さなれさせられぬ 357 21 こころに いくさ やぶれて のち, しじゅぅに 357 22 ちあまりに なるに けおぅぞ はじめて ごらぅぜられた. 357 23 ごぐゎツ なぬかの うのこくに よしつね をぅいとのの 357 24 ふしを ぐしたてまつり, すでに くゎんとぅえ くだらせらるる 358 01 むゆかの よ かわごえ よしつねに 358 02 まいって まぅしたわ: さて あの わかぎみをば なにと つかまつらぅぞ ? 358 03 よしつね たぅじ あつい なかに いとけないもの 358 04 ひきぐして, くゎんとぅまで くだるに をよばぬ: ここで 358 05 よいやぅに はからえと をぅせらるれば, さてわ うしなわぅ 358 06 ひとよと こころ えて (わかぎみわ めのとの にょぅばぅと 358 07 ねさせられた) そのよ しんかぅに なる ほどに, かわごえ 358 08 にょぅばぅ どもに まぅしたわ: をぅいとのの すでに 358 09 くゎんとぅえ をくだりゃる: それがしも よしつねの をともに 358 10 くだり まらすれば, をがたが もとえ いれまらしょぅずるぢゃ. 358 11 をくるま よせて とぅとぅと まぅせば, 358 12 にょぅばぅども げにもと こころえて, ねいらせられた 358 13 わかぎみを をしをどろかし たてまつり, いざをひん 358 14 なされい, をむかいに くるまが まいったと, まぅせば, 358 15 わかぎみ をどろかせられて, きのぅのやぅに をぅいとのの 358 16 をかたに また ござるかと よろこばせられたわ 358 17 いたわしい ことぢゃ. わかぎみを のせたてまつって, 358 18 ろくぢょぅを ひがしえ やる: かわらに くるまを やりとめ, 358 19 しきがわ しいて わかぎみを をろしたてまつれば, 358 20 ににんの にょぅばぅたち ひごろより をもいまぅけられた 358 21 こと なれども, さしあたってわ かなしゅぅて, ひとの きくをも 358 22 はばからず, こえも をしまず, をめきさけばれた. 358 23 わかぎみわ あきれさせられた やぅで, ににんの 358 24 にょぅばぅどもの なくを みて, をぅいとのわ いづくに 359 01 ござるぞと, をぅせらるれば: ぶしども よって 359 02 ただいま これに ござらぅずるに, をりて またせられいと 359 03 しきがわの うえに だき をろしたてまつって, かわごえが 359 04 らぅどぅたちを ぬいて よれば, たちかげを 359 05 ごらぅぜられて なくを をどすと をぼしめしたか, いやなくまいと 359 06 あって, めのとが ふところえ かを さしいれさせられて 359 07 なかせられたを, かわごえ をそしと めを 359 08 みやわせたれば, たちでわ かのまじいと ゆぅて, かたなを 359 09 ぬき, めのとが ふところに かを さしいれさせられた 359 10 わかぎみを ひきはなしたてまつり, つみに をくびを 359 11 とった. くびをば よしつねに みせたてまつらぅずるとて, 359 12 もって ゆき, むくろわ むなしゅぅ かわらに 359 13 すてた. 359 14 ににんの にょぅばぅども かちはだしで よしつねの 359 15 まえに ゆいて なにか くるしゅぅ ござらぅ ? わかぎみの 359 16 をくびを たまわって, ごせを とむらいまらしょぅと まぅせば: 359 17 よしつね もっとも さあらぅずるとて, ゆるされたれば, 359 18 ににんの にょぅばぅたち わかぎみの をくびを 359 19 えて, くびをば めのとの ふところに いれ, ににんつれだって, 359 20 なくなく かえると みえたが, そののち 359 21 ごろくにち あって にょぅばぅ ににん かつらがわに 359 22 みを なげた ことが あった: いちにんの にょぅばぅわ いとけない 359 23 ものの くびを ふところに いれて しづんだわ 359 24 わかぎみの めのとで あった: めのとが なげたわ 360 01 ことわり: かいしゃくの にょぅばぅさえ みを なげたわ 360 02 ありがたい ことぢゃ. 360 03 だいにぃういち. をいとのの 360 04 あづまくだり, をなじく きらくの みちで くびを 360 05 はねられ, きゃぅぢゅぅを わたされた こと. 360 06 うま. をぅいとのの さいごをも ききたいの. 360 07 き. げんりゃく にねん ごぐゎち なぬかの うのこくに 360 08 よしつね をぅいとのの ふしを ぐしたてまつり 360 09 くゎんとぅえ くだられた. よしつねわ なさけ ある 360 10 ひとで みちの ほど さまざま いたわり, なぐさめ たてまつられた. 360 11 をぅいとの われら ふしがいのちを まぅし 360 12 なだめられいかしと あれば, よしつね こんど それがしが 360 13 くんこぅにわ ひたすら をふたところの をいのちを 360 14 まぅしなだめおぅと こそ ぞんずる: よも うしないたてまつる 360 15 までの ことわ ござるまじい: いかさまにも 360 16 をくのかた などえぞ くだしまらせられおぅずるかと 360 17 まぅさるれば, をぅいとの あづまの をく, をんごくの 360 18 ほか えびふが ふむ ちしま なりともと をぅせられたわ, 360 19 くちをしい ことぢゃ. むかしわ なを のみ きぃた 360 20 かいだぅの しゅくじゅく めいしょめいしょを ごらぅぜられて ひかずへれば, 360 21 するがのくに うきしまに かからせらるるに, 360 22 ここわ うきしまがはらと ゆぅ ところ ぢゃと まぅしたれば, 361 01 をぅいとの. 361 02 しをぢより たえぬ をもいを するが なる, 361 03 なわ うきしまに みをば ふじのね. 361 04 うえもんのかみ. 361 05 われ なれや をもいに もゆる ふぢのねの, 361 06 むなしき そらの けむり ばかりわ. 361 07 と あそばされた. 361 08 さるほどに ひとびと かまくらえ いらせらるれば, よしつね 361 09 いかばかりか よりとも かっせの やぅをも たづね 361 10 させられおぅずると をもいまぅけて くだられたに, 361 11 よりとも たぅじ いたわる ことが あると あって, たいめんも 361 12 せられず, さこそ うらめしゅぅ をもわれつらぅ: かぢわら 361 13 かげときに をぅせつけられて, をぅいとのの ふしをば 361 14 よりともの ござった ところから にわ ひとつ 361 15 へだてて, たいのやに をきたてまつり, とぅしらぅと ゆぅ 361 16 ものをもって まぅされたわ: まったく よりとも へいけに 361 17 いしゅを をもい たてまつらぬ. いけのにこぅ いかに 361 18 まぅされたりとも, きよもりにゅぅだぅどの をんゆるしなくわ, 361 19 よりとも いかでか いのち いきて にじゅぅ よねんの 361 20 はる あきをば をくりまらしょぅぞ ? されども あくぎゃぅさぅに 361 21 すぎ, てんの せめ のがれがたぅて, せめたてまつれと 361 22 じゃぅめいを かぅむる うえわ, しさいを まぅすに 361 23 をよばず: かやぅに また げんざん つかまつる 361 24 こそ まことに ほんいでわ ござれと まぅせと, あって 362 01 やられたれば, とぅしらぅ まいって このよし まぅさぅと すれば, 362 02 をぅいとの いなをって かしこまって きかれたわ くちをしい 362 03 ことぢゃ. くにぐにの だいみゃぅ しょぅみゃぅ なみいた 362 04 その なかで へいけ ぢゅぅだい さぅでんの けにんどもが 362 05 ををかったが, これを みて, あの こころで こそ さいかいの 362 06 なみの そこにも しづませられおぅ ひとの いのち 362 07 いきて, これまでわ くだらせられたれ: いま いなをって 362 08 かしこまって ござらば, いのちの いきさせられおぅかと 362 09 あって, にくみやぅた. また ある ものが まぅしたわ: まぅこ 362 10 しんざんに あるときんば, はくじゅ をそれ をののき, 362 11 らんせいに あるに をよんでわ, をを うごかして じきを 362 12 もとむとゆぅ ほんもんが ある. されば いかに たけい しゃぅぐん 362 13 なればとて, かやぅに なれば こころわ かわる ならいぢゃ. 362 14 されば をぅいとのの わるびれさせられたの ことわりぢゃと 362 15 まぅして こそ はぢをば すこしたすけた. 362 16 をなじろくぐゎち ここのかに よしつね をぅいとのの 362 17 ふしを うけとって, みやこえ かえりのぼられた. 362 18 をぅいとのわ これで すでに いかにも ならぅかと をもわれたれば, 362 19 ふたたび みやこえ かえりのぼる ことの 362 20 うれしさよと よろこばれた. うえもんのかみ わかぅ 362 21 ござれども, こころえさせられて なにが うれしゅぅ ござらぅ ? 362 22 みやこで きって わたされおぅずる ばかりで ござると 362 23 あって, かえりのぼる ことを うらめしげに をぅせらた. 362 24 くにぐに しゅくじゅくを すぎゆくに, ここにても 363 01 ここにてもやと をもわれたれども, をわりの 363 02 くに のまとゆぅ ところに つかせられた. をぅいとの 363 03 ここわ よしともが くびを はねた ところ ぢゃ: その 363 04 はかどころの まえで いちぢゃぅ きられおぅずらぅと をぅいとのも, 363 05 うえもんのかみも をもわれた ところに, 363 06 よしつね をぅいとのの ふしを ぐしたてまつって, 363 07 ちちの はかどころの まえで さんど ふしをがみ, 363 08 くさの かげでも ばぅこん かならず これを ごらぅぜられて, 363 09 をんこころを やすめさせられいと まぅされた. されども 363 10 ここでも きられず, をぅいとの いまわ かいない 363 11 いのち ばかりわ たすけられおぅずるに こそと をぅせらるれば, 363 12 うえもんのかみ なぜに たすかりまらしょぅぞ ? 363 13 たぅじわ あつい ころ なれば, くびの そんじょぅ やぅを はかって, 363 14 みやこ ちかぅ なって きりまらしょぅずると あって, ひまなぅ 363 15 ねんぶツ まぅさせられ, をぅいとのをも すすめ させられた. 363 16 363 17 ひかず へれば ろくぐゎち はつかにわ わぅみのくに 363 18 しのわらに つかせられ, あくる にじゅぅいちにちの 363 19 あさから をぅいとのをも, うえもんのかみをも 363 20 ひきわけて しょしょに をきたてまつれば, さてこそ をやこの 363 21 ひと すでに こんにちで あるよと, たがいに をもい 363 22 あわれた. しゅっけわ ゆるされねば, ちからに をよばず; 363 23 よしつね みっかぢから ひとを さきだてて, をはらの 363 24 ほんじょぅばぅとゆぅ ひじりを をぅいとのの ぜんちしきと 364 01 し, わぅみの しのわらに しゃぅじ くだされた. すでに 364 02 きりたてまつらぅと するに, をぅいとの うえもんのかみわ 364 03 いづくに あるぞ ? じゅぅしちねんが あいだ いちじ へしも 364 04 たちはなれず, みづの そこにも しづまいで, 364 05 うきなを ながすも ただ かれゆえ ぢゃ. しなば 364 06 いっしょでと こそ をもぅたに, いきながら はなれた ことの 364 07 かなしさよと ゆぅて なかれたれば, ぜんちしきの しゃぅにんも 364 08 さな をぼしめされそ: さいごの をなりさまを ごらぅぜられおぅずるに 364 09 つけても, たがいに をこころに かからぅず: 364 10 このよわ しゃぅじゃ ひツめツの くに なれば, うまるる 364 11 ものわ かならず しに, わぅ ものわ さだまって わかるる 364 12 ならい ぢゃ: しゃぅを うけさせられてから このかた, たのしみ 364 13 さかえて, むかしも いまも ためし すくない 364 14 みかどの ごぐゎいせきで ないだんじんの くらいに いたらせられ, 364 15 こんじゃぅの ごえいぐゎ のこる ところも ない. たのしみ 364 16 つきて, かなしみ きたるわ よの ならいで ござる. 364 17 こんねんわ さんじゅぅくに ならせらるるが, さんじゅぅくねんを 364 18 すごさせられたも をぼしめし つづけて ごらん 364 19 なされい: ただ いちやの ゆめで ござる: こののち 364 20 しちはちじゅぅを すごさせらるるとも, をもえば ほどや 364 21 ござらぅ ? しんの しくゎぅの をごりを きわめたも, 364 22 りさんの つかに うづまれ, かんの ぶていの 364 23 いのちを をしませられたも, むなしゅぅ とりゃぅの こけに 364 24 くちた. 365 01 たのしみわ かならず かなしみの もとい なれば, 365 02 しゃぅわ また しの いんで ござると まぅして, しきりに ねんぶツを 365 03 すすめられたれば, をぅいとの たちまちに よわい 365 04 こころを をもいかえいて, かぅしゃぅに ねんぶツを となえさせらるる 365 05 ところに, きんながとゆぅ もの たちの 365 06 ぬいて, うしろに まわるを みさせられて, ねんぶツの 365 07 やめて うえもんのかみも いまわ すでに かぅかと 365 08 いいも をわらせられぬに, をぅいとのの くびわ まえに 365 09 をちた. これを みて しゃぅにんも, きんながも 365 10 なみだ せきゃえなんだ. 