大阪大学西洋史学研究室

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ワークショップ西洋史・大阪 活動記録

(※敬称略。なお所属は、報告当時のもの)

第27回 2023年6月24日

福永耕人(大阪大学大学院)「西ドイツ軍における軍人像」
伊藤早苗(名古屋大学)「アッシリア帝国における”王の護衛”」
宮本彩芽(広島大学大学院)「古代エジプト末期王朝時代――プトレマイオス朝のセト神迫害」
高橋毅(福岡雙葉学園)「海軍強制徴募からみるイギリス大西洋帝国――1740年代ボストンにおける諸アクターの交渉を中心に」
森本慶太(関西大学)「1940年代スイスにおける『ソーシャル・ツーリズム』構想――戦後への展望」

第26回 2022年6月25日

小禄隆司(大阪大学大学院)「東アジアにおけるイギリス船海難と上海イギリス領事ー1872年沖縄島で海難したイギリス商船ベナレス号の事例を中心にー」
谷垣美有(日本学術振興会特別研究員・大阪大学大学院)「戦間期フランスにおける植民地兵の軍事年金問題」
鳥山剛(広島大学大学院)「ヘレニズム期マイアンドロス河口域をめぐる紛争の仲裁ーミレトスのデルフィニオン出土碑文の分析ー」
周藤芳幸(名古屋大学)「ヘレニズム時代エジプトのナイル河川交通と在地社会」
坂本隼人(佐賀県庁)「フランス人義勇兵の東部戦線経験」
水田大紀(佛教大学)「19世紀後半イギリスにおける女性官吏雇用の意義」

第25回 2021年6月12日

森井一真(大阪大学大学院)「19世紀初頭イギリス領西インドにおける在地領主の政治参加―奴隷貿易廃止期をめぐる議論を中心に―」
北川涼太(広島大学大学院)「19世紀後半イギリス海軍における機関科士官の養成―「ジェントルマン」技術者を目指して―」
篠原道法(立命館大学非常勤講師)「古典期アテナイ社会における名誉と「冠の授与」の慣行」
清水麻里奈(名古屋大学大学院)「ヘレニズム期エジプトにおけるワニ信仰とその施設」
今井宏昌(九州大学)「市民層の「野蛮化」?―ドイツ革命期におけるハレ住民軍をめぐって―」
酒井一臣(九州産業大学)「「帝国」日本に人種平等は必要だったのか?―人種差別撤廃条項提案をめぐって―」

第24回 2019年6月15日

嶽麻美(大阪大学大学院)「19世紀後半におけるアジアからの遣欧使節―岩倉使節団を中心に―」
井福剛(同志社大学非常勤講師)「ローマ都市カルタゴとポエニ戦争の記憶―ゴルディアヌス1世「反乱」描写を中心に―」
飯尾圭司(名古屋大学大学院)「ヘンリー4世の対貴族政策―ヨーク公エドワードを事例として―」
藤原星汰(広島大学大学院)「1980年代の東ドイツにおける請願―環境汚染による健康問題を中心に―」
清原和之(九州大学大学院)「公共空間における「アーカイブ」の活用に関する一考察―コミュニティ・アーカイブと専門職の役割―」
Gerald Krozewski (Osaka University) "'Hidden Seaman' From East Africe: Somali Fireman and European Steamships, 1880s-1930s"
George Bryan Souza (University of Texas at San Antonio) "From Port to Court Jew: Pedro de Baeça's Life, Writings, and Legacy, 1555-1614"

第23回 2018年6月16日

大西悠(大阪大学大学院)「石炭エネルギーとイギリス農業革命 1790-1850」
北村陽子(名古屋大学)「第一次世界大戦期ドイツにおける戦争犠牲者支援―盲導犬の誕生―」
岡田智也(広島大学大学院)「アラゴンの騒乱にみる近世スペインの複合性―異端審問所によるアントニオ・ペレスの移送を中心に―」
大浜聖香子(九州大学)「12-13世紀におけるポンティウ伯の上級裁判権」
藤川隆男(大阪大学)「地域とクラブから見たオーストラリア・スポーツ史」

