○神山五郎・戸塚元吉・船坂宗太郎『聴力と言語障害』紀伊國屋新書 1965.5.30
p158 吃は古い昔から存在したものらしく、旧約聖書のダビデ、日本の源頼朝、ギリシアの雄弁家デモステネスが吃であったのは有名である。明治以後では大町桂月、石渡荘太郎、現在では田中角栄氏がいる。田中氏は、吃を克服するため、浪花節に専念し、浪花節の調子にのって話をすすめることを練習し、吃を克服したという。
◎佐木隆三『越山 田中角栄』徳間文庫1981.2.15(親本は1977.4朝日新聞社)
p27少年のころから、ドモリ癖に悩み、浪曲風にやればなめらかに話せることに気づいたともいう。
p70ドモ角と渾名をつけられた少年時代、ドモリを克服するためにナニワブシをうなったとかで、
田中角栄『私の履歴書』(1966.5日本経済新聞社)は未見
これは、『武家共通語と謡曲』の注です。