365 11 しゃぅにん うえもんのかみどのえ まいって, さきの 365 12 ごとく すすめまらすれば, うえもんのかみ ねんぶツを 365 13 となえさせらるるが, そもそも をぅいとのの さいごの 365 14 やぅわ なんとと をぅせらるれば: しゃぅにん よに めでたぅこそ 365 15 ござったれと あれば, なのめならず よろこんで, 365 16 さらばとぅ きれとて, くびを のべて きられさせられた. 365 17 くびわ よしつね もたせて みやこえ いる, むくろわ 365 18 ひじりの さたで そこで みな きょぅやぅ した. さて をぅいとの 365 19 ふしの くびをば きゃぅを わたいて ごくもんに 365 20 かけられた. さいこくから かえってわ いきて ろくぢょぅを ひがしえ 365 21 わたされ, とぅごくから のぼってわ, しして さんぢょぅを 365 22 にしえ わたされさせらるる: いきての はぢ, ししての 365 23 はぢ, いづれが をとらぅずるぞとの とりさたでござった. 365 24 しげひらも そののち なんとえ ひきわたされて, 366 01 ついに きられて ござる. 366 02 だいにぃうに. ぢしんのこと, 366 03 また けんれいもんいん よしだのごばぅに すみわびさせられた 366 04 こと. 366 05 うま. そのころ だいぢしんが あったと ゆぅが なんと 366 06 した ことぞ ? 366 07 き. されば, をなじ しちぐゎツ ここのかの うまのこく 366 08 ばかりに だいぢしんが をびたたしゅぅ うごく ことが 366 09 ややひさしかったれば, をそろしい などと まぅすわ をろかで 366 10 ござった. しらかわの あたり ろくしょぅじの くぢゅぅの 366 11 たぅを はじめて あるいわ たをれ, あるいわ やぶれ 366 12 くづれ, ざいざい しょしょの じんじゃ ぶっかく, くゎぅきょ, みんのくの 366 13 まったいわ いちうも なかった. あがる ちりわ 366 14 けむりの ごとく, くづるる をとわ らいの やぅに なって, 366 15 てんも うちくらぅで ひの ひかりも みえなんだれば, 366 16 らぅしょぅ ともに たましじゅお けし, とり けだものも ことごとく 366 17 こころを まよわす: をんごくも, きんごくもまた 366 18 かくのごとくで, やまわ くづれて かわを 366 19 うづみ, うみわ かたむいて はまを ひたす: をき こぐ 366 20 ふねわ なみに ただ よい, くが ゆく こまわ あしの 366 21 たてどころを まよわす: だいぢわ さけて みづ わきで, 366 22 いわ われて たにえ ころび, こぅずい みなぎり くれば, 367 01 をかに のぼっても なんとしてかわ たすからぅぞ ? みゃぅくゎが 367 02 もえくれば, かわを へだてても, さえがたかった. 367 03 とりに あらねば, そらをも かけりがたぅ, りょぅに 367 04 あらねば, くもにも いりがたぅ: ただ かなしかったわ 367 05 だいぢ しんで ござった. しだいの うちに すいくゎふぅわ つねに 367 06 がいを なせども, だいぢわ ことなる へんをも 367 07 なさぬに, このやぅな ことわ ふしぎぢゃ. ほぅわぅわ しんくまのえ 367 08 ごかぅ あって, はな まいらせられたが, この 367 09 だいぢしん できて いえども ふるい たをされ, ひと ををぅうち 367 10 ころされ, ゆぅえ いできたれば, やがて ろくぢょぅどのえ 367 11 くゎんぎょ なされた. ゆぅさりい, ねのこく ばかりにわ 367 12 だいぢが かならず うちかえらぅずると とりさた したれば, 367 13 けないに あんど する ものわ じゃぅげ いちにんも 367 14 なぅて, やりど しゃぅじを たて, そらの なり, ちの うごく 367 15 たびにわ ただいまぞ しぬると ゆぅて, たかぅ ねんぶツを 367 16 まぅした こえ しょしょに をびたたしかった. 367 17 しちはちじゅぅ, はっくじゅぅの ものどもも よの ほろべおぅずる 367 18 などと ゆぅことわ, さすが きのぅ けおぅとわ 367 19 をもわなんだ ものを: こわ なんと しょぅぞと をめき 367 20 さけべば, これを きぃて わかいものも なき かなしゅぅで 367 21 ござった. けんれいもんいんわ たまたま たちやどらせらるる 367 22 よしだのごばぅも この だいぢしんに かたむき 367 23 やぶれて, いとど すませられおぅ たよりも みえず, 367 24 なにごとも むかしにわ かわり はてた よの なか 368 01 なれば, なさけを かけたてまつり, これえと まぅさるる 368 02 ひともなぅ, こころの ままに あれた まがきわ 368 03 しげみの のべよりも, つゆけおぅて をりしりがをに 368 04 いつしか むしの こえごえに うらみがう おなも 368 05 あわれな: よも やぅやぅ ながぅ なれば, いとど をねむりも 368 06 さめがちに あかしかねさせられた: つきぬ をものをもに 368 07 あきの あわれさ さえ うちそえて しのびかねさせられたと 368 08 まぅす. 368 09 だいにぃうさん. へいだいなごん 368 10 の はいしょに をもむかるる こと: ならびに 368 11 けんれいもんいんの をはらえ ごいんきょの 368 12 こと. 368 13 うま. して よしつねにわ それから のち よりともの 368 14 げんざんわ なかったか ? 368 15 き. されば その をことぢゃ: げんざんわ ないのみならず, 368 16 あまっさえ よしつねを よりともから うたれおぅずると 368 17 きこえてござれば, よしつね ないない をぅせらるるわ: 368 18 ゆみや とる みの をやの かたきを うつうえわ, 368 19 なにごとか これに すぎた をもいでわ あらぅずなれども, 368 20 せきより ひがしわ よりともの ござれば, 368 21 まぅすにをよばず, さいこくわ よしつねが ままと 368 22 こそ をもぅたに: これわ をもいのほかの こと かなと 369 01 あれば: せじゃぅにも しかいを すまいて, いってんを しづめ, 369 02 くんこぅ ひるい ない ところに, いかなる しさい あって よりともわ 369 03 かやぅに うらみを をなしある ぞと かみ いちにん 369 04 から しも ばんみんに いたるまで ふしんを いたいた. これわ 369 05 こんねんの はる わたなべで ふなぞろえの あった とき, 369 06 よしつねと, かぢわらと さかろを たちょぅ, たてじの 369 07 ろんをし, をぅきに いかられた ことを かぢわらともを 369 08 もぅて ざんげんを して, ついに うしない たてまつったと, 369 09 きこえた. 369 10 よを しづめさせられ, よりとも いまわ われを 369 11 をもいかくる ものわ をくの ひでひらで あらぅずるか, 369 12 そのほかにわ をぼえぬと をぅせらるれば, かぢわら 369 13 まぅしたわ: よしつねも をそろしい をひとで ござる, 369 14 うちとけさせられなと まぅせば, よりともも さをもぅと 369 15 をぅせられた. それによって こそ さんぬる なつのころ 369 16 へいけの いけどりどもを あいぐして くゎんとぅえ 369 17 げかぅ せられた とき, こしごえに せきを すえて, 369 18 かまくらえ いれまじいで あったれば, よしつね ほいない 369 19 ことに をもわせられて, をろそかに をもい たてまつらぬ 369 20 よしを きしゃぅもんを かいて しんぜられたれども, 369 21 もちいられねば, よしつね ちからに をよばれなんだ. 369 22 369 23 をなじ にじゅぅ さんにちに へいけの いけどり しょぅしょぅ みやこに 369 24 のこったを をんる せられおぅずる とて, はいしょを さだめられ, 370 01 へいだいなごん ときただきゃぅわ のとの くにえと 370 02 さだまって, すでに きんじつ みやこを いでおぅずると きこえたれば, 370 03 あづかりの ぶしに いとまを こわせられ, 370 04 けんれいもんいんの ござった よしだのごばぅえ まいって 370 05 まぅされたわ: をなじ みやこの うちに いまらせば, 370 06 つねに をゆくえをも うけたまわらぅずれども, 370 07 せめ をもぅて, すでに はいしょに をもむきまらする: 370 08 ふたたび きゅぅりに かえらぅこと いまわ ありがたぅ こそ ござれとて, 370 09 なみだに むせばれたれば, にょぅいん まことに 370 10 むかしの なごりとてわ, それに ばかり こそ をぢゃったに, 370 11 こののちにわ たれかわ とい とむらわぅぞ とて, 370 12 をころもの そでを しぼらせられた. この ひと さいこくに 370 13 をぢゃった とき, さんじゅの じんぎ こと ゆえなぅ 370 14 みやこえ かえし いれたてまつれと をぅせくださるる 370 15 ちょくせんの をんつかい はながたが をもてに なみがたとゆぅ 370 16 やきじるしを さされたれども, こけんしゅんもんいんの 370 17 ごえんで あったれば, ちからに をよばせられなんだ. 370 18 されども ときぃたって うん つくれば, かくのごとくぢゃ. 370 19 370 20 よしつねも したしゅぅ なられたれば, こころ ばかりわ 370 21 いかにもして るざいを まぅしなだめおぅとわ をもわれたれども, 370 22 よりとも ゆるされねば, ちからに 370 23 をよばず, かっせんを し, さきを かけられねども, 370 24 はかりことを すいをくの うちに めぐらす こと 371 01 ひとえに この だいなごんの しわざ なれば, ことわりと 371 02 みえた. としも たけ, よわい かたむいて のち, さいしにも 371 03 わかれ, みをくる ひとも なぅて, こしぢの たびえ 371 04 をもむかせられた こころの うちわ あわれな 371 05 ことぢゃ. しが, からさきを うちすぎて, かたたの 371 06 うらにも なれば, まんまんたる こしゃぅに ひく あみを 371 07 みさせられて, だいなごん なくなく かぅをぅせられた. 371 08 371 09 かえりこん ことわ かたたに ひく あみの, 371 10 めにも たまらぬ わが なみだかな. 371 11 むかしわ さいかいの さしゃぅに ただよぅて, をんざぅえくを 371 12 ふねの うちに つみ, いまわ ほっこくの せつりに うづまれて, 371 13 あいべつ りくの かなしみを こきゃぅの くもに 371 14 かさね, ひかずを ふれば, のとの くにに つかせられた. 371 15 かの はいしょわ うらちかい ところ なれば, 371 16 つねわ なみぢを はるかに えんけん して, なぐさませられたに, 371 17 いわの うえに まつの あったが, ね あらわで, 371 18 なみに あらわれたを みさせられて, だいなごん 371 19 かぅ あそばされた. 371 20 しらなみを うちをどろかす いわの うえに, 371 21 ねいらで まつの いくよ へぬらん. 371 22 と えいじ あかしくらさせられて ついに はかなぅ ならせられた. 371 23 371 24 けんれいもんいんわ あきの はじめ までわ, よしだのごばぅに 372 01 ござったが, ここも なを みやこ ちかぅて, 372 02 たまぼこの みちゆきびとの ひとめも しげし: 372 03 つゆを をいのち かぜを またせられおぅ ほども 372 04 うきことの きこえず, いかならん やまの をくの をくえも 372 05 いらせらればやとわ をぼしめせども, さる 372 06 べい たよりも なかったに: ある にょぅばぅ よしだのごばぅえ 372 07 まいって まぅしたわ: をはらの をく いあっくゎぅいんと 372 08 まぅす ところこそ しづかに めでたい ところでわ ござれと, 372 09 まぅせば: にょぅいん これわ しかるべい, ほとけの 372 10 をすすめでも あらぅず: やまざとわ ものの 372 11 さびしき こと こそ あるなれども, よの うき よりわ すみよからぅずる 372 12 ものをと なくなく をぼしめしたたせられた. 