歴史ある公開講座/開講スケジュール:懐徳堂記念会

 懐徳堂記念会

歴史ある公開講座

開講スケジュール

EVENT INFORMATION

記念会が主催している講座やイベントのお知らせです。一般の方に広く懐徳堂の魅力を知っていただけるように定期的に開催しています。

春秋記念講座

2017/9/19更新 春秋記念講座の概要

平成29年度 懐徳堂秋季講座 〔第134回〕

【チラシは こちら 

〈総合テーマ〉
「デザインにおける日本的なもの」

 東京オリンピッックをひかえ、日本を訪れる観光客が多くなるにつれ、デザインに日本らしさがもとめられる場面がいっそう増えているようにみえます。建築・家具・衣服・製品・工芸など、日本のデザイナーはこれまで海外に向けてどのように日本らしさを主張してきたのでしょうか。西洋の人々はどのような日本らしさを期待してきたのでしょうか。たとえば、1964年のオリンピックを回顧し、2020年のオリンピックを展望してみたらどうでしょう。日本のデザイナーはかつて西洋文化との接触のなかで日本らしさを主張してきましたが、現在アジア諸国のあいだでの人々の往来が活発になるにつれて文化の主張のしかたも変化しつつあります。歴史をふりかえりつつデザイン文化の未来について考えたいと思います。



●11月5日(日)午後6時30分〜8時(受付午後5時50分〜)
「簡素さの美はいかに発見されたのか―伊勢神宮から現代日本のデザインまで―」
  高安啓介(たかやす けいすけ)(大阪大学准教授)
     ※この日のみ時間帯が異なりますので、ご注意ください。

 岡倉天心は、装飾のない茶室の空虚さをみとめ、そののち近代デザインの主唱者たちは、無駄のない簡素さの美をもとめるなかで、茶の湯の侘びの精神をしばしば賞賛しました。日本古来の建築様式をとどめているとされる伊勢神宮もまた、タウトによる評価もあって簡素さを体現している例として紹介されています。柳宗悦はというと無名の職人の手になる民藝のうちに善良な素朴さをみとめ、息子の柳宗理は工業デザインにその精神を生かしました。現代のデザイナー深澤直人はあらたな簡素さを生み出しています。日本のデザインの簡素さの系譜をたどりましょう。



●11月6日(月)午後1時30分〜3時(受付午後12時50分〜)
「いつから銀杏のデザインは二葉になったのか―家紋から阪大のロゴマークまで―」
  橋本順光(はしもと よりみつ)(大阪大学准教授)

 銀杏のデザインというと、形は扇で、その真ん中に切れ込みが入った二葉の姿を思い浮かべるのではないでしょうか。竹久夢二など大正時代の挿絵から、大阪大学のロゴマークまで、似たような例は数多く見られます。しかし、銀杏をあしらった日本の家紋や、小紋など着物の文様を見てみると、そうした簡素なデザインはほとんどありません。銀杏を二葉としてよく描いたのは、日本よりむしろ19世紀のヨーロッパでした。それでは銀杏の樹はどのようにしてヨーロッパに渡り、二葉のデザインが生まれたのでしょうか。いちはやく銀杏を詩に詠んだゲーテと、街路樹として銀杏が注目された経緯をとりあげながら、デザインの東西交流をひもときます。



●11月7日(火)午後1時30分〜3時(受付午後12時50分〜)
「西洋建築と日本―19世紀のジャポニストから近代建築の巨匠まで―」
  藤田治彦(ふじた はるひこ)(大阪大学名誉教授)

 幕末の開国後、浮世絵や根付など、日本の美術・工芸品に魅せられ、西洋諸国でジャポニスム(日本趣味)が広がりました。モネやドガなどフランスの印象派の画家たちや、ゴドウィンなどイギリスの建築家など、「平面」から「立体」に至るまで、日本独自の作品や美の感覚は影響を与えました。ジャポニスムは20世紀になると終わってしまったわけではありません。近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトらにも、19世紀とは異なる新たな、例えば「空間」や「環境」のジャポニスムがあったと言えるかどうか検討しましょう。



※都合により、講座内容・時間等が変更になることがあります。ご了承ください。

 

◆場 所:大阪大学中之島センター 10階佐治敬三メモリアルホール

◆参加費(各日):会員500円 一般1,000円 ※賛助会員の皆様は無料で御受講頂けます。

◆締 切:10月26日(木) 先着150名様(定員になり次第締切とさせていただきます)

