研究会の記録



       
第1回国語語彙史研究会
1979年4月21日(土) 神戸大学教育学部A館三〇一室
「いらふ」と「こたふ」をめぐって 米川 明彦
国語語彙史研究の課題 前田 富祺
第2回国語語彙史研究会
1979年7月14日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
源氏物語の「いとほし」 中川 正美
連歌資料とその語彙相 山内 洋一郎
第3回国語語彙史研究会
1979年11月10日(土) 奈良教育大学第一会議室
程度副詞の意義構造の記述について 丹保 健一
「をかし」と歌系列、文系列 根来  司
第4回国語語彙史研究会
1980年5月17日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
「〜をそむく」から「〜にそむく」へ−動作の対象を示す格表示の交替− 信太 知子
古今集歌壇と歌語 片桐 洋一
第5回国語語彙史研究会
1980年9月13日(土) 京都大学楽友会館講演会場
語彙資料としての滑稽演説 前田 富祺
活用形式からみた動詞語彙の一考察 山口 佳紀
うちの系譜 阪倉 篤義
第6回国語語彙史研究会
1980年12月13日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
牡丹燈籠に見る二三の語形の揺れから 佐伯 哲夫
記録体における時の語彙—後二条師通記の夜に関する語を中心に— 遠藤 好英
第7回国語語彙史研究会
1981年4月18日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
室町時代の辞書の語彙と一般語彙との関係について 今西 浩子
英和辞書の訳語と実際 永嶋 大典
第8回国語語彙史研究会
1981年9月19日(土) 奈良教育大学事務棟大会議室
精神活動をあらわす語彙の構造について 大鹿 薫久
カカ(母)の出自は幼児語か 遠藤 邦基
足利本文選の漢語 柏谷 嘉弘
第9回国語語彙史研究会
1981年11月28日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
真福寺本将門記の漢字・漢語についての一考察 浅野 敏彦
『十訓抄』に於ける敬語意識 泉  基博
日本語の感情語彙の分類 根来  司
第10回国語語彙史研究会
1982年5月8日(土) 京大会館二一〇号室
近世辞書における語彙増補の手法 —増補下学集を例として— 前田 富祺
馬琴読本語彙の一考察 —古語めかしを中心として— 鈴木 丹士郎
文字に由らぬ語 —心学道話の用語・序説的に— 佐藤  茂
第11回国語語彙史研究会
1982年9月25日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
枕草子能因本の性格 沢 田 正 子
上二段活用所属動詞群の持つ史的傾向 —古代語上二段型から近代語上一段型への展開を通して— 阿 部 健 二
時枝誠記博士の敬語法 —素材と素材との関係規定の意味するもの— 根 来   司
第12回国語語彙史研究会
1982年12月11日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
動詞の重複とツツ 蜂 矢 真 郷
京言葉の語彙 —待遇表現を中心として— 寺 島 浩 子
語彙史資料としての『小学読本』字引 荒 尾 禎 秀
第13回国語語彙史研究会
1983年4月23日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
複合動詞構成要素の意味 —単独用法との比較を通して— 斎 藤 倫 明
悪の意識展開 —「濫妨」を中心にして— 杉 浦   勝
源氏物語の象徴詞 —その独自の用法— 山 口 仲 美
新村出博士の語源研究をめぐって 前 田 富 祺
第14回国語語彙史研究会
1983年9月17日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