372 13 れいぜんの だいなごんの きたのかた, しちぢょぅ 372 14 しゅりのだいぶの きたのかた, ばかりで, をのりものども 372 15 などをも ととのえたてまつり, ぶんじ 372 16 ぐゎんねん ながづき はつか あまりの こと なれば, 372 17 よもの こずえの いろいろなを ごらんぜられて, はるかに 372 18 わけ いらせられ, やまかげ なれば, にや ひも はやぅ 372 19 くれ, のでらの かねの いりゃいの こえ さびしゅぅ, いつしか 372 20 そら かきくもり, うちしぐれて あらし はげしゅぅ, このは 372 21 みだれがわしゅぅ, しかの こえ かすかに をとづれて 372 22 むしの こえごえ たえだえに あった. 372 23 いあっくゎぅいんわ いわに こけ むして さびた ところ なれば, 372 24 すままほしゅぅ をぼしめす. すいたいの いろ こぅよぅの 373 01 やま えかくとも, ふでにも をよび がたぅ, にわの 373 02 はぎわらわ しもふりて, まがきの きくの かれがれに 373 03 うつろぅ いろを ごらんぜられても, わがみの うえとや 373 04 をぼしめされつらぅ. いあっくゎぅいんの かたわらに 373 05 はぅじゃぅなる ごあんじつを むすばせられて, ひとまを ぶっしょに 373 06 しつらい, ひとまをば ごしょに こしらえて, ちゅぅや 373 07 ちょぅせきの をつとめ, ちゃぅじ ふだんの をねんぶつ 373 08 をこたらせられず つきひを をくらせられた. せいりゃぅでんに 373 09 はなを むすばれた あした, かぜ きたって にをいを 373 10 さそい, ちゃぅしゅぅきゅぅに つきを えいぜられた ゆぅべ 373 11 くも ををぅて ひかりを かくす: むかしわ ぎょくろぅ 373 12 きんでんの ゆかの うえに にしきの しとねを しき, 373 13 たえなる をすまいで あったれども, いまわ しば ひきむすぶ 373 14 いをりの うちの をすまい なれば, よその たもとも 373 15 しぼられた. かやぅに させられて, さて かみなづき 373 16 とぅか あまりの ころに にわに ちりしく ならの 373 17 はを しかの ふみならいて すぎたれば, にょぅいん あれみよ, 373 18 これほどに ひとめの まれな ところに, なにたる 373 19 ひとの くるか, しのばぅずる こと ならば, しのばぅと をぅせられたれば, 373 20 だいなごんの つぼね をしゃぅじを あけて 373 21 みさせらるれば, ひとでわなぅて しかの をそしげなが, 373 22 ふたつ つれて ならの はを ふみならいて すぐるで 373 23 あった. そのとき だいなごんの 373 24 つぼね. 374 01 いわねふみ たれかわ とわん ならの はの, 374 02 そよぐわ しかの わたる なりけり. 374 03 とまぅされたれば, にょぅいん あわれに をぼしめされて, 374 04 をしゃぅじに かきすさませられたと まぅす. 374 05 だいにぃうし. しょぞんがようちの 374 06 こと, また よりともと, のりより ふくゎいの 374 07 こと. 374 08 うま. ほりかわようちわ いつの じぶんで あったぞ ? 374 09 き. よりとも とさしゃぅぞんを めして, よしつねわ 374 10 さだめて むほんの こころも あらぅず, せいどもの 374 11 つかぬ さきに うたぅと をもぅ: だいみゃぅ しょぅみゃぅどもを 374 12 のぼせば, うぢ, せたの はしを ひき, てんかの 374 13 だいじに をよばぅず: わそぅ こぜいで のぼって ようちにも, 374 14 ひるうちにも ものまいりを する やぅに して, 374 15 よしつねを たばかって うって まいらせいと をぅせらるれば: 374 16 かしこまって うけたまわり, やがて そのひ ごじっき ばかりで 374 17 みやこえ のぼり, げんりゃく にねん くぐゎち にじゅぅくにちに 374 18 しゃぅぞん みやこに のぼりついたれども, よしつねの 374 19 しつねの しゅくしょえわ そのひも まいらず, つぎの 374 20 ひも まいらず すでに みっかに なるに, よしつね べんけい 374 21 をもって いかに のぼられて あると きくに, かぅとも 374 22 うけたまわらぬか ? また よりともから をぅせらるる 375 01 むねわ ないかと, たづねられたれば, しゃぅぞん ききも 375 02 あえず べんけいに たいめん して, つれだって よしつねの 375 03 しゅくしょえ まいったれば, よしつね でやぅて 375 04 げんざぅ あって, いかに いっさくじつから のぼられたと きくに, 375 05 いままで かぅと まぅされぬぞ ? また よりともから をふみなどわ 375 06 ないかと たづねられたれば, しゃぅぞん そのをことで 375 07 ござる: よりともよりわ さしたることも ござらねば, 375 08 ごじゃぅわ しんぜられぬ: をことばに, まぅせと 375 09 をぅせられたわ: たぅじ きゃぅとに なにごとも ござないわ, 375 10 さて ござる ゆえかと こそ をぼしめさるれと をぅせられた: 375 11 これわ よの なかも をだやかに なって ござるによって 375 12 しちだいしょまぅで つかまつらぅ とて, いとま 375 13 まぅして まかりのぼるが, みちから いたわる ことが 375 14 ござって, とかぅして まいりついてわ ござれども, 375 15 まだ くゎいき つかまつらぬに よって, やがても まいらなんだと, 375 16 まぅせば: よしつね さわ よも あらじ, かぢわらが 375 17 ざんげんに ついて よりとも つねわ よしつねを 375 18 うたぅと をぅせらるると きく: をぅぜい のぼせば, うぢ, せたの 375 19 はしをも ひき, てんかの だいじに をよばぅず: わそぅ 375 20 こぜいで のぼって, ようちにも うって まいらせいとて, のぼせられた 375 21 ものよと をぅせらるれば, しゃぅぞん がんしょく 375 22 かわって, まったく さることわ ござない: さござらば 375 23 きしゃぅを かいて げんざんに いれおぅと まぅす ところで, かかぅとも, 375 24 かくまじいとも ごばぅが こころよと をぅせらるれば, 376 01 やがて さんまいの きしゃぅもんを かいて いちまいをば 376 02 やいて のみ なんど して かえった. 376 03 べんけいが まぅしたわ: この ほぅしわ かいて 376 04 ござんれども, なんとやら あやうぅ ぞんずる: をいついて 376 05 しゃつが くびを はねまらしょぅものをと まぅせば: 376 06 よしつね をもぅに なにほどの ことが あらぅぞ ? ただ 376 07 かえせとて, かえさせられた. よしつね そのころ 376 08 いそのぜんじと ゆぅ しらびゃぅしが むすめ しづかと 376 09 まぅす をんなを あいして をかせられたが, ただいまの 376 10 ほぅしわ きしゃぅわ かいたれども, しさい ありさぅに みえた, 376 11 ひとを つけて みせさせられいと まぅせば: わらんべ 376 12 いちにんを みせに つかわすに, しゃぅぞんも をそろしい 376 13 もので よしつね さだめて ひとを つけて みせさせられおぅと 376 14 をもぅて, これも かどに ひとを たたせて 376 15 みする ほどに, けしかる わらんべが いちにん たたずみ 376 16 あるいたを とらえて とぅに, をちねば やがて うちころす: 376 17 すでに くらぅ なるまで みえなんだれば, また しづか 376 18 をんな いちにん みせに つかわすが をんな ほどなぅ 376 19 はしり かえって, しゃぅぞんわ ただいま ものまいりと まぅして 376 20 うちだす, この つかいわ きられて みえまらせぬと 376 21 まぅしも をわらねば, その せい ごじっき ばかりで 376 22 よしつねの ほりかわの しゅくしょえ をしよせて, 376 23 ときを どっと つくる: よしつね をりふし きゅぅじ せられて, 376 24 もののぐめされおぅずる やぅも なぅて ござったが, 377 01 ときのこえに をどろいて かっぱと をき, よろい とって き, 377 02 や かきをい, をんうま まいらせいと をぅせらるれば, うまに 377 03 くらをき, えんの きわに ひきたて うちのって, てんぢく, 377 04 しんだんわ しらず, よしつね などを てごめに しょぅずる 377 05 ものわ をぼえぬ ものをと なのり をめいて 377 06 かけたまえば, つづく ものわ すずきのさぶらぅ, 377 07 かめいの ろくらぅ, そのほか にじゅぅよき をめいて かくれば, 377 08 しゃぅぞんが せい ごじゅぅよき さんざんに かけやぶられて, 377 09 のこりずくなぅ うたれた. よしつねの かたにわ げん 377 10 ぱちびゃぅえ, くまい たらぅ ばかり てをぅて ひきしりぞいた. 377 11 ころわ じゅぅぐゎち はつかの よ なれば, くらさわ くらし, 377 12 あめわ ふる, しゃぅぞんが たのむ ところの つわもの 377 13 さんざんに かけちらされ, しゃぅぞんも うまを いさせて 377 14 かちだちに なって, より ぬぎすて をちたが, いかにもして 377 15 こよい たつがはなごえに かかって, ほっこくの 377 16 かたえと をもぅたれども, かなわいで その よ 377 17 くらまの をく そぅじゃぅがたにに にげ こもるを 377 18 よしつねの つわものども あとを つないで 377 19 をいかくれば, くらまでらのそぅ これを きき, よしつねわ 377 20 いにしえの よしみたに ことならず ふかかったれば, 377 21 もろともに たづね ゆくに, らぅそぅの よろい ひたたれ 377 22 きた ほぅし いちにん そぅじゃぅが たにから からめとって, 377 23 をめをめと かめいの ろくらぅに ぐせられて, 377 24 つぎの ひの みのこく ばかりに よしつねの ろくぢょぅ 378 01 ほりかわの しゅくしょに くれば, つぼの うちに 378 02 ひきすえ, よしつね えんから いかに ごばぅ, きしゃぅにわ をちたぞと 378 03 をぅせらるれば, しゃぅぞん をぅきに うちわらぅて, 378 04 そのをことで ござる: あることに かいてござる ほどに, 378 05 をちて ござると まぅしたれば: いのち をしくわ 378 06 たすけおぅぞ: かまくらに くだって よりともをも 378 07 まいちど みたてまつれかしと をぅせらるれば, 378 08 しゃぅぞん まさなや とのほどの たいしゃぅを うちまらしょぅずると 378 09 をもいかかって のぼらぅ ものが とのを うちたてまつらいで, 378 10 いのち いきて ふたたび かまくらえ 378 11 くだらぅとわ ぞんぜぬ: ごをんにわ とぅ くびを めされいと 378 12 まぅせば, こころざしの ほど しんべおぅなと あって, 378 13 なかづかさとゆぅ さむらいに をぅせて, ほぅしゃぅじの やなぎわらで 378 14 きられた. 378 15 ざぅしき あだちと ゆぅ ものをば よりとも はたさしの 378 16 りょぅにと あって つけられたが, ないないわ よしつね 378 17 いかなる あらぬ ふるまいもの ときわ, よを ひに ついで 378 18 はせくだって まぅせと をやくそく あって つけられた ものぢゃが, 378 19 しゃぅぞんが なりゆく ありさまを み, ひそかに 378 20 みやこを にげでて かまくらえ まいって, この よし 378 21 いちいちに まぅせば, よりとも をぅきに をどろかせられ, 378 22 しゃてい のりよりを よぅで, ごへん よしつねが うってのたいしゃぅに 378 23 のぼられいと あったれば, のりより じし まぅされた 378 24 ところで, よりとも いかって, さてわ ごへんも よしつねと 379 01 どぅしん な ? こんにちより して よりとも 379 02 きゃぅだいの ぎゃるまじい: かまくらぢゅぅにも かなぅまじいと 379 03 をぅせらるれば, のりより をぅきに をどろいて のぼらぅずる 379 04 よしを まぅされたれども, ゆるされず: まったく 379 05 をろそかに をもいたてまつらぬと ひゃくまいの きしゃぅを 379 06 かいて たてまつられたれども, なをも もちいられず, 379 07 いづの ほぅじゃぅえ をいくだいて, ついに そこで 379 08 うしなわれたと, きこえた. しゅぅとの ほぅじゃぅを たいしゃぅにして, 379 09 ろくまんよきを さしのぼせらるると きこえたれば, 379 10 よしつねわ ちんぜいの かたえ をちゆかばやと 379 11 をもいたたせらるるるが, ここに をがたの さぶらぅわ 379 12 いせいの もので あるに よって, よしつねに たのまれよと 379 13 あれば, をがた まぅしたわ: さござらば, 379 14 みゅちの きくちわ ねんらいの てきで ござる, たまわって 379 15 くびを はにょぅと まぅせば, まぅすまでもなぅ 379 16 やがて たまわったれば, ろくぢょぅかわらで きって, をがたわ 379 17 かいがいしゅぅ たんまれたと まぅす. 379 18 だいにぃうご. よしつねの 379 19 みやこを うちられた こと: ならびに ほぅじゃぅの 379 20 しゃぅらくの こと. 379 21 うま. さて ついにわ きゃぅだいの をなか なんと なったぞ ? 