学部

大学院

哲学哲学史

 本専門分野は、第一に、厳密な文献読解にもとづく西洋近代哲学の古典研究を大きな柱としています。その上で、第二に、現代哲学の諸問題にも積極的に取り組んでいます。
 第一の柱については、スピノザやデカルトを始めとする近世哲学、カントやフィヒテ、ヘーゲルといったドイツ古典哲学を研究の中心としています。第二の柱については、公共性や平和の問題にかかわる社会哲学、クワインやデイヴィドソンに代表される英米系の分析哲学、言語哲学また認識論を研究の中心にしています。
 大学院生には積極的に海外留学を勧めており、実際に多くの学生が留学を経験しています。また、現代思想文化学専門分野と連携して、和文および欧文の研究誌(『メタフュシカ』、Philosophia OSAKA)を発行し、研究例会を開くとともに、外国人研究者を招き特別講演会を開催しています。「世界哲学の日」(11月中旬~下旬)に開かれる記念イヴェントも、専門分野のかかわる大きな催し物のひとつです。

現代思想文化学

 本専門分野は、平成10年度より従来の専門分野「哲学哲学史」から分かれて設立された分野です。
 欧米の近現代の哲学研究や科学論を基盤としながら、対応が焦眉の課題となっている社会的・文化的諸問題に哲学的視点から積極的にアプローチすることを目指しています。
 具体的には、デカルトから現代にいたる西洋哲学と科学技術史といった幅広い領域を研究対象としながら、グローバル化を見据えた英語運用能力の習得にも重点を置いています。また、サイエンス・カフェなどの活動にも積極的に取り組んでいます。哲学の実践力を広く社会で生かすことができる院生の育成を目標としています。
 研究室の活動は、哲学哲学史専門分野と密接な連携のもとに行われており、研究室員の交流、研究会そして読書会なども盛んになされています。

教員

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