都出比呂志 つで ひろし  大阪大学大学院文学研究科教授
略歴:1942年1月1日大阪市に生まれる。1968年7月 京都大学大学院文学研究科博士課程を中退して京都大学文学部助手(1977年3月まで)。 1977年4月〜1979年3月;滋賀大学教育学部助教授。 1979年4月〜1988年3月;大阪大学文学部助教授。 1988年4月から 大阪大学文学部教授。大阪大学評議員(1996年〜1998年)。

研究テーマ
古代国家形成の比較考古学的研究。世界の王陵や都市形成過程の 比較から国家形成過程を比較史の視点から追求している。このため、日本の古墳 の調査研究を基礎としつつ、東アジアやヨーロッパのフィールド調査にも出か け、各種の国際学会にも積極的に出向いて討論に参加している。
学会その他
日本考古学協会・考古学研究会・古文化財学会・条里制研究会。文 化財審議会専門委員(文化庁)・京都府埋蔵文化財調査研究センター理事・大阪 府文化財調査研究センター評議員などを通じて市民と考古学との接点を広げよう としている。
著書(主要なものに限る)
『日本農耕社会の成立過程』(単著,岩波書店、1989年)
『古墳時代の王と民衆』(編著、講談社、1986年)
『竪穴式石室の地域性の研究』(単著,大阪大学、1986年)
『長法寺南原古墳の研究』(共編著、長岡京市教育委員会、1992年)
『古代国家の胎動』(NHK人間大学テキスト日本放送出版協会出版、1998年)
『古代国家はこうして生まれた』(編著、角川書店、1998年)