379 22 380 01 き. よしつねわ いんのごしょえ まいって, をぅくらきゃぅをもって 380 02 まぅされたわ: よしつねこそ かまくらから 380 03 うたれおぅずるで ござる. うぢ せたの はしをも 380 04 ひぃて, しばし ささよぅずる ぎで ござれども, きみのをため 380 05 こころぐるしゅぅ ござれば, さいこくの かたえ 380 06 をちゆかぅと ぞんずる: どどの ちょぅてきを たいらげまらした 380 07 ほぅこぅをば いかでか をわすれ なされおぅ ? ちんぜいの 380 08 ものどもに こころを ひとつに して かぅりょく 380 09 つかまつれと ある よしを いんちょぅの をくだしぶみを 380 10 くだされおぅずる かと まぅしたれば: ほぅわぅ をぼしめし 380 11 わづらわせられて, だいじん くぎゃぅに この 380 12 よしを をぅせあわせらるれば, ひとびと まぅさるるわ: らくちゅぅで 380 13 かっせん つかまつらば, ちょぅかの ごだいじで 380 14 あらぅず: げきしん らくちゅぅを でまらする ならば, 380 15 をだしい ことで ござらぅずと しょきゃぅ いちどぅに まぅされたれば, 380 16 ほぅわぅ さらばと あって, やがて ちょぅの をくだしぶみを 380 17 なされた. 380 18 をなじ みっかの うのこくに をぢの よしのり, 380 19 ゆきぃえ, ちんぜいの ぢゅぅにん をがたを あいぐして その 380 20 せい さんびゃく よきで みやこに ひとつの わづらいをも 380 21 なさず, さいこくえ をちゆかれた. その ひ つのくにの 380 22 だいもつの うらまで つかせらるるに, ろしで 380 23 ささよぅと した ものも あったれども, かなわいで 380 24 ひきしりぞいたれば, それから ふねに のって をしいださるるに, 381 01 にわかに にしの かぜ はげしゅぅ ふいて たのまれた 381 02 よしのり をがたが ふねたる ふねども いづくの 381 03 うらえか ふきよせつらぅ, ゆきがた しらずに なった. 381 04 よしつねの ふねも をなじ くにの すみよしの 381 05 はまに ふきよせられたれば, みやこから めしぐせられた 381 06 にょぅばぅども じゅぅにん あまり すみよしの 381 07 はまに すてをき, しづか ばかりを めしぐして その 381 08 せい にじゅぅにん あまりで やまと よしのの をくえ 381 09 をちられた. 381 10 すてをかれた にょぅばぅども あるいわ まつの もと, 381 11 あるいわ いさごの うえに はかま ふみしだき, そでを 381 12 かたしき なき ふしたれば, ひと これを みて あわれみ, 381 13 みな みやこえ をくった. よしのぼぅし この ことを 381 14 きぃて よしつねの この やまに こもられたと ゆぅに 381 15 いざ うちとって, よりともの げんざぅに いらぅとて, ゆみや 381 16 ひゃぅぢゃぅを たいして すひゃくにん せめくると きこえたれば: 381 17 よしつね よしのやまにも あとを とどめず, 381 18 ふせぎや いさせ, よしのやまをも をち, 381 19 その としわ みやこ へんに しのぅで, ぶんじ にねんの 381 20 はるの ころ ひでひらを たのぅで わぅしゅぅえ をちゆかせられた. 381 21 381 22 をなじ じゅぅいちぐゎつの なぬかに ほぅじゃぅ ろくまん 381 23 よきで みやこにぃり, やがて いんざん して よしのり 381 24 ゆきぃえ, よしつねらが むほんの よしを そぅもん すれば, 382 01 たちまち ちゅぅばつ つかまつれと いんぜんを くだされた. 382 02 さんぬる ひといわ よしつねの まぅさるるに 382 03 よって, ちんぜい しゃぅぐん たらぅずると をんくだしぶみを 382 04 なされ, をなじ なぬかにわ よりとも まぅさるるによって, 382 05 よしつねを ついばつ つかまつれと せんじを 382 06 くださるる: あしたに かわり, ゆぅべに へんずる よのなかの 382 07 ふぢゃぅな ことわ, まことに くちをしいぎぢゃ. 382 08 しょこくに しゅごを をき, しゃぅえんに ぢとぅを 382 09 なし, たんべつ ひゃぅらぅまいを あてをこなわぅずると そぅもん 382 10 すれば: ほぅわぅ をぼしめしわづらわせられ, だいじょぅだいじん 382 11 いげの くぎゃぅに このよしを をぅせあわせらるれば, 382 12 ひとびと まぅされたわ: ていわぅの をんできを 382 13 ほろぼいた ものにわ はんごくを くださるると むりゃぅぎきゃぅに 382 14 みえた: されども わが ちょぅにわ その 382 15 れい ないに, よりともの まぅしじゃぅ くゎぶんなと きみも, 382 16 しんも をぅせられたれども, よりとも かさねて 382 17 まぅされたれば, よりともを にっぽんごくの たいしゃぅ 382 18 そぅづかさに ほせられた: まだ せんれい ない をんしゃぅぢゃ. 382 19 さて ゆきぃえわ いづみの くにに しのぅで 382 20 いられたを ほぅじゃぅ とや かくやして うちとって 382 21 くびをば かまくらえ 382 22 くだされたと まぅす. 383 01 だいにぃうろく. ろくだいを 383 02 ほぅじゃぅ めしとって のち, もんがく わびことによって 383 03 よりとも しゃめん 383 04 せられた こと. 383 05 うま. ろくだいの ことをも を かたりゃれ. 383 06 き. みやこの しゅごに のぼせられた ほぅじゃぅの 383 07 もとえ かまくらどの いいのぼせらるるわ: へいけの 383 08 しそん さだめて ををからぅず, たづねだいて をうしないあれと 383 09 をぅせらるれば: ほぅじゃぅ へいけの しそん たづねださぅ 383 10 ひとわ なにごとも のぞみのままに あらぅずると 383 11 ひろぅ したれば: きゃぅの もの あんないわ しっつ, たづね 383 12 もとむることわ うたてい: げらぅの こ なれども, 383 13 いろ しろぅ, みめ よいわ かの ちゅぅじゃぅの わかぎみ, この 383 14 しょぅしゃぅの きんだち などと まぅし, ぶもが かなしめば, 383 15 あれわ げしゃくが まぅす ことぢゃ などと ゆぅて, 383 16 うばいとり, をさないをば みづに いれ, つちに うづみ, 383 17 をとなしいをば くびを きる: その なかに こまつの 383 18 さんみちゅぅじゃぅの しそく ろくだいごぜとて, としも 383 19 をとなしゅぅ ござる うえ, へいけ ちゃくちゃくの 383 20 しゃぅとぅ なれば, これを うしなわれよと かまくらから 383 21 をぅせのぼせられたれば: ほぅじゃぅ たづねかねて すでに 383 22 くだらぅと する ところに, ある にょぅばぅ ろくはらに きて 384 01 まぅしたわ: これから にし へんしょぅじの をく をぐらやまの 384 02 ふもと だいかくじと まぅす ところに, こまつの 384 03 さんみちゅぅじゃぅどのの きたのかた わかぎみ 384 04 ひめぎみ あいぐして, この さんねん すませらるると をしえた 384 05 ほどに, ほぅじゃぅ やがて ひとを つかわいて みられたれば 384 06 つかい この ばぅぢゅぅに いって, ひとを たづぬる よしで, 384 07 まがきの ひまから みぃれたれば: をりふし しろい 384 08 えのこの はしりでたを とらぅと うつくしげな わかぎみの 384 09 はしりでさせられたを めのとと をぼしい 384 10 にょぅばぅの あわてて つづいて でて, あら あさましや ! ひともこそ 384 11 みまらしょぅずれと まぅして, いそぎ ひきぃれたてまつれば, 384 12 いちぢゃぅ この ひとで あらぅずると こころえて, 384 13 つかい たちかえって まぅせば, ほぅじゃぅ ごひゃっきばかり 384 14 だいかくじえ をしよせ うちかこぅで ここに 384 15 こまつのちゅぅじゃぅどのの わかぎみの ござると きぃて, 384 16 ほぅじゃぅと まぅす もの をむかいに まいって ござると 384 17 ひとを いれて いわせたれば: はわごぜ ただ われを さきに 384 18 うしなえと なかせられた. 384 19 この さんねんわ たかぅ さえ わらわなんだ ひとびとが, 384 20 こえを あげて さけばれた. ほぅじゃぅ げにも さこそ 384 21 をぼしめすらぅと まぅして, しいて ばぅにも せめいらず, だしたてまつるを 384 22 まつ ほどに, ひも やぅやぅ くれゆけば, 384 23 かさねて つかいを いれて べつの ことも ござるまい, 384 24 だしまらせられいと, いわせたれば: さいとぅご, さいとぅろく 385 01 きたのかたの をまえに まいり, てき しはぅを かこみまらしたれば, 385 02 いづくより もれさせられおぅかと 385 03 まぅせば: ろくだいごぜ ついに のがるることわ かなぅまじい: 385 04 ぶしども うちいって さがすならば, をのをのも 385 05 ごめいわく あらぅず, ただ とぅ いださせられい: いのち 385 06 いきて ろくはらに いまらせば, また まいらぅと をぅせらるれば: 385 07 かみ かきなで, ゆい などして をしゃぅぞく 385 08 させたてまつれば, はわごぜ くろきの じゅずの ちいさいを 385 09 とんだいて, や<ごぜ, これをもって ねんぶつを まぅし, 385 10 ちちごぜと ひとつ ところに うまれよと をぅせらるれば, 385 11 はわごぜにわ わかれまらするとも, ちちごぜんわ 385 12 かならず をなじ ところにと こそ をとなしやかに 385 13 をぅせられた. 385 14 こんねんわ じゅぅにさい, みめ かたち いつくしゅぅ, たをや かなに 385 15 なみだの すすんだを よそに よわげを 385 16 みえまじいとてか, をさゆる そでの ひまからも 385 17 あまって なみだわ こぼれた. さて あらぅことで なければ, 385 18 こしに のせて でさせられた. さいとぅご, さいとぅろく 385 19 をともを するに, ほぅじゃぅ のりがえに のしょぅずると したれども, 385 20 さいごの をとも なれば, くるしからぬと 385 21 ゆぅて, ろくはらまで はだしで まいった. はわや めのとわ 385 22 むなしい あとに とどまって, いかが しょぅと もだえられた. 