はまおき(筑紫はまおぎ) (校正がなされていません) いみる 物の多くなる事也 ふゑる 漸々に増すなり いしごき 石五器也 茶碗 いなう 荷也 になう いん 犬狗戌 いぬ いちまい 一枚 一銭也 二枚三枚同断 いちもん 一文也 いちもへ 一匁也 いちもんめ いたづら 不儀密通也 ふぎ いがわ 井が輪也 いど井戸也 いひう 世のつねの人に異なる者をいふ いぶう 異風なり いたぐらめ 安座することなり あぐら あぐらかくことをいたぐらめにいづると云 いづる ザ 座することなり上方にてとゞすると云 すわる いかつくる たばこなどのかわく事也 ばしやぐ乾也 いつとき しばしの間の事也暫時也 ちつとの間 一時少時 い、し 不v能レ言人也 をし 〓也〓也 いもらい 虫の名 いもり守宮蜥蜴〓〓 いんがり 物のきつとしたる事也 きつばり 吃許 銀許 潔白 いのこ草 十月玄猪の頃専盛に實あり 此実木綿の衣類によく附 く也 しらみ草 衣服につきたるを見て玄猪恰ふたと云 いわまつ いばひば 巻栢 いんま をつつけ 追付也 いもといへば今の事也いんまとい へば追付のこと也 いく 畳の表に作る物 イ い藺也 いつせん 髪結也 かみゆひ いつかくる 人に水などかけるを云貝原氏の諺草に曰く沃懸の字な るべし誤ていつかくると云清少納言枕草紙に白き水い かけさせよとあり源氏槙柱の巻にも火とりおさとい かけと見へたり俗言之より出るなるべし かける いちばん 之は物の一二三の次席ある事斗にあらず何事も始とい ふ心なり 最初也 たとへば一ばんはまけそうにあり しが後には勝たりなどいふなり しよて 初手也 ばじめ 初 一 始 いつきに 其まゝと云事也 其侭也 じきに 直也 いつしんみ 一身 いつしんみは重語也 ひとりみ獨身也 いを 魚のいひあやまり うを さかな 肴也 いや 胞衣也 ゑなとも云 ゑな いたむ 痛也 人の痛所あるのみを痛と云に非ず 病気のこと をいふ 煩也 縦令ばおいたみ如何など云 いなまき 稲巻の字なるべし むしろ 延也 いまのう 昨日の今のうなど云旅行跡は今のうは何れの辺にか行 らんなど云也 一日の刻の事也 去年の事など云とき はいま時分と云 いまごろ 今頃也 いのちくらがり 一之昏也 黄昏也 くれがた 暮方也 いつそうもう いつそ いやがゝり ゑなのことをいやと云故物の滞りたるをいや掛りとい ふ いしづく とうがきとも云也 唐梯 いちじく 無花果也 柴花なくて実なるいちゞくとも 云 いきすくとう あくたい也 いきちくしやうといふ類 いつべいがみ 惣髪也 そうがみ がつそう いみもちんちやうもない いゝ誤也 意味深長もなしと云事也 あじもしやくりもない ひじもまつげもない いか たこ小児の専もてあそぷ品也 鳳巾紙鳶凧かくなる を角凧舛鳳と云紙いかといふは重言ならんか事物紀原 に云俗ニ謂二之ブ風箏→古今相傅云之韓信が所作漢ノ 高祖陳メ神ブ貴ムルトキニ韓信紙鳶ブ作リテ道ノ遠近 ヲ童ルと云へり又梁の大清中に羊侃ト云者小児ニ教へ テ紙鳶ヲ作ラシメテコレニ詔ブツケテ風ニ任セテ放レ 之軍中に通ゼントスと 紙鳶風鳶いかのぼりの異名あり其葺有ル者ブ為一 風箏→ いき いきといへる事はたとへば京都の風俗といふことを京 いきと云或は江戸いき大坂いき等也意気の字ならんか 又酒をのみて酔たる者を此いきで何々などいふ言あり 之は勢の下略せるならんか上方ふう大坂ふうと芸 類也 いぎる 錐にてもみ空を明る事いきりほがすと云 空をあけるもみ明る いびる 火にてあぶる也 あふる ろくしゃくぼう 物を荷ぶ棒也六尺棒 てんびんぼう天秤棒也 ろくすつぼう 物をとへどせぬ事なりろくすつぼうに極めぬなど云 ろくすどう ろうろく おちぶれ零落也レイラクは誤なり ろくばん ろうは染物に用ふる具也緑碁也 ば 八し 走三る ル 也 奔也 急に行くことをはしつて行といふ いそぐ急也 ばちがへす ウチカヘス事也 ひつくりかへす下上也 ばぶう 兄のこと也バブウ様バボウとも云 あに ばだら 魚の名 こばだ はつてゆく ユ 往く事也此類のことば多しはうてゆくはつてく るはつてさるくはうてとはつてと同じ心にいふ いく是誤也ゆく也行往 ばんき 飯器也 おやわん椀の大なる故ニ親椀と芸 めしわん飯椀也 ばやうけい 急に来れと云事 ばやくこい早来也 ばなびぜんかう 花火線香畑火火抱 ばなしば 花柴也基所に手向けたる物也 しきみ柵横 ばい ぞやと云事也ョカバイよいぞやあるばい何事 ぞや此類也 ばかう 一の物を大勢にてせり含ふこと也 ばいちうがう奪合也 ばんどうかめ 入レ水器也飯鋼の字なれば飯をもる器か又盤鋼の字 なれば今の盤の類か同異不v詳正字可レ考 ばんし 半紙也平日書通に用ふる所の半切紙を云又柳河半紙 と称するもの一晶有是は江府に用ふる半紙に類す 柳川の産也 ばんきり ばな 餅米を籾のま三興てはぜかへりたるなりj苗一削火はな びらの字を書く故にはなと去なるべし ばぜ米をはじけたる也ジケのみぜ也依レ之はぜ といふなり はしりごう 小児の戯 かけくら走りくらべ也 はわく 掃除也 ばくはわくの中略 ばくれう 馬を売買する人略してばくと云 ばくろう鳥口労也 ばわきだめ 掃溜也 ばきだめ ばらつかむ 至て可笑こと也はろつかうだと云 はらをか、へる抱レ腹也 ばんさし 懐中する小刀 こかたなさすが ばざ/\ 間々也 ひま/\隙々也 ばげ を り 、 し 折う タタ害フ 也 半夏のこと也 ばんげ ばやうをそう はやくと云こと也 いそぎあわて、急周章也はやうをそうとはとし やをそしと云事より出たり利乎遅也 ばついり 年始に人の宅に始めてゆくを云 ねんれい年礼也凡ての年礼のことを云にあらず 視類の所か又婦人などの年礼のことなり門までゆき 礼をいひ入立かへるゝいは初入とはいわず ばたをり 虫の名 ばつた堆鮒のこと也促織の字也 ばむ 鳥の木にとまること也下妻郡にてかく云ふ啄の字 か然れ共此字なれば此木にとまるとは意味違ふる べし はがいらしい もどかしきこと也 ばがゆひ はやのかぜ 南風のこと也 みなみかぜ和爾推に与風南風とあり凱風とも ばつしやうまめ ふじまめ藤大豆也 なんきん豆とも云 ばぎな よめな幕膀也よめがはぎと云故にはぎなといふな るべし帯萬 ばゞ 老婦也 ばゞあ之等の関東なまりなるべし婆々也 三 にに がか 蘆口まれ苦募ご 竹妻だい小コう 又けし瓜サり 慮口也 竹芸暮号 枝シれ 字苦募い ネ竹勇レ と も ム おんなだけ女竹也 にだめく 曇りて南風吹むしあつきこと むしあつい蒸暖也 にがしろ 風件也ねぶととも云ふにがねとも云 ねぶと にじめ 菜類せうゆを以て煮しめたる也 