◆申 込:懐徳堂記念会事務局まで、電話・FAX・ハガキ・メールにてご連絡ください。

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古典講座

2017/7/19更新  古典講座の概要

【平成29年度懐徳堂古典講座要旨】

【全講座集約のチラシは こちら

※B-3講座の日程に変更がありました。9/19→9/12

中之島会場(大阪大学中之島センター)(会場地図)

〔A-1〕禅竹と世阿弥周辺の能を読む(7階 講義室703)
  (講師:京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長・大阪大学名誉教授 天野文雄)

 思いがけず、4年ぶりに本講座に復帰することになりました。これまでは「世阿弥の生涯」「世阿弥の能を読む」「演出からみた能」「能と禅」といったテーマで話をさせていただきましたが、今年はなるべく過去にとりあげなかった能をとりあげて読んでみたいと思い、このような標題になりました。前期に禅竹の能を、後期に世阿弥周辺の能を読みます。
 「読み方」はこれまでと同様で、作者・上演史・時代や流儀による詞章や演出の変化・巧みに凝らされた趣向などをふまえ、最終的に一曲の「主題」に迫ることになります。その結果、能という演劇の幅と奥深さが理解されればと考えています。


〔A-2〕日本語を見つめた人たち(7階 講義室703)
  (講師:大阪大学大学院文学研究科教授 岡島昭浩)

 日本語が記録されて1300年ほど経過しましたが、その間に、日本語を使うだけでなく、立ち止まって日本語のありようをみつめた人たちが居ました。その見つめようはさまざまで、古き良き日本語の姿に憧れてその復元に努めた人も居れば、目の前に生きている日本語を重んじるべきで、古い糟粕のようなものに囚われてはいけない、と主張する人も居ました。
 この講座では、古代における日本語観察の断片的な記録からはじめて、明治ぐらいまでの人の中から、契沖・本居宣長・大槻文彦など、いくらかの人の日本語観察・日本語研究を検討しながら、日本語を観察することの意味を考えてゆきたいと思います。


〔A-3〕漱石を読む(7階 講義室703)
  (講師:大阪大学名誉教授 出原隆俊)

 最近のNHKドラマ「漱石の妻」で漱石の実像に興味が持たれたかも知れません。ただし、作品そのものは『吾輩は猫である』や『坊ちゃん』はなんとなく知っている。あるいは高校の教科書で『こころ』に接したという方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際にはそれほど知らないというのが実情ではないでしょうか。今回は主要作品をじっくり読むことを中心にしますが、第一回は一つの作品に絞らず、「漱石作品における夫婦像」を考えてみたいと思います。これは今日的な問題につながるものであり、また主要作品についてのガイダンスを兼ねることになります。学び直しの漱石ともなるでしょう。


梅田会場(大阪市立総合生涯学習センター 大阪駅前第2ビル)(会場地図)

〔B-1〕『吾妻鏡』を読む―中世武士社会再考― (5階 第1研修室)
  (講師:大阪大学大学院文学研究科教授 川合康)

 本講座は、鎌倉幕府が編纂した『吾妻鏡』を読みながら、日本中世の武士社会の実態を探ろうとするものです。『吾妻鏡』は、頼朝の挙兵から鎌倉時代中期までの幕府の事績をまとめた編年体の歴史書で、14世紀初頭までに成立したと考えられています。幕府に保管されていた記録類をはじめ、京都の貴族の日記や寺社の記録、『平家物語』などの軍記物も編纂材料にしており、鎌倉時代の政治や社会を知るうえで欠くことのできない重要史料です。もちろん、書かれていることすべてが史実ではありませんが、本講座では、他の同時代史料と突き合わせて『吾妻鏡』の記事を読むことによって、当時の武士社会や鎌倉幕府の生々しい様相を明らかにしていきたいと思います。


〔B-2〕論語を読む(5階 第1研修室)
  (講師:大阪教育大学教育学部教授 佐藤一好)

 古典としての『論語』の魅力を、「起承転結」ではなく「起承転転」と多角的に講じます。すなわち、儒教に関する種々の学説、『論語』解釈の多様性の問題、孔子の生涯を描く日中の文学作品、等々を取り上げる予定です。資料に『聖蹟図』(孔子画伝)の画像や書作品を載せるなど、微力ではありますが、楽しんでいただける講義を目指します。「子曰く、之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」(雍也篇)。拙講を通して、受講生の皆さんが一人でも多く、『論語』の多様な世界を知り、そして好み、楽しんで下さることを願っています。