385 23 いのち あらば また こそと なぐさめた ことばの 385 24 をとなしさを いつ わすれおぅとも をぼえず, 386 01 ゆぅさりや きられおぅ, あかつきや きられおぅ などと よもすがら 386 02 ねさせられねば, ゆめ さえも なかった. かぎり 386 03 あれば, けいじん あかつきを となえ, ながい よも 386 04 はや あけ, ろくはらから さいとぅご わかぎみの ふみを 386 05 もって まいったに, きたのかた まづ いかにと とわせらるれば, 386 06 べつの をことわ ござないと まぅす. この 386 07 ふみを みさせらるれば, べつの をことも ござない: 386 08 をこころぐるしゅぅ なをぼしめしそ: いつしか みな 386 09 みな こいしゅぅ こそと よにも をとなしゅぅ かかれたれば, 386 10 むざんの ものの こころやと ふみを かをに をしあてて 386 11 なかせれられた. さいとぅご ざんじも をぼつかなぅ 385 12 ござるに, いとま まぅして かえらぅと すれば, をへんじ 386 13 くだされて ろくはらえ, たちかえった. めのとの 386 14 にょぅばぅわ そこはかともなぅ あこがれ いたに: あるひと 386 15 いたわって たかをの もんがくとゆぅ ひとこそ たぅじ 386 16 よりともの たいせつの ひと なれ; されば じゃぅらぅの きんだちをも 386 17 でしに ほしがらせらるると きく ものをと 386 18 ゆぅたれば, あしに まかせて まどいゆき, たかをえ 386 19 たづねいり, をさきのばぅに ゆき こまつの さんみちゅぅじゃぅどのの 386 20 わかぎみ こんねんわ じゅぅにに ならせらるるが, 386 21 よに うつくしゅぅ ござるを きのぅ ぶしに とられてござる: 386 22 あまり いとぅしゅぅ ござれば, こいとって をでしに 386 23 させられいかしと, まぅせば: もんがく さて いちぢゃぅ 386 24 この やまに をかせられおぅか ? なかなか をいのち さえたすからせられば, 387 01 ひじりのごばぅの をままと まぅした. 387 02 ぶしわ たれぞ ? ほぅじゃぅと まぅせば, さてわ しらぬ 387 03 ひとかと こそ をもぅたれ: いて たづねおぅと でらるる 387 04 ほどに, いちぢゃぅとわ をぼえねども, だいかくじえ 387 05 かえって この よしを まぅせば, はわごぜ まづ よろこばせられた. 387 06 387 07 もんがく ろくはらえ いって このよしを たづねられたれば, 387 08 ほぅじゃぅ さござればこそ へいけわ いちもん 387 09 ひろかったれば, しそん ををからぅず: たづね とって うしなえと 387 10 かまくら より うけたまわる. その なかに 387 11 ちゃくちゃくの しゃぅとぅ ろくだいごぜ とて あるを かならず 387 12 たづねだいて うしない たてまつれと あったれば, 387 13 きき いだし むかえたてまつったれども, あまり いたわしさに, 387 14 まだ とも かくも せぬと かたられた. をさない 387 15 ひとわ いづくに ござるかと とわれたれば, ごらんぜられいと 387 16 あって, わかぎみの ござる ところに いれられたれば, 387 17 かみ すがた より はじめて, はかまの きぎわに 387 18 いたるまで すべて うつくしかった: くろきの じゅずの 387 19 ちいさいを つまぐらせられたが, ひじりを みさせられて, 387 20 なにと をぼしめされたか, なみだぐませられたれば, 387 21 なかなか めも あてられず たちかえるが, すえの よいかなる 387 22 どくと ならせらるるとも, いかでか たすけたてまつらぬ 387 23 ことが あらぅぞと, もんがく かまくらに 387 24 くだって まぅしうけて みまらしょぅず: いかに ほぅじゃぅ 388 01 もんがくが よりともに ちゅぅを つくしまらした 388 02 ことわ ごへん かねて ごらぅぜられたれば, いまさら まぅすに 388 03 をよばねども, いづの ほぅじゃぅに ながされて 388 04 ござった とき, ちょっかんを まぅしなだめおぅとて, せんりの 388 05 みちを とをしと せず, らぅだんの したくにも 388 06 をよばず, ふぢがわ, ををいがわに をしながされ, 388 07 うつのやま, たかしで さんぞくに あい, いしゃぅを はぎとられ, 388 08 いのち ばかり いきて, ふくわらの ごしょえ 388 09 まいり, いんぜんを まぅしだいて たてまつった: やくそくにわ 388 10 なにたる だいじをも まぅせと をぅせられた. されども 388 11 ちぎりを をもぅ して, いのちを かろんじた. されば 388 12 よりともに てんまが つかずわ, よも わすれさせられまじい: 388 13 はつかの いのちを たすけられい とて いでられた. 388 14 さいとぅご, さいとぅろくわ ただ ひじりを しゃぅじんの 388 15 ほとけの やぅに をもぅて, さんど ふしをがみ, よろこびの 388 16 なみだを ながし, だいかくじえ まいって この 388 17 よしを まぅせば, なげき しづんで ござったが, をきゃがらせられ, 388 18 ざんじの いのちも のべおぅずるかと あかしくらさせられた 388 19 ほどに, はつかの すぐるわ ゆめで, 388 20 ひじりわ まだ みえられなんだ: さるほどに じゅぅにぐゎち 388 21 じゅぅごにちに なった. 388 22 ほぅじゃぅ さのみ みやこで としつきを をくらぅ やぅわ 388 23 ない: みゃぅにち くだらぅと ひしめいた. さいとぅご, さいとぅろく 388 24 だいかくじえ まいって ほぅじゃぅわ すでに みゃぅにち 389 01 ち たちまらしょぅずるが, なぜに ひじりわ まだ みえさせ 389 02 られぬかと まぅせば, きたのかた されば よくわ, さきに 389 03 ひとをも のぼせられおぅが, ただ あしゅぅてこそ をそぅわ 389 04 あるらぅ: さて うしなわれおぅずる ありさまかと をぅせらるれば: 389 05 その をことぢゃ: いかさまにも あかつきの ほ 389 06 どで ござらぅ: その しさいわ ちかぅ めしつかわるる 389 07 いえのこ らぅどぅどもの わかぎみを みまらし, よにも 389 08 をなごりをしげで, みゃぅにち こそ まかりくだ 389 09 り まらすれとて, ねんぶツを まぅすも ござり そばに 389 10 むいて なみだぐむものも ござると まぅせば: 389 11 さて ろくだいわ なんと あるぞと, をせらるれば: ひとの 389 12 みまらする ときわ, じゅず つ なぐらせられ, さらぬやぅに 389 13 もてなさせらるるが, さない ときわ をなみだに 389 14 むせばせらるると まぅせば: それわ さぞ あるらぅ: こころない 389 15 ものさえも いのちをば をしむぞ. さて 389 16 をのれらわ なんと しょぅぞと, をほせらるれば: いづく までも 389 17 をとも つかまつり なにとも ならせられて 389 18 ござらば, けむりと なしまらし, ごこツを とり, 389 19 かぅやに をさめたてまつり, きゃぅだい ともに ほぅしに 389 20 なり, ごせを とむらひまらしょぅ こそ まぅしあわせてござれと 389 21 まぅし, なくなく いとま こぅて, ろくわらえ た 389 22 ちかえった . 389 23 をなじ じゅぅろくにち の うのこくに, ほぅじゃぅ すでに 389 24 くゎんとぅえ くだるが, わかぎみらも こしに の 390 01 せたてまつり, ろくわらを でた. うい むじゃぅの さかい こん 390 02 にち この ひと こえさせられおぅずるとて, みる ひと そ 390 03 でを ぬらいた. あわたぐちに かからせらるれば, わが 390 04 ふしどかと まもられ, こまを はやむる ぶしが あれば 390 05 われを ころすかと むね うちさわぎ: そばに ささやく 390 06 ものがあれば, いまを かぎりと むねを けす 390 07 まつざか しのみやがわらかと をもえども 390 08 せきやまらも うちこえて をぅつに なり 390 09 あわづか, のじかと をもえども, その ひも き 390 10 らていで やぅだ. さいとぅご, さいとぅろく ものをさえ はかいで 390 11 あしに まかせて くだりゆくに, ほぅじゃぅ こまの あしを 390 12 はやむる ほどに, するがの くに せんぼんまつば 390 13 らに かかり ここで こし かきすえ, しきがわを しき, 390 14 わかぎみを をろしたてまつり ほぅじゃぅ さいとぅご, さいとぅろくを 390 15 そばに よぅで, いまわ とぅとぅ をかえりゃれ, けおぅ 390 16 より のちわ, なにらか をぼつかなぅ をもひゃらぅぞと 390 17 ゆあるれば: さいとぅご, さいとぅろく これを きき, さてわ 390 18 ここで うしないたてまつるよと をもぅに, ものも 390 19 いわず, ほぅじゃぅ ろくだいごぜに まぅしたわ: なにらか かく 390 20 しまらしょぅぞ ひじりにゃわぅかと これまでわ ぐしたてまつったれども 390 21 いちがぅ しょかんの ひとで ござれば 390 22 たが まぅすとも よりとも ごもちひゃるまじい. 390 23 あしから あなた までも ぐし まいらしょぅとわ ぞんずれども 390 24 よりとも きこしめされおぅ ところも を 391 01 それで ござれば, わぅみの くにで しなひまらした 391 02 よしを こそ ひろぅ つかまつらぅずれと まぅせば; ろくだいごぜ 391 03 さいとぅご, さいとぅろくを めしよせて, なんぢら 391 04 わが をわりを みた ならば, あなかしこ だいかくじで 391 05 まぅすなよ: はわごぜ なげかせられば, めいどの さわりとも 391 06 ならぅず: くゎんとぅに をくりつけたてまつツ 391 07 たが, たぅじわ ひとに あづけられて いると まぅせと, をせらるれば: 391 08 さいとぅご, さいとぅろく きみに をくれまをして 391 09 あんらんに みやこまで のぼりつかぅとも ぞんぜぬと 391 10 まぅして, なくなくにしに むけまらし, ねんぶツを 391 11 すすめたてまつり, たちどり ほぅじゃぅに めを あわせ, 391 12 いづくに たちろ うちあてたてまつらぅとも をぼえ 391 13 まらせぬ: じよの ひとにと じたい まぅせば, さらば あれ 391 14 きれ, これ きれと きりてを もとむる ところに, ふぶくろを 391 15 くびに かけた そぅの あしげの うまに のって 391 16 はせくる: これわ たからの ひじりの でしで あったが, 391 17 あの まつばらで ただいま めしゅぅとの きられさせらる 391 18 ると ひとが まぅせば, あまりの こころもとなさに か 391 19 さを あげて まねいた. 391 20 ほぅじゃぅ これを みて しさいが ある: しばしと ゆぅて またれた 391 21 まつばら ちかぅ なれば, この そぅ うまから とんで 391 22 をり, わかぎみ ゆるされさせられてござる. よりとも 391 23 の みげおぅしょ これに あると ゆぅて, ほぅじゃぅにささげた. ひ 391 24 をいて これを みれば, こまつのさんみちゅぅじゃぅの しそ 392 01 くを たづね いだされたを たかをの ひじりの しきりに 392 02 まぅさるるほどに, あづけよと かかれた. ごじひツ なり 392 03 ございはん なり, しんびょぅ しんべおぅと ゆぅて まかせらるれば, 392 04 さいとぅご, さいとぅろく なかなか あきれて ものも いわ 392 05 ず, ほぅじゃぅ いえのこ らぅどぅども みな なみだを ながい 392 06 た. 392 07 さて もんがくも きたられ, ろくだいごぜ こひゅけ 392 08 まぅした とて, きしょく まことに ゆゆしげで ちち 392 09 さんみのちゅぅじゃぅどのわ すどの いくさの たいしゃぅ なれば, 392 10 いかに まぅすとも かなぅま いいと よりとも をぅせられたを 392 11 ひじりが ほぅこぅの よしみを さまざまに まぅし ととのゆる 392 12 ほどに, をそかったぞと いのそれれば: ほぅじゃぅ さござれば 392 13 こそわつかと をぅせられた ひかずも すでに のびまらするに 392 14 をもえば かしこぅ こそ いままで のがしまらしたれとて 392 15 ともに よろこびの いろを なし, 392 16 をこしにのせたてまつり さいとぅご, さいとぅろくをば 392 17 のりがえに のせて のぼするが, このほど なにごと 392 18 につけても なさけの ふかかったこと, いまさら うれしいにつけても 392 19 つきせぬ ものわ なみだで あった . 392 20 わかぎみ ものこそ をぅせられねども, なごりをしげに 392 21 をもわせられ, ほぅじゃぅも いちにちぢ なりとも 392 22 をくりまらしょぅずれども, かまくらに まいって 392 23 まぅさぅずる だいじ あまた ござればと あって, ひきわかれ 392 24 ひじりわ わかぎみ うけとり, よを ひに して のぼる ほ 393 01 どに, をわりのくに あつたの へんで としも く- 393 02 れ, あくる しゃぅぐゎツの いつかの よに いって, みやこえ の- 393 03 ぼりつき, にぢょぅ いのくまの いわがみと まぅす と 393 04 ころに, もんがくの ばぅが あったに そこに いれまらした. 