マチカネゼミ
高安啓介
食のデザインというと、美しい食品パッケージや、入念に作られた料理などを思い浮かべるかもしれません。 衣服のデザインは職業として知られ、住居のデザインも職業として認められているのに、食のデザインは何をする仕事なのか想像しにくいと思います。 この授業では、食のデザインというタイトルのもと、食にまつわる問題について知り、意外なしかたで問題を解決したり、面白いしかたで問題を提起したり、知恵を絞ってアイデアをまとめたいと思います。 担当教員は、文学部の美学研究室において、近現代のデザインについて幅広く研究をしています。 この授業ではまず、食がアートのフロンティアであることに気づきたいと思います。 またここで、現代のデザインの考えかただけでなく、現代にいたるデザインの歴史についても学んでいきます。 食という題材をとおして、アートの可能性や、デザインの必要性について知ることができたらと思います。
01-03 食のデザインを知る
解説:デザインの歴史 |食のデザインの歴史 |7つの仕事|
議論:食のドキュメンタリー映画をめぐって議論
作業:食の問題について理解を深めるグループ読書
04-06 食の問題への理解
解説:仕組みを考える|出来事を考える| 発酵文化 |
議論:食のドキュメンタリー映画をめぐって議論
作業:問題の絡み合いを可視化する作業|問題の見取り図
07-09 アイデアの交換
解説:道具のデザイン|空間のデザイン|媒体のデザイン|
議論:食のプロジェクトの先例をめぐって議論
作業:グループの編成|調査を進める|文章の作成|
10-12 プロジェクトの計画
解説:ポスター作成方法|ポスター発表の手法
議論:食のプロジェクトの先例をめぐって議論
作業:文章の確認|発表用ポスター作成|
13-15 成果発表とまとめ
解説:食をめぐる最近の事情
議論:食のアートの先例をめぐって議論
作業:ポスター発表とその反省