〔B-3〕『文選』の詩を読む(5階 第1研修室)
  (講師:大阪大学大学院文学研究科教授 浅見洋二)

 『文選』は六朝時代の末に編まれた詩文の選集(アンソロジー)です。漢から梁に至るまでの優れた作品を収め、中国文学の規範となってゆきました。その影響は遠く日本にも及んでおり、『枕草子』には「文は文集(『白氏文集』)文選」、『徒然草』には「文は文選のあはれなる巻々」と称えられています。
 本講座では、『文選』に収められる曹植・陸機・陶淵明・謝霊運といった詩人たちの詩を詳しく読み進めながら、その世界を味わいます。あわせて、唐の李白・杜甫・韓愈・白居易、宋の蘇軾・王安石・陸游らが『文選』の詩をどのように読み、どのように受け継いだのか、後世の詩との関連にも目を向けたいと思います。


〔C-1〕中国古典の名言を読む(5階 第1研修室)
  (講師:四天王寺大学教授 矢羽野隆男、
      大阪大学大学院文学研究科教務補佐 佐野大介、
      懐徳堂記念会研究員 池田光子、
      京都産業大学非常勤講師 草野友子)

 好評の土曜日午後開講。今回は、古典の定番『論語』『孟子』から、『戦国策』『列女伝』などの伝記もの、そして著名な諸子百家の書『墨子』『荘子』『荀子』まで、多彩なラインナップです。また新たな名言との出会いがあるでしょう。

 各回の内容(多少入れ替わる可能性もあり)
  【前期】
  4月8日   戦国策(草野)……故事成語の宝庫を楽しむ
  5月20日   列女伝(草野)……中国古代の理想の女性像
  6月10日  孟子(佐野)……人の性は善なり
  7月8日  二十四孝(佐野)……天に通じた孝子たちのまごころ

  【後期】
  9月9日  墨子(池田)……兼愛・非攻を唱えた巨大勢力
  10月14日  荀子(池田)……性悪説を説いた異端児
  11月11日  荘子(矢羽野)……胡蝶の夢は何を語るのか
  12月9日  論語(矢羽野)……その詩的な面白さ


開講日 (平成29年2月1日現在)


●基本コース(中之島会場)
コース
番号
時間 原則
曜日
前期 後期
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回
A-1 18:00
〜19:30
第1水曜 4/5 ▲5/17 6/7 7/5
9/6 10/4 11/1 12/6
A-2 18:00
〜19:30
第3金曜 4/21 5/19 6/16 7/21 9/15 10/20 11/17
12/15
A-3 18:00
〜19:30
第4月曜 4/24 5/22 6/26 7/24 9/25 10/23 11/27 ▲12/18
●基本コース(梅田会場)
B-1 18:15
〜19:45
第2水曜 4/12 5/10 6/14 7/12 9/13 10/11 11/8 12/13
B-2 18:15
〜19:45
第2金曜 ▲4/28 5/12 6/9 7/14 9/8 ▲10/27 11/10 12/8
B-3 18:15
〜19:45
第3火曜 4/18 5/16 6/20 7/18 ▲9/12 10/17 11/21 12/19
C-1 13:30
〜15:00
第2土曜 4/8 ▲5/20 6/10 7/8 9/9 10/14 11/11 12/9

〈注記〉

  • ▲印は、原則曜日または予定月以外を表します。
  • 平成28年2月10日現在での会場・日程・講師でご案内しておりますので、やむを得ず変更する場合があります。
コース名 受講料(一般) 受講料(会員) 備考
A-1〜A-3 \16,000 \10,000 年度会費(注1)
別途必要となります
受講料は半期単位での
納入も可能です
B-1〜B-3
C-1

注1:年会費は普通会員3,000円と賛助会員10,000円とがございます。

 

〈お申込方法〉

懐徳堂記念会事務局まで御連絡ください。
電話・ハガキ・FAX・メール何でも結構です。

既に定員に達した講座につきましては、お断りする場合があります。その旨ご了承ください。

 








【平成25年度懐徳堂古典講座(集中コース)要旨】

集中コース

中之島会場(大阪大学中之島センター)(会場地図)


