本授業では、思弁デザインと呼ばれるデザインに学びながら、身の回りのものが他でもありうる可能性について考えたい。 思弁デザインとは、実現するかも分からない、良いかどうかも分からない、 誰も考えてみなかった可能性を目にみえるようにする試みである。 最初にこのデザインについて知るともに未来の概念について考察する。 次に、未来について考えるうえで考慮しておきたいポスト人間主義の諸問題について学ぶ。 そしてその知識をもとに、学生たちは自分の定めたものもの由来を調べて、他でもありうる可能性についての提案を一枚のポスターにまとめて、 英語でポスター発表をおこなう。以下の作業をとおして、社会革新に向けたデザイン研究に親しみたい。