『欧洲奇事花柳春話』の漢語の語形 米 川 明 彦
欧文直訳体における人称代名詞の訳語について 湯 浅 茂 雄
ま(間) 辻 田 昌 三
第15回国語語彙史研究会
1983年11月26日(土) 京都大学楽友会館講演会場
連歌語彙の意味構造 山 内 洋一郎
何でもないことば —一二三からセーノへ— 壽 岳 章 子
第16回国語語彙史研究会
1984年5月12日(土) 奈良教育大学事務棟大会議室
曽根好忠集および源順集の語彙について 小 谷 博 泰
「足摺りす」考 —和語のサ変動詞化序論— 糸 井 通 浩
香川景樹と富士谷成章の術語 —新資料『古今和歌集正義講稿』から— 竹 岡 正 夫
第17回国語語彙史研究会
1984年9月29日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
平安文学の形容詞 —語構成の立場から— 松 浦 照 子
「夜昼」考 小 林 賢 章
歌末の語彙と和歌の語彙 秋 本 守 英
第18回国語語彙史研究会
1984年11月24日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
持明院流の放鷹伝書の語彙について —分類及び意味を中心として— 倉 田 邦 雄
儒者の日記の言葉 —紀州藩石橋氏『家乗』について— 柏 原   卓
川柳語彙をめぐって 前 田 富 祺
第19回国語語彙史研究会
1985年4月27日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
至尊をさす語彙 —「御」を中心に— 吉 野 政 治
漢字の意味と漢字熟語の意味のずれの日中対照研究 前 田   均
栄花物語の用語覚書 東 辻 保 和
第20回国語語彙史研究会
1985年9月28日(土) 同志社大学寧静館四階大会議室
橋本進吉、時枝誠記両博士と国語辞典 根 来   司
四季の歌語 浅 見   徹
語彙と表記のかかわり —風葉「青春」を中心として— 玉 村 文 郎
第21回国語語彙史研究会
1985年11月30日(土) 奈良教育大学事務棟大会議室
続紀宣命の複合動詞 —漢語との関係を中心として— 藤 井 俊 博
新注による和訓の性格 村 上 雅 孝
「漬つ」「濡る」「そぼつ」の語誌 山 内 洋一郎
第22回国語語彙史研究会
1986年4月26日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
古記録の語彙に見る副詞 —漢語副詞の登場— 中 山 緑 朗
詩における漢語 —丸山薫と三好達治— 下河部 行 輝
教育基本語彙の選定 浜 本 純 逸
第23回国語語彙史研究会
1986年9月27日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
あそび・あそぶ・あそばす考 中 川 正 美
源起記に於ける表記一斑 西 崎   亨
語彙研究における順位の扱い 田 中 章 夫
第24回国語語彙史研究会
1986年11月22日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
イカメイ成立考 村 田 菜穂子
表現と語彙 —儀礼を背景として成立したと考えられる語彙を中心として— 吉 田 比呂子
浮世風呂・浮世床の会話文の漢語使用率 土 屋 信 一
第25回国語語彙史研究会
1987年4月25日(土) 京大会館一〇一号室
『国語語彙史の研究 七』阪倉篤義博士古稀記念贈呈式
位相論的語史の可能性 小 林   隆
国語語彙史研究の構想 前 田 富 祺
回  顧 阪 倉 篤 義
第26回国語語彙史研究会
1987年9月26日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
源氏物語における「あはれ」の偏在 藍   美喜子
平安末期語彙の一様相 犬 飼   隆
語源研究の立場から語彙史を考える 吉 田 金 彦