にしめ煮染也 にくみ にきび飽 にわ 庭也屋根ある所の土間を庭といふ外のすべて路次 といふやねある所は土間が外は庭と路次と通じ用ふ ほりだす ぼうり出す 多し ばうからかす ぼかすばからかす 何レも誤也 放奪 下カ 也 ほうりこむ 此類 ほしぶく 魚の名干河豚魚也ひぶくとも云 ひぶく ぽうぶら 南瓜也 かぼちや ほうとくない 何程心をつくしせい出してもらちのあかぬことをいふ ふうとくないこと也 ばかのゆかぬまめしげない ばじきない 実貞者也正直考也 りちぎ律姜者也 ぼうぞう花 草の名ぶちづう花とも云 れんげそう蓮花草 ぼげた あなのあきたる事也たとへば板敷をふみほいだなと いふふみぬいた事也又一目に見ぬきたることを一 見ぼぎといふ又物の露顕したるをほげたといふ之も上 へぬけたる心なり 見ぬく見通す見ばらすあらばれ ぼたくりこむ 放下しこむ也前にあり さらへこむ ぼそい ほさうなつたとはちいそうなつた事也 ちいさい小也細也 ぼやけ あざのこと也麻 ぼた 薪の半ばもへて消えた事也 もへさしもへくい地煌文選の字 ばつう 神へ先備る事也 ばつば初穂也初尾也早穂也 ぽくり 木履也 あしだ足駄足踏 ばうれうもない 無二法童一 とぼうもない無二科法一無二図法 ほうづもない無二法図一 ばいとう 陪堂 こじき乞食乞再 ほうざい こテひなとも云一説に大なるをほうざい小なるをこ うひなと云 ごうな寄居虫 ぎし 筆のさやのこと也之を筆の帽なと芸 さや筆の幅とあり ごく 耕作の用水に設けたる堀のことなり ばき 山問の谷の如き新にくへなどしてはるかふかく成たる 也 手 ほそこ 小児のことなり ちいさい子 三 ん 蜻裏ぼ 蛉ゥう 也 蜻腱 へり一 とんぼと云も誤也 男のしたをび也女の下帯はキヤフユモジユグと 云ふ ふんどしと云は誤揮也帖也 へいたがき 殊外可笑ことをへいたがきわらうと云考ふるに身 悶也悶絶也 あがきまわるみもんだい誤也みもんだへ也 べんぶうとらする べんぷうとは面頬也とらするとは打槨也よこづ らくらはす事 ばりまげる へかまするへをかゞせる庇鬼也 へ日〕―、 へひるとも云 へひる べかいん よわき犬のこと也インとは犬のことなり小犬の字 也ベカイヌ重言也 よわいぬ弱大 へそくり はんげ 草の名 上 半夏ばんげとも云ぶ 灸又は出来物のふたのことなり甲の言誤 ふた蓋也痂也 とうづくる ふたつくる蓋つくる甲作る蓋造るの字なるべし とかんぎり 虫の名とかぎりとも去ふ とかげ節蜴堰艇 とつたりくわする 人を投ること也捕投 なげ出す どうばち 人の頭の如く大きく作り冠物也 おばあたま大天窓也 とび 年始に人に音物也年貴たてまつる としだま年玉也年のたまもの也 とうしみ じみとばかりもいふ とをしみ燈心也又井ミとンと相通ず神主弓 杖の類なり どだい 茶を入るゝ紙袋の事也茶一斗を入る故に斗袋なり 江府にて此晶用ゆるや否未だ詳にせず どひん 土瓶ひの字を澄みて云又濁りてもいふ どびん とうら ヌカドウラ糖俵すみとうら炭俵 わら俵也 どヾむま 草の名とのゝむまと云誤てとゞむまといふ すみれ童童 とぜんない 淋敷也とぜんと云ふ事也 さみしい徒然也 どをとをし 虫の名 ばあり飛犠尉里 僧 どうぐり どんぐり儒子団粟 どじぐじべつたり マ、↑ヾ〉ゾ5 物をはきと形をつけず其尽に推してすませる也徳政 又濁字曇字の字有り ずる/\ベフたり行々為別也 とうしもの 通物也蜘物也祭礼のねりもの ときな 折節也まんげへとも云ふ とき/\時々也刻々也 とをきび 唐黍 とばん 瘡毒也とほんかき かさ瘡也かさかき どんこう 魚の名也どん勢とも云此魚江府にて未だ不v 見形は三年はぜに似たり諺に曰く どんパ引刀すぎはやすぎと云是は此どんくわうとい ウヲげj干ル声け‐序 う群〜さかしくも見へずたゞ横道物の如くぬらりとして 食物などさのみかせぎて求むる様子もなし如レ此して 腔瀞して一生を遇ぐる也又妙は珠外さヘ/\とさかし くはしりまわり発明に小利口に見ゆれども痩ほそりイ 一生也人も之の如くといへるたとへ也海鰻昔、一期 ゴピイチゴー‐守・一〉j‐▲デご・J二、・〆ソゾ〕 僻在{も→難といへる如く杜許に孔丘盗路共二塵埃とい へる類なり とうを 十也とを也ウのぢ無用也 とを とをのまめ 夏まめとも云ふ そらまめ鷺まめ とわぬ ギズつうせぬ心なりたとへば深き井に竿を入れ 1兄れども下へ届かざるをとわぬと云ふ届かぬ心なり 又角をすへて熱くないことをとわぬといふ通ぜぬ心なり とりいだし 耽早也案ずるに江府にて云所のぺj拒置とは異り一駢 大など云類の有る猫可二考 旬けおき八卦置也うらないト笙也 筑後地則鉗ニ日く郡中二有下称二取出イ者上能ク言二人 之禍福一ブ自下謂鬼神一二所二風附一而称云トー人亦 以為レス然ト とうしうけい 如何せんと天心也 どうせう とりこのぶし くろぶし どうゆふこともならぬ 物を賞味したる言也 どうもいえぬどうもいばれぬ 不v能二如何トモ言一フ也善悪評する場を越てほむる 也春也 言語同断也天台大師妙法を稈して言語同断心行所滅 牟と云へり心にも言にも及ばれぬと貫美の言也 とうろこをろ どをろをこをろをとも云 どうやりこうやら左や右や也 とういも さつまいもりう∵ついも どうす めうばんのこと也 めうばん和爾雅に碁石明碁の字あり別物なる や猫可レ考又暮石の字あり とうがき 唐梯也いちじくとも云いしつゞとも云イの条下 にあり いちゞく とばうやみちもない 途方矢道ならんか又計法ならんか計法途の字あり とばふとてつもない 三 ちかり/\ びつこひく ちんば趙跋也 ぢう 木の真のことなり杉のぢうなどいふ しん ちかづき 不義也密通也たとへば何れの女にちかづき居なといふ 又ちかづきをさして居など云ふ 故に始めて人に逢ふを知人に成といふちかづきになる とは不云 まをどこ問男也密男也 ちやひけ/\ 虫の名足の長きくもなり あしなかくも媒蛉也 ちやじをけ 茶監気也 ちやうけ茶請也 ちう 此言葉といふと同じ事也たとへば有と一工凍守宗 ウプードー土1ョナーイフキタレィフ などなり歌にもてうとは詠みたり 恋すてふ百とせになるてぶなどなり いへばいう ぢう/\まう 殊外多用にて甚いそかはしきなり重々舞の字なるべし てん/\まう展嬉舞なり ちうの ヨの折也手斧也 引な誤也小さきを小ヂウノと云 ぢけ 我住する所をいふ中衆なるべし又地下といふ卑下 のことばか ○ りうけいもの 異風なる人也 1引もの一風流者也 りやんとした いんがりとも云イの条下にあり … きつとしたしやんどした 三 ー ぬつかやつ あたゝなる生れつき家を侯ち得ざる程の愚人を破家と 