集中コース 受講料(会員) 受講料(一般)
全3回分
 
\3,600 別途年度会費
3,000円が必要
\4,000
賛助会員(個人)の方は、一講座分無料となります。
お申し込みの際にお伝えください。

 

〈お申込方法〉

懐徳堂記念会事務局まで御連絡ください。
電話・ハガキ・FAX・メール何でも結構です。

既に定員に達した講座につきましては、お断りする場合があります。その旨ご了承ください。

 

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懐徳忌(第34回)

2017/2/1更新  懐徳忌の概要

 記念会の新年度は、懐徳忌から始まります。歴代学主のねむる誓願寺での法要・講話に是非お出かけ下さい。

2017年度の懐徳忌は、下記のとおり執り行われます。

◆日 時:平成29年4月15日(土)

◆場 所:誓願寺(大阪市中央区上本町西4丁目)
    (大阪市営地下鉄谷町九丁目下車、上町筋を北に徒歩10分)

◆内 容:11:00〜法要・墓前祭 11:30〜講演(約一時間の予定)

◆申 込:懐徳堂記念会事務局まで御連絡ください。参加費等無料です。
     電話・ハガキ・FAX・メール何でも結構です。

◆講演要旨:日ゝ書画地獄いそかしく―十時梅高ニ木村蒹葭堂、交流する文人たち―
              橋爪節也(大阪大学総合学術博物館教授)


 博物学者にして文人画家、書籍や書画・標本の蒐集家であった木村蒹葭堂を考える上で十時梅香i一七四九〜一八〇四)は重要である。梅高ヘ趙陶斎に学び、藩儒として増山雪齋に仕えたほか、頼春水、上田秋成、岡田米山人や江戸の菊池五山、大田南畆とも親交があった。唐様の書と文人画で名をなし、晩年は揮毫に追われて「日ゝ書画地獄いそかしく」「唯書画之罪人と相成申候」とこぼしたが、「蒹葭堂日記」に頻出する梅高考えることで、美術史研究の視点から当時の大坂の芸苑を探りたい。

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見学会

2016/9/19更新  見学会の概要

平成29年度 第44回見学会を下記の通り行います。

【チラシは こちら

「阪大東洋学コレクションを学ぶ」


 本見学会は、懐徳堂より伝存する日本漢学関係の典籍に加えて、大阪大学附属図書館が収蔵する東洋学関係の図書コレクションを一堂に会し、専門家より説明を加えるという、初の試みです。同図書館には、18世紀の清朝期に編纂された、当時、世界最大規模を誇った四庫全書や、その缺を補った四庫存目叢書、善書をさらに収録する続修四庫全書など、文字通り万巻を超える資料が備えられています。
 特筆すべきは、中国各地の地誌を記録した地方志や、各レベルの官庁で日々作成された公文書(档案)といった資料群も重点的に収蔵されていること、さらにこれらの資料が開架というきわめて利用が容易な形式で、大量に閲覧に供されていることです。また、古代トルコ語等の非漢語資料にも一定の蓄積があることも、本学の蔵書を特徴づける点でしょう。本見学会では、懐徳堂文庫の貴重書から大規模叢書、非漢語資料も含めた一次資料群をまとめて閲覧することで、東洋学の面白さをリアルに体験していただければと存じます。



◆日 時:平成29年11月2日(木)14:00〜16:00(受付13:30開始)

◆場 所:大阪大学附属図書館総合図書館図書館ホール(A棟6階)

◆講 師:湯浅邦弘(大阪大学教授)・
     松井太(大阪大学教授)・
     田口宏二朗(大阪大学准教授)

