• 授業紹介

    演習(田中) 美学史の古典

    この授業は、すでに美学の基本的な用語や考え方を習得した皆さんが、 一歩進んで美学の文献資料を読解・分析する能力を身につけることを目的としています。 より具体的には、近現代の美学史において「古典的」と言えるような文献について、 日本語訳を用いて内容を理解するとともに、その理解に基づいて考察するトレーニングを行います。 これまで取り上げた文献には、イマヌエル・カントの『判断力批判』やアーサ・ダントーの『ありふれたものの変容』があります。 受講生のみなさんに、毎回取り上げる箇所について、疑問に思ったこと、考えたり調べたりしたことをあらかじめ報告していただき、 授業の時間ではそれをふまえて議論していきます。