◎日本語倶楽部編『【方言】の不思議 面白すぎる雑学知識 同じ日本語なのになぜこんなに違うのか?!』青春BEST文庫 青春出版社 1993.1.5発行
p83
鹿児島弁は薩摩藩の政策として、言葉が暗号化、簡略化された
p97
これらの技術を、産業スパイに盗まれないようにするため、藩の政策として、この地で使われている言葉をわざと、わかりにくくしたのだ。いわば鹿児島弁は、そのときの暗号が方言として定着したものなのである。
◎文部省国語シリーズ15『美しい標準語』 (田口〓[シ卯]三郎執筆)昭和28.7.20 光風出版
p8
日本の方言ができた原因は、江戸時代の藩制がきわめて有力である。各藩では、他国の隠密がはいりこむことを防止するため、藩の地域内で他国と違うことばの発達を促した。これに、気候・風土の影響が加わって、明治初期までの方言をこしらえた。