393 05 その よの うちに だいかくじえ ござって みらるれば, 393 06 たちをさまって ひとも なし, こわ いかに ? をもいの 393 07 あまりに みづの そこにも いらせられたか, さらば あり 393 08 し まつばらで とにも かくにも ならぅずる もの 393 09 をと なかせられた ところえ, わかぎみの かわせられ 393 10 た えのこの ついぢの くづれから はしりでて, をを 393 11 ふって むかぅたれば: をのれわ いるか ! ひとわ いづく 393 12 えぞと とわれたにぞ せめての ことで あった . よが ふ- 393 13 けたれば とわぅずる ものも なし, されども あた- 393 14 りの ものの まぅしたわ: ねんないから はせに こもら 393 15 せられたと まぅせば, そのとき あんど して さいとぅご, さい 393 16 とぅろく もんを ひらいて いれたてまつれば: げにも ち 393 17 かぅ ひとの すんだ けしきも なし, よを まち あかし, 393 18 ひじりと ともに たかをえ のぼらせられた. 393 19 さいとぅご, さいとぅろく はせえ まいり, この よしを 393 20 まぅせば, さらに うつつとも をぼしめさず, いそ- 393 21 ぎげかぅ あって わかぎみを よびくだしまらし, み 393 22 させられても, ただ ゆめの ここちを させられた. し 393 23 ばし ここで いたわりまらしょぅずる ものを とわ をぅせ 393 24 らるれども , よの きこえも をそろししと あって, いそ 394 01 ぎ たからえ をくり たてまつられた. ひじり なの 394 02 めならずの いとほしみで ににんの さむらい ともに 394 03 あわれまれ, だいかくじの かすかな すまひらも つねわ 394 04 ともらい たてまつられた. そののち よりとも 394 05 もんがくの もとえ びんぎの ときわ, いかに ちゅぅじゃぅの 394 06 こわ むかし よりともを あいせられた やぅに, ちょぅてきを 394 07 も ほろぼし, くゎいけいの はぢらも きよめおぅずるもんで 394 08 あるかと をぅせられたれば, もんがく すべて 394 09 ふかくじんで ござのる をこころやすぅ をぼしめせと 394 10 まぅさるれども, よりとも みる ところが あってこそ 394 11 こひゅけられつらぅ: むほん をこさば, さだめて かたぅ 394 12 どを しょぅ ひじり ぢゃ: ただし よりともが いちごの あいだ 394 13 わ いかでか かたむけおぅぞ ? こどもの すえわ しらず 394 14 と をぅせられた ことわ, まことに をそろしい ぎ ぢゃ. 394 15 だいにぃうしち.ほを をは 394 16 らに ごかぅ なされ, にょぅいんに ごげんざぅ 394 17 あったこと. 394 18 うま. さても あわれな ことで あった なぅ: その にょぅ 394 19 いんの をことをも まちっと をかたりゃれ. 394 20 き. ぶんじ にねんの はるのころ ほぅわぅわ にょぅいんの を 394 21 はらの かんきょの をすまひを ごらぅぜられたぅ をぼしめされたてども 394 22 きさらぎ やよいの ほどわ よかんも 395 01 なおう はげしゅぅ, みねの しらゆき きえやらいで, たにの 395 02 つらも うちとけず: さぅあって はる すぎ, なつにも 395 03 なり, かもの まつりの ころに をぼしめしたた 395 04 れた. はちよぅの をくるまに めし, しのびの ごかぅ 395 05 なれども, くぎゃぅ ろくにん, てんじゃぅびと はちにんで 395 06 をはらどをりに ひよしの ごかぅと ごひろぅ あって, き 395 07 よわらの ふかやぶが つくった ふだらくじ をのの 395 08 くゎぅたい こぅぐうの きゅぅせき を えいらん あって, それ 395 09 より をくるまを とどめ, をこしに めされた. と 395 10 をやまに かかる しらくもわ ちりにし はなの かた 395 11 みと なり, あらばに みゆる こずえにわ はるの なご 395 12 りも をしまれ, はじめたる ごかぅなれば, ごらんじなれたる 395 13 かたも なし: いわまを つたぅ みづのこ 395 14 えも しづけおぅ, じんせき たえて あわれに あった. 395 15 いあっくゎぅいんわ ふるぅ つくりないた さんすい こだち よし 395 16 ある さまの みだぅで あった: いらか をちてわ, きり ふだん 395 17 の かぅを たき, とぼそ やぶれてわ, つき じゃぅぢゅぅの ともしびを 395 18 かかぐるとも かやぅの ところを まぅさぅか: 395 19 きしの やなぎ つゆを ふくめば, たまを 395 20 つらぬくかと うたがい, いけの うきくさ なみに ただよぅて 395 21 にしきを さらすかと あやまたと, まつに かかる 395 22 ふぢなみの こずえの はなの のこるも, やまほ 395 23 ととぎすの ひとこえも けおぅの ごかぅを まちがを 395 24 に みえ, みやまがくれの ならい なれば, あをばに ま 396 01 じる をそざくら はつはな よりも めづらしゅぅ, みづ 396 02 の をもに ちりしいて, よせくる なみも しろたえ 396 03 なれば, ほぅわぅ これを えいらん あって, かぅをぼしめし つ 396 04 づけられた. 396 05 いけみづに みぎわの さくら ちりしきて, 396 06 なみの はな こそ さかり なりけれ. 396 07 にわの あをくさ つゆ をもぅ, まがきに たをれ かかり, 396 08 そともの わぅだに みづ こえて, しぎたつ ひま 396 09 も なかった. 396 10 にょぅいんの ごあんじツを ごらぅぜらるれば, かきにわ つ 396 11 たはひかかり, しのぶまじりの わすれぐさ, ひょぅたん しばしば 396 12 むなしゅぅ くさ がそえんが ちまたに しげしと 396 13 をぼえ: にわにわ えもぎ をしげり, むぐら ふかぅ 396 14 とざいて, あめ げんけんが とぼそに うるをすとも 396 15 いっつべしい: いたの ふきめも まばらで しぐれ 396 16 も, しもも, をく つゆも もる つきかげに 396 17 あらそぅて, たまるべおぅも みえなんだ. うしろわ やま, 396 18 まえわ のべ, いざさ をざさ かぜ さわいで よに, たたぬみ 396 19 の ならいとて, うきふし しげい たけの はしら, みやこの 396 20 かたの をとづれ, まどをに ゆえる ませがきや, 396 21 わづかに こととぅ ものとてわ, みねに こづ 396 22 たぅさるの こえ, しづが つまぎの をのを をと, 396 23 これら ならでわ さらに なかった. まさきの かづら, 396 24 あをつづら, くる ひと まれな ところで, ほぅわぅ ご 397 01 あんじつに いらせられて, ひとや ある ? ひとや あると めされたれ 397 02 ども, をんこたえを まぅす ひとも なし: ややあって を 397 03 くの かたから をいた にこぅ いちにん まいって いまらする 397 04 と, まぅしたれば: にょぅいんわ いづちえ ごかぅ なるぞと 397 05 をぅせられたれば: この うしろの やまに はなつみに 397 06 いらせられたと まぅせば: いかにはな つんで まいらしょぅず 397 07 る ものも つきたてまつらぬか ? さこそ よを のがれ 397 08 させらるるとも, いまさら ならい ない をわざわ いたわしゅぅ 397 09 こそと をせらるれば にこぅ ふるい ことども ひきだいて 397 10 それに たぐえ, しゃしんの ぎゃぅを しゅしさせられおぅ 397 11 ずるにわ, なんの をはばかりか ござらぅと まぅした. こ 397 12 の にこぅの けしきを ごらん なさるれば, みに きたも 397 13 のわ きぬ, ぬの とも みわけず, あさましげな さほぅで 397 14 あった. 397 15 この さまで かやぅの ことを まぅす ふしぎさよ 397 16 と をぼしめし, なんぢわ いかなる ものぞと をた 397 17 づねあれば: にこぅ なみだに むせび, しばしわ ものをも 397 18 まぅさず, ややあって なみだを をしのごい, こ 397 19 れわ しょぅなごん にゅぅだぅ しんせいが むすめ あわの 397 20 ないしと まぅす: ないしわ きいの にいの むすめ. きい 397 21 の にゆあ また ほぅわぅの めのとで ござったれば, さしも 397 22 をちかぅ めしつかわせられたに, ごらんじ わすれ 397 23 させられ, いまさら ゆめかと をどろかせられて, ほぅわぅも 397 24 ぎょいの そでを しぼりゃえさせられなんだ. をしゃぅ 398 01 じを ひらいて ごらぅぜらるれば, ほんぞんを かけられ, すべ 398 02 て しょきゃぅの よぅもんども しきしに かいて しょしょに をかれた: 398 03 ひとまな ところ ひたいて ごらん あれば たけ 398 04 の をさをを かけられ, あさの ぎょい, かみの ふすま, 398 05 むかしの らんじゃの にをいに ひきかえた かぅの けむり 398 06 こころぼそぅ たちのぼった. 398 07 さるほどに うしろの やまの ほそみちから こいすみ 398 08 ぞめの ころも きた あま ににん きのねを つたい をりくだるが, 398 09 さきに たったわ しきみ, つつじ, ふぢのはなん 398 10 を いれた はながたみを ひぢに かけ, いま いちにんわ つ 398 11 まぎに わらび をりそえて だかれた. はながたみを 398 12 ひぢに かけさせられたわ かたじけなくも にょぅいんで ご 398 13 ざり, つまぎに わらび をりそえ いだかれたわ これ 398 14 ざねきゃぅの をむすめ だいなごんの つぼねで ござ 398 15 たが, ねがひにわ たが, をもひのほかに ほぅわぅの ごかぅ 398 16 なされら くちをしさよ: さこそ よを すつる とわ 398 17 なったれども, かかる さまで みえまらしょぅも 398 18 こころうぅ かなしゅぅて, ただ きえも いらばやと をぼしめされた. 398 19 よいよい ごとの あかの みづを むすぶ 398 20 たもとも しをるるに, あかつきをきの そでの うえ 398 21 やまぢの つゆも しげおぅて しぼりかねさせられ, 398 22 やまえも たちかえらせられず, ごあんじツえもいらせ 398 23 られず, はるかに たたずませらるる ところに, ないしの 398 24 あま まいって をはながたみを たまわり, これほど 399 01 うきよを いとい, ぼだいの みちに いらせられおぅ うえわ, なん 399 02 の をはばかりが ござらぅぞ ? はやはや ごげんざん なされ, 399 03 くゎんぎょ なしまいらせられいと まぅせば: げにもと 399 04 をぼしめされたか, なくなく ほぅわぅの をま 399 05 えに まいらせられ, たがいに をなみだに むせばせら 399 06 れ, しばしわ をぅせいださるる ことも なし: ややあって 399 07 ほぅわぅ をなみだらを をさえさせられ, この をなりさまとわ 399 08 ゆめゆめ しりまいらせられなんだ, たれか 399 09 こととい まいらするぞと, をぅせらるれば: にょぅいん れいぜんの 399 10 だいなごん, しちぢょぅの しゅりのだいぶ この ひと 399 11 どもの うちかたより こそ ときどき といまらすれ: 399 12 むかしわ あの ひとびとに とわれおぅとわ つゆも を 399 13 もひよりまらせなんだ ことのと あって, をなみだに 399 14 むせばせらるれば: ほぅわぅ をはじめ, をともの ひとびとも 399 15 をそでを しぼり あえさせられなんだ. 