3.勝福寺古墳について
勝福寺古墳は6世紀の初めに築かれた古墳時代後期の古墳です。中心には横穴式石室をもち、須恵器が副葬されていました。
これまでは規模の小さな2つの円墳であると考えられてきました。しかし、大阪大学が昨年行った測量の図などから考えると、大きな前方後円墳である可能性が出てきました。そうなると、勝福寺古墳の被葬者は、大和政権と深い関係をもつ人であるということになります。また、つくられた時期をはっきり確かめることも今回の調査の目的の一つです。
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図2 勝福寺古墳の横穴式石室
(模式図・一部想像復元) |