2021年にオープン予定の大阪中之島美術館は、佐伯祐三らの近代絵画の作品や、 関西で起こった具体美術のコレクションのほか、近代のデザイン関係資料を豊富にもつ美術館となります。 大阪中之島美術館準備室はこれまで、家電製品にまつわる情報や、近代日本の広告資料などの保存整理をおこなっており、 将来デザインミュージアムの機能をになうことが期待されています。 今回は、学芸員の平井直子さんと、 美術館の資料をもちいてどんな研究ができるか、 どんな展示ができるか、一緒に考えてみたいと思います。
アメリカの写真家、エリック・ゼッタクイストは、東洋の古い陶磁器をモノクロームの強いコントラストで撮影して、思いがけない形象を浮かび上がらせています。 これらの作品は、ものへの見方をしめすとともに、過去の名品にふれて、新たな創造へと向かっており、対象に依存しない独自の存在感をたたえています。 写真による極限表現はまた、枯淡な美の伝統に通じているようにもみえます。 東洋陶磁美術館にて、オブジェクト・ポートレート展がおこなわれるにあたり、作家ご本人にお話いただき、古陶磁をどのように観るのか、 古陶磁はどんな魅力があるのか、一緒に考えてみようと思います。展覧会がさらに見応えのあるものとなるでしょう。
2018年 12月12日(水)
大阪大学豊中キャンパス
2021年度にオープン予定の大阪中之島美術館は、近代のデザイン関係資料を豊富に有する美術館となります。 ゲストとともに、デザインアーカイブについて理解を深めます。
2018年 12月 9日(日)
アートエリアB1
ゼッタクイストは古い陶磁器をモノクロームの強いコントラストで撮影して、思いがけない形象を浮かび上がらせています。 現代写真家とともに古陶磁の魅力について考えます。