399 16 にょぅいん かさねて まぅさせられたわ: ひとびとにも 399 17 をくれまらしたわ, なかな なげきの なかの よろ 399 18 こびで ござる: そのゆえわ ごしゃぅ さんじゅぅの くるしみを 399 19 のがれ, しゃかの ゆいていに つらなり, ひとびとの 399 20 ごしゃぅを とむらひまらすれば, しゃぅを かえて こそ ろく 399 21 だぅをば みるに, これわ いきながら ろくだぅを, みてご 399 22 ざると, をぅせらるれば: ほぅわぅ これこそ をぅほきに こころ 399 23 えまらせね: いこくの げんじゃぅ さんざぅ, ほんちょぅの み 399 24 ちざぅ しゃぅにんの うえに こそ さやぅの ことをば うけた 400 01 まわれ: まさしゅぅ にょにんの をんみで そくしんに ろ 400 02 くだぅを ごらんじょぅこと なんと ござらぅか: にょぅいん ま 400 03 ことに ことわりの をせとわ ぞんずれども, ろくだぅの 400 04 さまを あらあら なぞらえて まぅさぅず: この み 400 05 わ へいだいしゃぅの むすめで にょぅごの せんじを くださ 400 06 れ, きさきの くらみ そなわって わぅじを うみたてまつり, 400 07 くらみ つかせられたれば, てんしを こに もちたてまつる 400 08 うえわ, をうちやまの さるの はな 400 09 いろいろの かぅえ ぶつみょの としくれ, せつろく いげの 400 10 だいじん くぎゃぅに しゃぅぜられた ありさまわ しぜん ろくよくの 400 11 くもの うえ, はちまんの しょてん いにょぅ せられおぅも 400 12 かくやと こそ をぼえて ござったが, さても 400 13 さんぬる じゅえいの あきの はじめ, きそとやら ゆぅもの 400 14 に みやこを せめをとされ, はるばるの なみの 400 15 うえに ただよぅて, むろやま, みづしまとやらの いく 400 16 さに かって, ひとびと すこしいろを なをされたに, またいちのたにとかやの 400 17 いくさに まけて, いちもん すじゅぅにん, し 400 18 かるべいさむらひさんびゃくにん あまり ほろびたれば, ひごろ 400 19 の ひたたれ, そくたいも いまわ なにならず: くろがねを 400 20 のべて みにまとい, もろもろの けだものの か 400 21 わを てあしに まき, をめきさけおぅだ こえの たえなん 400 22 だわ たいしゃく ごわぅの しゅみはんてんにをいて たがいに いしゅ 400 23 を あらそ しゅらの たぅせそも かくやと こそ をぼえたが, 400 24 さんや ひろしと いえども, やすまぅと するに, と 401 01 ころなぅ, みつきものも たえたれば, たびのつと 401 02 めに をよばず: ぐごわ たまたま そなゆれども, 401 03 みづをも たてまつらず, だいかみ うかぅだと いえど 401 04 も, それ うしを なれば, のむにも をよばず, 401 05 しゅるい かい のまぅと すれば, みゃぅくゎと, なる: がきだぅの 401 06 しゅじゃぅも かくやと をぼえた. 401 07 さて としつきを をくる ほどに, すぎた はるの 401 08 くれに せんていを はじめたてつり, いちもん と ともに 401 09 もじの あかまの なみの そこに しづまれたれば, 401 10 のこりとどまる ひとどもの をめき 401 11 さけぶ こえ きゃぅくゎん だい きゃぅくゎんの ぢごくの そこに 401 12 をちょぅずるも これにわ すぎまいと こそ きこえたが: 401 13 さても また ぶしどもに とられて のぼる 401 14 とき, はりまの くに あかしとやらに くだりついた よ, 401 15 ゆめ まぼろ しとも わけなんだに, みぎわに で, 401 16 にしを さし あゆみゆけば, きんぎん しっぽぅを ちりばめて, 401 17 るりを のべた みやの うちえ まいり, せんてい 401 18 を はじめまらし, いちもんの ひとびとども なみ 401 19 いて どぅをんに だいばほんを どくじゅ せらるる ほどに, 401 20 ここわ なんと まぅすぞとと とぅたれば: にいのあま これ 401 21 わ りゅぅぐぅと こたえられた ほどに, あら めでたや これほど 401 22 ゆゆしい ところに くるしみわ ござるまじいと 401 23 まぅせば: にいの あま この やぅわ りゅぅちくきゃぅに み 401 24 えて ござる: それを よぅよぅ みさせられて ごせを と 402 01 むらわせられいと まぅすと をもぅて, ゆめわ さめた. 402 02 これをもって こそ ろくだぅを みたとわ まぅせ. わが 402 03 みわ いのち をしからねば, ちょぅせき これを なげく 402 04 ことも なし, いかならぅ よにも わすれがたいわ, せんてい 402 05 の をんよもかげ, こころの をわり みだれぬ さきにと 402 06 をもえば, ただ りんじゅぅ しゃぅねん ばかりと をせられもあえず, 402 07 をなみだに むせば せらるれば: ほぅわぅを 402 08 はじめたてまって, ぐぶの くぎゃぅ, てんじゃぅびと たもとを 402 09 しぼりも あえさせられず, なをも なごりわ 402 10 をしけれども, さて あらぅずる ことで なければ, ほぅわぅ 402 11 みやこえ くゎんぎょ なる. せきやぅ にしに かたむけば, 402 12 いあくゎぅいんの かねの こえ けおぅも くれぬと 402 13 うちしられ, にょぅいんわ ほぅわぅの くゎんぎょを ごらんじ 402 14 をくりまいらせられて, をなみだに むせんばせられて 402 15 たたせられた ところに, をりふし ほととぎす 402 16 の をとづれて すぎたれば, にょぅいん. 402 17 いざさらば なみだ くらべん ほととぎす, 402 18 われも うきよに ねを のみぞ なく. 402 19 と あそばされた. そののち ほぅわぅも つねに をとむらいども 402 20 あって, にょぅいん ついに げんきゅぅ 402 21 の ころ ごせいきょ あったと 402 22 まぅす. 403 01 だいにぃうはち. ろくだいこ 403 02 やえ のぼらるる ことと, へいけ だんぜツ, また もん 403 03 がくも ながされ, つひにわ ろくだいも 403 04 くびを はねられた 403 05 こと. 403 06 うま. して たいりゃく へいけも あそこ ここ なれども, 403 07 をかた ききとをいたかと ぞんずる. 403 08 き. さればされば ききも きかせられ, かたりも 403 09 かたりまらした ことぢゃ; とてものことに へいけ だんぜツの 403 10 ところをも かたりはたしまらしょぅず. さるほどに 403 11 ろくだいごぜわ じゅぅしごにも ならせらるれば, 403 12 みめ, かたち うつくしゅぅ たぐいなぅ みえさせられた. 403 13 じゅぅろくと まぅすに, ぶんじ ごねん さんぐゎツに ひじりに いと 403 14 まを こわせられて, うつくしげな をぐしを かたの 403 15 まわりから はさみ をろさせられ, かきの ころも 403 16 などを こしらえて いでらるるに, さいとぅご, さいとぅろく 403 17 も をなじやぅに でたって をともを した. まづ かぅ 403 18 やに のぼって, たきぐちにゅぅだぅが あんじツを たづね 403 19 て ござり, これわ さんみのちゅぅじゃぅの こ ぢゃが, ちちの 403 20 ゆくえが きかまほしさに これまで たづね 403 21 のぼったと をせらるれば: たきぐち いそぎ であい 403 22 みたてまつれば, すこしも たがわせられず, ただいまのやぅに 403 23 こそ をぼえまらすれと まぅして, す 404 01 みぞめの そでを しぼった. やがて ぐしたてまつり, 404 02 くまのえ まいってみつんをやまえ いって さんけいし, 404 03 そののち はまのみやの まえの なぎさに 404 04 たって あともなぅ, しるしも なかった はるかの かいしゃぅを 404 05 まぼらえ, わが ちちわ この をきに こそ 404 06 しづませられたとて, をきより たちくる なみに 404 07 とわまほしゅぅ をほせられた. それかや みやこえ かえり 404 08 のぼり, たかをに さんみぜんじと まぅして をこない 404 09 すまいて ござった. 404 10 へいけの しそんと ゆぅことわ さんぬる げんりゃく にねんの 404 11 ふゆの ころ ひとつ ふたつの こを きらわず, 404 12 はらの うちを ひらいて みょぅとゆぅ ばかりにして うしなぅたれば, 404 13 いまわ いちにんも ないと こそ をもぅたに, 404 14 しんちゅぅなごん とももりの すえの こ いがのたゆぅ 404 15 とゆぅ ひとが ござった. さんさいと まぅす とき, みやこに 404 16 すてをいて をちくだられたを めのとの きい 404 17 のじらぅびゃぅえ とゆぅ ものが やしないたて, いがの くに 404 18 に ある やまでらに をきたてまつった ほどに, じゅぅしご 404 19 に ならせられたれば, ぢとぅ, しゅご などが あやしむに 404 20 よって, ここでわ かなおまじいとて, じゅぅろくと まぅす さん 404 21 ぐゎツに みやこえ のぼり, ほぅしゃぅじの ひとつばしな 404 22 ところに をきたてまつった. 404 23 そのころ みやこの しゅごわ よりともの いもと 404 24 むこ いちぢょぅの にいのにゅぅだぅで あった. いにしえ 405 01 わ をぅみやの にぃとて よにも ござらなんだが, いま 405 02 わ くいんとぅの たよりと ゆぅて, ひとの をぢ をそるること 405 03 かぎりも なかった. その さむらいに もときよと 405 04 ゆぅ もの なんと したか, この ことを きいて, その せいさん 405 05 びゃく よきで ほぅしゃぅじの ひとつばしえ をしよせ 405 06 たれば, ざいきゃぅの ぶしども これを きき, をとらじと 405 07 はせよる ほどに, すせんぎに をよぅだ. くだんの と 405 08 ころわ しはぅに をぅほたけを うえまわし, ほりを ふたえ 405 09 にほり, さかもぎ ふさいで はしを ひいた. へいけの さむ 405 10 らいに きこゆる えっちゅぅの らぅびゃぅえ, かづさの 405 11 ごらぅびゃぅえ, あくしちびゃぅえ これ さんにんわ だんのうらの 405 12 かっせんから うちもらされ, さんりんに まじわ 405 13 り, げんじを うかがい あるいたが, いにしえの よしみを 405 14 たづねて この ひとに ついた. これを はじめて じゃぅの 405 15 うちに くっきゃぅの ものども にじゅぅにん あまり たてごもり, 405 16 いのちも をしまず たたかえば, をもてを 405 17 むくる ものわ なかった. 405 18 されども よせての ものども ほりを うめて, 405 19 せめいり せめいり たたかぅたれば, しろの うちにも やだね 405 20 みな いつくいて, たちに ひを かけ, じがい して しん 405 21 だ. かづさの ごらぅびゃぅえわ そこで うちじに しつ, 405 22 じらぅびゃぅえ, あくしちびゃぅえわ なんと したか, この 405 23 ときも また をちた. いがの たいゆわ しゃぅねん じゅぅろく 405 24 に ならせらるるが, はら かききり, にしに むかい じゅぅねん 406 01 となえて をわらせられた. めのとの きいのじらぅ 406 02 びゃぅえわ やしなひぎみの じがい させられたを ひざにひき 406 03 かけ, わがみも はらかききり かさなって ふした. その 406 04 ほかじがいする ものもあり, うたるる ものも ござった. 406 05 もときよ この くびども とりゃつ めて. にいの 406 06 にゅぅだぅどのえ はせまいれば: にいの にゅぅだぅ くるまに 406 07 のり, いちぢょぅ をぅみちえ やりださせ じっけん 406 08 せられた. 406 09 こまつどのの すえの こ たんごのじじゅぅわ 406 10 やしまの いくさから かけぬけて, きのくにの いわさの 406 11 しちらぅが もとに ござったを なんと したか, この 406 12 こと くゎんとぅに きこえて, くまのの べったぅ, 406 13 たんさぅにをぅせて いわさを せめらるるに, をいかえさる 406 14 ること すかどに をよぅだれども, せめをとさなんだ 406 15 れば, たんごの じじゅぅ をぅせられたわ: さればとて みがゆ 406 16 えに をのをのの いのちを むなしゅぅ なしまらしょぅずることわ 406 17 いたわしい: ただ われを みやこえ ぐして の 406 18 ぼれ, かぅにんになって きられおぅと, をせらるれば: いかでか 406 19 さることの ごさらぅと まぅせども, あまり をぅせらるる 406 20 によって ちからに をよばず, しちらぅびゃぅえ ぐしたてまつって, 406 21 ろくはらえ でた. この よしを 406 22 くゎんとぅえ まぅせば, べツの しさいも あるまじい, いそいで 406 23 きれと をぅせらるれば: ろくぢょぅかわらで きりたて 406 24 まつった. さてこそ いわさわ あんど したと まぅす. 407 01 また こまつどのの をこに むねざねとゆぅ ひ 407 02 とが ござった. これわ にさいの とき, ををいの みかど 407 03 とりはないて この にじゅぅよねん やぅいく せられ, へいけ みや 407 04 こを をちられた ときも, あひぐせられなんだ. なんとしたか 407 05 この ことが くゎんとぅに きこえて せめられおぅ 407 06 ずるで あったれば, のがれおぅとて もとどりを きられた 407 07 れども, ついにかなわいで くゎんとぅえ くだらるるが, 407 08 みちすがらも みづを さえも のどにぃれさせられ 407 09 ず, あしからやまで ついに ひじにに させられた. そののち 407 10 えっちゅぅの じらぅびゃぅえも うたれ, あくしちびゃぅえ 407 11 わ とらまえられて, うつのみやに あづけられた. そ 407 12 のころ しゅしゃぅと まぅすわ, ごとばのいんの をこと ぢゃ: 407 13 これを もんがく すさみまらし, にのみやを くらい 407 14 に つけたてまつらぅと はかったれども, よりともの 407 15 ござる あひだわ, まぅしも ださず, よりとも しゃぅじ 407 16 ぐゎんねんの しゃぅぐわちに うせさせられて のち, もんがく 407 17 この ことを とりくわてた ほどに, たちまちに 407 18 きこえて, もんがくを めしだされ, とし はちじゅぅに 407 19 あまって, をきの くにえ ながされた. しゃぅくゎぅ, あまり 407 20 てまりゅちを このませられたれば, もんがく をった 407 21 ての うっしに ぐせられ, みやこを でたときも, さま 407 22 ざまの あっこぅども まぅして くだった. てまりゅち 407 23 くゎじゃに をいてわ, わが ながさるる ところえ ついに むかえまらしょぅずる 407 24 ものをと ゆぅて ながされた. 