◆ この春、新コースに進学した院生
博士号取得を目指す学生にとっては、古代・中世・近世・近現代それぞれの時代の専門の教員から、様々なアドバイスを頂ける環境にあるのはとても魅力的です。
また外国学専攻と研究科が同じになったことで、より多様な時代・地域の歴史を研究している先生方との距離が近くなり、自分の研究と接点のある先生が見つけやすい環境になりました。
教員を目指す学生にとっては、全国的に知られた実績を持つ大阪大学歴史教育研究会を母体に、今年度から始まった「教職インターン」は非常に魅力的です。
現役の高校生と関わる機会があるだけでなく、世界史教育の現場で活躍している先生方と意見交換できる貴重な機会にもなります。
GHGコースは、博士号を目指す学生だけでなく、教員を目指す学生にも十分な環境が用意されています。
様々な進路をめざす学生が集まり、非常に刺激的な環境で勉学に励むことができます。
【博士前期1年 佐藤武】
◆ 高校教員から院生に
私は高校で地理歴史科の教員として勤務した後、グローバルヒストリー・地理学コースに入学しました。
このコースの最大のメリットは、自分の専門について深く、そして幅広く学べる環境が用意されていることだと感じています。
専攻は西洋史学ですが、東洋史や人文地理学の授業も受講でき、自分の専門を広い視野で再構築できています。
将来は学校現場などで活躍したい学生・社会人にとって、「歴史・地理教育プログラム」や「大阪大学歴史教育研究会」は非常に魅力的です。
私は社会人経験で感じていた課題を糧にし、この環境を活かして、成長につながる学びを実践しています。
ぜひ皆さんも一緒に学びましょう。
【博士前期1年 花田光輝】
◆ 大学院で学んで、教育の現場に復帰
私は東京の私立中高一貫校で長年世界史を教えてきましたが、1年間の研究休職を得て、社会人入試を経て昨年入学しました。
研究室の共同スペースは24時間使用可能で、図書館も夜遅くまで利用でき、学びに集中できる環境が整っています。
特に印象深いのは、「歴史総合を見据えた」教職履修者向けの講義です。
毎回の事前課題や共同論文の作成は大変ですが、学びの本質を問い直すきっかけになりました。
修士論文演習では、共生文明論と西欧史専攻の教授陣からコメントを受ける中間報告の機会があり、厳しくも学びの多い環境です。
自らを鍛えたいと考える人にとって、これ以上ない場だと感じています。
【共生文明論 修士2年 真木康彦】
※ このコメントは、旧研究科「共生文明論」入学の院生によるものです。現在は全教員が「グローバルヒストリー・地理学コース」に移行し、同コース下で指導が行われています。