研究分担者


研究分担者の担当領域、現時点で想定しているテーマ、研究協力者は以下の通りである。

メンバー
担当領域
現時点で想定しているテーマ
研究協力者
 江川 温
  
大阪大学
  文学研究科
 フランス 中世盛期・末期において、フランス王権の「トロイア起源」説および「聖ド
ニ崇敬」が、どのように国内の統合状況と関連し、また対外的な状況と
関連して変動していたかを明らかにすること
 パリ第四大学教授
   Y・サシエ
 朝治 啓三
  関西大学
  文学部
 イングランド ウィリアム征服王によるイングランド征服後における、王権の設定の仕方、
具体的には、会合や儀礼を介してノルマン人やアングロ・サクソン領主階
級が至上権としての王権を構築していく過程を、把握すること
 ダラム大学教授
   D・ロラソン
 大内 一
  大阪大学
  言語文化研究科
 カスティーリャ
 およびイベリア諸国
トラスタマラ朝王権の即位式、葬儀、入市式などの儀礼が果たしたさま
ざまな機能を確認、分析するとともに、同時期のイベリア諸王国の同種
儀式と比較対照することで、カスティリア王権の特質を捉えること
 バリャドリード大学教授
   P・マルティネス・ソペーナ
 マドリード大学教授
   J・マヌエル・ニエト・ソリア
 鈴木 広和
  大阪大学
  人間科学研究科
 ハンガリー ルネサンス文化を積極的に取り入れたハンガリー王マーチャーシュ1世の
治世がアールパード朝の聖王、聖人への崇敬から遠ざかったという通説
を見直し、図像、歴史著作等から聖王崇敬の存在を示し、その機能を
考察すること
 中央ヨーロッパ大学教授
   G.クラニツァイ
 ハンガリー科学アカデミー
 歴史研究所研究員
   I・トゥリングリ
 青谷 秀紀
  清泉女子大学 *
  文学部
 ネーデルラント諸領邦 ブルゴーニュ公支配下のネーデルラント各領邦における出自神話の比較
検討、各領邦の競合における歴史的知識の動員、ブルゴーニュ家、ハプ
スブルク家の入市式儀礼における、さまざまなメディアを利用しての歴史
に基づく君主賛美について検討すること
 レイデン大学歴史研究所講師
   R・ステイン
 ヘント大学文哲学部講師
   J・ドゥプロワージュ
 *  2013年4月1日より明治大学文学部

また連携研究者として、中世の修道院における記録と記憶の問題に関わる研究を進めている大阪大学文学研究科招聘研究員の松尾佳代子
国内の研究協力者として中世盛期北フランスの諸侯領における君主崇敬の研究に従事している帝塚山大学非常勤講師上山益己を予定している。

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