大阪大学西洋史学研究室

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ニュースdepartment introduction

2021年9月7日
秋田茂教授が『Changing Dynamics and Mechanisms of Maritime Asia in Comparative Perspectives (Palgrave Studies in Comparative Global History)』を刊行

秋田茂教授が秋田茂教授が、桃木至朗名誉教授(大阪大学)、Liu Hong Tan Lark Sye Chair Professor / Director(Nanyang Technological University, Singapor)との編集で『Changing Dynamics and Mechanisms of Maritime Asia in Comparative Perspectives』(Palgrave Macmillan、2021年9月)を刊行しました。

本書には、高垣里衣助教も寄稿しました。

(出版社HPより)Reveals the historical dynamism of transforming contemporary Maritime AsiaExamines the emergence of transregional and trans-oceanic Asian networks Links Asian Maritime history and global history through major port cities.

2021年9月7日
秋田茂教授が『ティムール以後 上 世界帝国の興亡』『ティムール以後 下 世界帝国の興亡1400-2000年』『グローバルヒストリーから考える新しい大学歴史教育-日本史と世界史の間で-』『駒形丸事件-インド太平洋とイギリス帝国』を刊行

秋田茂教授が共訳書『ティムール以後 上 世界帝国の興亡1400-2000年』『ティムール以後 下 世界帝国の興亡1400-2000年』(国書刊行会、2020年11月)を刊行しました。

(出版社HPより)世界の歴史は、ユーラシア大陸における諸力の均衡が変動することによって決定的に形作られてきた――ヨーロッパの膨張の歴史として理解されてきた世界史を、ヨーロッパがコントロールできなかった力学の産物として捉えなおす。グローバルヒストリー研究の第一人者が、西洋中心主義とは異なる視座でグローバルヒストリーを叙述し、その行方をも展望した、「グローバル化」時代の必読書。【2008年ウルフソン歴史賞受賞作】


秋田茂教授が共編著『グローバルヒストリーから考える新しい大学歴史教育-日本史と世界史の間で-』(大阪大学出版会、2020年3月)を刊行しました。

(出版社HPより)世界史と日本史を統合した思考力重視の高校歴史系必修科目「歴史総合」の新設を受けて、大学でも教養課程レベルの歴史教育改革の必要性が高まっている。本書は大阪大学で試行されてきた授業をもとに、既成の区分を超えた新しい歴史学方法論を提示しグローバルヒストリーと大学歴史教育をつなぐ、新たな教科書である。


秋田茂教授が共著『駒形丸事件-インド太平洋とイギリス帝国』(筑摩書房、2021年1月)を刊行しました。

(出版社HPより)一九一四年にカナダ・バンクーバーで起きた「駒形丸事件」。インド人移民の上陸が拒否され、多数の死者をコルカタで出した悲劇である。日本ではほとんど知られていない「駒形丸事件」であるが、この小さな事件を通して歴史を眺めると、ミクロな地域史からグローバルな世界史までを総合的に展望できる。移民史・政治史・経済史を融合させることで、インド太平洋からの新しい世界史像を提示するグローバルヒストリーの画期的な成果。




2020年9月1日
中野耕太郎教授の転出

中野耕太郎教授は、2020年8月末をもって退職され、東京大学大学院総合文化研究科アメリカ太平洋地域研究センターの教授として転出されました。



2020年7月20日
秋田茂教授が『人口と健康の世界史』を刊行

秋田茂教授が責任編集『人口と健康の世界史』(MINERVA世界史叢書 8)(ミネルヴァ書房、2020年8月)を刊行しました。

(出版社HPより)長い歴史のなかで人類の生存を左右してきた「人口」と「健康」。 二つのアプローチから日本史・世界史を多角的に考察する。




2020年4月13日
栗原麻子教授が『互酬性と古代民主制―アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」』を刊行

栗原麻子教授が『互酬性と古代民主制―アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」』(京都大学学術出版会、2020年4月)を刊行しました。