第27回国語語彙史研究会
1987年11月21日(土) 同志社大学寧静館四階大会議室
親鸞の字訓釈について 金 子   彰
漢語の類義語の歴史 —自然と天然の場合— 浅 野 敏 彦
源氏物語の文体と語彙 —「ものあはれなり」— 根 来   司
第28回国語語彙史研究会
1988年4月23日(土) 奈良教育大学事務棟二階大会議室
連体修飾構造のマエとサキ 沖   久 雄
ウヘとカミは類義か 大 鹿 薫 久
平安古記録の形容語彙 中 山 緑 朗
第29回国語語彙史研究会
1988年10月1日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
東海西部地方における呼掛詞の分布と歴史 彦 坂 佳 宣
「用」と「為」 —抄物語彙の特殊性と普遍性— 小 林 千 草
語彙資料としての御伽草子 今 西 浩 子
第30回国語語彙史研究会
1988年12月10日(土) 京都教育大学F棟一二号室
科学技術の基本語彙 —学術用語の語構成要素をもとに— 石 井 正 彦
漢語受容史の一つのばあい —「−着」「−得」をめぐって— 山 内 洋一郎
キリシタン資料と二、三の語 大 塚 光 信
第31回国語語彙史研究会
1989年4月22日(土) 奈良教育大学事務棟二階大会議室
今昔物語集の語彙と文体 —複合動詞の構成を通して— 藤 井 俊 博
『金色夜叉』の衣服の描写をめぐって 前 田 富 祺
表記より見た宇治拾遺物語の敬語 櫻 井 光 昭
第32回国語語彙史研究会
1989年9月16日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
《終止ナリ》と《連体ナリ》の差異について 高 山 善 行
早引節用集の意義 佐 藤 貴 裕
古代の光感覚と色感覚 —カゲを中心に— 吉 田 比呂子
第33回国語語彙史研究会
1989年12月9日(土) 神戸大学教育学部A館大会議室
文化としての辞書史 前 田 富 祺
語源研究の一視点 —〈小〉の接頭辞をめぐって— 佐 藤 武 義
和辻哲郎『古寺巡礼』の成立 —文体と語彙— 根 来   司
第34回国語語彙史研究会
1990年4月28日(土) 奈良教育大学事務棟二階大会議室
平安時代の公家日記にみられる「因縁」について 堀 畑 正 臣
平安期和文系形容詞の意味と活用について 吉 田 光 浩
「山路の露」の語彙 —擬古文の語彙に特色があるか— 山 内 洋一郎
第35回国語語彙史研究会
1990年9月22日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
「このむ」考 芹 澤   剛
「動詞+ニ+動詞」について —「泣きに泣く」「ただ泣きに泣く」等— 近 藤   明
上代理由形式名詞の使い分けについて 吉 野 政 治
第36回国語語彙史研究会
1990年12月8日(土) 京都教育大学F棟一二号室
近代語彙体系における訳語の造出と借用 —「影響」を中心に— 沈  国  威
動詞「のぶ」をめぐって —抽象表現から具体表現への可能性— 西 田 隆 政
落語のことば —『真景累ケ渕』の漢語— 佐 藤   亨
第37回国語語彙史研究会
1991年4月27日(土) 武庫川女子大学第三学舎東ホール
江戸時代の料理語彙について —料理書を資料として— 余 田 弘 実
近代漢字と近代漢語 松 井 利 彦
清少納言枕草子とその語彙 根 来   司
第38回国語語彙史研究会
1991年9月21日(土) 奈良教育大学事務棟二階大会議室
生田長江編『文学新語小辞典』(大正二年)の性格 湯 浅 茂 雄
現代語サ変複合動詞の語構成をめぐって 東 郷 吉 男
『太平記』の漢語の読み一斑 —「行(アン・カウ・ギャウ)」・「ようふう」— 鈴 木   博
第39回国語語彙史研究会
1991年12月7日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
擬態語の意味と派生関係について 中 嶌 容 子
