新型コロナウィルスの蔓延と、続く世界的規模の紛争や戦争は世界を私たちを混乱に陥れています。 あらためて政治的な分断・社会階層の分断といったコミュニティの暗部も明るみになりました。 同じように、さまざまな価値観の創出の興奮と衝突に直面していたのが、19世紀のイギリスです。 産業革命をいち早く成し遂げたイギリスでは、科学と宗教、自然と土地の開発、 階級間や植民地との相克と共存など、新旧の価値観がせめぎあった時代でした。 同時に人間の創造的な活動が大量生産と資本主義の中に組み込まれ、 芸術や文化の意義をとらえなおす時代でもありました。 この授業では19世紀に起こった新しい芸術の捉え方を通して、芸術と社会の関係性を探り、 現代につなげて考えることを目標とします。