1927年まではジューアンダーJuandahとして知られていた町（ホテルに名をとどめる）で、1844年にライカートによって調査が行われた。白人の入植以前はYimanのアボリジナルの居住地であった。ジューアンダー牧場は最初の放牧場であったが、ホーネットバンクの虐殺のあとに、ここはアボリジナルによって襲撃された。1857年にアボリジナルへの報復として150人のアボリジナルが殺され、近辺に埋葬されたといわれる。1902年に町の測量が行われて、1902年から1910年にかけて土地分割が行われた。最初の土地は1913年に売却された。また、鉄道は1914年に開通した。

　1880年代に初めて出現したヒラウチワサボテンは、この地域において牧草地のフェンスとして使われた。ところが、手に負えないほどに繁殖し、「ジャングル」のようになり、農業に深刻な被害を与えた。やがて、イモムシcactoblastisの導入によって1930年ごろに絶滅に成功した。第2次世界大戦後には、100人を超える復員兵がこの地域に入植した。

　石川美帆0902