研究会・学術・学習情報
『西洋史学』編集部
◆◇2014年(253-256号)・目次◇◆
256号(2014年)
論 文
メロヴィング朝における教会会議の政治的役割
―クロタール2世の治世後期(613-629年)を中心に―
……………立川ジェームズ(1)
プトレマイオス朝期テーベ地方における紛争処理と社会変容
―嘆願と和解を中心に―
……………石 田 真 衣(22)
ノ ー ト
フランス第二帝政期における海軍砲兵隊の発展とその意義
……………杉 本 宗 子(42)
フォーラム
『現代の起点 第一次世界大戦』(全4巻)と第一次世界大戦研究の到達
……………橋 本 伸 也(56)
特集≪古典再読≫
弓削達著『永遠のローマ』再読
……………南 雲 泰 輔(66)
書 評
ブライアン・ウォード=パーキンズ著、南雲泰輔訳
『ローマ帝国の崩壊―文明が終わるということ―』
……………大 清 水 裕(71)
多田哲著
『ヨーロッパ中世の民衆教化と聖人崇敬―カロリング時代のオルレアンとリエージュ―』
……………佐 藤 彰 一(73)
W・べーリンガー著、長谷川直子訳
『魔女と魔女狩り』
……………田 島 篤 史(75)
甚野尚志・踊共二編著
『中近世ヨーロッパの宗教と政治―キリスト教世界の統一性と多元性―』
……………上山益己・紫垣聡・竹中徹(77)
鈴木直志著
『広義の軍事史と近世ドイツ─集権的アリストクラシー・近代転換期─』
……………前 田 充 洋(79)
田中秀夫著
『スコットランド啓蒙とは何か―近代社会の原理―』
……………富 田 理 恵(82)
森田猛著
『ブルクハルトの文化史学―市民教育から読み解く―』
……………踊 共 二(84)
平野千果子著
『フランス植民地主義と歴史認識』
……………難 波 ち づ る(86)
池田嘉郎編
『第一次世界大戦と帝国の遺産』
……………浅 岡 喜 治(88)
金井雄一著
『ポンドの譲位―ユーロダラーの発展とシティの復活―』
……………鎮 目 雅 人(91)
255号(2014年)
論 文
エスニック・マイノリティ「ヒスパニック」の創出
―1970年センサスとOMB指令第15号―
……………佐 藤 夏 樹(1)
12-13世紀における北フランス中規模領邦とコミューン
―ポンティウ伯領を素材に―
……………大 浜 聖 香 子(22)
翻 訳
スポーツと帝国・外交
―19世紀及び20世紀における英国のインターナショナルなスポーツ―
……………マーティン・ポリー著、池田恵子訳(41)
書 評
波部雄一郎著
『プトレマイオス王国と東地中海世界―ヘレニズム王権とディオニュシズム―』
……………森 谷 公 俊(53)
Takashi Fujii
Imperial Cult and Imperial Representation in Roman Cyprus
……………髙 橋 亮 介(55)
コレット・ボーヌ著、阿河雄二郎他訳
『幻想のジャンヌ・ダルク―中世の想像力と社会―』
……………堀 越 宏 一(57)
蝶野立彦著
『十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制―神学者たちの言論活動と皇帝・諸侯・都市―』
……………野 々 瀬 浩 司(59)
J・G・A・ポーコック著、犬塚元監訳
『島々の発見─「新しいブリテン史」と政治思想─』
……………岩 井 淳(61)
Shinsuke Satsuma
Britain and Colonial Maritaime War in the Early Eighteenth Century: Silver, Seapower and the Atlantic
……………金 澤 周 作(64)
橋本周子著
『美食家の誕生―グリモと<食>のフランス革命―』
……………南 直 人(67)
村上衛著
『海の近代中国―福建人の活動とイギリス・清朝―』
……………古 泉 達 矢(69)
大森一輝著
『アフリカ系アメリカ人という困難―奴隷解放後の黒人知識人と「人種」―』
……………上 杉 忍(71)
福士純著
『カナダの商工業者とイギリス帝国経済 1846~1906』
……………細 川 道 久(73)
野村真理著
『隣人が敵国人になる日―第一次世界大戦と東中欧の諸民族―』
……………姉 川 雄 大(75)
中野耕太郎著
『戦争のるつぼ―第一次世界大戦とアメリカニズム―』
……………兼 子 歩(77)
横井勝彦編著
