マチカネゼミ

食のデザイン

高安啓介

食のデザインというと、美しい食品パッケージや、入念に作られた料理などを思い浮かべるかもしれません。 衣服のデザインは職業として知られ、住居のデザインも職業として認められているのに、食のデザインは何をする仕事なのか想像しにくいと思います。 この授業では、食のデザインというタイトルのもと、食にまつわる問題について知り、意外なしかたで問題を解決したり、面白いしかたで問題を提起したり、知恵を絞ってアイデアをまとめたいと思います。 担当教員は、文学部の美学研究室において、近現代のデザインについて幅広く研究をしています。 この授業ではまず、食がアートのフロンティアであることに気づきたいと思います。 またここで、現代のデザインの考えかただけでなく、現代にいたるデザインの歴史についても学んでいきます。 食という題材をとおして、アートの可能性や、デザインの必要性について知ることができたらと思います。