『和英語林集成』初版・再版・三版の子見出し語について —「和英の部」を中心に— 李  漢  燮
和歌史と語彙史 —統計的処理により和歌史と語彙史との関わりを探る— 西 端 幸 雄
第40回国語語彙史研究会
1992年4月25日(土) 京都教育文化センター三〇二号室
“桃”の語誌 前 田 富 祺
翻訳語研究の方法 飛 田 良 文
上代特殊仮名遣崩壊の背景 阪 倉 篤 義
第41回国語語彙史研究会
1992年9月26日(土) 奈良教育大学事務棟二階大会議室
合類節用集の編集をめぐって 米 谷 隆 史
安藤昌益の言語と思想 —東北方言の思想への介入— 三 宅 正 彦
連体助詞「の」「が」を含む連語 糸 井 通 浩
第42回国語語彙史研究会
1992年12月12日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
易林本節用集における同字認識 乾   善 彦
トハとナンテ 藤 田 保 幸
抄物語彙の資料別特色について 山 内 洋一郎
第43回国語語彙史研究会
1993年4月24日 京都教育大学F棟一二号室
平安時代に於ける追善願文の語彙の性格 山 本 真 吾
近世出版記録の可能性 —『明和新編早引大節用集』の開版を例に— 佐 藤 貴 裕
「あひみる」考 中 川 正 美
第44回国語語彙史研究会
1993年9月18日(土) 大阪大学待兼山会館第三談話室
「大西洋」という地名をめぐって 王  敏  東
朝鮮資料の成長性 —捷解新語における陳述副詞の呼応をめぐって— 福 田 嘉一郎
古典用語の統計的研究 宮 島 達 夫
第45回国語語彙史研究会
1993年12月4日(土) 同志社大学寧静館四階大会議室
中国の国語辞書『辞源』の新語について —日本語との関わりを中心として— 沈  国  威
カナダ・バンクーバー日系人の日本語 彦 坂 佳 宣
花園天皇宸記の助数詞 西 田 直 敏
第46回国語語彙史研究会
1994年4月23日(土) 松蔭女子学院大学二一三番教室
〈禿頭〉の語史と方言分布 —上方出自語同士が江戸語・上方語の対立をなすまで— 安 部 清 哉
おほ—(大・多)の系譜 山 内 洋一郎
後撰集詞書の敬語 辻 田 昌 三
第47回国語語彙史研究会
1994年9月17日(土) 龍谷大学大宮学舎清和館三階
「心」語彙と王朝文学 趙  慧  玲
「なかなか」の語誌 —江戸後期から明治期を中心に— 福 井 淳 子
「今夜」考 小 林 賢 章
第48回国語語彙史研究会
1994年12月10日(土) 大手前女子大学アートセンター
梅沢本栄花物語の形容詞語彙について 土 居 裕美子
明治期大阪語の可能表現 金 沢 裕 之
語彙研究 —回顧と展望— 風 間 力 三
第49回国語語彙史研究会
1995年4月22日(土) 関西大学総合図書館大ホール
あいさつ 佐 伯 哲 夫
変化結果の助詞ニ・トの使い分け —古代における「なる」の語義から— 鍵 本 有 理
「“全然”+肯定」について 新 野 直 哉
『通俗列国史呉越軍談』の語彙について 荒 尾 禎 秀
第50回記念国語語彙史研究会
1995年9月9日(土) ルビノ京都堀川(旧京都堀川会館)平安の間
「うり・うる」の系譜 糸 井 通 浩
しつけ —漢語と和語と  大 塚 光 信
局外者より —漢語・和製漢語をめぐって 小 島 憲 之
第51回国語語彙史研究会
1995年12月2日(土) 奈良教育大学事務棟二階大会議室
「ギゴハ(義強)」とその類縁の語 橋 本 行 洋
「ヒキイ」から「ヒクイ」へ 来 田   隆
数字の意味 —名数の世界— 壽 岳 章 子
第52回国語語彙史研究会
1996年4月27日(土) 大阪大学文学部二階第一会議室
「兄弟姉妹」を意味する語彙 劉  学  新
「いつしか」意味を変へけむ 小 野 正 弘
「イケナイ・アカン全国分布図」を読む
—不可能表現から禁止・当為表現への意味拡張のプロセス解明のための試論—
松 本   修
第53回国語語彙史研究会
1996年9月21日(土) 龍谷大学大宮学舎清和館三階
中世末期の音象徴語について 平   弥悠紀
