野中古墳出土品保存活用事業について

このホームページは、「平成23年度文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業(史跡及び埋蔵文化財公開活用事業費) 野中古墳出土品保存活用事業」の一環として作成しました。

大阪府藤井寺市に所在する野中古墳は、2010年度に世界遺産暫定一覧表に記載された百舌鳥・古市古墳群中のなかで副葬品の内容がよくわかっている重要な古墳です。1964(昭和39)年に大阪大学文学部により発掘調査が行われましたが、出土鉄器の多くは十分な保存処理が施されておらず、文化財としての活用が難しい状態にありました。

本事業は、野中古墳出土品を保存修理し、またWEB上での普及活用をおこなうことによって、世界遺産登録を推進している百舌鳥・古市古墳群への社会的関心を広く喚起するとともに、その歴史的意義ついて理解と普及をはかるために行っています。