2019年10月24日
中野耕太郎教授が『20世紀アメリカの夢』を刊行

中野耕太郎教授が『20世紀アメリカの夢』(シリーズ アメリカ合衆国史 3)(岩波書店、2019年10月)を刊行しました。

(出版社HPより)工業化と大衆社会化を迎えるなかで,格差や貧困といった新しい問題に直面した20世紀のアメリカは,ニューディールに象徴される社会的な福祉国家と変貌していく.しかしそれは同時に,二つの世界大戦を経て帝国化していく道でもあった.そしてベトナム戦争とニクソンショックにより冷戦が変化を迎える70年代までを描く.




2019年5月22日
秋田茂教授が『グローバル化の世界史』を刊行

秋田茂教授が責任編集『グローバル化の世界史』(MINERVA世界史叢書 2)(ミネルヴァ書房、2019年4月)を刊行しました。

(出版社HPより)世界の一体化はいかにして進行したか。グローバリゼーションの勃興から展開まで長期の歴史的視点から多角的に読み解く




2018年3月28日
秋田茂教授が編著『「大分岐」を超えて』を刊行

秋田茂教授が編著『「大分岐」を超えて―アジアからみた19世紀論再考―』(ミネルヴァ書房、2018年3月)を刊行しました。

(出版社HPより)本書は19世紀アジアの経済発展をグローバルヒストリーの観点から検討する。従来、欧米中心の近代世界システムに従属的に包摂されたとされるアジアを、南・東南・東アジアでの農業開発・工業化に着目し、アジアの相対的自立性の観点から再考、20世紀後半の「東アジアの経済的再興」の起源を明らかにする。18世紀の「大分岐」により19世紀が「ヨーロッパの世紀」になったとのポメランツ「大分岐」論を相対化する意欲作。




2017年4月1日
竹中亨教授の転出

1993年度より23年間にわたり大阪大学で研究と教育に尽力された竹中亨教授は、2016年度をもって退職され、大学改革支援・学位授与機構へ転出されました。



2017年2月21日
秋田茂教授が『帝国から開発援助へ』を刊行

秋田茂教授が単著『帝国から開発援助へ―戦後アジア国際秩序と工業化―』(名古屋大学出版会、2017年2月)を刊行しました。

(出版社HPより)アジアの経済的再興を可能にしたものとは。コロンボ・プランなどイギリスの政策構想を手がかりに、先進国からの所得移転が果たした役割を、戦前以来の連続性のもとで解明、アジアの主体的対応も含めた戦後開発援助の新たな全体像を描き出し、グローバルヒストリーの新機軸を示す。




2017年2月21日
秋田茂教授が共編著『「世界史」の世界史』を刊行

秋田茂教授が共編著『「世界史」の世界史』(MINERVA世界史叢書 総論)(ミネルヴァ書房、2016年9月)を刊行しました。本書には栗原麻子准教授も執筆しています。

(出版社HPより)人類が各地域・時代に描いてきた世界像を点検、19世紀以来の西欧的世界史像を批判的に検証し、新たな世界史の構築をめざす。




2016年9月13日
藤川隆男教授が『妖獣バニヤップの歴史』を刊行

藤川隆男教授が単著『妖獣バニヤップの歴史―オーストラリア先住民と白人侵略者のあいだで―』(刀水書房、2016年7月)を刊行しました。

(出版社HPより)バニヤップの物語で紹介するオーストラリアの歴史!京都の若手画家たちとのコラボレーションで美しい表紙とカラー口絵 8頁を実現。心は「本の世界観を日本画でつなぐ」
バニヤップはオーストラリアの先住民に伝わる伝説上の生き物です。イギリスによる侵略が進む過程で、白人入植者の民話として取り入れられて、今では有名な児童文学に生まれ変わり、広く知られたキャラクターになりました。 本書は、オーストラリアの歴史を白人による侵略・先住民殺戮の歴史としてだけではなく、白人入植者たちが先住民の文化・精神世界を大きく変えてしまった歴史として描き出します。その意味を考える手がかりとして、日本の遠野物語の世界の妖怪たち、とくに河童にも登場してもらいました。何だかバニヤップとよく似ています・・。