「音韻」の語史 釘 貫   亨
中世古辞書に見る和製漢語の認識 中 山 緑 朗
第54回国語語彙史研究会
1996年11月30日(土) 甲南女子大学五号館五四五号教室
デカスの成立 青 木 博 史
断定辞使用のゆれ —広島方言の場合— 友 定 賢 治
阪倉先生と語義の研究 井 手   至
第55回国語語彙史研究会
1997年4月26日(土) 大阪成蹊女子短期大学特別会議室
「結果的表現」をめぐって 吉 井   健
江戸末期洒落本の資料性について 増 井 典 夫
朴泳孝の建白書に現れる日本漢語について —近代における日韓両語の出会いを探るため— 李  漢  燮
第56回国語語彙史研究会
1997年9月20日(土) 大阪大学文学部棟二階第一会議室
意味構造分析の各分析法の推移と比較 広 瀬 英 史
可能の副詞「エ」の史的展開 渋 谷 勝 己
関西方言の動向 —ダ・ジャ・ヤの行方— 鎌 田 良 二
第57回国語語彙史研究会
1997年12月13日(土) 大阪女子大学大会議室
二つのレベルにおける被覆アクセント特長の顕現
—共通造語成分を含む高次語群の分析を通じて—
前 田 広 幸
『植物啓原』(1834) と『植物学』(1858) の語彙 沈  国  威
「つくりやう」考 —「頭」方言の分布と文献資料から— 柏 原   卓
第58回国語語彙史研究会
1998年4月25日(土) 龍谷大学大宮学舎北黌二〇二教室
明治期往来物の依頼表現 小 椋 秀 樹
文節対照法による伝本系統の計量的研究 木 村 雅 則
「〜にくし」と「〜がたし」の語誌 漆 谷 広 樹
第59回国語語彙史研究会
1998年9月26日(土) 奈良教育大学事務棟二階大会議室
「語り」と再現性 —芥川作品における接続詞— 甲 田 直 美
漢語資料としての詩学書 岡 島 昭 浩
沖縄方言の「木」「起き」など —中世日本語研究の視点から— 柳 田 征 司
第60回国語語彙史研究会
1998年12月5日(土) ルビノ京都堀川金閣の間
倭訓と訓詁 —新撰字鏡を中心に 内 田 賢 徳
天草版伊曽保物語の語・句について —禅語的性格— 山 内 洋一郎
「なかなか」の歴史 渡 辺   実
第61回国語語彙史研究会
1999年4月24日(土) 大阪大学文学部棟二階第一会議室
「みそかに」 「しのびて」 「しのびやかに」 の語義と文章表現 大 槻 美智子
近世前期のことば問題  —「漢語類+ない」の語について— 田 島   優
『仏蘭西法律書刑法』の唐話と近代刑法用語 藁 科 勝 之
第62回国語語彙史研究会
1999年9月25日(土) 神戸女子大学D館二階二一九教室
複合形容詞「—ガタシ」「—ニクシ」 舘 谷 笑 子
「彼・かれ」の語史とその周辺 —三人称代名詞の成立までのみちすじ— 李  長  波
源氏物語におけるウ音便について 奥 村 和 子
第63回国語語彙史研究会
1999年12月4日(土) 大阪成蹊女子短期大学特別会議室
ゲナリ型形容動詞とカナリ型形容動詞 村 田 菜穂子
和歌になぜ指示語を用いるか —万葉集・八代集の「かく」を中心に— 半 澤 幹 一
音・声の大小・高低を表す語彙について 久 島   茂
第64回国語語彙史研究会
2000年4月15日(土) 大阪女子大学大会議室
近松世話浄瑠璃における指定表現 —文体の不均一性に注目して— 矢 島 正 浩
上方およびその近隣地域におけるヨル・トルの待遇化について 中 井 精 一
接頭辞「無(ブ)」「不(ブ)」をめぐって 丹 保 健 一
第65回国語語彙史研究会
2000年9月16日(土) 同志社大学 寧静館五階会議室
「なにか、誰か」などの語の変遷について 近 藤 要 司
「けみ」考—『かげろう日記』の本文批判を通して国語辞典の記述の是非に及ぶ— 今 西 祐一郎
「しゃべる」の進出—発話動詞をめぐって— 玉 村 文 郎
第66回国語語彙史研究会
2000年12月2日(土) 大阪大学 文法経講義棟四階 文四一教室
森鴎外初期言文一致体翻訳作品の本文改訂をめぐって 藤 田 保 幸
『垂髪往来』の語彙 三 宅 ちぐさ