『軍縮と武器移転の世界史―「軍縮化の軍拡」はなぜ起きたのか―』
……………布 施 将 夫(79)
森涼子氏の拙著書評について……………小 野 清 美(81)
254号(2014年)
論 文
魔女裁判における財産没収と請願
―ポリツァイの視点から―
……………小 林 繁 子(1)
ウェストミンスタ選挙区における体制支持派の提督と
イギリス海軍の「神話」、1780-1806年
……………中 村 武 司(19)
ノ ー ト
医学における「正統」と「異端」
―ヴィクトリア朝イギリスのホメオパシーを事例として―
……………黒 﨑 周 一(38)
特集≪古典再読≫
柴田三千雄著『バブーフの陰謀』再読
……………谷 口 良 生(49)
大会予告
第65回日本西洋史学会大会の紹介
……………(54)
博士論文要旨
……………(57)
書 評
井上浩一・根津由喜夫編
『ビザンツ 交流と共生の千年帝国』
……………大 月 康 弘(64)
ハンス・K・シュルツェ著、小倉欣一・河野淳訳
『西欧中世史事典Ⅲ―王権とその支配―』
……………多 田 哲(66)
木俣元一著
『ゴシックの視覚宇宙』
……………金 沢 百 枝(68)
有光秀行著
『中世ブリテン諸島史研究―ネイション意識の諸相―』
……………中 村 敦 子(70)
ジェレミー・ブラック著、内藤嘉昭訳
『海軍の世界史─海軍力にみる国家制度と文化─』
……………杉 本 宗 子(73)
I・ウォーラーステイン著、川北稔訳
『近代世界システムⅣ─中道自由主義の勝利 1789-1914─』
……………山 下 範 久(75)
カール・カーザー著、越村勲・戸谷浩編訳
『ハプスブルク軍政国境の社会史―自由農民にして兵士―』
……………米 岡 大 輔(78)
上田知亮著
『植民地インドのナショナリズムとイギリス帝国観―ガーンディー以前の自治構想―』
……………木 谷 名 都 子(80)
松原宏之著
『虫喰う近代―一九一〇年代社会衛生運動とアメリカの政治文化―』
……………小 野 直 子(82)
橋本伸也編
『ロシア帝国の民族知識人―大学・学知・ネットワーク―』
……………福 元 健 之(84)
林田敏子著
『戦う女、戦えない女―第一次世界大戦期のジェンダーとセクシュアリティ―』
……………河 村 貞 枝(86)
大津留厚著
『捕虜が働くとき―第一次世界大戦・総力戦の狭間で―』
……………梶 原 克 彦・奈 良 岡 聰 智(88)
253号(2014年)
論 文
18世紀後半パリのポリスの特質
―「悪しき言説」をめぐる取り組みを手掛かりに―
……………松 本 礼 子(1)
世紀転換期ドイツにおける家族の保護
―ハンブルク在宅看護・家事援助協会を事例として―
……………馬 場 わ か な(20)
フォーラム
共和政末期ローマに関する古典的研究書邦訳の刊行と現在の研究動向
―描かれた共和政ローマ像とその問題点―
……………米 本 雅 一(39)
近現代ヨーロッパにおける都市と住宅をめぐって
……………北 村 昌 史(50)
書 評
近藤和彦著
『イギリス史10講』
……………金 澤 周 作(63)
A・ジョティシュキー著、森田安一訳
『十字軍の歴史』
……………櫻 井 康 人(65)
ジョナサン・ハリス著、井上浩一訳
『ビザンツ帝国の最期』
……………草 生 久 嗣(67)
瀬原義生著
『皇帝カール五世とその時代』
……………山 本 文 彦(69)
広田照幸・橋本伸也・岩下誠編
『福祉国家と教育─比較教育社会史の新たな展開に向けて─』
……………高 田 実(71)
小田中直樹著
『19世紀フランス社会政治史』
……………長 井 伸 仁(74)
佐々木洋子著
『ハプスブルク帝国の鉄道と汽船―19世紀の鉄道建設と河川・海運航行―』
……………高 田 茂 臣(76)
細川道久著
『カナダの自立と北大西洋世界―英米関係と民族問題―』
……………藤 川 隆 男(78)
森下嘉之著
『近代チェコ住宅社会史―新国家の形成と社会構想―』
……………田 所 辰 之 助(80)
前田良三著
『可能性をめぐる闘争―戦間期ドイツの美的文化批判とメディア―』
……………佐 藤 卓 己(83)
小野清美著
『アウトバーンとナチズム―景観エコロジーの誕生―』
……………森 涼 子(85)
ジョン・トーピー著、藤川隆男他訳
『歴史的賠償と「記憶」の解剖
―ホロコースト・日系人強制収容・奴隷制・アパルトヘイト―』
……………布 施 将 夫(87)