一一1一一一 ぬくいやつばかなやつ人をあなどるを馬鹿にする 、一}1ゴj一)一一1一一( ぬすど 盗賊也 ぬすびと盗人也 … ぬつすくめ ぬらりとしてぬたりとしてとも云此類也 ー 65 一 誠しやかなる顔色して虚言をいふ者をぬつすくめてい ふなどいふ ぬめりひゆ すべりひやう双方誤也馬歯覚也 H を、けあるもの 何晶にても不v可二勝用一晶ををうけのあるもの ぢやと云多気なるべし速甫ひ仕返払底なる晶を おゝけのないものと云 でのあるもの をやかた 親形親方兄のこと也 あに をにがしら きりこどうろう切子燈篭也鬼頭 をろよい 宜しからざる也瀧能の字なるべし悪しきはあしき どいふ之は可也と云心なり よくない無二宜右に準じて何にても通ずたとへばお ろ見えるおろきるゝなどいふ をども 己共 おいら己等也我等也 をどんがへ 己共が家也我家のことなり おらがうち己等が内也 … をくかくち 衣服など奥を日に縫直すををつか口にするといふ お、くち をぞむ 寝覚也ネオゾミとも云或は起されてもおぞまぬな ど云見覚也 をそわる、 襲はる也厭鬼也審也 うなされる館奔却 … をきかき 糖卑 ぢうのう十能文字不文明 をらぶ 大音にて呼はることもあり芙わめく叫也 わめく喚也喧也 笑の字神代の巻におらぶと訓したり哀鳴事也万葉 集第九にゼー叫装とあり之によりて秀れば高声にて 物言をのみおらぶと云はあやまりなり をとろし 恐也 ニわいをそろし をげ やまし山師などの類なるべしぐわんにん又願人な どの類か をりい 髪のわげのことなりまげ誤也 審をりいさきばけさき をうこ 物を荷ふ棒也竹にて作りたるを竹をうこと云楯 杭江府ニテ不v見晶故未ダ其名ブ不v知 をろたへる うろたへる狼狽也 をきなし ひそかにありく也 ぬきあし跨也 をきのる 物を調へて代銀を不v送を云 かけにとる 典也又貫也 典の字花叔飢が詩に曰く酔道士弾パ琴の題にて 道出琴逆酒一壺中酒蓋典レ琴活 注に曰道士の居所ニハ所レ有何ゾト思へば一張ノ琴辺 二一壺ノ酒アルョリ外八更ニ他ノ物ナキ也壺中ノ酒ヲ 飲壷セバ則弾ズル所ノ琴ヲ把テ酒家ニ典テ酒ヲ活来テ 又飲也典トハ質二置キテ銭ブ借ル也杜詩ニ朝ョリ回 テ目日典ユ春衣イト云モ此意ト同ジ 此筋によりてみれば今いふ処のおぎのるは不v中又 賞ピ書く時は貰ふことかとうたがはる をうとか … をりペテ大勇也温傲者 長閑なる生質といふ意も有り 八雲御抄に曰ヲゝノカハユタカニ静なると云心也ヲゝ ノカとかくべし をどこともない をともさたもない無二音言一無二音沙汰一 をかさぬぶり をかさてな をかさぬぶうやい 何れも同意也貝原の諺草ニ日恥辱を蒙りながら夫と なき瀦するををめぬふりするといふ汚面の字なるべ し 古 をめすおくせす不v鈍不v憶也 なにともおもばぬ付共不v思 をぶたい 重きなりおびいもの重いもの をもたい是又誤テ重いと云事也 をびつけ さげものゝねつけ也つんばさみとも云ツの条下に 委し をぢきぜう をぢき叙父也伯父きの字不詳丈也一説に伯矢入貴 尉なるべし をと、ざへ をとをと弟也ヲトワラウトモ弟童也さへの宇 不v詳 をいわらう をい甥也甥童也をい丈とも云 をなにこともない 何の御愛想もない無二何事一也無一愛想一也無一 風情一也 をていしゆ ごていしゆ御亨主也御の字此言に限りてをと いふ湯桶ョミ也 をけらこぼし 小童の翫 をきあがりこぼし起揚小法師 をこぼり おくび晴香酸 をぐちあくる おほのきて口を開くこと也 を、ぐちあける大日明也 を、いを 大魚の字なるべしぶりとも云 ぶり鮒魚也 わがども 人の事をいふ我共也 わいら我等也 わ 桶の輪也 たが わくどう わり共とも云 かへる募也蜥蚊長腔蛙也蝦模 ひきといぶは形ち異なり贈蛉蛛輪 わこう わかだんな君檀郡也君公也わこう様と云 わるさ 小童の悪遊びなり いたづらわるいこと わらすぼ わらしべ}葉藁心柑 わいからしい いかい事おびたゞしいたんと臆斗也湛也 生便敷也 移韻倉に斉に謂レ多鳥レ移ト方言ニ几物盛ニシ テ多キ替宋ノ部二謂二多彩一ト わりさま われさま我様 わいさげない 物の大なる心又おびたゞしきことにも通ずる たつぶりと わたのぼし わたぼうし綿帽子也 かざむ かぐ鬼也又間鼻ニカグコト也又熟ノ字アリ かうばし こがし麦こがし焦飯也香香焦とも かばしい かうばしい香也 かわとの かうらわらう川原童也 かつぱかわつぱ川童水虎也 かうる 川原也 かばゞた河端也 かのむば 蚊の大なるもの也蚊の老姿 やぶか豹肺薮蚊 かわら ものいりとも物煎也瓦 ぼうろく土鍋也臆土器 がめ すつぼん泥亀也すぼんとも云 かろばする かつがせる脊負也 しよわせる かためる かたげる紙荷をかたげる也大力肩二物ブ持上 ル也引かため引かろうなど云 がる しかる呵也責也叱也 がらすぞう しからつしやろう しかられやう可レ被レ呵也 かせい 人に代り或は人に加つて事をなすを云加勢也 てつだい手傅也送代人に代りて事ブ助クルコト かいもちかき 虫の名校餅按也 みづすまし水清也 かつて かりて借りて也 かうて かつて貰て也 かたい 飯の強いことをもかたいめしと云 こわい かうける かわくばしやぐ乾也イの条下にもあり かぐめをき ねて居たる者の急に起上ること也 ふいとおきる かどいし 角石也かどゝ斗とも云 ひうちいし火打石燵石 かうせみ 鳥の名 かわせみ魚杓斐翠 茶のくだけて粉になりたるを云 ちやのくず かたくま 小児を肩にのせたる也肩組馬 かたくるま肩葦也 かいまぜる 物をかき交る也カイマゼクルとも云 まぜかへすかきまぜる反畷絆 かつがつ 物を少しづゝといふ事也 ちつどづ、少宛些宛且々渇々渇々の字は字 彙に渇は口乾1きて欲ロル飲マント之義と有俗に貧しくて 物なきを渇々といふ かたいし つばきのみ椿の実 がつりごう 頭と頭打あてたるを云 ばちあわせ鉢合也 か、らう 物にさわることなりカ、ルとも云ふ いぢるさわる障也締也 かいつぐり 鳥の名 かいつぶり備 がまたす 我慢出す也何にても身をなげうつてつとめ働くをいふ せいだす特吐す也法華経ニ曰ノ、我慢して自衿リ高 レ 几と有り かて、まぜて 色々と目用のことの混雑すること也雑の字張平子が 西京の賦に曰滑吋二良ブ雑j苦ヲと物をまじへたること なり亦上林の賦には揉の字カテルとよませたりか てゝまぜては重言也 とりまぜて取雑也 がよく 慾の甚しき人をかよくな奴といふ我欲の字なるべし 欲のふかき也 かつがる 飢たる時食し又館する時水を飲む形也 がつ%\する渇々也 かごもう 小童を嫌恐ことば也 も、んがこどもの邪事べをいふ時恐とて夫かごが来 るぞなどいふ 