第22回 2017年6月10日

高垣里衣(日本学術振興会特別研究員DC・大阪大学大学院)「七年戦争期におけるビルバオ商人の商業ネットワーク―ガルドキ家の北大西洋貿易を中心として―」
髙岡佐登美(関西大学大学院)「ナポレオン戦争におけるプロイセン国土防衛軍編成と都市―ベルリンの事例を中心に―」
鈴木彩花(名古屋大学大学院)「ペロポネソス戦争期の秘儀冒涜事件」
西本祐紀(広島大学大学院)「14世紀前半カンディアにおける商業活動とその支援」
清水雅大(日本学術振興会特別研究員PD・九州大学)「枢軸同盟と国際法秩序―第二次世界大戦期における新国際法秩序構想を中心に―」
森本真美(神戸女子大学)「子ども移民とイギリス近代」

第21回 2016年5月28日

小林和夫(日本学術振興会特別研究員PD・東京大学)「19世紀前半の西アフリカ海上貿易における綿布輸入再考」
伊藤嘉純(名古屋大学大学院)「第二回三頭政治期のローマ植民市コリントスにおける政治状況と指導者―二人官就任者の分析を中心に―」
原田昌博(鳴門教育大学)「第二帝政期ドイツにおける「政治的酒場」の成立―ワイマル期の酒場に関する議論の前提として―」
古城真由美(福岡大学)「中世後期イングランドにおけるジェントリの大陸経験」
並河葉子(神戸市外国語大学)「イギリスにおける反奴隷制運動の意味と意義―奴隷制改善の試みの検証から―」

第20回 2015年5月23日

堤亮介(大阪大学・院)「フロンティヌス『ローマの水について』における「都市の健全性」―元首政期ローマの都市環境をめぐって―」
河合竜太(同志社大学・院)「帝政期ドイツ・ユダヤ人の身体運動とジェンダー」
井上陽子(名古屋大学・院)「フィリップ・オーギュスト治世における国王宮廷と巡行」
足立孝(広島大学)「13・14世紀騎士団カルチュレールの層位学―生成・機能分化・時間―」
法花津晃(熊本大学非常勤講師)「10-11世紀クリュニー修道院の所領形成の再検討―贈与、文書化、記憶化の側面から―」
藤川隆男(大阪大学)「バニヤップの歴史―比較史的・比較民俗学的考察―」

第19回 2014年5月17日

水田大紀(大阪大学)「アダムなきエデン―近代イギリスの逓信省における性別役割分業の機能について―」
安井倫子(大阪大学・PD)「アメリカにおけるアファーマティブ・アクションの展開―歴史的考察から見る国民の境界線の再編成―」
真川明美(名古屋大学大学院)「8世紀ローマ教皇のカロリング君主観」
上杉崇(広島大学大学院)「5・6世紀ガリアにおける司教支配の実態と王権」
大場はるか(京都大学・学振特別研究員PD)「近世ドイツ語圏のイエズス会劇とアレゴリー―カトリック改革との関係に注目して―」
左近幸村(新潟大学)「オデッサから見た第一次世界大戦への道」

第18回 2013年5月25日

森本慶太(大阪大学)「1930年代スイスにおける危機とツーリズム―観光業界の組織化をめぐって―」
大谷誠(同志社大学)「20世紀前半イングランドにおける「精神薄弱者」とコミュニティ・ケア」
村田光司(名古屋大学大学院)「13世紀ビザンツ帝国における皇帝文書の形式・機能論的研究」
足立孝(広島大学)「13世紀ウエスカ地方における所領=村落関係と市場―『セサ城の書』の分析から―」
清原和之(九州大学大学文書館)「「私の」記憶は誰のものか―アーカイブズの現在をめぐる諸問題―」
津田博司(筑波大学)「現代オーストラリアにおけるアンザック・デイと先住民――歴史家は「現在」をどこまで射程に収められるか?」

第17回 2012年5月26日

岩﨑佳孝(大阪大学大学院) 「アメリカ連邦体制下における先住民主権の再形成——強制移住後の「チカソー・ネション」再建を中心に」
神谷貴子(名古屋大学大学院)「中世後期スイスにおける都市社会の変容——フリブール の市政と市民加入をめぐって」
前野弘志(広島大学)「2010年ティール市郊外出土呪詛板の研究」
高津智子 (九州大学大学院)「アデナウアーと戦後西ドイツの西欧復帰——西欧キリスト教民主主義政党のトランスナショナル・ネッワークを通じて」
嶋中博章(関西大学)「フロンド再考——南仏プロヴァンス地方から」
水野祥子(九州産業大学)「植民地科学者と資源管理——イギリス帝国林学会議の分析を通して