2016年6月9日
研究室修了生の岩崎佳孝氏・安井倫子氏が著書を刊行

博士後期課程修了生の岩崎佳孝氏(日本学術振興会特別研究員PD・立教大学客員研究員)と安井倫子氏が、博士論文にもとづく単著を刊行しました。

岩崎氏の著書は『アメリカ先住民ネーションの形成』(ナカニシヤ出版、2016年6月)で、アメリカ合衆国に存在する先住民ネーションに着目し、その全貌の歴史的解明を試みています。



安井氏の著書は『語られなかったアメリカ市民権運動史―アファーマティブ・アクションという切り札―』(大阪大学出版会、2016年6月)で、1960年代以降のアメリカ社会における人種問題と市民権運動の歴史を、アファーマティブ・アクションの歴史的推移を中心に再検討した研究書です。




2016年5月2日
竹中亨教授が『明治のワーグナー・ブーム』を刊行

竹中亨教授が単著『明治のワーグナー・ブーム―近代日本の音楽移転―』(中央公論新社[中公叢書]、2016年4月)を刊行しました。

(出版社HPより)日本人は西洋音楽をどのように受け入れていったのか。流入径路、関わった人々の意図と役割を辿り、日本近代化のもう一つ流れを描き出す。明治末に起こったワーグナー・ブームとは?




2016年5月2日
秋田茂教授が共編著『グローバルヒストリーと戦争』を刊行

秋田茂教授が桃木至朗教授(東洋史学研究室)との共編著『グローバルヒストリーと戦争』(大阪大学出版会[阪大リーブル]、2016年4月)を刊行しました。本書には中野耕太郎教授も執筆しています。

(出版社HPより)第二次世界大戦時にイギリスで作られたこのポスターから、戦争がヨーロッパ全土、アメリカ、豪州、ソ連、中国、インド、植民地を動員する総力戦だったことがわかる。本書は、古代から現代までの戦争を、グローバル、リージョナル、ナショナル、ローカルの四層から鳥瞰した、『グローバルヒストリーと帝国』に次ぐ意欲作。




2016年5月2日
秋田茂教授が共編著『新しく学ぶ西洋の歴史』を刊行

秋田茂教授が南塚信吾氏(法政大学・千葉大学名誉教授)、高澤紀恵氏(国際基督教大学教授)との共編著『新しく学ぶ西洋の歴史―アジアから考える―』(ミネルヴァ書房、2016年2月)を刊行しました。本書には藤川隆男教授と中野耕太郎教授も執筆しています。

(出版社HPより)西洋史・日本史・東洋史の第一線の執筆陣が、日本・アジアとの関係から描きだす新たな世界の歴史・西洋の歴史。




2016年3月24日
江川温教授の最終講義・退職記念祝賀会を開催

西洋史学研究室では、2015年度をもって定年退職される江川温教授の最終講義と退職記念祝賀会を3月18日(金)に開催しました。当日は学内外から多数の皆様にご参集をいただき、盛会となりました。厚く御礼申し上げます。






2015年5月26日
T・ディコスタンツォ氏(ストラスブール大学上級講師)講演会を開催

西洋史学研究室では、5月25日に大阪大学特任准教授として滞在中のT・ディコスタンツォ氏(Dr. Thierry DiCostanzo)の講演会「インドの脱植民地化の歴史叙述――概観の試み」(講演・質疑は英語)を開催しました。インド政治思想史を専門とする氏の講演は、インドの脱植民地化をめぐる解釈の変遷をたどるもので、インド国内外の歴史学の動向を視野に入れた興味深い内容でした。講演終了後は参加者を交えて活発な議論が展開されました。




2015年4月7日
中野耕太郎准教授が『20世紀アメリカ国民秩序の形成』を刊行

中野耕太郎准教授が著書『20世紀アメリカ国民秩序の形成』(名古屋大学出版会、2015年3月)を刊行しました。

(出版社HPより)歴史の中で動くアメリカ・ナショナリズムを凝視 ——。「社会的なもの」 がせり上がっていく新時代のシカゴに焦点を合わせ、革新主義運動の展開から 「カラーライン」 の構築まで、集団を単位とする 「国民秩序」 の淵源に迫り、アメリカニズムの変貌を描き出した力作。




2015年2月5日
『アニメで読む世界史2』刊行!!