国語語彙史研究会の回顧と展望 前 田 富 祺
第67回国語語彙史研究会
2001年4月21日(土) 龍谷大学大宮学舎 清和館三階大ホール
遊仙窟訓読文の一人称代名詞 —醍醐寺本の「ワラハ」を中心に— 米 田 達 郎
謡曲の唱え方と過剰訂正 —『蜆縮涼鼓集』が反映する「音変化」— 高 山 知 明
平安時代の「をり」再考 金 水   敏
第68回国語語彙史研究会
2001年9月29日(土) 甲南大学 一〇号館(南館二階)一〇二一講義室
近世中期節用集の意義分類をめぐって 米 谷 隆 史
語彙からみた鎌倉時代の仮名文書 —特色ある形容詞・形容動詞など— 辛 島 美 絵
京阪方言に見られる動詞打消形式の差異と成立事情 岸 江 信 介
第69回国語語彙史研究会
2001年12月8日(土) 奈良女子大学 G棟一〇一教室
送り仮名法と国語調査委員会 山 東   功
鎌倉時代加点の表白文における施注漢語の性格 山 本 真 吾
複合によって語中に生じた母音連続における母音の脱落(補正) 柳 田 征 司
第70回国語語彙史研究会
2002年4月27日(土) キャンパスプラザ京都 第三講義室
語幹を共通にする形容詞と形容動詞 蜂 矢 真 郷
『交隣須知』の日本語 迫 野 虔 徳
敬語語彙史小考 宮  地   裕
第71回国語語彙史研究会
2002年9月28日(土) 関西学院大学 B号館一〇三教室
キリシタン資料の和らげをめぐって 丸 田 博 之
語彙層別化資料としての今昔物語集 —二字漢語サ変動詞を例として— 田 中 牧 郎
〈大為尓歌〉再考 —源為憲により四十八字の誦文として作成されたこと— 小 倉  肇
第72回国語語彙史研究会
2002年11月30日(土)大阪女子大学 七十周年記念ホール
辞書と類書—和名類聚抄— 大 槻  信
語彙史と字彙史 伊 藤 雅 光
セハシ(忙)・セハシナシ・セハセハシ—成立と展開— 小 林 賢 次
第73回国語語彙史研究会
2003年4月26日(土) 龍谷大学大宮学舎 清和館三階大ホール
『改正増補蛮語箋』「火器」部について 櫻 井 豪 人
コンテムツス・ムンヂの「平等なる心」について
—原典と翻訳との関係をめぐる一考察—
鈴 木 広 光
唐代口語・本朝漢詩文から平安古記録へ流入した語をめぐって 堀 畑 正 臣
第74回国語語彙史研究会
2003年9月27日(土) 大阪成蹊短期大学 特別会議室
『カレピーノ』の一つとしてのキリシタン版『羅葡日辞書』 岸 本 恵 実
近世漢語の層別を考える −対訳資料「唐音和解」(一七一六)を中心に− 陳  力  衛
『平家正節』にみえる複合名詞のアクセント 上 野 和 昭
第75回国語語彙史研究会
2003年12月13日(土) 大阪大学豊中キャンパス 文法経講義棟四階 文四一教室
『日本語話し言葉コーパス』の資料性
—形態論情報を用いた分析から—
小 椋 秀 樹
ロシア資料の語彙 江 口 泰 生
天草本金句集の承けた日中金言成句の伝流 山 内 洋 一 郎
第76回国語語彙史研究会
2004年4月24日(土) 神戸女子大学 教育センター
中古・中世のアヲとミドリの意味領域について 山 口  誠
『俚言集覧』と『増補俚言集覧』
─『今昔物語(集)』の引用を中心に─
岡 島 昭 浩
とはずがたりの語彙計量をめぐって 石 井 久 雄
第77回国語語彙史研究会
2004年9月25日(土) 京都光華女子大学 徳風館六階小講堂
日本書紀の「訛」注記について 佐 野  宏
「〜ニクシ/ニクイ」の意味・用法の時代的変化
 ─「心理的抵抗」以外の拡大─
近 藤  明
一八八〇年代における日韓の語彙の交渉について
 ─『漢城旬報』や『漢城周報』の例を中心に─
李  漢  燮
第78回国語語彙史研究会
2004年12月4日(土) 大阪女子大学 七十周年記念ホール
慶長十五年版倭玉篇と古活字版との関係について 鈴 木 功 眞
『大漢和辞典』の依拠資料
 ─出典未詳語の場合─
橋 本 行 洋
時の語彙と表現 吉 野 政 治
第79回国語語彙史研究会
2005年4月23日(土) 京都府立大学 本館(合同講義棟)3F第3講義室
指示副詞の史的転換期について —天草版平家物語を中心に— 岡 崎 友 子
『英語節用集』をめぐって 坂 本 浩 一
味覚表現の諸相 松 浦 照 子
第80回国語語彙史研究会
2005年9月17日(土) 龍谷大学大宮学舎 北黌二〇四教室
重複形容詞の周辺 蜂 矢 真 郷
墨〓齋編『笑府』の一伝本について 荒 尾 禎 秀
タの本義 北 原 保 雄
第81回国語語彙史研究会
2005年12月8日(土) 大阪大学豊中学舎 文法経講義棟文41教室
ヘボンの漢字表記 —『和英語林集成』「原稿」を資料として— 木  村   一
接続助詞「し」による並列の意味機能 —成立の経緯を手がかりに— 京   健  治
絶対年代による地理言語学の建設
 —尾張徳川藩の言語(第三の中央語「〜てみえる」)の現代史—
江 端 義 夫
第82回国語語彙史研究会
2006年4月22日(土) 大阪府立大学大仙学舎(旧大阪女子大学)七十周年記念ホール
唐物語の複合動詞語彙 岡 野 幸 夫
定家の表現と用語の選択 田 中 雅 和
「ませんかった」は横浜ことばか?  —「ませんかった」の昔と今— 安 田 尚 道
第83回国語語彙史研究会
2006年9月30日(土) 大阪成蹊短期大学 特別会議室
古典語複合動詞の研究  —その成立条件を中心に— 山 王 丸 有 紀
複数と例示 —接尾語ラ追考— 小 柳 智 一
庶物類纂』の俗名記事について 田  籠   博
第84回国語語彙史研究会
2006年12月2日(土) 龍谷大学大宮学舎 清和館三階大ホール
語彙からみた漢字(列)と振仮名との結びつき 今 野 真 二
京のアガル・サガル 糸 井 通 浩
『エソポのハブラス』原典尋究小史 大 塚 光 信
第85回国語語彙史研究会
2007年4月28日(土) 同志社女子大学今出川学舎 ジェームズ館二〇七教室
論説文の外来語 —基本語彙を中心に— 橋 本 和 佳
語釈にはどんな外来語が使用されているか
 —『例解新国語辞典(第七版)』を調査資料として—
大 島 中 正
語彙史を中心として見た「うとうやすかた伝承」の諸問題 勝  俣   隆
第86回国語語彙史研究会
2007年9月29日(土) 神戸松蔭女子学院大学 二一三教室
近世以前の万葉集表記関連用語 —「義訓」を中心に— 奥 田 俊 博
明治期の時順表現と時長表現 松 井 利 彦
語彙史の時代区分 前 田 富 祺
第87回国語語彙史研究会
2007年12月1日(土)  大阪大学豊中学舎  国際公共政策研究科棟2階 講義シアター
福岡方言のゲナ−とりたて詞的用法の成立をめぐって− 松尾弘徳
平安和文の会話文の「文末表現」−源氏物語を資料として− 西田隆政
三遊亭圓朝講談『塩原多助一代記』のことば−速記本・全集本・文庫本の比較− 山内洋一郎
第88回国語語彙史研究会
2008年 04月 26日 (土)花園大学 自適館300教室
サ変動詞「ス」の漢字表記「仕・為」について 于泳
『節用集』寛永六年刊本類の諸相—諸本・編集方針・時代相・系統— 佐藤貴裕
愛媛県宇和島方言の可能形式—努力による実現を明示する形式を中心に— 工藤真由美
第89回国語語彙史研究会
2008年 09月 27日 (土) 京都光華女子大学 四号館一二一教室
漢語サ変動詞と形容動詞 鍵本有理
動詞「限る」の中止形—その後置詞化をめぐって— 宮崎和人
 『和漢通用集』の「和漢」をめぐって—室町期の和語と漢語との関わり方を探る— 今野真二
第90回国語語彙史研究会
2008年12月06日 (土)龍谷大学大宮学舎 清和館3階大ホール
漢語の連濁と連声濁 高山倫明
二音節語基と形容詞語幹 蜂矢真郷
シャレル(洒落)の語史・臆断 山口佳紀
第91回国語語彙史研究会
二〇〇九年四月二五日(土) 関西大学第一学舎 一号館A三○一会議室
大阪方言の条件表現 —カモ・テモを中心に— 高木 千恵
 動詞の複合に関する一考察 青木 博史
『謡抄』における“謡”の注釈意識と用語 小林 千草
第92回国語語彙史研究会
