第五章 第一次大戦


【”国家”オーストラリアの誕生】

N1914年、第一次世界大戦においてイギリスがドイツに宣戦布告。自治国オーストラリアは参戦を余儀なくされ、ニュージーランド軍と共に「アンザック軍」を結成してヨーロッパ戦線に加わった。こうしてオーストラリアは第一次大戦で初めて国家として世界の表舞台に登場することになり、この参戦は人々に強い国家意識をもたらした。





アンザックとはオーストラリア・ニュージーランド軍団(Australia and New Zealand Army Corps)の頭文字をとったものなんだ。この大戦でオーストラリアは33万人の兵士を送り出し、そのうち6万人が犠牲となった。アンザックがガリポリ半島上陸作戦を決行した4月25日はアンザック・デイとして、祝日になっているんだよ。







【国際連盟への加盟】

O1919
年、パリ講和会議においてオーストラリアは国際連盟に加盟し、ドイツ領ニューギニアがオーストラリアの国際連盟委任統治領となった。

第二次大戦の後、オーストラリアは国際連合創立メンバーとして太平洋諸島の非植民地化を支持したんだ。オーストラリアの委任統治領だったパプア・ニューギニアは、1975年に独立するんだ。

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