シドニーの北西369ｋｍ、海抜304ｍに位置する。ウェリントン平野のなかにあり、マクウォリー川とベル川のちょうど合流地点、またアーサー山の麓にある街である。

ブルーマウンテンの西側の街としては２番目に古く、田舎としては比較的おおきな、主要な街でもある。人口はおよそ5700人、うち相当数をアボリジニが占める。

ウェリントンは典型的なオーストラリアの田舎町だ。メインストリートはたっぷりと広くとってあり、ゆっくりとくつろげる公園、1950年代と90年代の建造物がまざったユニークな商店街もある。

現在ウェリントンは周辺地域にとってのサービスセンターとして機能している。おもな収入源は牛や羊などの酪農、小麦やブドウの栽培、農耕機械の製造、そして観光である。またウェリントンにはミッチェル・ハイウェイからのインターチェンジもあり、おおくの人がここでハイウェイを下りる。

年間行事としては、花の舞踏会、ブレンドンダムでのウェリントンシリーズ・パワーボートレース、３月のウェリントン長靴レース、おなじく３月のブドウ収穫祭、10月後半から11月初めにかけての祝賀行事満載フェスティバル週間などがある。

観光名所も盛りだくさんだ。市街地地図で紹介した以外にも、ウェリントン洞窟、ブレンドン湖、乗馬体験場、街から９ｋｍ南にあるウェリントン入り口など、ぜひ一度行ってみてほしい。