第16回 2011年5月28日

波部雄一郎(関西学院大学)「初期ヘレニズム時代東方におけるディオニュソス崇拝」
奥山広規(広島大学)「碑文における字形分析から何を言えるのか―東地中海地方都市ティール出土碑文を事例に―」
田中玉美(名古屋大学)「メロヴィング期ガリアにおける医師の役割」
法花津晃(九州大学)「10世紀と11世紀初頭マコネ地方における在俗聖職者と文書」
中川順子(熊本大学)「近世イングランドにおける他者とその境界」
藤川隆男(大阪大学)「オーストラリアのアジアへの接近と白豪主義の終焉」

第15回 2010年6月26日

伊永雅昭(大阪大学大学院)「西アフリカ・カレンシーボードとナイジェリア統合、1900-1914年」
河江肖剰(名古屋大学大学院)「ギザのケントカウエス女王墓におけるデータ収集とその解釈」
上田耕造(関西大学大学院)「公益同盟戦争とブルボン家」
正本忍(長崎大学)「マレショーセ研究の射程」
田宮晴彦(広島経済大学・兼)「「ハミルトン体制」と「消費革命」の時代」
堀内真由美(近畿大学・兼)「非白人女性と白人女性の植民地─20世紀初頭の西インド諸島からイングランドへ」

第14回 2009年6月27日

石田真衣(大阪大学大学院)「前2世紀エジプトにおける地域社会の再編―テーベのヘルミアス訴訟を中心にして―」
森川さおり(名古屋大学大学院)「トラヤヌス帝記念柱に見る2世紀ローマ帝国の戦勝記念行為」
入江友佳子(日本学術振興会特別研究員・九州大学)「1910年代朝鮮医療宣教の存続をめぐる在朝宣教師と海外宣教本部のうごき―社会事業(Social Service)への進出―」
桑島穏(大阪市立大学大学院)「1920年代英領ゴールド・コーストにおけるアフリカ人エリートと教育問題―植民地近代としての経験―」
原田昌博(鳴門教育大学)「フェルキッシュ労働組合からナチス経営細胞へ―ワイマル期ドイツにおける「右翼労働運動」をめぐって―」
後藤和広(立命館大学大学院)「「移民社会」ドイツとトルコ系移民」

第13回 2008年6月21日

松尾佳代子(日本学術振興会特別研究員・京都大学)「11世紀ポワトゥ地方における教会世界の変容と知的活動」
笠井俊和(名古屋大学大学院)「17世紀末北米植民地の船乗りと西インド貿易 ―大西洋史(アトランティック・ヒストリー)の視点から―」
西野大樹(広島大学大学院)「オールコックの上海租界統治構想と租界行政問題」
長井伸仁(徳島大学)「近代のパリにおける地方出身者と宗教 ―カトリシズムの事例―」
宮嵜麻子(淑徳大学)「ローマ共和政の政治における市民 ―食糧供給をめぐって―」

*特別講演

アン・ビュンジク(ソウル大学教授/大阪大学招聘研究員)「韓国における西洋史研究の傾向と課題」

第12回 2007年6月2日

森本慶太(大阪大学大学院)「20世紀初頭スイスにおける観光政策の形成」
田中晶子(大阪大学大学院)「西ドイツAPO運動における「公共圏」 ─1960年のハンブルクSDSの広報活動─」
上野久美子(名古屋大学大学院)「アッティカにおける在留外人と墓碑」
塚本栄美子(岐阜聖徳学園大学)「宗教局決定にみる近世ブランデンブルク選帝侯領」
平沢正樹(広島大学大学院)「チャールズ・グラントのインド統治論と1813年の東インド会社の特許法改正 ─英領インドにおけるミッション活動をめぐって─」
江口布由子(九州工業大学)「〈子どもの教育〉をめぐる国家と家族の相克 ─1880年代オーストリアにおける「ターフェの社会政策」から─」