元興寺都の臭香が道場法師の傅に曰く法師は尾張国 阿育郡の人なり年十ばかりの時甚力つよし童子た りし時元興寺の僧に師として仕ふ時に寺のかねつき堂 に鬼ありて毎夜鐘をつくものを殺す童子僧にこふて鐘 堂に行く其夜鬼来りあらはれみゆ童子則鬼の頭を捕る 鬼と童子力を争ふて打榔す鬼は引て外に出んとし童子 は引て内に入れんとす晩に及んで鬼はなはだのがれさ らんとす童子急に鬼の髪をにぎる鬼の髪割落ちて皮穴 あり鬼則のがれさる童子僧となりて道場法師と号す今 按ずるに此説不理なり信ずるに足らず鬼とは其時強力 の人なりしなるべし今世に小児をすかしをどすに目を いからし口をあけてみづから呼んで元興寺といふは之 元興寺にむかし鬼ありてかくありしいわれなり元興寺 は人皇三十三代崇唆天皇戊申元年冬そがの馬子建つ かんなぐさ 草の名かみな草とも女子此草を取揃りなどして髪 をいふ遊戯あり ひなぐさ雛草也 からすをれ こぶうがへり韓筋也腓とも かんぜる 算也勘定と算と混じてカンゼルと誤れるか かずへる誤也かぞへると云ふべし がへけ 咳気也痰咳を煩ぶこと也誤て風邪などをすべてガ エケと云ふ たんけ痰気也 1二 よんにう 歓饅也よほどの事也 よつぼど銑程也 よころ よけい歓慶也歓分也 よさり 夜のことなり よる ようこりやう これは/\と云心也此詞は使所によりて意味違ふ也 こればしたり よごうだ ゆがみたる也 いがんだ誤也 まがヴた曲り也続 よがうへちこくり 色々と曲り/\たる也 まがりくねり よかしこ よい程のこと也エイシコロトモイフ ゑいぼど能程也節也 ようと とくと得斗疾たとへばとくと覚えぬといふを ようと覚えぬと云一説に要となるべしと亦能とか よこう 休也休息のこと也 やすむ憩 よりづき 閏月のこと也 ようがまし 物を心にとみ又物を大そうにする心もあり偏がまし ものいまる物忌也 伸尼ノ日ク始テ作ル備ブ者パ其レ無けン後乎鳥地其 象げ人ブ用ゆ力之ヲ書言故事ニ云椙戸端ブ不ルヲ善謂 け作ル八備ヲ今俗に言ふも詞こゝに起れり ようつと 和なる心也又静といふ意也 やうわりそつとやわ/\ 清少納言まくら双紙にやをら立いでにけりと有此詞な らむか よりころぶ 寝事を御寝と云故かくいへるにや ねころぶ寝嬉也 よりぼぶ すべてけづりたる棒をよりぼうといふ ろくしやくぼう六尺棒也 よめご 我子の妻をも嫁といへども又女房のこともいふたとヘ ば妻をよびむかへたる者をあの人はよめご持たれたと にようぼう女房さい妻 よめごぢや ゴ 嫁子茶之は結納に必茶をおくること也是をよめご 茶といふ故にゆいれを遣すことを何目には茶を遣すな ど云或は約束ばかりにて未だ茶もやらぬなど芸ふ 江府にて茶を遣すこと不v及レ間 よてう ガ 駕をかつぐ者の力杖也主血輿丁の字なるべし駕輿丁 より云出せるならんかごに限らず几て力杖をよてうと いふ いきづへ息杖りきづえ力杖 よこせ 物をよこにする事を云ふよこせにしなすと云 よか 横星 l二 為元 ヽ よか/\ よいよい/\能也好也善也 よろしい 在野の人のことばをきけば悪いことを宜しいと云考 るにすべて物のあしきことをよろしいと云ふにはあら ずたとへば私は歯が宜しう御座る故にかたいものは たべえずと云ふ又足がよろしくて遠方へ行えずなとい ふこれを考れば弱きこえ故よろけしいと云心ならん 宜の字にてはあらず左すれば此詞と物によりていふ ことならんか よわい よど 神佛に夜参詣するをよどといふ観音のよど紙園の よどなどなり よつあい ようじ四育四辻とも陸階一二辻と同断 たゞもの ひたもの直物也混物 ひたすら一向也 たちばぎ 太几僻又帯異名撫館一iッルギヲハサム豆 なたまめ刀豆男豆飽豆 たまづさごうり 玉章小瓜此瓜の種結びたる如く成故玉章の名あり からすうり鳥瓜枯棲王瓜 だいろう デイロウとも云ふ虫の名 やすで たんがくびき 小き青き蛙也雨暮也蛆青蛙ども あまがいる蛙題也 たかさるき 近処に不居して遠方にくることをいふたとへば子ど もなどあそぴありくに此辺に居よたかさるきするな といふ とほばしり遠走り走るにはあらず たかぼへ 犬の声也 とうぼへ たかのがさ 竹之笠也竹之子等 竹のこがさ〜倉笠タコノガサト云 たまがる をどろく事也驚 きもつぶす潰レ臆 たかゞうら 竹にて瓦の代りに推へたる也竹瓦也 たかぞうら ク 竹にて茶せんのことく造り摺鉢などを洗ふ器具也(田 の切株を表して田足といふ誤也)竹たわし之も誤也 竹田足也すべて田あしのことをそケらといふ だご だんご圃子也 だま をんな馬なり めむま女馬也牡也蛤 だご 槍桶田子手のつかざるを田子といふ手のあるを手 田子といふ てをけ手桶すべて田子といふ誤ならん だりたい 惣身労れたる也だりていとも云 かいだるい怠惰也 だぶす 酒を造り入る桶也深五尺口さし渡五尺故に五尺桶 といふ寸尺不同有其尺二仇テ名とす たいじきじやうご 大食上戸(酒モノミ餅も食す) ぬすびとじやうご たてつち こねたる土也土をこねることを土をたてるといふ 督び字也字彙ニ曰水二調コル粉耳短イ也とあり たつだ 畦の字也 めつた滅多也 ひたもの直物也だん/\の意もあり上郡にてい ふ久留米にては不聞ことば也 だんなん 主人也 だんな檀那也 たかさぶろう 草の名 さんれいそう たのふで たのんでたのみてなりミムン同じ頼也憑也 たづねてきく 人に物を問ふことなり きく聞也聴也 たかきび もちもろこし高黍也 たちより 百性共正月其地頭へ年礼に来るをたちよりといふ舘 寄なるべし だまくらかす だめいてたまかす皆誤也証歟 だます たづ 木の名 にばとこ撮骨木也 たちあかし 芝居にてともす燈を云和爾雅二炬火と有之 二因テ見バ右に云所と意味異るにやあるめり だいこくがみ 紙の端をたちそんじたるを云 えびすかみ閃刀紙 たぶん 多分 おばかた大方多方 たんぼ 物を洗ひたる下水又は雑水など流し入る為に設けたる 凹なる所をいふ そりてちやあ それとても也 それでも そげいに そのやうに也 そんなに そうら たあしのことなりたわし誤也 ぞうぐるい 雑狂也ぞうぐりいとも云 くるう狂也 ぞうのわく 臓の漢沸湧そうのきりちきりわくとも云 ばらのたつ腹立也 そのま、 そのま、其侭也 じきに直に也 そりけにくさ 夫故に社也 それでこそどうりでどうりこそ道理也 日本紀に故の字をかれと訓す故ニ日くと書てかれに曰 くとよめりかれの二字を返へせばけの字になる然ばそ りけは夫故ソノケは其故といふことなり源氏物語にも 故をけといへり そばつえ 自ら罪なけれども人のつみをえたるにまきそへられて 同じく罪におちいる也側杖也側二居て杖うたるゝ 也 