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岡田 裕成教授 第32回 國華賞(令和2年度) 受賞

岡田 裕成教授が第32回國華賞(令和2年度) を受賞しました。

〈國華賞〉
岡田 裕成(おかだ ひろしげ)(大阪大学大学院文学研究科教授)

『《レパント戦闘図屏風》:主題同定と制作環境の再検討』(「香雪美術館研究紀要」2号)

2020年10月22日(木)に東京築地の朝日新聞東京本社で贈呈式行われました。

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岡田 裕成教授のコメント

私は美術史家として、スペインを振り出しに、その植民地アンデス・メキシコに関わるテーマを長く研究し、最近はメキシコとアジアの美術の移動の問題にも興味をもってきました。ぐるっと世界を回って日本につながった研究の成果であるこの論文が、「國華賞」という、日本・東洋美術史の名誉ある賞をいただくことになり、本当に有り難く思っています。

内容紹介

香雪美術館に所蔵の名品洋風画《レパント戦闘図屏風》は、本当に「レパント海戦」をあらわしているのか、いったいどういう経緯で描かれのかと、謎の多い作品でした。私の論文は、スペインとその植民地の美術を専門とする立場から、主題の特定について新たな説を提起しました。また、戦闘図と対をなす《世界地図屏風》も詳細に検討して、この一双の屏風が、徳川家康のもと、植民地メキシコを経由してスペイン側となされた外交交渉と深く結びついていたことを指摘しました。