概要
2011年7月に、小林 茂著『外邦図―帝国日本のアジア地図―』(中公新書2119)が刊行されました。全282頁で、巻頭にカラー口絵4頁もあります。価格は903円(本体860円)、ISBNコードは978-4-12-102119-9です。章の構成は以下のとおりです。中央公論新社の紹介ページもご覧ください。第12回人文地理学会賞(一般図書部門)を受賞しました。

章の構成
- 序章:外邦図の世界
- 第1章:近代国家と地図作製
- 第2章:草創期の外邦図作製―海外地理情報の編集―
- 第3章:朝鮮半島の偵察と測量―日朝修好条規締結以後―
- 第4章:中国大陸の偵察と測量―陸軍将校たちの「旅行」―
- 第5章:日清戦争と初期外邦図
- 第6章:日清戦争とその後―臨時測図部設置とロシアとの角逐―
- 第7章:日露戦争―地図争奪と後方での測量―
- 第8章:日露戦争終結後の臨時測図部
- 第9章:植民地の土地調査事業―台湾・朝鮮・関東州―
- 第10章:第一次世界大戦・シベリア出兵と外邦測量―
- 第11章:空中写真による地図作製の発展
- 第12章:満州事変から第二次世界大戦へ―中国と南方の外邦図―
- 第13章:外邦図作製の拡大と敗戦
- 終章:外邦図と現代
第12回人文地理学会賞(一般図書部門)を受賞
2012年11月17・18日に開催された人文地理学会大会(於 立命館大学)で表彰が行われました。

