−研究室小旅行記・明日香編−

石舞台古墳にて記念撮影

2000年5月10日、恒例の新入生歓迎小旅行が行われた。目的地は明日香村。午前10時に近鉄吉野線飛鳥駅に集合した学生は、3回生が作成したガイドブックを配布され、それを手に明日香村の一日周遊を開始した。当日は天候に恵まれ、汗ばむほどの陽気となった。各見学地点においては、担当者が説明を行い、参加者達は熱心に耳を傾けていた。なおこの日巡った順序は次の通り。飛鳥駅→梅山古墳・猿石→鬼の雪隠・鬼の俎→天武持統合葬陵→中尾山古墳→高松塚古墳→定林寺跡→川原寺跡(昼食)→石舞台古墳→飛鳥板葺宮伝承地→亀石→菖蒲池古墳→見瀬丸山古墳→岡寺駅。飛鳥駅を10時30分に出発し、岡寺駅に到着下のは夕方の5時頃であった。

飛鳥小旅行ガイドブック表紙
当日配布された
ガイドブックの表紙




新歓小旅行に参加して

「午前10時に近鉄飛鳥駅集合。昼食は持参の事」
 今年の新歓小旅行は飛鳥の見学である。当日の天気は晴れ。しかし、これを好天とみなすかどうかは各人によって意見の分かれるところだろう。
 10時集合と言うことであったが交通機関の関係上、約半数の人々が微妙に遅れることとなってしまった。飛鳥駅は他の団体の人々の待ち合わせ場所になっていたようで、結局10時過ぎに私達が出発するころには、他に2つの団体さんで人口密度が上昇していた。このうち片方の小学生の団体は、どうやら自転車という文明の利器を使用するようであったが、考古学研究室のメンバーは徒歩。
 最初の目的地は吉備姫王墓上の猿石であったが、先ほどの小学生に先を越されており、欽明陵前でしばし待つことになった。さらに猿石見学中にももうひとつの団体の方々がぞくぞくと来られたため譲り合いながら見学するのは少し大変であった。この2団体の方々とはこの後しばらくの間ちょくちょくお会いすることとなる。やはり飛鳥見学の王道ルートを行くせいだろうか。       →続き


  
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