今日の調査成果

 2001年7月26日(水) 地山・墳丘盛土検出

本日は各トレンチ前日に引き続き、地山面と墳丘盛り土の検出につとめた。また崖面(2次−1トレンチ)では清掃と分層を行った。
第2次−2・3トレンチでは昨日に引き続き地山面の確認作業を行った。昨日の段階で地山面と考えていた面より下部に本来の地山が存在することが確認された。墳丘西側は、予想以上に後世の削平を被っていたことが判明した。とくに2トレンチでは地表下1.3mまで攪乱が及んでいる。(右写真中央黄色土が地山)
3−1トレンチでは墳丘面の確認と埴輪の検出が行われた。
 昨日3−1トレンチの南側に埴輪列があった可能性を述べた。埴輪列が存在したとすると、そこには埴輪を並べるための平坦面(段)があった可能性が考えられるわけだが、この平坦面の高さは羨道床面より約70cmも高い。羨道と平坦面の関係を考える必要が出てきた。
 また3−2トレンチでは墳丘盛り土の黒褐色と黄褐色の土層が交互に積まれている様子が観察され、墳丘構築過程の一端が明らかとなりつつある。

今日の映像
(約1.1MB・10秒)

昨日までの出来事
7月 8月
1 2 3 4 5 6 7 1 2 3 4
8 9 10 11 12 13 14 5 6 7 8 9 10 11
15 16 17 18 19 20 21 12 13 14 15 16 17 18
22 23 24 25 26 27 28 19 20 21 22 23 24 25
29 30 31 26 27 28 29 30 31


このホームページに関するお問い合わせは大阪大学考古学研究室まで
〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
e-mail
seike@let.osaka-u.ac.jp
#内容の無断転載はご遠慮下さい。