研究室案内

研究室の紹介

フランス文学小事典作成風景

大阪大学文学部フランス文学研究室は、いわゆる「大阪学派」としてパスカル研究で国際的に知られ、多くの修了生も学会で充実した業績を示し、学位取得者は10名を越えている。

博士課程には現在、前期(修士)課程、後期課程、あわせて20名ほどが在籍し、フランスに留学する者も毎年数人ある。

スタッフには、プルーストを専門とする和田章男教授、パスカルを専門とする山上浩嗣准教授、加えて、近現代詩が専門のアニエス・ディソン外国人教師がいる。また、今年度は、ボードレール研究の北村卓教授、フランス語学の春木仁孝教授が言語文化部より併任として指導している。

機関誌 Gallia は『フランス文芸史誌』 Revue d'histoire littéraire de la France の文芸欄に掲載されるほどに成長した。


レクチュールの冒険 表紙 エクリチュールの冒険 表紙

・2003年に阪大仏文出身者を中心に、新編・フランス文学史『エクリチュールの冒険』(大阪大学出版会)を出版。

・2005年には、副読本となる新編・フランス文学選『レクチュールの冒険』(朝日出版社)を刊行しました。

・そして2006年度は「魅力ある大学院研究」プロジェクトの一環として教員を編集委員に、大学院生が執筆・編集を行い、『フランス文学小事典』(朝日出版社、2007年3月刊行)を製作しました(写真は編集風景)。ぜひご覧ください。



赤木昭三先生訳『日月両世界旅行記』

・ところで、こちらの画像は、大阪大学名誉教授、赤木昭三先生翻訳のシラノ・ド・ベルジュラック『日月両世界旅行記』(岩波文庫 赤506-1, 2005年)です。赤木先生は前仏文科教授、パスカルを中心とした17世紀文学をご専門にされています。ロスタン作の戯曲で名前ばかりが有名なシラノは本当はどのような人物だったのか。この本を読めばきっと分かりますよ。



フランス文学を学んでみたいと思っている皆さんへ

合宿の様子

皆さんはフランス文学と聞いてどのようなイメージを持つのでしょうか。堅苦しいイメージでしょうかそれとも、フランスという名前からしてお高くとまったイメージでしょうか。確かに文学である以上、一種の堅苦しさからは逃れられないかもしれませんが、けれども人間の言葉です。一度本を開いてみてください。そこにはその時代その時代を生きた人間の生の言葉が刻まれているのです。今の私たちと同じように楽しみ、苦しみ、生きていた人たちの言葉があるのです。また書かれた時代の背景や風俗、現代のものならば今のフランスの生活を垣間見ることもできるのです。

さて、とは言ってもどのような作品がフランス文学かわからないかもしれないですね。子供の頃、『三銃士』という話を聞いたことはありませんか。『岩窟王(モンテ=クリスト伯)』や『星の王子さま』はどうでしょう。オペラの『カルメン』やミュージカルで『レ・ミゼラブル』を見られた方もいるかもしれません。また映画で『トリスタンとイズー』はどうでしょう。これらがフランス文学なのです。どうでしょうか、知っているものがありましたか。思い出に残っている場面はありますか。それらを原文で読み、作品の魅力を探り、何が惹きつけてやまないのかを探ってみましょう。

心絵や音でなく、言葉で作り上げられる世界を、私たちと一緒に楽しんでみませんか。少しでも興味をもたれた方、ぜひとも研究室の扉を叩いてみてください。いつでも大歓迎いたします。

ところで、阪大仏文研究室では、毎夏、学部生・院生そろって合宿旅行に行きます。写真はその一コマ。