第11回 2006年6月10日

森新太(大阪大学大学院)「中世イタリア商人による知識の編纂と提示」
森本和子(大阪大学大学院)「世紀転換期イギリスの音楽コンクールとその社会史的側面」
長尾美里(名古屋大学大学院)「古典期アテネの聖域管理 ─デロス島を事例に─」
中堀博司(九州大学人文科学研究院)「14-5世紀ブルゴーニュ公国南部ブロックと統治ネットワーク ─ディジョン会計院『覚書』第1巻を手掛かりとして─」
田中慎一朗(広島大学大学院)「1802年のカール大公の覚書 ─ハプスブルク帝国の再建をめぐる一考察」
川本真浩(高知大学)「「失われた村」:20世紀イングランド南部における戦時下の土地収用と戦後の返還運動」

第10回 2005年6月4日

津田博司(大阪大学大学院)「オーストラリアにおけるアンザック神話の形成 ─C.E.W. ビーンによる戦史編纂を中心に─」
安井倫子(大阪大学大学院)「1960年代、フィラデルフィアにおける平等雇用をめざす黒人の闘い」
鈴木隆将(名古屋大学大学院)「10・11世紀前半ザクセンにおける女子修道院と司教権力」
坂本優一郎(京都大学)「18世紀イギリスにおける投資社会の形成とその認識」
野村啓介(東北大学)「ボルドー商業会議所と1855年格付」
栗原麻子(大阪大学)「アッティカ民衆法廷における復讐と刑罰」

第9回 2004年6月19日

水田大紀(大阪大学大学院)「受験とクラミング ─19世紀イギリスにおける官僚への「競争精神」の浸透─」
頼順子(大阪大学大学院)「中世後期の戦士的領主階級における狩猟と狩猟術の書」
上山益己(大阪大学大学院)「近代ヒストリオグラフィにおける十字軍像の変容 ─オリエンタリズムを巡る一考察─」
北村陽子(名古屋大学大学院)「自治体福祉から「社会的都市」へ ─第一次大戦期 都市フランクフルト・アム・マインにおける家族支援制度の発展─」
大西吉之(富山大学)「孤児の命運をつかさどるもの ─近世オランダの都市救貧を巡る一考察─」

*特別講演

川北稔(名古屋外国語大学)「言説としての産業革命」

第8回 2003年6月7日

中尾恭三(大阪大学大学院)「ヘレニズム世界 ギリシア世界へのサラピス崇拝の拡がり」
紫垣聡(大阪大学大学院)「中世後期ミュンヘンの都市自治と領邦君主権」
京極俊明(名古屋大学大学院)「ハプスブルク帝国における教育と民族」
秋田茂(大阪外国語大学)「帝国史からグローバルヒストリーへ」

第7回 2002年10月5日

中村武司(大阪大学大学院)「王立海軍と近世イギリス社会 ─王政復古期海軍将校団の社会的編成について─」
松田祐子(大阪大学大学院)「良妻賢母主義の日仏比較 ─1870-1945年」
平山篤子(帝塚山大学・大阪大学大学院)「マニラ総督府創設期の対外政策」
中谷功治(関西学院大学)「ゲミレル島遺跡調査 2002 ─トルコに足かけ12年─」

第6回 2001年10月6日

浅野敬一(大阪大学大学院)「アファーマティブアクションとしての中小企業政策 ─米国中小企業のマイノリティ政策─」
三成美保(摂南大学)「近代法とジェンダー ─ドイツの風俗犯罪をめぐる議論と実務から─」

第5回 2000年10月7日

松尾佳代子(大阪大学大学院)「クリュニー修道院長オドと「正当な暴力」」
和田光弘(名古屋大学)「記念碑の創るアメリカ ─「最初」の植民地・独立革命・南部─」

第4回 1999年10月2日

鷲田睦朗(大阪大学大学院)「ローマ共和政『最後の時期』における高位公職選挙」
高橋章(大阪市立大学名誉教授)「世紀転換期のアメリカ帝国と帝国主義」

第3回 1998年10月3日

竹中徹(大阪大学大学院)「『果樹園の夢』におけるフランス王権とキリスト教世界」
原田一美(大阪産業大学)「ホロコーストをめぐって」

第2回 1997年10月11日

中川順子(大阪大学大学院)「近世イギリスにおける外国人観と『イギリス人意識』について」
梶川伸一(名城大学)「10月革命、80周年によせて」

第1回 1996年10月5日

川本真浩(大阪大学大学院)「帝国プロパガンダとしての移民情報提供活動」
南直人(大阪国際女子大学)「ヨーロッパにおける食生活史研究の現状」