・ 日本文学・国語学専修(学部)
日本文学では、古代中世の和歌や源氏物語などの物語文学、説話、随筆、御伽草子、近世では西鶴・秋成らの浮世草子や読本などの小説、狂歌・俳諧などの韻文、近代をも視野に入れた日本漢文学、近代では明治期の鷗外や漱石、樋口一葉から現代文学にいたるまで、ほとんどの時代とジャンルを研究の対象としています。また美術史や歴史学の成果、古写本や版本を扱う書誌学、海外との研究交流なども重視しています。
国語学では、音韻・文字・語彙・文法などの各分野について、日本の言語を歴史的に研究します。さまざまな言語現象を論理的・体系的に明らかにして行くのですが、社会的・文化的、また心理的な面を考慮することも必要です。古典など文学作品の言語から現代の言語まで、国語に関することは全て対象となりますが、歴史的変遷を考える研究や、文献に基づく研究に重点がおかれます(赤い部分が日本語学専修との差異です)。
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・ 日本文学専門分野(大学院)
2022年度より大阪大学大学院人文学研究科日本学専攻基盤日本学コース日本文学・日本語史学講座に改まりました。(Click)
日本文学は、上代から、中古・中世・近世・近現代にいたる、各時代の日本の文学を研究の対象とする。個々の作品の詳細な読解をはじめとし、作家、時代思潮などについて、さまざまな方法によってアプローチし、これまでも大きな成果を得てきている。所属するのは、滝川幸司教授(中古文学)、斎藤理生教授(近現代文学)、渡邊英理准教授(近現代文学)、宮本祐規子准教授(近世文学)、浅井美峰准教授(中世文学)、仲沙織助教(近世文学)で、このほか定期的に学外から非常勤講師を迎えている。
大阪大学国語国文学会の機関誌「語文」を年2回発行、大阪大学古代中世文学研究会では月1回の研究発表会と年2回の「詞林」の発行などを行い、大阪大学近代文学研究会では「阪大近代文学研究」を刊行している。
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