まきぞへ巻添也 そま そまばたけなどいふ そば蕎麦也 つれなうて 連誘也 つれだつ つまぐれ 革の名 連∴イ ;鼻ン 互ラナ 列ヱ宣 ‡裏ファ 工互うと も ぶ 誘言 引ヱ ばう段lか鳳仙花少女の戯に此花を爪につくる事 有爪紅ならん … づ、きん づきん頭巾也ゾーとつまりていゝならはせり つくせうせみ つく/\ぼうし助蝋助j嫌畜生蝉の字なるベ し つくせう ちくせう畜生也 字 甲也 … かうたとへばいかの引を白∴,という類 つじまき つむじかぜ旋風 つうぼす かうらばす亀の甲ほすことをくうづのつうほすとい ふ づくぼテ つくしつく/\し土筆也 つかびつこみ 靱引込 つかぶくろ輛袋也 つころ みすをあみ又糸をくむをもり也 おもり錘也ちきり つぱ くちびる唇也上つば下つばと云 つゞ つぶ粒也たとへば粒の細なるをつゞごまいといふ 又髪のことをつゞのほそいなどいぶ時は筋のことにも 通づるか つるしがき 釣柿也つりかきとも去白柿 あまぼし甘干鳥柿 つばき つばめ燕つばくろ誤つばくら也 ついゆう きつういかうたとへばついゆう□いなど三ム つばな つばな}矛花也一要茂とも つんばさみ ねつけ帯付ともいふ視以戸衣貯ゼ之ヲ而扱一 其社ヲ於帯間二一也此筋を考ぶれば印埜貯などのはつけ 斗にあらずねつけをのみ云は誤也 つぐらまう 蛇之幡也 とぐろまく つと 髷也蝉影再也 髪のたぶ つみ 糸をまく具也 つむ紡也紡錘とも つとか、へ 髪抱也 たぶさし づがひもない 無二図解一なるべし無二途方 あてこともないつがもないとばうもない つやす 腫物の膿を針にてとること つぶす潰の字なるべし つうともせぬ 何とも通ぜぬ也たとへば蛙の面に水をそゝぎても通 ともせぬ也 何ともおもはぬまじ/\としてゐるとわぬと同断 トの下二有り つかれ 乱心者のことを云気違也 つうたん 物の用に立ぬをいぶ やくにた、ず つきろうしもないこと てにはの違ひたることを云つきもないこと 両郡筋にてつきなことといふ同意也 つるのこいも さどいも つなし 魚の名大なるをこのしろ小なるをつなし このしろ臓魚擦 つけだけ つけぎ就木也漢語大和故事二此文字出せり其始ま ること久しきものなり周の建徳六年斉ノ后妃貧ナル者 八以言発燭イ為レ業トと史に載たりえ就木のことなり又 韓峠録ニ云杭人削J松木→鳥二小片イ其薄キ事如レ紙ノ 賂硫黄塗二木片ノ頂二分計二一名テ目二発燭}ト又日二粋 児→茎血以下発レ火ヲ及代一二燈燭二一用与也 三 ねいごとも なにごとも何事茂也 ねこがひ きさごきしやご ねじき 寝敷也いぬる時のしきもの也 ねござ ねたまがり 夢などみて不図驚き起上る也 ねとぼけ途迷也寝視也 ねこぶく ねこだ藁籍也猫畳也藁ニテ推へたるをねこだ縄 にて推をねこぶくと云 ねつむ つめる孤捻物のすくなきことを一ねづみなどい ぶ一トつまみなり ねまる 食物なと日久しくて味を損ずる也 すへる館 三 な ん 何二ち とう いて ぶも て も なんちゆやあ なにといへば なんきんまめ 南京豆也藤豆也 ふじまめばつしやうまめとも なつまめ そらまめ哲嫩豆也とうのまめとも云 なてきね 米を券杵也 きね米をつくことを米をなでぬと去 な、かまど からたちばな なぱ きのこ菌也たとへば茸狩のことをなばとりとい ならし かけざぼ掛竿也又横槌のことをならしと云林の字 なるべし ない あい人に答、かる言也至極含点したる時はなァあ いといぶあァあい同じ埃字彙ニ曰音哀慢二燈声 とあり今俗にあいとニぶは埃の字ならん なうれい 納礼の字ならん年始に人に酒をすゝめもてなすこと なりの、かれい致さんなど云直倉日本紀二持統天 皇の紀に富の字をならいたてまつるとよめり諺之 より出ろにや ながさきいも とをのいも なまふず なまず給也なますとも一で なんばん 几巾の一種也形(略)如此也は南蛮人の形なるや らちくちもない 無二狩日らちもくちもないとも云 らちもない無レ狩不奇 らつちもないらつしもない誤也 むげいこと むごひこと無理無鉢無悪 むくろ むくろじ薬也羽子二用ル むくれんじむくろんじ誤也 むぎから むぎわら麦藁也 む◇けざす むかつく煩嘔也 むねがわるいむか/\する むぞうがる かあいがる可愛の字也かわいがる かことかあいゝことむぞうなげに 誤也むぞう かあいそうに かあいげにかあいげらに むしろ戸そだち 之はたとへごと也戸障子など明けて其侭にて跡かま はず捨置く事をいふあとしらず不v知レ跡しり しらず不v知レ尻 延戸生育也在郷の家にてむしろを戸にしてをく 之を押明て出れば其まゝ自ら立つなり比いやしき家 に育ち戸を明ずてにして置くせにて蓬の戸ならねども やはり跡かまはず置故に其人をいやしめて言ひたるな むしよどころ 墓所の重言也 ばかしよむしよ うして、 うちすて、打捨也 うつちやつて打遣也 ウステ、とも云 うぐゆす うぐひす鴬也 うちくらひひんのみ のみくひ喰飲喰 うらめし いやらし恨敷也 う、せて 人二金銀をかし置たる也層せる也 をわせて課也鳥レ債 うしろばヾ 後老女産婦の腰を抱く婆色 こしだき腰抱也 う、さわぎ を、さわぎ大騒也すべて大をうゝと云ふ大風 大雨之類也 うちをけ グ 田に水を入る具也桶に長き縄をつけて二人して扱上 ぐる也 うつぶせ うつぶけ直下也まうつぶせなと云貝原氏の諺草 には一具の字有 、 うるぼひ潤也周幣也澤也雨のもりたる時よき うりいぢやなど云也 うんてんばんでん うんでいばんり雲泥万里也うんてんばんり誤也 雲八天に属し泥八地にあり故ニ隔つることにたとふ 雲天といふは誤也 白楽天之詩二倉−面隔J雲泥イとあり橘之正通が詩 二花−月‐一‐慮交昔購雲泥万里眼今窮スと有 うつたうらしき うつとうしき鬱陶敷也書経五子之歌二鬱陶タル乎 予力心と有孟子離婁之篇二鬱陶トソ思け君ヲ市用註二 思コト之暮ソ而気不v得レ伸也と有 うちがき 貝の名 かき肚堰也 うたふた 人の死たるを云身上しまうたコトをも云 しまうた余準してコらず うつす 器を倒にして中に有る物を他器二再るをうつすと芸 写也 あける曲礼ニ曰器之漑フ者八不v写其鈴八皆写スと あり之を誤りて器のあきたるをうつりと云ふ うつし 草之名此花を紙につくれバ其色うつる故名とす つゆ箪 うつちよけ うつちやつてをけ物を其侭にて打捨置事也 うれいげいし うらがへし裏返也 のんぼり かばるのんぼりうちむく あをむく仰向上をみること也アヲノク誤也 のきだれ 軒垂也軒下の雨落也崖漏水押 あまたれ雨垂也ねきだれとも云雷野〜滴屋 下 のみくち 飲日 きせるのすいくち吸口也 のろ どろ泥也土和レ水二也ヒチともヒチりコとも云 の、ひる のびる野蒜 