藤川隆男教授と後藤敦史氏(大阪観光大学専任講師)の共編著『アニメで読む世界史2』(山川出版社、2015年1月)が刊行されました。今回は『アニメで読む世界史』(山川出版社、2011年)に続く第2弾として、欧米だけでなく世界各地を舞台にしたアニメ作品をとりあげ、その歴史的背景を紹介しています。

(出版社HPより)スタジオジブリの『もののけ姫』やディズニーの『アラジン』『ジャングル・ブック』など、おなじみのアニメを素材に、古代から現代まで、5つの大陸を舞台に日本も含む世界史をひもとく。




2013年12月25日
秋田茂教授が編著『アジアからみたグローバルヒストリー』を刊行

秋田茂教授が編著『アジアからみたグローバルヒストリー―「長期の18世紀」から「東アジアの経済的再興」へ―』(ミネルヴァ書房、2013年11月)を刊行しました。

(出版社HPより)本書は「長期の18世紀」と「東アジアの経済的再興」を柱に,アジアからみたグローバルヒストリーを構築する。検討の時期を17世紀から21世紀現代にいたる4世紀間に設定し,独自の一次史料やデータに基づき世界システムにおけるアジアの位置を再考することで,従来の世界史像に大幅な見直しを迫る一冊。




2013年11月15日
藤川隆男教授が共訳書『歴史的賠償と「記憶」の解剖』を刊行

藤川隆男教授が酒井一臣氏(研究室OB・京都橘大学文学部歴史学科助教)、津田博司氏(研究室OB・筑波大学人文社会系助教)と共訳書ジョン・トーピー著『歴史的賠償と「記憶」の解剖―ホロコースト・日系人強制収容・奴隷制・アパルトヘイト―』(サピエンティア33)(法政大学出版局、2013年11月)を刊行しました。

(出版社HPより)かつて賠償という語は、国家間の戦争の賠償を意味するものだったが、いまでは国家が民族集団や個人に対して行なった残虐行為や犯罪に対するあらゆる形の対応を包含するようになった。本書は、それぞれの地域の歴史的賠償が、いかなる共通の時代背景をもち、先行する歴史的経験にどのような影響を受けてきたかを具体的な事例をもとに比較考察し、賠償政治の見取り図を提示する。




2013年9月26日
中野耕太郎准教授が著書『戦争のるつぼ』を刊行

中野耕太郎准教授が著書『戦争のるつぼ―第一次世界大戦とアメリカニズム―』(レクチャー 第一次世界大戦を考える)(人文書院、2013年9月)を刊行しました。

(出版社HPより)「民主主義の戦争」はアメリカと世界をどう変えたのか。戦時下における、人種・エスニック問題の変容ほか戦争と国民形成にまつわる問題群を明らかにし、現在に続くアメリカの「正義の戦争」の論理と実像に迫る。




2013年6月11日
秋田茂教授の著書『イギリス帝国の歴史』が「読売・吉野作造賞」を受賞

秋田茂教授の著書、『イギリス帝国の歴史―アジアから考える』(中央公論新社、2012年)が、第14回「読売・吉野作造賞」(読売新聞社・中央公論新社主催)の受賞作に決定しました。 贈賞式は7月12日に東京都内で開かれます。

本書については、『パブリック・ヒストリー』第10号 に掲載の新刊紹介(福島邦久氏執筆)もあわせてご覧ください。