■今日の調査成果

 2002年7月20日(土)掘削・精査

墳頂調査区では地表に変化がみられた。東クビレ部トレンチでは引き続き埴輪片が出土している。

前方部墳頂調査区西側の様子。ラインを境に土の色が変化しているのがわかる。埋葬施設に関わる可能性があるため、慎重に調査を進めている。
前方部西トレンチでは、昨日トレンチ東側で検出された地山面を追って順次西側へ掘り下げている。
東クビレ部トレンチで検出した礫層。地山らしき層より下から出たので、段丘に含まれる礫かと思われるが、古墳に伴う葺石の可能性もあり検討中である。
前方部南トレンチは崖面から墳頂部へトレンチを延長した。崖面に加え地表からも埋葬施設の痕跡を探っていく。
まとめ
前方部南トレンチと前方部西トレンチでは墳丘残存面あるいは地山が検出され始めた。この2つのトレンチは、おおよそのメドがつき始めたといえる。墳頂部調査区はやや進行が遅いが、焦りは禁物と心得て慎重に掘り進めている。



勝福寺古墳発掘調査
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