◆費 用:参加費 500円

◆申 込:懐徳堂記念会事務局まで御連絡ください。
     電話・ハガキ・FAX・メール何でも結構です。

◆締 切:平成29年10月26日(木)先着30名まで

 過去の見学会一覧

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特別講演会

2002/10/1更新  特別講演会の概要

「第3回特別講演会ご報告」

 昨年11月14日、国際日本文化研究センター所長の山折哲雄先生をお迎えして、第3回特別講演会が、大阪大学中之島センターメモリアルホールで開催され、百名をこえる方が聴講されました。演題は「師と弟子」。みずからの旧制中学時代授業中に小説を読みふけっていて教師にしかられた思い出。大学院時代に女子中学ではじめて教壇に立ち、授業中にかつての自分と同じように小説を読んでいる少女に遭遇、その少女の読んでいたのがドストエフスキーだったことに衝撃を受け、「教えることの悲しみ」をはじめて味わった体験。それが教師としての原点だ、というお話をプロローグとして、「教師は学生に裏切られる存在である」という恩師のことばをテーマに、師と弟子の厳しくも深い絆について、ご講演いただきました。山折先生が具体的に触れられたのは、「弟子を持つことの不幸」という驚くべき文章を晩年に公表した内村鑑三。その多くの弟子の中から、志賀直哉、そして斎藤宗次郎という二人を選んでのお話。『歎異抄』の「親鸞は弟子をひとりも持たず候」という認識と重なるという、鑑三の厳しい弟子観について触れられた後、「師を裏切った」弟子の一人である志賀直哉が、最晩年に病気の師を見舞い、鑑三は「そうか、志賀が来たか」と言ったという話は、師弟の訣別と和解について考えされられました。鑑三に傾倒し、「花巻にトルストイあり」といわれた、山折先生と同郷の斎藤宗次郎については、花巻で迫害を受けながらも鑑三の思想を実践する弟子の一途な姿とそれを支える鑑三の愛を、熱をこめてお話しいただきました。宗次郎と宮沢賢治との交流や、山折先生が宗次郎の日記に出会う奇跡的ないきさつを交えた、心にしみるお話でした。最後は、釈迦が血縁のわが子を捨てながら非血縁の弟子にしていることにふれ、今の大学はその逆に、非血縁の弟子を「血縁」化していると指摘され、師弟という関係の根本に鋭く迫りました。師弟の年齢差は15歳から20歳くらいが、緊張と親和のバランスを保つのに最適であるというお話もなるほどと思わされました。講演後、質疑応答も活発に行われ、聴講者に深い感銘を残しまた。

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第13回 懐徳堂アーカイブ講座

2017/9/19更新

 懐徳堂アーカイブ講座は、懐徳堂の歴史を語る懐徳堂文庫の貴重資料の調査・研究の成果をご紹介し、「懐徳堂」の魅力をお伝えすることを目的に、平成15年から開講しています。
 平成23年度をもって一旦中止しておりましたが、平成29年度に懐徳堂を学ぶための入門講座としての側面も備え、新たに開講することとなりました。

「懐徳堂入門(2)―懐徳堂の入門書『懐徳堂考』を知る」

【チラシは こちら 】

 みなさんは、懐徳堂を知るために、まず何を読まれますか?
 今回のアーカイブ講座では、懐徳堂入門書の原点とも言える、西村天囚の『懐徳堂考』をご紹介します。
 『懐徳堂考』は、懐徳堂の歴史と思想的特徴、双方をコンパクトに知ることができる優れた懐徳堂入門書であり、「懐徳堂研究のもっとも基礎的な文献」とも言われています。
 「研究」と聞くと、敬遠してしまう方も多いと思いますが、『懐徳堂考』は、大阪朝日新聞に連載した記事をベースに作成された書物であるため、漢字仮名交じり文、且つ漢字には全てルビが付されており、広い範囲の読者を想定した文章となっています。
 発行から百年以上の時間が経過していることや、発行部数が限定されていたこともあり、現在では貴重資料ともなっている『懐徳堂考』ですが、その一部を今回のアーカイブ講座で、ご一緒に読んでいきたいと思います。また、そこに登場する資料を実際にご覧頂くことも予定しています。

◆日 時:平成30年1月19日(金)午後2時〜午後3時30分(受付 午後1時30分〜)

◆場 所:大阪大学附属図書館総合図書館図書館ホール(A棟6F)
     および貴重書閲覧室 (地図※PDF)

◆講 師:池田光子(懐徳堂記念会研究員)

◆参加費:会員500円(賛助会員無料) 一般1,000円 

当日は、『懐徳堂考』を特別価格(¥2,000※通常の2割引)で販売しております。

◆申 込:懐徳堂記念会事務局まで、電話・FAX・ハガキ・メールにてご連絡ください。

◆締 切:平成30年1月12日(金)

(先着30名。※受講者5人以下の場合は、不開講となります。予めご了承ください。


 第7回アーカイブ講座

 第6回アーカイブ講座

 第5回アーカイブ講座

 第4回アーカイブ講座(アーカイブ講座2006)

 第3回アーカイブ講座(アーカイブ講座2005)

