調査担当:大阪大学文学部権利問題ワーキング・グループ
セクシュアル・ハラスメントは、性差別であり、自己決定権を奪い、労働権を犯す人権侵害です。近年、大学でも問題視されるようになってきましたが、大学においては、教職員に対するセクシュアル・ハラスメントと同時に、学部生・院生に対するセクシュアル・ハラスメントも忘れてはいけません。また、性差別に起因する評価、進学、就職、昇進の不公平の是正も考えなければならないと思われます。職場のセクシュアル・ハラスメントに関しては人事院がすでに調査を実施しており、大学におけるセクシュアル・ハラスメントに関しても、渡辺和子氏らによる実態調査などがなされていますが、権利問題ワーキング・グループでは、文学部がセクシュアル・ハラスメントの防止・解決に取り組むためには、まず文学部における問題点を把握しなければならないと考え、教職員と学生を対象に、調査を行なうことにいたしました。ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
回答は、文学部本館玄関の所定のメイル・ボックスに7月3日までに入れてください。 回答は資料として、大学におけるセクシュアル・ハラスメントをなくす対策を考えていくために、使わせていただきます。回答者の秘密を厳守し、個人が特定されることのないよう、結果の公表に際しては細心の注意を払います。 |
( )不必要な身体的接触をする。
( )性的な冗談を言ったり、からかったりする。
( )性的含みのある手紙を送ったり、電話・会話などをする。
( )相手に不愉快な視線を送る。
( )意図的に性的な噂を流す。
( )性的関係を持つよう強要する。
( )個人的な性的体験を尋ねたり、話したりする。
( )ヌード・ポスターなどを見せたり、貼ったりする。
( )食事やデートに執拗に誘う。
( )コンパなどで、酒の酌を強要する。
( )性別を理由に能力が低いと言う。
( )性別を理由に研究指導に差をつける。
( )性別を理由に、進学・就職・昇進の道を制限する。
( )研究室での役割分担を性別によって決める。
4 上に挙げられていない行為で、あなたがセクシュアル・ハラスメントであると考えるものがあったら、それを書いてください。
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5 あなたは、セクシュアル・ハラスメントの被害を受けたことがありますか。
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14 被害を受けた時、誰かに相談しましたか。相談した人はどのような対応をしましたか。誰にも相談しなかった方は、相談できなかった理由をお書きください。
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15 あなた自身が被害者でなくとも、これまでに目撃した、あるいは友だちから相談されるなどしてその存在を知るにいたったセクシュアル・ハラスメントがあれば、それがどのようなものであったかを書いてください。
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16 セクシュアル・ハラスメントを防止し、問題を解決するために、大学は、どのような取り組みをすべきだと思いますか。以下の対策のうち、あなたが必要だと思うものに○をつけてください。複数回答可です。
( )セクシュアル・ハラスメントに関するガイドラインを設ける。
( )セクシュアル・ハラスメントに関する講演会などを企画し、学習の機会を設ける。
( )セクシュアル・ハラスメントに関する相談窓口を設ける。
( )セクシュアル・ハラスメントに関する問題に対応するための委員会を設ける。
( )その他(具体的な提案をお願いします。)
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17 その他、セクシュアル・ハラスメント以外に、大学であなたの権利が侵害されたと感じたようなことがあったら、それについて書いてください。
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18 このアンケートについてのご意見をお書きください。
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*ご協力、ありがとうございました。
*このアンケート調査に関する、ご質問は、以下のワーキング・グループのメンバーまでお願いします。
杉原達 (日本学講座 内線5137)
出原隆俊(国語国文学講座 内線2152)
入江幸男(哲学哲学史講座 内線2123)
青木直子(日本語学講座 内線2186)