比較文学専門分野は12年前にスタートした、大阪大学大学院文学研究科のなかでは若い専門分野です。

日本での比較文学研究の流れからまず西洋と日本の近代文学の関係を考えることが一つの主要なテーマとなりますが、

たんに個々の作品間の影響関係を考えるだけでなく、西洋の受容あるいは変容を可能にした言語文化的背景など

多様で複合的な観点から検討することを目指しています。

このほか、あるテーマに従って世界の文学を横断するテーマ研究、絵画と文学などのジャンル間交渉の問題、

性、多民族国家の問題などが主要な研究テーマですが、最近は特にアジアと日本との関係を考える研究も盛んになりつつあり、

すでに海外からも本学の比較文学研究への関心、留学の希望などおおいに高まりつつあります。

 

<2008年度研究室ハイキングにて>

 

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