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概要
主たる事業は旧留学生のネットワークを作り、定期的にメールマガジンを配信することで双方向のコミュニケーションを深め、さらに多くの留学生を大阪大学文学研究科へ招くことと、現留学生が帰国後の就職支援のツールとして活用することが一点。もう一つは日本人学生をアメリカの先進大学へ派遣し、海外インターンシップを経験させることである。
文学研究科修了留学生ネットワーク
大阪大学文学研究科では、早くから学部・大学院に留学生を受け入れ、修了生は日本国内や母国の研究・教育諸機関に職を得、世界各地で活躍している。近年では、文学研究科OB,OGのもとで教育を受け、本研究科に留学する学生もめずらしいことではなくなっている。これらの人的資源は、本研究科の財産であり、関係各位の協力を仰ぎつつ連携を強化することができれば、文学研究科自体の活性化はもちろんのこと、今後の発展にも大きく寄与するものと考えられる。修了生は、研究生として推薦する段階で、一定以上の学生に絞り込んでくるから、試験に通れば、ある程度安心して受け入れることもできる。また、これまでにもあったように、修了生と文学研究科の連絡を密接にすることは、修了生の就職先を確保することにも繋がりうる。このようなネットワーク構築構想の基、先ずは、国際連携室で検討し、以下のような具体的活動を実施した。
- 昨年度来、過去の阪大出身留学生のネットワークを構築
- メールマガジン掲載内容のイメージ決定と、現役留学生の視点による情報収集
- 韓国阪大同窓会の準備 〜 発足会
- メールマガジンの活用による、各国同窓会結成の促進と連絡強化
- 現役留学生によるネットワーク事業への積極的関わり促進
大学院生海外インターンシップ
大学院生を1セメスターの期間アメリカ先進大学へ派遣し、Teaching Assistant 等の仕事を通じてアメリカ大学の教育と研究の現状を体験調査させるため、まずアメリカ東部名門私立大学(アイビーリーグ)およびシカゴ大学を現地訪問調査した。当該校の国際交流担当教授や学科長、学部長クラスの方々と面談し、また宿舎等の面も調査した結果、フィラデルフィアにあるペンシルバニア大学がすべての面で派遣先としてふさわしいと判断し、今年度はペンシルバニア大学への派遣とすることにした。今年度は2名の学生が選ばれ、ペンシルバニアで研修した。

写真:ペンシルバニア大学 International Programs Office