■今日の調査成果

 2002年8月8日(木)掘削・精査・写真撮影・図面作成

前方部墳頂調査区では、完成した平面実測の図面に標高を書き入れる作業を行った。
明日は、午前中に清掃を行い、午後に写真撮影を行う予定である。

前方部墳頂調査区を北から
東クビレ部トレンチでは、墳裾になると思われた東拡張区東端が、さらなる拡張の結果、平坦にはならないと判明した。
そのため、以前に言われていた傾斜の変化する点(矢印部分)が、墳裾である可能性が高くなった。
東クビレ部トレンチ東拡張区を南から
前方部南トレンチでは、全景の写真撮影が終了し、壁面などの細部写真を撮影していった。

明日は午前中に残りの細部写真を撮影し、午後から、図面作成のための割り付けに入る。

写真撮影の様子
墳頂部南棺調査区は東側小口の掘り込みを掘り下げた。また調査区南西でも、棺と墓壙のラインを平面的に検出した。
墳頂部南棺調査区を東から
前方部墳丘調査区の排土をふるいにかける作業をしたところ、鉄製品が見つかった。(カーソルを右図にあわせてください。鉄製品の画像が出ます)
ふるいをかけている様子
まとめ
現地説明会を明後日に控え、宿舎でもその準備が進んでいる。調査は大詰めを迎え、明日は各トレンチともに写真撮影、割り付けや図面実測を行っていく予定である。


勝福寺古墳発掘調査
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