前方部墳頂調査区ではトレンチ設定を行った。その後、表土を取り除いたところ、1971年に川西市が調査したトレンチを検出した。北棺の墓壙の掘形はまだ検出されていない。
前方部西トレンチでは表土はぎを行った。
東クビレ部トレンチにおいては流土層の掘削を行った。埴輪片・須恵器片などが出土した。前方部にも埴輪が並べられていた可能性が出てきた。
前方部南トレンチでは、崖面の清掃、表土層の掘削を行った。トレンチの北半では1971年に行われた川西市による調査で掘削されたトレンチ跡を検出した。今後はこれを再発掘する予定。
また調査区の南半の撹乱から須恵器片が出土した(右写真)。この古墳の時期を決める手がかりとなるだろう。