のこくず おがくず飽未 ぐち のひるともい 鋸層 ぷ 魚之名石頭魚竣魚 いしもち くわんをん草 くわんそう菅草 くだまき 虫之名管巻也彎虫奉虫型 くつわむし轡虫 くろつヾ 虫之名竃鶏宙虫蜻矧 こうろぎ電竃馬とも くわぬける いやしき諺に農夫の耕すこと甚して其持所の鍬のぬけ たる心にて人のはなはたくたびれたるを鍬がぬけたと いふ鍬抜けるといふこと之よりいでたり之のみにかき らず此類多したとへば日にほすものをほしくわぬいで などいふ くたびればてた くじやがたまり 物のをびたゞしく集りたるを云 ぐざぐヽしくウザ/\と同 ぐざ 顔疱瘡のあと多きをぐざづらと云 あばたづらいもがば くさふるう かぜひく風邪也 くるまき くるま井戸の車也 くわんひやうへ 堀の泥をさらへ上る具也耳の形之如く木にて大さ一尺 内外長き竹をさして泥をすくひてはね上ぐるもの也 古 へつひ竃也へツつい誤也 くびくびり くびく、り首絡也 くれたけ 呉竹也 をとこだけ男竹也 くつ、 てんかん病之名癒病癩狂ともクッチ也ク ッ、誤也 くらかけ ぶみだい踏台ぶみつぎ踏継兌 きやたつくらかけに似たるフミツギのコトをくらか けといふ くねぶ くねんぼ久年母乳柑とも くちぞこ 魚之名うしの舌ひらめ牛の舌平目也此魚ひらめの如 くにて牛の舌の如くほそし故に名づく沓之底の形にに たる故沓底といふを誤てくちぞこといふ くつうか 苦痛也難儀するをくつうかといふ じゆつない無レ術也ずつない誤也のがれさる べきはかりごとなき事也 くろぼへる いたみかなしみ声をあげてなく事也突の字ならん イタミカナシムノ至レルナリ芙の字心得違にて黒の宇 を以て黒ぽへるといへるか出所不詳 くける はたけに野菜のあまり多く出来たるを所々とりのける をくけるといふ まびく問引をろぬく衣服などをぬふことはにもく けるといふ江戸の通り くらすみ くらき所をいふ隅にかぎらず くらやみ昏闇也 くんぢう くじう九十也ンの字無用 くみさかな とりさかな組肴取肴 くものゑばり イ くものゑともくもの糸の誤ならん くさる 灸のあとのくすれたる也 いぼう 上 やさいうり 野菜瓜也しろうり白瓜也越瓜也浅瓜早瓜 白瓜也すべて食の菜二する事をやさいといふ故ニた とへば芋のくきも野菜にしてよいものぢやなどいふ やぶか 薮蚊大さは常の蚊程なり腹にしま筋あり しまか やんぶう やまぶし山伏也彦山より出るをひまやんぶうといふ やうに 方にといふ事をすべてやうにと云様子也たとへば東 のやうに行東の方にゆく故に上方の方に行を上方 のやうに行といゝ又上方様へ行と云之をあやまりてさ なといふたとへば上方さなへ行など此類多シ準して 可レ知 やれ 遣の字也たとへば何れの晶を取てこゝへやれと云 よこせ誤也をこせと言ふべし送越の字也菅家 の御吾にこちふかば匂ひをこせよ梅の花あるじなしと て春なわすれそと此おこせの意也送越也土佐日記 にも物をおこせたりとあり やばれ やばり矢張也やつぱりやつぱしやつぱ皆誤也 やうそ やうす様子也 やね やぶのこと也教根の中略なるべしやぶぎはをやねベ たといふ やぶ皇教やぶぎは教際也又やに脂之をも誤てや ねと云まつやねたばこのやねなど也又をもやねとい ふ口去之は瓦屋根板屋根などいふ松青 やごろう やだいじん矢大臣也矢立良の字か やな ゑな胞衣也いやとも云やなえな圭皿此両所は 其人の言誤にして所のことばならず やす 綱の少なるもの也 いなだ鰍なり ま 、 ま実=て こ.l.トい ≡也 に ほんに 本サ 也 まわり 飯のさい菜也御菜也 まふうなか 無二眞法一 とぼうもない無二途方一 まつな草 松菜草也 すぎな杉菜也古此草多き処には必ずつくしあり まがのこ 馬鍬之歯也 つら、、垂氷也つらゝの下りたるが馬鍬の歯の如 く云ふ故かくいへり誤てマガのこといぶこといふは 歯のこと也列立たるをこといふことわざありたと へばまどの格子をまどのこといふ類也氷垂氷條 氷事和爾雅二有馬妃とも まつぼり タ 金子をたくはへ溜めて所持する人をまつぼりがあると いふ集の字也 たくわへ貯也 まいすとる 巧言令色して人にへつらぶことを云 きげんとる機嫌とる也 おまへついしよう御前追徒也けいばく軽薄也 まいす坊主と云諺あり責僧之字也マイス坊主と は重言也 まんげい たまさか運遁也 たま/\ときなとも云ふ まへをもつて まへもつて前以て也ヲの字無用 まへかたに前方に也 またから 重ねてはと云心此以俊也 こんどから今度からなり まなを 馬の尾也 まのをむまのそむまのを まるける まるめる傅マロバスマロムルタクヌル貝原氏 の諺草といふ書に以レ手ヲ固レ物プ也とあり礼記に曰 勿レ博ロコト飯ヲとあり まげ まつげ瞳也 まい まみへ肩毛也 け げず け怪ケ う異ィ 也 怪 有非 常 けの ちこ と 怪ケを 事夕い 也ふ けちごと重言なるべし 木の名根穀也 からたち けんによもない おもいがけもない無二懸念一けんねもなしと云の 誤ならんか又日無二権輿一の字なればけんよもなしと いふべし 権輿之字結経秦風二権輿ノ篇あり朱子の註に曰く権輿 八始也章谷ノ厳氏力日造衡自レ権始作ゆコト車ヲ自レ輿 始ム今俗に始もなく不図骨来たる事をケンョモナキと 云へるは此字也又をもいがけなくといふ心に用る時は ケンネもなしといふべし けしねごへ かんづになる声也 □ロな声 けもくだつ けばだつ何れも誤也毛立といふべし けんぼかなし けんぼのなし根棋 けまつく けつまづく始けしとぶことなり ぶうがまち 頬櫃なるべし ばうべた頬ガマチ輔車頬桁の云誤なるべし ふうけくらい フヌケクライ也一説二麦ョリ麸ブ取タルカスハ何ノ 用ユモ立ヌナリ脈抜喰也クライトハ至テイヤシメ タル言バナリ ふうけうちくらうた購抜喰也クライトハ至テイ ヤシメタル言 ふせる フスボルフヌボル揮詩径 けむる煙也 ふうやい 様子ト云心たとへばしらぬふうやい風含い又きか ぬふうやいと芸 しらぬふり ふうむし 虫之名 み←かくむし其形六角なる故六角虫といふ之はもえ ぎ色にして甚だわるきにほいあり ふつとぢう 不図出ることなり都とも書也ふつとでるぶつと づるなどいふ之を誤りて唯出たることをもフツトと いふ不図出たることのみにあらず jとU 大なる也たとへばフトイ男と云は大男といふ 、 、ぷ」こる b をゝきく成たる事也たとへは小童の成人したるをふ とりたるといふ ぶつ 草之名 よもぎ文也 もちぐさ餅草之八三月餅二入る故名づく故ニ文 の餅をふつもちといふ くさもち文餅也草餅也針也 ぶりかぐめて ぶりあげて振揚而也ふりかたげて振奔而也 たとへば棒をふりかぐめて人をうつなど云ふ ぶくだむ かゞむ護5事也館・護之字書二館誰は散け毛スル猿と 有獣などの毛をふるいちらすはふくだむといふべし源 氏紅葉の賀巻にしどけなくふくだみ髪のかゝり髪茎と 有又幻之巻に少しふくだみ髪のかゝりとあり之に依る 時八人のみをかゞむる貌をいふは誤ならんか ふれまい ぶるまい振舞也饗臆也モテナシ拳動之八身 コ□志也立ふるまいといふ ぶをんこうをん 不運幸運也 しあわせふしあわせ仕含 ふれうり 燭實也何にても其商晶を燭告て責り歩行也ふりう り誤也 ふとうなやつ 横道者也不道の字ナランカ ふといやつ ぶゆうな ぶせうな不性手足を動する瀬者を不性物といふ ぶうくりわらひ ゑみをふくむ にこ/\につこり莞爾論語陽貨ノヘンニ子之武 城聞弦歌之聾夫子莞爾而笑日割難焉用牛刀註ニ曰莞爾 小笑の貌とあり又あざけり笑ふこと也微晒之字鶴 林玉露二見えたり ふつちりむし こめつきむし何れも誤也叩頭虫也 こらい/\ 去来の字ならんか人を呼ぷ声也こらヘ/\とも云 こせう とうがらし唐辛也番椒也 ごりよん犠 おむすめご様娘子也ごりよんなごうなご皆 誤也御料人也御りようにんさまといふべし こせうへんぼう あかとんぼ赤蜻蛉也赤一早 こうず こうずとも云 かめ亀也 こうひな ごうな奇居虫也ほうざいとも云 ごき 五器也 わん椀也 こきかぶり 竃の辺等に居るあぶらむし 油虫輩蘇也 こがしこ こればど之程也こらほど誤也しころと八程と いふことなりこれがしころ也略してコガシコといふ こずいばゞ とりあげばゞ取揚婆也揖婆 如の下略也たとへば降りごと照りごとなど也 そう降そうな照そうななど也 ごんじう ごじう五十ンの字無用也此類多シ こがい 小き盟也手水こがいなと芸 たらいてうずたらひ こたれ 木垂也木ョリ雫のたるゝ心木下也 ことろうばんご 小童の戯也 こまどり こしぬく ばだぬく肌脱也裸脱也たとへば左右のかたぬき たるをもろこしぬくと云ふ もろばだぬぐ諸肌脱也又祖之字有 ごろそうまくり みなのこらずなにもかもずつべりすつきりす きところりごつととも云 ごろりと こあいらしい 誤也可愛らしかわいらしい誤かあいらし 乞食の字か かつたい癩病也 ごうばう 物のあらくましきこと也 ごうせい剛勢也こうぎ冊気也 ごんぜん 家の内にて本家の方のことなり をもや重家也こぜんとも云御前の如何 ござばへ 妾のこと也 てかけめかけござ直し膳椀をかざりならべるを 膳はへと言ふ万葉集に打延てとあり物をかぶること なり こ、だち こ、まで麦迄也迄八至の義也 こつていうし をとこうし男牛也村牛のあやまりなるべし こつたい 物にくつたくしたるを云こつていしたと云按ずる にくつたいといふことならん屈退退届也 ていくつたいこつ誤也たいくつ也 こまか こまか物などいぶ細きもの也 ちいさい小也至て小なるをこをまか物などいふ 四国辺にてもかくいへるにや土佐の国のもの小児の ことをコマイ子といへるを聞しことあり こらつそう 可レ被レ来の意 こられうこさろう こきび きびきみ余也拒也 こんぐい こ、ヘ髪友へ也竹野生葉にていふ こづく 咳をせくこと也 せきをせく重言ならんか ごうぶてらし ぶとうなる意也たとへば衣服を高くかさねきてごう ぶてらしいなどいふ也 こげへな 此様なといふ事也之か様な也 こんなこねへな ごつとをき 急に起上りたること也 むくをき このわき このごろこんどかさねて過去二あらず未来を云 近き内に期二再倉一の言也 こがねぐさ かたばみ草酢漿草葉の形かたばみの形のくさ也 こヾをり 魚なと煮たるが凝りたる也 こゞりにこゞり凝魚也 こうより こより紙綾 ゑぶな 魚の名鮮 をぼこ ゑずい きついをそろしき心もあり ゑつり 壁のしたぢ枝也 こまい木舞也福とも ゑびら 腰のこと こし鮨の字なるべしこしのきう館の灸腰の灸 也 ゑどさ 江戸些の字也江戸ことばをいふ人を江戸さッこうと 云ふ些の字夢も固じ楚辞に出たり今関東の人のこ とばの終りにソレサナニサなどゝサの字を付て云ふ サ 此些の字の音也唐之詞にも意義なしたゞ語の終に いふことなり ゑいくらうた 酒に酔たることなり くらいようた飲酔也 ゑ、ねい 沢山なる事臆斗也 いかい事 ゑ、ひ ヤイとヤイト灸治也 やいとう H て ん 物ぐ をど だり ん ぐ に 取3 次単 送葬 渡≡ ス 也 てなが手長也 てづ、まわし 傀儡師人形舞也 でくのぼう誤てくるぼうと云ふ てやう 物言ずして手晶にて人の心に通ずる事 しかた仕形也手様なるべし てうど 朝暮の言誤なるべし ぶだんぢやうじう不断常住也常住の字佛書より 出たり一説二丁度の字あり てまる てまり毬也 てにおよばぬ てにあまる不v及レ手二也手に余るてせきに及 ばぬ也 てんびん 小児の翫也天秤也 よじろ天平とも てへらく 大略なるべし上郡にて云ふことば也 おほかた大方 あじぶり まくわうり真葉瓜也味瓜也焚瓜 あまごせう くこ杓妃也此実唐辛二にて味は辛くなき故名づく あへる 落也おとしたといふことをあヘイたといふ清少 納言枕草紙二すゞろにあせあゆる心地ぞしけると有 汗の流るゝことなれば昔よりかくいへるなり又人をあ へるといふこと有アエラレタなどいふ護の字也謹 也 あんぐひ あそこ工あすこ工おしこ工清少納言枕草紙二あし こまでもゆきつかさるらめと有アシコとはカシコな り彼所也依て見れバあしこといふべしアングイ 生葉郡ニテ云フ言葉なり竹野郡ニテモイフ あんざり 物之あきらかなる心なり あざやか鮮 あざ ぼくろ黒捷 あいたよう ア、いた阿痛之字也いたむことのつよきをア、イ 夕といふ 漢書東方朔傅之註二師古ノ云今人痛コト営ケレバ則称口 阿ト又東方朔傅二不v勝レ痛呼レ異]工とあり又阿逸多の 字あり(痛時之詞也弥勒ノ異名とあり) あまばをり 雨羽織なり かつぱ合羽なり あご 魚之名炬 とびうを文鮮魚停 あのわり あの人あのわらう あがしこ あればどあらばい彼程也あらしこなど此類多し コの条下二あり あらしこ 百姓の刀口遣下部也荒働する物 をいふ荒土也 あせこ あせも汗瘡也あせぼ誤也 あんならず あんのぜうあんのごとくあんにたがばず不二 案二違一 あばける 灸などの愈えかねたるをいふ いぼう あせる 埋火を火箸にてアラケルをいふ かきさがす尋求ムル心有求食之字也 (万葉集春の野にあさるきゞすのつま乞におのがありかを人にしれつご あせかる 人の気をあせることなりせく意もあり あたゞ 物の急なることをあたゞなるといふアタヾニハナラ スなどいふ きう急也 あさづけ 常に用ぶる香の物也 どふづけとうざづけ あもうじや 虫の名 ぢむし地虫 あわせがみ 紙を粘にて合するなり いためがみ あくさいうつ アクサイヒログルとも云ふ こまりばてる あげいに あのやうに彼様ニ也 あんなに あぎ 腺あご誤也 あをいきつく つよくはしりなどして息つぎあえぬ事 いきをきつて さねもりむし よこぶへと云虫也 り来るならん よ 予 に ミ=コゴノ、 ー 丸ユウ む し 故 横量ミ≡≡÷バ … 入1ユイ と ぺるを誤 さね 核仁たね實種肉の肉にあるをさねと云梅桃の 類也其食する晶を直二植ふるをたねといふ五穀の るいなり さらげ 犬につく虫也 だに席量木風 ありくあるくハ誤也歩行也行也 さしづち さいづち指槌也柊槌擦槌 さかぼて 酒屋の看板 さかばやし布也 さかし そくさい息災也 まめ堅固なること ざつこう 魚の名雑肴也雑喉也 ざこじやこ誤也雑魚とも諺にざつこうもいをふ みといふ事有雑肴も魚並なりごまめのこまじり 止1r、」●日一 さ、わり1障也しつらひ矢礼也何にても物に 滞あることを失礼といぶ萬礼儀二叶ひぬれバ進退周 施滞なしといへども少も礼儀にたがひぬれば其間にそ こばくの失礼有也俗に病するをも失礼といふ八あた らず さつこうもつこう 物をとやかくと公事がましくいふことなり いじぶじ意地不慈也荘子外物の篇ニ云掃姑勃模ス 注二勃模八手闘也とありボッケイを誤りてモッコウと いふにや さうどうづく そうどうする騒動也 さわがし さちやろうば そんならば夫ならバ也 さゞり ゑびの形にて至てちいさしあみの如し さつぱりと爽々の字なるべし さかむけ さ、くれ さいれうする 小童の戯凧をあぐる時のことば也いとめをもつ たこをあげるとはいかをあぐる也 さでこむ 物をかき集めて器に入るゝ意也 さらへこむ さでこみ 三瀦郡の下筋の在にて鼻紙入さんとくの事類をさでこ みと云何晶にても入るゝ心にていふか さくず こぬか粉糠でテずのことも云こぬかとも云 きじんそう 草の名 ゆきのした石荷也 ぎなん きんあん銀杏也 ぎんだりまう 殊外いそかわしき事なり てん/\まう目顔つかむ 展3 樽 舞移 展轄の字詩経 出たり漢書の師古が註二展檸八謂三移動コルタ其心イとあり きりかもわぬ かまはぬ不v構 きせるさを きせるのろう らを きびしや かゞときびす誤也鍾くびすといふべし きん 絹のこと也 きぬたとへばきんの帯などいふ ぎつぱ りつぱ立派也 きんこくもんらく 金剋木の誤たる也 きんこくもく きねうちをり やくにたゝぬ人のことなりキネコキヲリとも云ふ やくにた、ず きねどぜう 杵鮒也どぜうの大なるをいふ きね取直す 棒取直同じ事じやといふたとへなり ぎやう/\し 魚の名 よしきり 予 きうで 灸をすへる時飲食の類を以て心を慰む事也 きりぎよう き、すかす 間定むる心也聞察也力 き、すます ぎりにもがまにも きりいもかめいもと云義理にも我慢にもなりたと へは草臥てぎりにもかまにも行れぬなどいふ ぎりにも ぎうらし 物のたいそうなる心ぎようらしといへりぎうハ誤り なり ぎようさん況山也やまにたとふとよむなり況山 の字韻倉日ク況八辞言擬也とあり ぎよう/\し業々の字詩経二有註二業々ハ大也とあ り業々しきも之より出たり業らしきと云事也 仰々敷仰山とも きりめくさし 紙を火に入たるにほひ也 きなくさしかみくさし 貝原の諺草には軒遺裏ピあり神代の巻ニ曰生二火神餌 遇突知一時二伊弊冊尊為二輔通突知一所レ焦而終 英ピ見へたり之による時はかぐくさしといふべし きさんな 午護の字心に快きことなり杜子美の詩に活行衣目潟 フ亭午気始テ散スと有り之漁気の亭午二至りて散ぜ しなり きさんじな きぺり きにいり心に叶ひたるを気に入ると云ふ旦那の気 入など云必テ字なし きよういき かみかたサ京風也特のみやぴやかなるをいぶ きびたくらのよい きびのよい気味能也 きびたいなやつ きびのよいやつ きりくみ 亨のもの切組重の物 ぎし/\ 草の名 だい引大黄也羊羊蹄菜 きりあて けづりだい削台切当又植の字有 ぎりこ くろゝのぼりのくろゝ也 きのふのばん 一昨夜のことをきのふのばんといふ全の誤也 の言葉也いふべといふ時は昨夜のことなり をと、ひのばん 下々一 御 ゆるい 飯のやわらかなることをもゆるいめしと云又木の□な るをもゆるい木と云水にて和する類のことのみにあら ず根にて引しむる事のかたいゆるいのみにもあらず ゆうろし ダかた夕方也夕下也 ゆりなり いびつなり是誤也いゝびつなりといふべし飯櫃 形也在郷二ゆりといへる器あり大いささし渡し長き 方九二尺余みしかき方其半分ほどもあらん飯櫃形の器 也深さ四五寸程もあらんまげもの也すいのぷのがはの 如く外にそへぶちあり上と下にぶちあり 此器の名をゆりといぶ故に如此形をゆりなりといぶ此 器八民家の俗諺をきけば往昔升のなき時今の箕もなき に依て穀物を入れて左右にゆりてちりあくたを去る器 なり故にゆりといぶ今の時にて几そ一斗入る器也今 世も晶に依て此ゆりにて斗るなり左方は氏神の祭礼の 節八其村にて座といぶことあり白性の門たとへば当年 の座八誰と定め其宅に打よりて祭を祝ぶ毎年順番に如 此也其度の考其神花米を備ふる事新しきゆりに入れ上 る其外当時先八兎角になき器となれり 杜子美上章左柑}詩二沙二汰ス江河ノ濁イ集注ニ曰 沙汰八以レ箭ヲ貯レ砂ヲ去二其細イ而存コ其大→ルヲ日レ 汰ト此心は理非分明に舞ること沙を汰りて細なるを 去り大なるを細る如くにするハ沙汰なり理非混乱して くらきは江河の濁るが如な也之む沙汰也今俗に用る沙 汰の字意味とりちがへていふ類もまゝ多し めご ごぜんかご めのば わかめ若和布也専也和布葉也 わかはべをわかのといふ盛になりたるをめのはと云 め見せぬ めをかけぬかまはぬこと也たとへは有る敵に目な かけそなど也 めくらおに 旨目鬼也小童の戯 めかくし目隠也 めつしやくもなく めつためつたやたら滅多也 めばだれ めやに目肚也脂脂移 めつけん みけん眉問也 め、 みめ眉目也 めやう もの言ずして目晶にて人に通ずる也 めづかひめくばせ胸映目成目様又容胸の字 央記の項羽本紀ニ須更二梁輝1レ籍二梁八項梁籍は 項籍也師古ノ云胸音舜動レ目ヲ也朕亦同以干目ブ使ジ 人ヲ也公平羊傅文公七年岡1ス晋大夫二一目成楚辞ノ九 歌ニ云満堂ノ号美人忽興レ余号甘成ス王逸が注ニ云猫個典 レ我睨而相視成鳥ユ視々イ也 めのほとけ ひとみ瞳 みとをか 三十目也晦日也 みそかつごもり みながれ 溺死のこと也身流也 みなげ身投どざへむ み、たれ み、たぶ耳珠耳垂 みくま ごくう御供也 みちがけ あしころ高き処などにのぼるに暇に用ふる処のあし ころなし みそつてう 鳥の名蘆虎巧婦鳥 みそさゞい鶴鵜一説に此鳥栖溝三歳故日本ニミ ソサンザイと云ト下学集ニ云ヘり