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親子で学ぶ懐徳堂講座

2009/1/8更新

 懐徳堂記念会は、来たる2010年(平成22年)に創立100周年を迎えます。これを機に私たちは、小学校高学年や中学生の皆さんを主にした、「親子で学ぶ懐徳堂講座」を始めることにしました。一流の講師の先生方が、それぞれのご研究をもとに、分かりやすく楽しくお話しくださいます。皆さんと一緒に、「学ぶ楽しみ」「知る喜び」を再発見しましょう。もちろん、親子だけでなく、お子様一人の参加でも結構ですし、成人の方だけの聴講も歓迎いたします。多くの方のご来場をお待ちしております。


◆対 象:小学校高学年・中学生(親同伴可)、および一般

◆定 員:50名

◆資料代:500円(同伴者1名まで無料)

◆日 程:
  Aコース:平成21年3月28日(土)
   1時間目14:00〜14:40/2時間目15:00〜15:40
  Bコース:平成21年3月29日(日)
   1時間目14:00〜14:40/2時間目15:00〜15:40

◆会 場:
  Aコース……大阪市立総合生涯学習センター6階第2研修室
   (大阪市北区梅田1-2-2-500)
  Bコース……大阪大学中之島センター2階第1講義室
   (大阪市北区中之島4-3-53)

◆申 込:懐徳堂記念会事務局まで御連絡ください。
     電話・ハガキ・FAX・メール何でも結構です。

チラシ

Aコース 漢字・漢文とわたしたち(中央大学教授 岸田知子)

 漢字は古代中国で生まれました。その漢字を用いて書いた文章を漢文といいます。まだ文字を持っていなかった中国周辺の国々は、長い間漢字を用いて漢文を書いてきました。日本でも同じように漢字・漢文を用いていたのですが、次第に日本人に便利なように工夫を重ね、二つの大きな発明を生みました。一つは漢文を日本語に直して読んでいく方法の発明、もう一つは日本語どおりに表記するためのひらがな・カタカナの発明です。

 今回の講座では次の3つの話題を通して、漢字・漢文の歴史を知り、現代のわたしたちにどう関わっているかを考えてみたいと思います。


  1. 漢字物語(漢字の歴史、漢字の特質)
  2. 日本人と漢字・漢文(かなの発明と訓読の発明)
  3. 漢文とわたしたち


Bコース ラフカディオ・ハーンと浦島伝説(大阪大学教授 玉井ワ)

 イギリスの作家ハーンは、明治23年(1890)に日本を訪れました。日本の伝統的な文化、歴史のある古い町、昔から受け継がれてきた習慣やしきたりなどに大変心がひかれ、日本人女性と結婚して、日本に永住する決心をしました。日本に帰化し、名前を小泉八雲に改めました。

 ハーンは、日本で古くから言い伝えられている伝説やおとぎ話に興味をもって、それらのお話を英語で新しい物語に書き直して、西洋の人々に向けて発表しました。なかでも特に興味深いのは、浦島伝説に強い関心をいだいて、それを一つの物語に作リ直して広く世界に紹介したことです。浦島太郎の物語は、「夏の日の夢」という作品のなかで紹介されています。

 では、どうして西洋人であるハーンは浦島太郎伝説に興味をもったのでしょうか。今回の講座では、次の3つの面を通して、そのわけを考えてみたいと思います。


  1. ハーンが創作した浦島太郎の物語「夏の日の夢」(『東の国より』におさめられている)を読む。
  2. 日本のいろんな書物に描かれたり、日本の各地で言い伝えられている浦島伝説について学習する。
  3. ハーンが浦島太郎物語のどこにひかれたのか、考えてみる。

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実相寺 五井蘭洲墓の案内看板について

2010/1/19更新

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 実相寺(じっそうじ)の五井蘭洲(ごいらんしゅう)墓に案内看板が設置されました。

 実相寺は浄土宗知恩院の末寺。初期懐徳堂で助教を務めた五井蘭洲の墓があり、また、懐徳堂に縁の深い住友家の菩提寺でもあります。

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 実相寺と五井蘭洲墓の詳細については、懐徳堂史跡マップをご覧下さい。

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(財)懐徳堂記念会事務局
〒560-8532
大阪府豊中市待兼山町1-5 大阪大学文学部内
Tel:06-6843-4830
Fax:06-6843-4850
E-mail:
kaitokudo
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調整画像

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