Last Update: 2014/4/21
小林 茂教授の写真

ネパール、コテン村のビル・バハドゥールさんと(2003年5月)

略歴

学位

専門分野・調査対象地域

文化地理学・文化生態学。農耕・牧畜を中心とした資源利用を軸に、災害、疾病なども視野にいれつつ、人間-環境関係の長期変動の理解をめざしている。また景観の記録としての地図に関心をよせ、近世絵図さらには近代地図の研究にも従事してきた。

国内では琉球列島・九州、海外ではネパールヒマラヤで調査研究をおこなってきた。

現在は外邦図研究を継続しつつ、地理空間情報を用いた近現代中国の都市・農村社会の研究(科学研究費)に分担者として参加している。また外邦図に類似する環境資料として旧陸海軍の気象観測資料に注目し、そのデータレスキューに向けた基礎作業を行うほか、近世日本図のヨーロッパにおける受容についても検討している。

受賞

業績

著書

  • 内嶋善兵衛・勘米良亀齢・田川日出夫・小林 茂編(1995.3)『日本の自然 地域編7 九州』岩波書店、198p。
  • 小林 茂・佐伯弘次・磯 望・高倉洋彰編(1998.3)『福岡平野の古環境と遺跡立地』九州大学出版会、289p。
  • 小林 茂・磯 望・下山正一編(2001.9)『太宰府市史 環境資料編』太宰府市、565p+付図11。
  • 小林 茂(2003.6)『農耕・景観・災害 ―琉球列島の環境史―』第一書房、357p。
  • 小林 茂・杉浦芳夫編(2004.3)『人文地理学』放送大学教育振興会、309p。
  • 高倉洋彰・磯 望・小林 茂・石松好雄・長 洋一編(2005.3)『太宰府市史 通史編Ⅰ』太宰府市、1,124p。
  • 渡辺正氏所蔵資料編集委員会編(世話人:小林 茂)(2005.3)『終戦前後の参謀本部と陸地測量部 ―渡辺正氏所蔵資料集―』大阪大学文学研究科人文地理学教室、口絵4p+ⅴ+124p。
  • 鳴海邦匡・大澤研一・小林 茂編(2008.2)『城下町大坂』大阪大学出版会、100p。
  • 小林 茂・杉浦芳夫編(2008.3)『改訂版 人文地理学』放送大学教育振興会、329p。
  • 小林 茂編(2009.2)『近代日本の地図作製とアジア太平洋地域 ―「外邦図」へのアプローチ―』大阪大学出版会、512p。
  • 小林 茂・鳴海邦匡・波江彰彦編(2010.11)『日本地政学の組織と活動 ―綜合地理研究会と皇戦会―』大阪大学文学研究科人文地理学教室、口絵4p+ⅴ+171p。
  • 小林 茂(2011.7)『外邦図 ―帝国日本のアジア地図―』中央公論新社(中公新書2119)、口絵4p+ⅹ+282p。
  • 小林 茂・宮澤 仁編(2012.3)『グローバル化時代の人文地理学』放送大学教育振興会、270p。
  • 小林 茂編(2017.2)『近代日本の海外地理情報収集と初期外邦図』大阪大学出版会、266p。
  • 小林茂著・林詠純訳(2019.4)『外邦圖:帝國日本的亞細亞地圖』光現出版(新北市)、320p。(小林茂 2011.『外邦図:帝国日本のアジア地図』中央公論新社(中公新書2119)の繁体字版中国語訳)
  • 小林茂・永用俊彦・鳴海邦匡・臼井公宏・小野寺淳・立石尚之編(2019.7)『鎖国時代 海を渡った日本図』大阪大学出版会, 91p.

その他

  • 小林 茂(2013.4)「外邦図―軍事情報から近代資料へ―」(放送大学特別講義)2013年4月より3ヶ月に1回程度放送大学のテレビ番組として放映。

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