オーストラリア辞典
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Warracknabeal

ウォラックナビール


ヴィクトリア北西部、メルボルンの北西339キロに位置する。
人口:2,493(1996)、2,735(1981)、3,131(1966)、1,313(1891)。


 アボリジナルの言葉で「ユーカリの茂る河口」を意味する。エドワード・エアが1844年の探検でヨーロッパ人として初めてこの地に入った。白人による入植以前は先住民Wergaiaの居住地であった。最初のヨーロッパ人移住者はスコット兄弟で、彼らは1845年にウォラックナビール牧場に入植した。1869年の土地法のもとに行われた土地売却において、この地域は自作農民に開かれた。村が誕生し、最初の建物が建設され、コマーシャル・ホテルが開店したのが1870年である。1870年代末にはウサギの被害が拡大し、町の北、南緯36度線に沿って巨大なフェンスが建設された。1885年に鉄道が開通し、91年に自治体が成立した。小麦の製粉所が1894年から95年に建設された。ウィメラとマリーWimmera-Malleeの水供給システムが1880年代後半に開発されたことで、この地域への水の供給が改善された。現在周辺地域は小麦、羊毛、肉などの生産地となっており、町はヴィクトリア最大の小麦の集積地となっている。町の北には巨大な貯蔵施設がある。

 西海孝龍1201