2009年9月19日 (土) 神戸親和女子大学 三宮サテライトキャンパス(センタープラザ9階)
「旅」の意味について─現代語と上代語を対照しつつ─ 竹内史郎
戦前国語辞典中の台湾語  前田均
夏目漱石の小説作品におけるコミュニケーションの類型動詞の複合に関する一考察 小川栄一
第93回国語語彙史研究会
二〇〇九年一二月五日(土)午後一時半〜五時 大阪大学豊中学舎 文法経講義棟 文四一教室
萬葉集における訓字主体表記の形成 佐野宏
クロモジ(釣樟)の語源 —方言名の一利用法— 吉野政治
形容詞語基の用法 蜂矢真郷
第94回国語語彙史研究会
2010.4.24(土)午後一時半〜五時 武庫川女子大学 中央キャンパス S(南館)-四七教室
連体助詞を伴う名詞被覆形による複合名詞の変化 蜂矢真弓
改編本類聚名義抄における「東人云」について  山本秀人
仮名(かな)の語史 —仮字・仮名・片仮名・真名仮名・萬葉仮名・平仮名等— 山内洋一郎
第95回国語語彙史研究会
2010.9.18(土)午後一時半〜五時 同志社大学(今出川キャンパス) 明徳館1番教室
『日葡辞書』における見出し語の音韻的特徴 入江さやか
日本語教育史における船岡献治編著『鮮訳国語大辞典』について 諸星美智直
『航米日録』の漢語 浅野敏彦
第96回国語語彙史研究会
2010.12.4(土)午後一時半〜五時 関西大学 第一学舎一号棟 A301会議室
明治期漢文小説の一側面——『台湾日日新報』から—— 奥村佳代子
「草仮名」名義考 山田健三
国語語彙史における近代——広義と狭義と—— 小野正弘
第97回国語語彙史研究会
2011.4.23(土)午後一時半〜五時 近畿大学 東大阪キャンパス BLOSSOM CAFE' 3階 多目的ホール
「千遍」の訓をめぐって——チヘニとチタビ—— 尾山 慎
「あひゞき」「めぐりあひ」におけるスルとシタ——改変箇所と非改変箇所との比較—— 深澤 愛
今昔物語集の「けり」のテクスト機能(続)——終結機能を中心に—— 藤井俊博
98回
2011.9.17
場所 奈良女子大学文学部N棟一階一〇一教室
    ( 近鉄奈良駅下車、大学正門まで徒歩約五分)

発表題目および発表者
 一 『現代日本語書き言葉均衡コーパス』における現代語表記のゆれ
                     国立国語研究所准教授 小椋秀樹氏
 二 『看聞日記』に於ける「生涯」をめぐって
                         熊本大学教授 堀畑正臣氏
 三 語彙史の語
                       奈良女子大学教授 奥村悦三氏

99回
2011.12.10 


場所 大阪大学国際公共政策研究科棟2階 講義シアター(豊中阪大内郵便局西隣)
    ( 阪急宝塚線石橋駅下車、徒歩一五分強、大阪モノレール柴原駅下車、徒歩一〇分強))
     

発表題目および発表者
 一 「コト+ガ+存在詞」形式の複合辞―Vルコトガアルを中心に―
                        中部大学非常勤講師 徳永辰通氏
 二 正倉院文書の「早速」
                        奈良産業大学准教授 桑原祐子氏
 三 平安時代末期における語彙の文体的変異―同文説話の語彙比較を通して―
                       国立国語研究所准教授 田中牧郎氏


100回
2012.4.28 13:00〜 
場所 京都大学文学部新館第3講義室

 
一 続日本紀宣命と漢語             関西大学教授 乾善彦
二 ク活用形容詞語幹の重複・並列から      中部大学教授 蜂矢真郷
三 草体仮名の織り成す美と実と――古本説話集四筆の交響――
                   奈良教育大学名誉教授 山内洋一郎
四 長野まゆみの物尽くしの世界       大阪大学名誉教授 前田富祺

これ以降の情報は、以下で知ることができます。 国語史グループ

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