408 01 をきの くにえ くだりついて, ついに をもっじに 408 02 しんだ. その ありさま をそろし なんどと ゆぅも をろか 408 03 ぢゃ. ろくだいごぜわ さんみのぜんじ とて をこ 408 04 ない すまいて ござったを もんがく ながされてのち, 408 05 さるひとの でしなり, さるひとの こ なり, まご なり, 408 06 かみわ そったりとも こころわ よも そらじと あって, 408 07 かまくらえ めしくだされ, ついに うしなわれたと 408 08 まぅす. 408 09 うま. さてさて ながながしい ことを たいくツも なぅ 408 10 をかたりゃったの. 408 11 き. その をことぢゃ. わたくしが ながい ことを 408 12 かたり まらした よりも, たいくつもなぅ きかせられたを 408 13 きどくと ぞんずる. へいけの ゆらいわ たいりゃく 408 14 このぶんで ござる ほどに, どごでも こ. 408 15 の ものがたりに をいてわ, こなた 408 16 も みごと あどを うたせ 408 17 られおぅ ほどに, ちょぅほぅで 408 18 ござる. 408 19 FINIS. 409 01 へいけ くゎんだいいち. 409 02 もくろく. 409 03 だいいち. へいけの せんぞの けいづ, また ただもりの 409 04 うえの ほまれと, きよもりの いせい えいぐゎの 409 05 こと. fol. 3. 409 06 だいに. しげもりの じなん くゎんばくどのえ らぅぜきを 409 07 なされた こと: これ へいけに たいしての むほんの 409 08 こんげんと なること. fol. 3. 409 09 だいさん. なりちかきゃぅ くらいあらそい ゆえに へいけに たい 409 10 し むほんを くわたてられたことが あらわれ, その 409 11 みを はじめ, くみした ほどの もの かをめられ, 409 12 そのうちに さいくゎぅが くびを うたれた こと. 18. 409 13 だい 4 . しげもり ちちの きよもりに なりち 409 14 かきゃぅ がいせられぬ やぅに きょぅくん せられた こと. 29. 409 15 だい 5 . なりちかきゃぅの しそく しょぅしゃぅに ついての 409 16 こと. 35. 409 17 だい 6 . しげもり ちち きよもりの ほぅわぅえ たいしての 409 18 いきどほりを いさめられた こと. 41. 409 19 だい 7 . なりちかきゃぅと, その こ しょぅしゃぅ るざいに をこなわるる 409 20 こと. 53. 409 21 だい 8 . なりちかの さいご, ならびに しょぅしゃぅ かさねて 409 22 きかいがしまえ ながされての こと. &c. 59. 409 23 だい 9 . やすよりと, しょぅしゃぅと かの しまで くまのまぅ 409 24 での まねを し, そとば ながし, そぶが ひきこと. 65. 409 25 だい 10. きかいが しまの るにんを ゆるさるるに ついて 409 26 あとにのこる しゅんくゎんの かなしみの こと. 70. 410 01 だい 11. しょぅしゃぅ, やすより, みやこがえりの こと. 77. 410 02 だい 12. ありわぅ きかいがしまに わたって しゅんくゎんに 410 03 わぅた こと. &c. 83. 410 04 へいけ くゎんだいに. 410 05 だいいち. ぎわぅ きよもりに あいせられた こと. 93. 410 06 だいに. たかくらの みやの ごむほん あらわれて みいでらえ 410 07 をちさせられた こと. 107. 410 08 だいさん. さんみにゅぅだぅの ちゃくし なかつな うまゆえに 410 09 めんぼくを うしなわれたに よって, むほんを 410 10 をこされた こと. 115. 410 11 だい 4. みいでらにわ ながせんぎを して よを あかいた 410 12 こと. 120. 410 13 だい 5. みや みいでらを をちさせられて うぢはしに 410 14 をいて いくさの こと. 124. 410 15 だい 6. あしかがの またたらぅ うぢがわを わたいた 410 16 こと &c. 128. 410 17 だい 7. ひだのかみ とゆぅ へいけの つわもの みやを 410 18 うちたてまつった こと &c. 134. 410 19 だい 8. しんざんみにゅぅだぅの ゆらいと, をなじく ぬえを 410 20 いられた こと. 139. 410 21 だい 9. もんがくの すすめに よって よりともの 410 22 むほんを をこさせられた こと. &c. 143. 410 23 だい 10. へいけの つわもの とりの はをとに をど 410 24 ろいて, はいぐん して めんぼくを うしなぅた こと. 149. 410 25 へいけ くゎんだいさん. 410 26 だいいち. きそどのの ゆをいと, へいけに たいして むほん 411 01 を をこされ かっせん せられた こと. 156. 411 02 だいに. へいけ きそを ほろぼさぅとて ほっこくえ くだ 411 03 らるれば, そのおうちに きそと, よりとも ふわの こ 411 04 とが あったれども, つひに くゎぼく せられた こと. 159. 411 05 だいさん. きそも, へいけも たがいに はぅばぅえ にんじゅくばりを 411 06 した こと: をなじく くりからでの かっせんの 411 07 こと. &c. 163. 411 08 だい 4. しのわらの かっせんにも へいけ まけた こと: 411 09 ならびに さねもりが うちじに &c. 169. 411 10 だい 5. きそ いくさの ひゃぅぎを して, ひえのやまを か 411 11 たらわるれば, ひえのやまも きそに くみした 411 12 こと. &c. 173. 411 13 だい 6. きそ しょはぅから みやこえ いると きいて, へいけ 411 14 わ さいこくえ をちられた こと &c. 177. 411 15 だい 7. これもりの をちらるれば, きたのかたを たじめ 411 16 こたちの これもりを したわるること. 183. 411 17 だい 8. へいけの いちもんわ みやこを をちらるる 411 18 そのうちに いけのだいなごんわ みやこに とどま 411 19 られた こと. &c. 187. 411 20 だい 9. ほぅわぅ くらまの てらから ひえのやまえ 411 21 くゎんぎょ あった こと. &c. 196. 411 22 だい 10. いんぜんに よって ぶんごの をがた へいけに たい 411 23 し むほんを をこす こと. &c. 201. 411 24 だい 11. きそが ねこまどのに わぅての ぶしつけ 411 25 と くるまに のって うしに ひきづられた こと. 205. 411 26 だい 12. へいけ むろやま みづしまの かっせん 412 01 うちかった こと. かねやすが きそに たいしての む 412 02 ほん &c. 208. 412 03 だい 13. きそ みやこに をいてらぅぜきを なすを ほぅわぅ 412 04 いましめさせらるれば, ほぅわぅに たいし かっせんを し, 412 05 ごしょを やく こと. 218. 412 06 へいけ くゎんだいし. 412 07 だいいち. よりとも きそが らぅぜきを きいて それを しz 412 08 ずむるために, のりより よしつねを のぼせら 412 09 れた こと. 225. 412 10 だいに. のりより, よしつね きそが うってに のぼらるる 412 11 こと: いけづき, するすみの さた &c. 228. 412 12 だいさん. よしつね つわまのどもに てきを ふせが 412 13 せて, そのみわ いんのごしょえ まいられた こと. 238. 412 14 だい 4. きそ かねひらに ゆきやぅて また かっせんを 412 15 し, ついにわ みな うちじにの こと. 242. 412 16 だい 5. ひぐちのじらぅ かぅさん して のちに, きらるる 412 17 こと &c. 248. 412 18 だい 6. げんぺい をぅてからめての たいしゃぅを わけられて, 412 19 よしつねわ みくさの かっせんに うちかたれた 412 20 こと. &c. 251. 412 21 だい 7. くまがえと, ひらやまと いちのたにえ よせ 412 22 いくさ した こと. &c. 261. 412 23 だい 8. をぅて いくたのもりの かっせんの こと: をな 412 24 じく ひよどりごえを をとす こと. &c. 267. 412 25 だい 9. へいけの いちもん うたれられた なかに あつもり 412 26 うちじにの さた. 275. 413 01 だい 10. みちもりの きたのかた みちもりに を 413 02 くれて みを なげられた こと. 278. 413 03 だい 10. みやこで へいけの いちもんの くびを わたいた 413 04 こと. &c. 284. 413 05 だい 11. しげひら みやこを わたされて のち, さんじゅの 413 06 じんぎを やしまえ しょまぅ せられた こと. &c. 291. 413 07 だい 12. しげひらの あづまくだりの こと. 298. 413 08 だい 13. こまつの さんみちゅぅじゃぅ かぅやえ のぼら 413 09 れた こと &c. 305. 413 10 だい 14. さんみのちゅぅじゃぅの じゅかいと, をなじく みなげ. 413 11 311. 413 12 だい 15. いけのだいなごん くゎんとぅえ くだられた こと, 413 13 また さんみのちゅぅじゃぅの きたのかたの こと. 320. 413 14 だい 16. よしつねと, かぢわら さかろの ろん: をなじ 413 15 く やしまえ わたられた こと . &c. 324. 413 16 だい 17. なすの よいちが わぅぎを いた こと &c. 335. 413 17 だい 18. よしもり のりよりを たばかって いけどった 413 18 こと &c. 339. 413 19 だい 19. へいけの いけどり みやこを わたさるる こと. 413 20 をなじく けんれいもんいんの こと. 349. 413 21 だい 20. をぅいとの をこ ふくしゃぅに たいめん あること: 413 22 をなじく ふくしゃぅを がいする こと. 354. 413 23 だい 21. をぅいとのの あづまくだり: をなじく くびを 413 24 たねられた こと. 360. 413 25 だい 22. ぢしんの こと. 366. 413 26 だい 23. へいだいなごんの はいしょに をもむかるる こ 414 01 と: ならびに けんれいもんいん をはらえ ごいんきょの 414 02 こと. 368. 414 03 だい 24. しゃぅぞんが ようちの こと. &c. 374. 414 04 だい 25. よしつねの みやこを をちられた こと. 414 05 &c. 379. 414 06 だい 26. ろくだいを ほぅじゃぅ めしとって のち, もんがくの 414 07 わびことに よって ゆるされた こと. 383. 414 08 だい 27. ほぅわぅ をはらえの ごかぅの こと. 394. 414 09 だい 28. へいけ だんぜツの こと. 403. 414 10 へいけの かきゃやまり. 414 11 をもて. くだり. をつど. かく よめ. 414 12 20. 1. へんじ. へいじ. 414 13 55. 13. さをなぅて. さわなぅて. 414 14 99. 14. ねげかぅずる. なげかぅずる. 414 15 110. 19. させられて. させられた. 414 16 112. 13. もねむり. むねもり. 414 17 127. 7. ゆきげたう ゆきげたを. 414 18 131. 10. ながれあ. ながれた. 414 19 214. 18. あた. あった. 414 20 280. 4. うたれれられ. うたれられ. 414 21 298. 4. ととても. とても. 414 22 336. 14. まぅしたわ. まぅさば.